diary / 2002年09月下旬

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<お知らせ>
深川の関係するサイト
『芦辺倶楽部』
『性善説』
が、10月01日より共に新しいアドレスとなります。
『芦辺倶楽部』
現 http://ashibe.hoops.ne.jp/

 http://ashibe.infoseek.ne.jp/
『性善説』
現 http://born-good.hoops.ne.jp/

 http://born-good.infoseek.ne.jp/
ブックマーク・リンクの変更をお願いいたします。

2002年09月21日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day21

 つい一昨日まで製作されていたこと自体知らなかった『TEAM』スペシャル版第三回(だったはず)をリアルタイムで鑑賞。直前コマーシャルの画像やテロップ、音声が不穏な状況になっていたが、本編では特に問題は起きなかった。
 ミステリとしてはあまりにも意外性なし。キャスティングで予想したらそのまんまのオチだった。が、少年犯罪を素材にしたドラマとしては安定した、理想的な仕上がりである。一回前のスペシャルで、レギュラー陣の犯罪に関するトラウマはひとまず払拭された形になったこともあり、主役2人以外は軒並みあまり目立たなかった(突然「いい人」っぽくなってしまった一課長=大杉漣は除く)が、その分冷静に主題を描ききっており、ここ暫くに見たドラマでは畢生の仕上がりと言っていい。登場人物、こと脇役のあまりに潔さに難癖を付けることも出来るが、それは流石に酷だろう。
 万事不器用な草g(なぎ)剛が嵌り、コミカルな役柄が当てられがちな西村雅彦のハードボイルドな演技が見られるこのシリーズ、どうやら当分は君塚良一氏が書き継いでくれそうで嬉しい限りだが、ひとつ困るのは――これを見る都度に、自分でも書きたくなることであって。うーあー。

 毎週恒例の映画鑑賞、ベン・スティラー強化週間ということで監督・主演最新作ズーランダー』(UIP・配給)を観に行く。感想はこちらから。久し振りの場末(いつまで言うつもりか)銀座シネパトスにて。相変わらず頭上を通過する車の振動が伝わってくるのが素敵だ。しかし、なんでプログラム作ってくれなかったんだろう。
 観賞後は秋葉原で、久々に唐突に激しくお買い物。詳細は下に記す。
 お彼岸ということもあって自宅周辺は毎度の如く人通りが激しくなっているわ、コンビニにお気に入りの冷やしたぬきはないわ――いつまで出ているんだろう――であまり愉快な状況ではない。それからあとは自宅に引っ込んで悶々とする――仕事は?

 本日のお買い物
1,山口美由紀『フィーメンニンは謳う(1)(2)』
2,遠藤淑子『王室スキャンダル騒動』(以上2冊、白泉社文庫/白泉社)
3,とり・みき『SF大将』(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
4,探偵小説研究会・編著『本格ミステリ・クロニクル300』(原書房)
5,北森 鴻『触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII』(新潮エンターテインメント倶楽部SS/新潮社)
6,倉阪鬼一郎『内宇宙への旅』(デュアル文庫/徳間書店)
7,都筑道夫『退職刑事1』
8,鮎川哲也『死のある風景』(以上2冊、創元推理文庫/東京創元社)
9,『ビューティフル・マインド アワード・エディション』(Universal Pictures Japan/DVD Video)
10,『ロミオ・マスト・ダイ』(Warner Home Video/DVD Video)

 まさに激しくお買い物。
 1は個人的に山口美由紀の長篇最高傑作だと思っている二部作の第一部。双方とも新書判は絶版になってしまったことに本気で憤っていたのだが、とりあえず片方だけとは言え復刻されたので一安心。2は中身もよく知らないが、遠藤淑子の作品なので大丈夫だろう、と。
 3は東西のSF名作パロディばかり集めた短編集の文庫化。多分元ネタの大半は解らないと思いつつ。
 4は――ネットでの話題からだいたい内容が解ったのでもういいかな、とも思ったのだが後日資料として活用できる可能性を考慮しての購入。……うあ、本当に笠井氏が『「AIR」の観鈴』って書いてる。5は、行き付けの店での入荷が困難と判断してよーやく余所で購入した、北森氏の民俗学テーマ短編集第2巻。
 デュアル文庫初登場の倉阪氏書き下ろし最新作の6は、だが粗筋を見る限りいつもの倉阪さんらしい。そして粗筋を見る限り装画は倉阪さんを描いたものと思しい。……ねえ。
 7は国産安楽椅子探偵ものの代表格復刻第1巻。2は東京創元社での鬼貫シリーズ復刻第4弾。光文社文庫版は継続がちょっと望み薄のようなのだが、創元推理文庫はもうしばらく続くようだ。次は『風の証言』とのことだが……『宛先不明』とか『偽りの墳墓』あたりをどーにかしてくれんもんだろうか。
 で最後は、久々のDVD二本。9はアカデミー作品賞他主要4部門を獲得した名作。劇場でちゃんと観ているが、終盤のあるシーンをどーしても繰り返し鑑賞したかったので購入。しかし……粗筋の書き方、少し考えろよ……
 10は、実はずーっと購入するつもりでいた一枚。『ザ・ワン』の美麗なアクションを目の当たりにして以来、ジェット・リーの他の作品にも興味を持っていたのだ。なかでもこれは1500円だし、同じ製作・監督による『電撃』も実は結構気に入ってるし、ジェット・リーの次回作のスタッフも大半これと同じだし(DMXも再登場するらしい)、予習の意味も含めて非常に好都合だったので、大量に買い物をした勢いに乗じて入手。半分ほど観たが、結構面白い。『電撃』ほどのコメディ要素がないのがやや残念だが。

 深夜1時過ぎによーやく『ズーランダー』の感想を仕上げてアップ。単館なのが勿体ない傑作だったためにちょっと力が入ってしまった――今日は作業まるで手付かず。とほほほ。


2002年09月22日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day22

 のんびりちんたらまったりと。
 陽気も良くないところへ、昨日も書いたように近所に人が溢れているので行き付けのうどん屋もラーメン屋も行列が出来ている始末だったらしい(両親が散歩がてら先に確認したのだ)。おかげで家から一歩も外に出ず、DVD観たりちょこちょこと漫画を読んだり、と無為に過ごすのだった。

 で、『ロミオ・マスト・ダイ』を鑑賞したのだが……タイトルと内容があんまし合ってないな。このテーマをああした決着で処理した着眼点は評価するのだが、題名そのものがイメージさせる悲劇性はなく、主人公が敵方から積極的に追い込まれる要素がないため、ストーリー展開がいまいち緊張感を欠いている。それなりに面白いのだが、謎と解決という点だけに目を向けると雑すぎる。
 アクションは凄い。ジェット・リーが絡まない場面では、冒頭のアジア系ギャングが黒人のクラブで披露する立ち回りぐらいしか見せ場がないが、言い換えればジェット・リーの絡むアクションは陶然とするほど美しい。ヒロインを武器代わりに振り回してみたり(ヒーローのすることとは思えないが)、ホースを攻撃に取り入れてみたり、と工夫も多く、「何でもいーからジェット・リーのアクションが堪能したい」という当初の目的は充分に果たせたので、私自身は満足でした。

 私が本格的に本読みになったのは高校1年の秋頃からです。それ以前に読んでいたのははっきりとアニメージュ文庫中心で、「本」というよりはアニメに関係するもののひとつとして楽しんでいた傾向が強い。ちょうどアニメージュ文庫自体が様々な傾向の作品を発行していた時期で、ほぼこの叢書だけ、という読み方をしていたにも拘わらず様々な作品に触れていた気がするのはあとを思うと幸運だったかも知れない。
 『profile』に書いている読書歴はこの、本好きとは言い難い時期からしばらくを端折っている。意識的にミステリを読み始めたのは高校入学前後、そして1年の夏から秋にかけて内田康夫氏と島田荘司氏の著作を中心に20冊ぐらい机の上に積み上げてただただひたすら読み耽る、という経験を経て、そこからいわゆる“新本格”中心に手を拡げていったわけで。分かり易い基準として、初めて新刊で購入した綾辻作品は『黒猫館の殺人』、法月作品は『ふたたび赤い悪夢』でした。後者は、たぶん『雪密室』の次にこれを読んでいる……一時期は本気で憎悪してました。そりゃそうだろう。……って、ちょっと待て、俺がまともに読み始めてから綾辻氏が出した館ってこれ一冊だけなのかっ?!
 ……それはおいといて。
 手を拡げていくうえでまず参考にしたのが島田作品の文庫版に付されていた解説で、ある時期以降は文春文庫から出ている(今もあるのだろうか?)『東西ミステリベスト100』を目安にあれやこれやと読み漁ったものです。“新本格”から入ったためにまずクイーンを読み、クイーンのランキングに入らない作品を手にしていく一方で、『幻の女』に『深夜プラス1』、『長いお別れ』なども読んでおり、その所為で本格ミステリ中心と言いながらかなり無節操な嗜好を形成していったようだ。ちなみにこの本、北村 薫氏が北村 薫になる以前の文章も含まれていたりする。
 何が言いたいのかというと、読書が趣味と言ってもわりあい傾向がきっちり決まりすぎていて波及せず、その範囲内で興味を惹かれるものがなくなると打ち止めになってしまうことが多い。故に、新しい取っかかりを見つけられれば幾つからでも本好きになることは出来るだろう、ということで――。
 何故いきなりこんなことを書いているのかは、ま、適当に察してください。

 ……いやまさか、本当に『月姫』アニメ化するとはなあ……。

 ゆとりがあったわりには何ら進展のなかった1日。この日記をアップしたあと、ちょこっとだけ気張ってみるつもり。あ、昨日は日記をアップしたあと、作業はそこそこ進みました。


2002年09月23日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day23

 一生のなかで最も女性に興味がなかったのも、一生のなかで最も世俗に無関心だったのも高校時代でした。ふ。

 そんなことはさておき。
 先の連休では気分が乗らずに一本だけで終わらせてしまったが、雪辱とばかりにこの秋分の日はちょっと早めに起きて映画鑑賞へ。日比谷シャンテ・シネにて、三谷幸喜原作脚本、市川準監督のラブコメディ竜馬の妻とその夫と愛人』(東宝、博報堂・配給)。これもわざわざ前売りを予め買うくらいに楽しみにしていた一本だが、期待に違わぬ出来でした。感想はこちらから
 開映が午前9時、終了が午前11時――いつもなら梯子を考えるところだが、今日は昼までに戻ると言い置いてしまったので、切れかかったグラシン紙だけ補充して帰宅する。カメオ出演のベニチオ・デル・トロを確認したいが為に『ブレッド&ローズ』を、らじさんなどの評価を目にして『千年女優』を観たいのだけど、間に合うかなー。いや、それよりももっとギリギリなのは既に2ヶ月以上かかっているはずの『es』なんだが。

 昨晩は気張ったお陰でそれなりに進展がありました。今夜も頑張ります。これが上がってもまだ月末締めのがもうひとつ……いや、頭の中にはだいぶ出来ているのだけど。


2002年09月24日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day24

 死んでない、死んでないよ。

 昨日鑑賞した『竜馬の妻とその夫と愛人』の主人公である松兵衛は実在の人物であり、添い遂げた、という表現に相応しいかどうかは別として、どうやら竜馬の妻であったおりょうを看取ったようだ。横須賀の寺に「坂本竜馬之妻龍子之墓」という碑を建てて弔ったというから――立派なんだか恥曝しなんだかよく解らない。
 プログラムに記された資料だけでは人品について判断しがたいが、映画で木梨憲武が演じた松兵衛同様に妙に憎めない男であるのは間違いない、と思う。竜馬の妻を弔ったことのみがクローズアップされ、没年すら歴史に記載されないような人物。それだけで十分に魅力的ではないか。

 本日のお買い物
1,坂田靖子『坂田靖子セレクション第15巻 ビギン・ザ・ビギン(2)』(潮漫画文庫/潮出版社)
 のみ。アレのDVD1巻の早出し分が今日店頭に並ぶのだが、今の作業が一区切りになるまで待機。

 夢。
 夢を見ている。
 試合半ばにしてマジックが0になって、選手は試合を中断してマウンド上に集まる。監督の体が二度、三度と宙に舞って、選手同士が一年間の苦労を語りあう。
 胴上げが一段落すると、選手はベンチに戻る。そして、まるで何事もなかったかのように試合を再開する――

 ――なんでやらなかったんだ。ちなみに私はどちらかと言えばアンチ。

 懸案のひとつがもーちょっとで完成。これが仕上がるまでは、と解決編間近の『時の密室』も脇に置いている。ひと段落したら、SFの勉強がてらとり・みき『SF大将』の元ネタを順に読んでいく、という計画を練っているのだが如何か。
 そうして一大決心を持って作業に望む私を、先週に引き続き睡魔が襲う。果たして私はこの激しい戦いを生き延びて、無事読書の桃源郷に辿り着くことが出来るのか?! 乞う御期待!

 スミマセンチョット壊レテマシタ。


2002年09月25日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day25

 ね、死んでなかったでしょ?

 昨晩の『学校へ行こう』スペシャル、軟式globeは演奏もロングヴァージョンでいつも以上に素敵でした。小室哲哉は相変わらずセンスがなかったけど。ただ、ネタが「女を追っかけまわして」しでかしたドジから次第に離れているのがやや気懸かり。

 話題の『本格ミステリ・クロニクル300』=迎合して以後『赤本』と記します、をパラパラと眺めていてちょっとした発見をする。
 作品の紹介記事は探偵小説研究会の面々がそれぞれ手掛けていて、署名は苗字だけなのに執筆者一覧がないのは拙いよな、などと思いつつ何となくどう書かれているか気になる作品だけ抓み読みする。
 ……何故か、署名が(市川)となっているものが多い。なんで?
 ちなみに、bk1は現役で購入可能な書籍であっても登録されていなかったり、在庫調査が行われていない場合があるようなので、bk1の検索でヒットしない=新刊書店で入手不能、という結論にはならないと思います>フクさん。無論目安にはなるんですが、『スティームタイガーの死走』が入手不可、というのは流石にないよーな気が。なお、『本格推理』はつい最近まで、1・2と15あたりだけ光文社文庫の鮎川哲也作品目録に記してありました。そろそろ消えたかな……くっすん。

 よーやっと懸案の短篇ひとつ脱稿。波乱でも起きない限り掲載されるはずなのだが詳細は毎度の如くゲラを見るまで断言しないつもり。
 それはおいといて、ふと気になることがあって、過去の原稿をフリーウェアで読み込み、400字詰原稿用紙換算枚数と、字詰に依らない実質的行数をちょっと調べてみた。
『あのバスに』(『異形コレクション 恐怖症』掲載)=45枚と16行、229行
『白面』(『異形コレクション マスカレード』掲載)=79枚と2行、371行
『ゆびに・からめる』(『異形コレクション 夢魔』掲載)=55枚と2行、322行
今日書き上げた作品=49枚と14行、407行
 改行多すぎ。原稿用紙換算で30枚近く上回る『白面』より行数多いってどーいうこと。いや、今回は訳あって意識的に増やしているから、つまり普段は如何に改行が少ないかを自ら立証したような気がする。
 なお、題名・但し書きの関係で上記の枚数・行数には若干の誤差があり、また掲載原稿でなく手許にあるデータをそのまま参照したので、掲載された状態と比較するとまた差違があることをお断りしておく。『器』も調べてみたかったが、こちらは掲載前のゲラで大幅な改稿を施しており、それを反映したテキストデータが存在しないので断念。たぶん余計に笑える結果になっただろうけど。いや、『鬼神たちの夜』あたりから引っ張り出したら更に……
 ただいま担当さんの裁定待ち。

 芦辺 拓『時の密室』(立風書房)読了。あーもう、なんで一年半もほったらかしていたんだ。何はともあれ、早速『グラン・ギニョール城』を発掘してくる。感想は、粗筋を書かねばならないこともあって少々遅くなります。

 本日のお買い物
1,吉富昭仁『EAT-MAN(17)』(電撃コミックス/メディアワークス)
2,『あずまんが大王 1年生』(STAR CHILDKING RECORDS/DVD Video)

 というわけで待望のDVDとわ2のことでありました。価格は12800円(本体・初回限定価格)と高めだが2枚組9話収録だから1話あたり1422円、他のアニメ作品が2話から3話収録で5800円だから、これに限っては安め、DVD全体の価格帯からしても順当と言えるか。早速第1話から観ているのだが――ああ、やっぱり喋りすぎだよ。余分な説明がないことが原作の魅力のひとつだったはずなのにー。最初から見るとやっぱりちよちゃんの子供子供した声に違和感あるし。でも全体のクオリティはまあ及第点かな、と、初めて見たときとあまり感想が変わらない。
 2を買った店の下の階で、折角だからジャズのCDでも一緒に買うかと散策する。発売予定表に雑誌で見て気にしていたアルバムのタイトルがあり、9/25発売となっていたので意気込んで探し回るが見つからない。で、レジに確認したところ――明らかにその現物と思しいCDを眺めながら、「すみません、27日入荷予定です」額面上は平然と「あ、そうなんですか?」と受け答えしてみたが頭の中には?マークが乱舞している。いちおう予約をお願いすると、CDを片手にレジに何やら入力している。ふとそのCDの裏面を覗き込むと、『見本盤』と書いてあった。まぎらわしいことすな。

9/26 AM0:00 追記
 ……あ、そういやそうでした>政宗さん 倒産してたらbk1では入手不可ですわな、そりゃ。というわけで『スティームタイガーの死走』が手に入るのでは、という話は撤回。しても記述そのものは消さない。
 なお、『千年女優』は今週末あたりの鑑賞を考えてます>茗荷丸さん。わりと自宅に近い劇場でかかってるし。そして夜は『ロード・トゥ・パーディション』を……って、他に用事なかったか俺。それ以前に今月末締切の作業も他になかったか?


2002年09月26日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day26

 9/26 日中
 職場にて時間潰しにWeb巡回をしていると、気になる記述を見つける。柴田よしきさんの意味深な書き込みと、芦辺拓さんの上京繰り上げ報告。午後には発表がある、と記されているが――

 9/26 PM5:08
 確認が出来ない。

 同 PM5:10
 Kashibaさん掲示板にて、膳所善造さんの書き込みを確認。鮎川哲也氏、再生不良性貧血のため24日逝去。周辺の状況から予想はしていたが、いざ真実として突き付けられると流石に言葉が出てこない。ただ冥福を祈ります、としか、まだ。
 しかし、あれは芦辺さんの日記じゃなくて掲示板だってば。

 同 PM6:00
 ようやく共同通信社のサイトで、マスコミでの正式発表を確認する。こちらには死因が多臓器不全となっているが。

 同 PM6:50
 連絡先を知っている方に状況確認をしようかとも思ったが、悩んだ挙句に止めた。たぶん今頃は各氏それぞれに慌ただしく動いておられるだろうし、いずれ然るべき人々の口からちゃんとした報告があるだろう、と思い。

 同 PM7:00
 スポニチの速報。いちばん長くログが残りそうなので。

 ――ちょっとだけ書いておこう。あとで冷静になったらたぶん書けない。
 私の初めて活字となった作品は『鬼神たちの夜』という短篇、光文社文庫から刊行されていた『本格推理5』に収録されたものでした。
 採用通知が届いて暫くのち、編集部から大きな封筒が郵送されてきた。中身は、当時の本格推理シリーズ編集長であった鮎川哲也氏が私の作品の文章の問題点を逐一指摘したファクシミリ文書をコピーしたもの。かなり辛辣に評したもので、その中には当時の『本格推理』担当編集氏に文面を柔らかくして送ってほしい、という旨も記してあったが、編集氏は敢えてそのままをコピーして郵送してくださったわけだ。
 当時まだ十代であった私の文章は、勢いに任せた独善的なものであり、鮎川氏はそのことを気遣ってくださったのだろう。厳しい内容だったが、ひとつひとつを参考にその時出来る限りの改稿を施し、再度編集部宛に送り直した。
 あのファックスで指摘されたことは、今でも文章を書く上で常に気遣うようにしている。届いたことが鮎川氏御自身の意志でなくとも、この事実を以て私は密かに鮎川氏を唯一の文筆の師と捉えていた。たぶん一生、そう想い続けるだろう。
 心残りは、直接感謝の言葉を伝えることが遂に出来なかったこと。だが、いつか訪れる日のために取っておくことにします。繰り返しになりますが、御冥福をお祈りします。どうぞ安らかにお眠りください。
 そのファックスのコピーは今でも大事に保管してあります、当然ですが。

※     ※     ※

以下、 http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day26-b

 ――ノリが違いすぎるので以下は別のアンカーをつけて別の記事とします。なお、24日・25日の意味不明な記述はまるっっっっきりの別件です誤解なきよう。

 で、肝心の残りひとつの懸案じゃなくて、昨日書き上げた短篇の原型と一緒に提出したものの負けて切られてしまったほうのプロットに基づいた文章を書き始めてしまう……ある種の欲求が募って堪りません。ぐわー!

 本日のお買い物
1,『電撃萌王 VOLUME3』(メディアワークス)
2,『ONE 〜輝く季節へ〜2 アンソロジーコミック』
3,『月姫4 アンソロジーコミック』(2と3、アンソロジーGAMEコミックス/Twin Heart Comics/MISSY★COMICS/宙出版)
4,八神 健『ななか6/17(8)』(少年チャンピオン・コミックス/秋田書店)
5,竹本 泉『よみきり・もの(3)』(BEAM COMIX/enterbrain)
6,CLAMP『ちょびっツ(7)』(ヤンマガKCDX/講談社)
7,あざの耕平『Dクラッカーズ・ショート 欠片-piece-』(富士見ミステリー文庫/富士見書房)
8,馳 星周『マンゴー・レイン』(角川書店)

 1は……第1号ほどのヴォルテージはもう感じないがいちおう。
 2は発売したことにちょっと驚いた第2巻。予定表をチェックしたときにも見落としていた。この手のアンソロジーは巻を下るごとにメインに据えられるキャラの比率が偏りがちなのだが、第2巻にして七瀬寄りだ。
 何故かもっと間が空く気でいたため4の発売にもちょっと驚いた。こっちはちゃんと予定表から拾っていたのに。もうちょっと続く、そうです。どう収拾をつけるのやら。
 5は『コミックビーム』連載作の他に、掲載誌が潰れたため一瞬で終わってしまった連載作(と呼ぶことすら憚られる)計3本を収録。あー、『ブックスパラダイス』は雑誌を移してでも継続してほしかった。
 7は箸休めの短編集。でも一本以外全部書き下ろしという不思議な体裁である。そうまでして書きたかったのか、と思いきや――以下あとがきを参照のこと。
 8はタイ・バンコクを舞台にした最新作。雰囲気はいつもどおり。

 流石に凹んでるなあ、我ながら。締切間近で意欲はあるけどテンションは上がらない。
 帰宅後情報確認しながら何回も何回もビルダー起動したり落としたり、しつこく更新作業を繰り返していたらパソコンが反乱を起こした。虚脱状態が激しく執筆はおろかカバーかけも手につかない。こら今日は流石にあきません。
 とは言うものの、残り時間を計算するとギリギリもいいところなので、意地で虚脱状態を抜け出して作業に戻る。『時の密室』の感想は明日以降、下手をすると来週ぐらい。


2002年09月27日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day27

 ヤケになってbk1でSF7冊注文する。一夜明けたら早速1冊「品切れ」の連絡が届いて突っ伏した。よりによってブラッドベリ。
 ……というこじつけはおいといて、またしてもいま読んでいる本をおっぽり出して出版芸術社『碑文谷事件 鬼貫警部事件簿I』を読み始める。その一方、職場の書庫もどきの一室に並べてある鮎川作品を確認すると――どういうわけか日下氏のいい仕事『赤い密室』がない。『青い密室』はあるし、記録にも残っていてちゃんと読了している。さて、どこにやったのか――と思い暫し探すが見当たらない。あれがないのは痛いぞ、と頭を抱えたその直後、不意に気づいた。……そういや、しばらく前から母が鮎川作品を発掘しては読んでいるんだった。
 安心したので『碑文谷事件』に戻る。

 黙々と黙々と残された懸案に着手。設定を固めているうちにプロットが頭の中で必然的な道筋を見つけていく。だいぶ目処は立ってきたが……ふと、提示されたラインを微妙に逸れているよーな気がしてきた。まあ、プロットが仕上がってから考えよう。既にほんとにギリギリだし。

 本日のお買い物
1,新井理恵『うまんが(2)』(FLOWER COMICS SPECIAL/小学館)
2,大井昌和『ひまわり幼稚園物語 あいこでしょ!(3)』(電撃コミックス/メディアワークス)

 昨日に続き今日も予定表の見落としを発見。1がそれ。やっぱり『ぶたぶた』の逆を衝こうとしているようにしか見えません。
 2は実は今月いちばん楽しみにしていた、かも知れず。ところで、第1巻からどのくらい時間が経ったんでしょう? まだ夏? まだ三ヶ月ぐらい?!

 激しい肩凝りに悩まされつつ作業継続。どのくらい凝っているかというと遠心分離器にかけたいぐらいにこりこり。
 明日は一日中動き通しなので、深夜に簡単な更新だけになるかも知れません。悪しからず御了承を。

 俺が紹介せずして誰が、の『エロゲ廃人度調査』、私自身の結果は71。これも最近の怠慢ぶりが窺い知れる数字です(これで200台を打ち出す人は間違いなく壊れているとは思うが)。ただ、PC98版とWindows版、更にWin3.1版と95版にMe前後の対応版など、幾度かリニューアルを経ているものの扱いが曖昧なのがやや問題。『真・瑠璃色の雪』とPC98版『瑠璃色の雪』は色々と異なるし、まして『痕』はPC98版とWin95版はほぼ一緒でも先日発売されたリニューアル版は同じにしていいのか、という気がする。それにつけても、他の有名作品よりも発売が最近であるという優位を脇に置いても『月姫』の強さはどうしたことか。

 くそ、また買う本が一冊増えた。


2002年09月28日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day28

 昨日の追記。
 鮎川氏の著作は、私が唯一持っている扉付の書棚に収めてある。ここにはお気に入りの作家ばかり仕舞ってあり、他には綾辻行人、京極夏彦、北村 薫、そして忘れちゃいけないEQの作品などが並んでいる。全部読了済みのもののみ。少なくともこれだけの本を読む気力がかつてはあったのだ、と思うとなかなか感慨深い。
 開けたついでに、久々に何が入っているのかをチェックしていて――衝撃的な事実に気づいた。
 北村 薫『ミステリは万華鏡』四六判がある。
 購入した日の日記には「親本が未読なので」と書いた。その後、一時的に読書欲が昂進しているときに文庫版に手をつけ、以来枕元に置いて眠る前にちまちまと読み進めていた、新鮮な気分で。
 愕然とした。色々な意味で。そして愕然としたまま、最後まで新鮮な気持ちで北村 薫『ミステリは万華鏡』(集英社文庫/集英社)読了。<男の中の男>を語る気力は現在の私には御座いませんので、感想は省略。

 本日は訳あって映画鑑賞へ出かける時間も遅め。その代わり、通常更新もちょっと遅めの時間になる予定なので、朝のうち(AM9:30)に暫定更新をしてしまうココロ。

 以下、通常更新分。

 暫定更新を済ませたあと、プロットをちまちま仕上げながら(意外な手応えが出てきた)Web彷徨。久々に眺めた高千穂 遙氏の日記に貼ってあった小松左京氏の灰皿の写真(09/22付)に思わず歓声を挙げてしまう。すげ。それはそれとして、……医療環境と平均寿命、それに各生活圏の死亡率の問題だろうな、やっぱり。そうした統計と現実とを照らし合わせて初めて自然不自然が問えるわけで。物事をシンプルにするにも順番が肝要だと思う。

 新聞でさだまさし関連の記事を2つ。ひとつは一般誌文芸欄、昨年出版した童話『おばあちゃんのおにぎり』で童話の賞を獲得した由。題名だけでどのネタを文章化したのかすぐに察せられたので、急いで買う必要もあるまいと見送っていたのだが、しくじったかも知れません。ああ。
 もう一つは、『グレープ』再結成の計画あり、という話。'91年の再結成の際に可能性について言及していたので特に驚かなかったのだが、問題は記事そのもの。吉田政美氏が久々のギター演奏で指先ボロボロになってしまった、というトークを引用していたのだが、そこに26年振りという但し書きが添えてある。……待てい。君らはちゃんと事前調査っつーものをしているのか。『グレープ』ではなく『レーズン』としてだが一度復活しているし、それ以降も折りにふれゲストとしてギター弾いているんだから、そこまで著しいブランクはないぞ。寧ろ前の復活が『レーズン』だったんだから次は何になるのか、ぐらいのギャグは飛ばしてみせい。
 余談だがこの『レーズン』としての復活の時、『グレープ』時代から通して初めて吉田政美氏がリードヴォーカルを取った曲がシングルとして発売された(『糸電話』)。このときファンのあいだで話題となったのは初のリードヴォーカルという事実ではなく、『グレープ』解散後ディレクターとしてレコード会社所属のサラリーマンとなった筈の吉田政美氏の歌が、現役当時よりも格段に上達しているという事実だった。しかも低くいい声。
 ……という話を書くためにWeb上で下調べをしていたら、ニューアルバムの発売が26日であったことに気づく。しまった、DVDとか懸案とかに気を取られてすっかり忘れてた……

 以上の下書きを終え、昼食を済ませてから秋葉原へ。滅・こぉるさん冬野佳之さん、それに以前会う機会がありながら会いそこなったLEGIOんさんと落ち合い、歩いて上野まで向かって千年女優』(KLOCKWORX・配給)を鑑賞する。感想は……ちょっとあとまわし。ちょっと書くことが多めなので、先に日記だけアップしてしまおうかと。とりあえず、ミステリファン、それも先日虚脱状態に陥ったぐらいのファンは見ろ、とだけ叫んでおきます。
 次の予定まで1時間ほど余裕があったので、再び秋葉原まで移動して某メイド喫茶へ……行くつもりが階段にまで溢れた列に辟易して近場のファミリーレストランに落ち着き暫し歓談。面子が面子なので某業界の話題に一極集中する。
 五時半頃に秋葉原から総武線に乗り飯田橋へ。上京中の政宗九さんを迎えてのオフ会で、先の四人の中では滅・こぉるさんと私が参加予定だったのだが、何だかんだで残るお二人も引っ張っていく。すっかり日も暮れた飯田橋の駅前で、幹事の松本楽志さんをはじめとする別働隊に戸田和光さん、蔓葉信博さんGAKUさんと合流し、会場となる酒蕎庵なる店に移動。……途中市川憂人さんの幻影を見たような気がする。
 ともあれ店に落ち着き乾杯する。最終的な参加者は政宗 九さん、今田恵さん、おーかわさん、GAKUさん、蔓葉信博さん、冬野佳之さん、戸田和光さん、葉山響さん、matsuoさん、松本楽志さん、滅・こぉるさん、新田康さん、LEGIOんさん、に私、の以上14名。狭い店の座敷席をほぼ占領してしまう。
 以後、面積の都合上2つの机に別れて適当に注文し歓談し……事細かに記したいところだが例の如く危険な話題目白押しだったために省略。ただひとつ、かなりの率で滅・こぉるオンステージになったことだけは申し上げておく。氏と別の机を囲んでいた面子までが、会話を忘れて向こうの話に聞き入っていたぐらいだった。トリに残しておいた蕎麦を食する段階でようやく到着した近田鳶迩さんは恐らくその片鱗ぐらいしか聞いていないだろう。気の毒に。
 6時半に店に入ってから約4時間、各個で会話しつつも概ねそんな感じで時間は過ぎ、夜行バスで帰還される滅・こぉるさんが先に発ったのを潮に散会。
 店の手狭さもあって個々の皆さんとあまりお話しできなかったのが残念だが、ここのところ籠もり気味だったのでいい気分転換になった。参加された皆様お疲れさまでした、ありがとうございます。
 待望の滅・こぉる氏の新ハンドルネームについては、次号。<?

 本日のお買い物
1,Charlie Haden with Michael Brecker『American Dreams』(Universal Classic & Jazz/CD)
2,トム・ゴドウィン他『冷たい方程式 SFマガジン・ベスト(1)』
3,アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』
4,フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
5,ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『愛はさだめ、さだめは死』(以上4冊、ハヤカワ文庫SF/早川書房)

 なんか変だ。
 1は映画鑑賞の直前にソフト屋に立ち寄り購入。発売日が違っていたアレだ。ジャズの世界では著名なベーシスト、チャーリー・ヘイデンが全編にマイケル・ブレッカーのテナーサックスを導入し、カルテット編成に一部ストリングスを加えて収録した、バラードのみのアルバム。ヘイデンは出すアルバムごとに趣向もイメージも変わる不思議なミュージシャンだが、それ故に実は毎回結構楽しみにしていたりする。いま聴きながらこれを書いているが、わりと普通にロマンチックな雰囲気でなかなか。
 2以下はつい昨日ヤケで注文したSFばかり7冊のうち4冊。ちょっとでも知識がある方なら一目瞭然、定番中の定番ばかりである。いいの、読みたかったんだから。

 ……とここまで書いたところで非常に眠くなってきたので、感想は明日以降にまわします。10月に入ってしまっても勘弁してね。


2002年09月29日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day29

 昨晩、放棄していた懸案にとうとう特大級の光明が見えた。慌ててメモを取る。この着想を軸にひねるだけで、悩んでいた部分が大半動き始める。
 ……が、その前に締切のあるほうを片づけねばならない。とりあえず眠気が激しいので就寝。

 起床後は食事と昼寝(疲れ切ってたもので)の時間以外は延々画面に向かい作業継続。特に何事もなく、『千年女優』のことを書く時間も余っていないので早めに簡単に更新を済ませてしまう。
 軽いネタ。某氏のアンテナはひとりだけ「さん」がついていない。


2002年09月30日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020921~.htm#Day30

 昨晩の都筑。もとい、続き。
 勢いに乗る。そりゃもう唐突なくらいに乗ってしまった。脈絡に問題があるだろう、と思っていた箇所をうまい具合に補うアイディアが綺麗に降ってきて、あとはそれを丁寧に繋げていくだけ。ある点で要請からかなり隔たった部分があるのだが、なに、前提からすればこのくらい許容していただかないと……と斜に構えつつハラハラドキドキの気分で一気にまとめていく。
 で、午前1時半頃、無事にひととおり仕上がる。ほっ。早速圧縮して、担当の方にお送りして……これまた裁定待ち。どきどき。
 ……でも結果がすぐに出ても3日は何も考えたくない正直な気持ち。とりあえず朝起きたあと、せめて1日だけ仕事の空き時間は読書にのみ費やそうと心に決める。って、あ、『千年女優』の感想が! 『時の密室』の感想もまだぢゃん!

 で、早速担当氏からのお返事。とりあえず反応は悪くなさそうなので、このまま書き始める。問題は説明せずに如何に設定を浸透させるか、かな、やはり。

 本日のお買い物
1,『マジキュー・プレミアム SEPTEMBER.2002』(MAGICAL CUTE/enterbrain)
2,岡崎二郎『アフター0 著者再編集版(5)(6)』(ビッグコミックス オーサーズ・セレクション/小学館)
3,岩本隆雄『鵺姫異聞』(ソノラマ文庫/朝日ソノラマ)
4,平岩弓枝『平安妖異伝』(新潮文庫/新潮社)
5,ジョン・A・キール/南山 宏・訳『プロフェシー』(villagebooks/ソニー・マガジンズ)

 1は今号より隔月刊化。
 三度目の配本となる2は、5巻が科学の進歩で異能を手に入れた人々の顛末を描いた作品群『人類 新 進化論』、6巻が科学的な見地も交えながら現代のお伽噺的なストーリーを集めた『ファンタジックワールド』。それぞれに一貫性があるのが凄いが……編集作業、地味に大変だったんじゃなかろうか。来月、最終配本。
 3は待望の『星虫』シリーズ最新作、初の短編集……じゃなかったっけ? 何処をどう見ても長篇だぞ??
 4は、舞台が平安で主役格に道長を起用しているのが無性に気になって衝動買い。
 リチャード・ギア主演映画の原作ということでチェックはしていた5、だが意外にも内容はノンフィクションらしい。それも1966年代にアメリカを騒がせた『宇宙人』騒動を取材し、解答まで示した代物。予習のため、というより純粋に興味が湧いたので購入。ちなみに原題は映画同様に“The Mothman Prophecies”。

 今にして思うと。戸田さん、葉山さん、滅・こぉるさんという風に並べてしまったのがすべての原因だったような。いや、面白かったんですけどね、とてもとても。


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2002年09月中旬
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