/ 2002年09月中旬
2002年09月上旬
2002年09月下旬
Past
nowadays
toppage(with frame)
toppage(without frame)
2002年09月11日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day11Web上で日記や読書感想、購入記録を公表されている皆様、御自身の記述をご確認ください。
島田荘司『魔神の遊戯』(本格ミステリマスターズ/文藝春秋)を、『魔人の遊戯』と誤記していらっしゃいませんか? 「神」と「人」ではえらい違いです、てゆーか昨晩巡回していてありうべからざる方が誤変換しているのを発見してちょっと愕然としてたり。
念のために証拠。昨晩、就寝前にデータの脳内インストール完了。これでイメージ作りはほぼ万全となった……が問題は、別のものが書きたくて仕方なくなってしまったこと。駄目です。外だけじゃ飽き足りません中を書かせてください。こんなにいい素材なのにーっ!
……とりあえず頭を冷やすために寝る。書き上げたら、また営業しないとなあ……。起床後。例によって仕事の合間に執筆したりアイディア練り直したり。ようやく乗りはじめて、文章の方もプロットの方もだいぶ進展。うんうん、だいぶ自分にとってはやりやすい方向になりつつあるぞ、と。
本日のお買い物
1,シェイマス・スミス『わが名はレッド』(ハヤカワ文庫HM)
2,神林長平『蒼いくちづけ』(ハヤカワ文庫JA/以上2冊、早川書房)
3,田中芳樹・原案/霜越かほる・文『KLAN IV 野望編』(スーパーダッシュ文庫/集英社)
4,『こみっくパーティー 4コママンガ劇場(4)』(ENIX)
1は『Mr.クイン』が高く評価された作者の第2作。前作は時期を逃して購入もしていないのだが、今回はあの福井健太さんが日記で異様に絶賛していた(氏の8/15付の日記を参照)のを見たときから買うことに決めていた。20年越しの犯罪計画を描いたノワール、何故か日本先行発売。
2もいつか読もうと思っていた作者の文庫最新刊。SFながらなんとなく粗筋がラブストーリーっぽかったのが今の欲求に微妙に合っていたので。この時期だからこそ『雪風』を避けて通るひねくれ者。
3は店頭で見て初めて刊行を知りました、のシリーズ最新作。
4は例によって趣味なのだが、とりあえずひとつだけ言わせてくれ。表紙の由宇、胸ありすぎ。どこぞのアニメがいちばんやっちゃいけないことをやらかしたようで。
先行販売の抽選が当たってしまったので、今年も観に行きます『夜会』。先行販売は立ち見がないので高いんだがまー仕方あるまい。少なくとも座って観る方が楽なのは間違いないし。
日中に90000Hitを達成した模様。ありがとうございます〜。
ふと昔の日記を読み返したら、前後の過去ログへのリンクが狂っているわ、鑑賞した映画の感想はこちら、とか書いておきながら肝心の感想にリンクしてないわ、というのを狭い範囲で見つけてしまったため、慌てて修正。ちなみに今年の4月中旬と下旬のログである。……5ヶ月近くもほったらかしか……。尤も更に過去のログで見つけたエラーも結構ほったらかしにしていたりするんだが。
2002年09月12日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day12昨晩更新したあと、作業しつつテレビを点ける――テレビ放映が初演となる、珍しくも特別なプログラム『セプテンバー11』を観るため、だったのだが。
二本ほど観たところできつくなってきた。つまらないのではない。寧ろいずれも非常に巧い。問題は巧すぎて、テレビに釘付けになってしまうこと。とりわけフランス人監督による、耳の聴こえないヒロインの視点から綴られた物語は、会話の殆どが手話と字幕で行われるため、どうしたって画面を見ていないと理解できない。てかイラン人監督の作品もギリシャの監督の作品もそもそも音だけで言葉を理解することは不可能だから、実質作業のBGVにはならない。というわけで後日、余裕のあるときに――いや寧ろ、劇場での正式公開を待って鑑賞したいと思う。冒頭二本の印象からして、全編スクリーンで鑑賞する価値はあると思う。
と言いつつ最後まで見てしまったギリシャ人監督の作品に、感心していいやら失笑していいやら。着眼ではあるのだが、描き方が悪辣なパロディすれすれなのである。日中の仕事は大半がメールで届いた、はいいがみんなしてどこかしらいい加減な作りで必要以上に時間がかかってしまった。お願いだから保存するときヴァージョンの確認くらいしようよーデータサイズを問題にするならモノクロ原稿に貼り付ける写真がグレースケールか否かぐらい確認しようよー(まあ、形式がCMYKでも実質グレースケールだと、圧縮すれば同じようなデータサイズになるんだが)。
つまりヒラリイ・ウォーではなくコリン・デクスター。『キドリントンから消えた娘』はそのうち再読したいのです。あんなに面白かったのに細部がまるで記憶に残ってないから。
作業の傍らいちおう読書もしているのです。コミケのとき、暇を見つけて読むつもりがそのままになってしまった西澤保彦さんの『人形幻戯』を。現在三本目『おもいでの行方』まで。レギュラーを道化と割り切っているだけに久々にパズラーらしさが前面に押し出されている感があって好感触。現時点でのベストはさっき読み終わったばかりの『おもいでの行方』か。まだ3本残っているので何とも言えないが。
いっそらじさんのように読書中の本を掲げておけば、プレッシャーにもなって多少は捗りそうな……無理か。そういうのはすぐ慣れるからなあ、私ゃ。最近アンビリバボー絡みのことを書いていないのは、突っ込むほどの話題がないから。本日取り上げていたのは小惑星衝突に関する話題なのだが……新味のなさもここまで来るとある意味驚異(脅威)である。そもそも小惑星直撃で人類壊滅するならこれ程解りやすい話はない、と個人的には思っているのだが、それを抜きにしても小惑星が地表に衝突したときの被害は恐竜絶滅に纏わる仮説のひとつとして既に人口に膾炙したもので、今更驚くに値しない話だろうに。これを『アンビリバボー』と評して扱う番組スタッフの程度が知れようと言うもの。人間の想像力を侮るほどの想像力の欠如ぶり。
それにしても、どうしてこういうものの被害は広島型原爆を基準にするんでしょう。しかもだいたい一千倍レベルで比較する意味も感じないし。本日のお買い物は定期購読誌のみなので報告なし。『弥次喜多 in Deep』が遂に終了しました。ある意味、予想通りの着地で。
ちゃんと訂正してくださった方はいるのに……い、依然、ありうべからざる御本人だけが気づいてくれない……しくしくしく……
2002年09月13日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day13ジェイソン様降臨ー。いや観に行かないけどね。実は『13日の金曜日』シリーズは一本も観てないし、とりわけ新作は究極のB級に走っているようだし。
最近、Charlie Haden & Pat Metheny“Cinema Paradiso (Love Theme)”を頻繁に聴く。先頃発売されたオムニバスに、ポップスやヒーリング系と共に唯一のジャズ楽曲として収録されていたので、聴いたことのある方もいるだろう。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の中の一曲を、ヘイデンのウッド・ベースに、メセニーがアコースティック・ギターと僅かなシンセサイザーの薬味を添えて演奏したものである。
この演奏が収められたアルバム『ミズーリの空高く(原題:beyond the missouri sky)』は、発売された年のグラミー賞を獲得している。全編ヘイデンとメセニーの2人だけで演奏したデュオ・アルバムであり、物静かな楽曲が多いこともあってBGMとしても最適な作りなのだが、しかしよくよく聴くと非常に恐ろしい一枚でもある。凡そ別個の人間が、ここまで互いの心象世界に深く分け入ることが出来るものだろうか、と思うくらい、演奏に一分の隙もない。寒気を覚えるほどに完璧なアルバムなのだ。
収録曲のなかでも、“Cinema Paradiso (Love Theme)”は特に完成度の高い一曲であり、耳を澄ましていると胸の虚ろな部分に沁みてくるようで痛みすら感じることがある。それをこうも繰り返し聴き込んでしまうのは……もしかしたらなんかダメージ蓄積してるんだろうか。慄然とするほどに美しい一曲だがそれ故によく言われる「癒し」など微塵も感じないのだが、ほらあれだ、失恋したときにこそ中島みゆきを聴きたくなるのと同じで、記憶や痛みを反芻して一気に消化してしまう効果でも期待しているのかも知れない。
ま、そんな世迷い言は兎も角、このヘイデン&メセニーによる“Cinema Paradiso (Love Theme)”は一聴に値する名演だと思う。探してでも聴いてみたってください、というお話。今日書いたことにさしたる理由はない。よーやく届きました『コミックビーム』読者プレゼントの缶バッチ。そういやいったいいつ発表を目にしたんだっけ、と日記を遡ってみたら……5月?
それは兎も角、一体何を選んだのか自分でも忘れていたのだが、届いたものは竹本 泉『よみきりもの』に森 薫『エマ』、それとビームのロゴの3つ。ロゴマークは必ず入ってくるもので、挙げられる希望は2つまでだから、恐らく要望通りのものが届いたはずだ。たぶん須藤真澄『おさんぽ大王』を入れるか入れないかで迷ったはずだが、『エマ』を落とさなかった自分が素敵である。
それにしても小さい。直径2.4cmほどしかない。しかもごく普通の封筒に入れて郵送されてきた。なんでこんなに時間がかかったのかどうにも解せない。が、同封されていた送付書の担当者名が「野中」になっていたので不問に付す。なんでや。本日のお買い物、特別書影付。
1,楠 桂『ホラーのおすすめ(1)』(WING COMICS/新書館)
2,京極夏彦『絡新婦の理 文庫版』
3,日本推理作家協会・編『江戸川乱歩賞全集(13) 長井彬「原子炉の蟹」 高橋克彦「写楽殺人事件」』
4, 〃 『 〃 (14) 中津文彦「黄金流砂」 岡嶋二人「焦茶色のパステル」』
5,ロバート・ゴダード『今ふたたびの海(上)(下)』(2から5まで、講談社文庫)
6,『IN☆POCKET 2002・8月号』(2から6まで、講談社)
1は主人公が若きホラー漫画家、というやけに親近感を覚える設定のコメディ。
そして2から5までの書影。『新耳袋』は標準的な厚みの文庫本の一例として並べてみました。全く、一回の配本でこんな分厚いのばっかり出さないで欲しいもんだ。
2はこの時期恒例の、妖怪シリーズ文庫版第5弾。作品と内容はさておき、この本はMac OS XとAdobe In Designを使用したPDF形式の入稿を京極氏自らが行うことで、編集作業の手間を軽減したものだそうで。詳しくは6の凸版印刷の方による記事を参照のこと。興味もあり羨ましくもあり、しかし現在の財政でこの環境を整えることは私には無理だ……
3と4もこの時期恒例となった、江戸川乱歩賞全集最新刊。今回の組み合わせもかなりお得ではなかろーか。5は、面白いだろうと思い集めながら未だ一冊も読んでいないゴダード2000年の作品。今月は他にディーン・クーンツの新刊もあり、そちらも購入するか悩んでいたのだが、『汚辱のゲーム』という邦題がいまいち腑に落ちなかったのでひとまず見送り。だって、原題は『False Memory』なのに、なんでこんなタイトルに……? ちなみにゴダードの原題は『Sea Change』、こっちは何となく理解できる。……ああ、急ぎの仕事以外のネタが固まりつつある……楽しそうなネタが2つも降ってきてしまったし……忘れないうちにメモだけしておく、と。
でいつかメモしたことも忘れる、と。……厭や。
2002年09月14日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day14最近、日付冒頭付近は前日の更新後から就寝までの間に書いている場合が増えている。専用のテキストデータの一番上に書き留めておいて、寝て起きて夜になったらその日の出来事とかお買い物を下に書いて、更新する。
このとき文脈や誤字脱字をチェックすればいいものを、何故か上にあるものほど見過ごしがちなので、近頃は冒頭と下の方で微妙にテンションが変わっている。少なくとも当人が読むと解る程度には変わっている。テンションだけならまだしも、趣旨がまるで対立していたらどうしようと、たまに気が気でなくなる。
では毎回きちんと推敲を重ねて満足のいくものを――とならないのは、当人がその食い違いや破綻をあとになって楽しんでいる所為であって。そんなわけで、二重人格もどきの日があっても見逃してやってください。日中突如降って湧いた幾つかのネタを整理しているうちに創作専用の脳細胞が熱暴走してしまい、こら使い物にならんと判断して至急の執筆を一時中断、リフレッシュのために読書に専念――するはずがまだネタの整理をしているのはどういうわけか。進まないなあ。昨日買ったゴダードとか、楽なすれいやーずとか、同人作業にも絡んでくる本とか、読みたいのも沢山あるんだけどなあ。
西澤保彦『人形幻戯 神麻嗣子の超能力事件簿』(講談社ノベルス/講談社)読了。毎度ながら感想は別枠にて。行き詰まったときは他人様の小説を読むに限る――のだが、なんだか凄く間違っている気がするのは何故だ。
だからと言うわけではないが、引き続き神坂 一『るなてく・へすてばる』(富士見ファンタジア文庫/富士見書房)読了。こちらはいつものごとくなので感想は特記せず。そして週末恒例の映画鑑賞は、『ピアニスト』以来2度目、改装後初めての訪問となるシネスイッチ銀座にて、アカデミー脚本賞候補にもなった話題作『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(ブエナビスタ・配給)を選択。感想はこちらから。帰宅してからもなかなか余韻の醒めなかった大傑作です。
帰途、ちょこっとばかり買い物をするつもりで秋葉原に立ち寄る。店頭に佇む『ちょびっツ』のコスプレ娘ふたりに激しく引いたが、その後どういうわけかその服装のまま場を離れ道を普通に歩く2人の後ろ姿をしばらく見送ってしまうのだった。買い物は、色々見て回ったものの、思うところあって何も手にせず。二階堂黎人さんの日記を見て取り乱す。『春の魔術』っ?! 『春の魔術』っっっっ??!!!
2002年09月15日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day15あわてないあわてない、ひと休みひと休み。
不意にまた古いゲームを引っ張り出して遊び始める。ああ、この頃はまだ純粋だった、ある意味で、などと思いつつ。
そんなことをしているうちに、最近毎週楽しみにしている『やしがにのウインク』を見逃すのであった。ちなみにこの番組、ランキング上位の作品ほど私のツボに入りません。そこが却って素敵。母が普段使っている車に部品のリコールが出ていたので、代理店に持ち込みがてら昼食をそこから程近い行き付けの蕎麦屋で済ませることになった。部品交換の間だけ代車を出してもらう。400kmも走っていない新車だった。
で蕎麦屋へ。普段は大盛りを頼んで意地でかき込むのだが、今日は朝食をやや多めに食べてしまったので普通盛りにしてもらう。私は若鶏うどんに揚げ玉を載せてもらい、両親はたぬきそば。が、出てきたものを見比べると、私のうどんに乗っている揚げ玉の方がたぬきうどんよりも多く、食べている速度から推しても明らかに量が多い。一番良く来ているのが私だから、サービスではあるんだろうけど。それ以外は休養。ちょこちょこっと読書して、あとは何もせず――のつもりでも横になったり暇の出来た隙に頭の中で色々と膨らませてしまう罠。
昨日今日と地味に怠けたので、明日には再起動の予定。
2002年09月16日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day16振替休日、だが風邪気味で出力がいまいち。薬を呑み横になったまま、昨日にも輪をかけてのんびりちんたらと読書するばかり。買い物にすら出かけてないからお陰で話題が全くない。
現在読んでいるのは資料代わりの本(しかし必要なところはもう読み終えているのでテンション上がらないったら)と、私の立場からすると今頃ようやくの感がある芦辺 拓『赤死病の館の殺人』(カッパ・ノベルス/光文社)。現在『深津警部の不吉な赴任』を読み終えてあと1話。面白いんだが構成の点でちょっと問題を感じたり。
読書欲が持続しているうちに、としばらく芦辺さんの未読本を中心に消化していくことに決め、早速置き場の関係で一旦箱詰めにしていた『時の密室』を発掘してきた。はいいのだが、何故この本にポケモンの小冊子が挟まっていたのだろう。もうひとつ、『グラン・ギニョール城』も何処かに詰めたはずなのだが未点検の箱の中にあるため探すのはあとまわし。……ああ、本当に書くことがない。本当は三連休をいいことに今日も映画鑑賞してくるつもりだったんだけどー。
2002年09月17日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day17<お知らせ>
深川の関係するサイト
『芦辺倶楽部』
『性善説』
が、10月01日より共に新しいアドレスとなります。
『芦辺倶楽部』
現 http://ashibe.hoops.ne.jp/
↓
新 http://ashibe.infoseek.ne.jp/
『性善説』
現 http://born-good.hoops.ne.jp/
↓
新 http://born-good.infoseek.ne.jp/
ブックマーク・リンクの変更をお願いいたします。眠いよう眠いようしくしくしくしく。
そんなわけで、日付が変わった直後ぐらいに芦辺 拓『赤死病の館の殺人』(カッパ・ノベルス/光文社)を読了。感想は別枠にて。久々に「芦辺倶楽部」のスペースに載せてみたココロ。来月には変えないとあかんのだが。
更に日中には菅田正昭『日本の神社がわかる本 有名神社95社の縁起・祭神・御神徳』(日文新書/日本文芸社)を読了。資料目的なので感想は略す。必要なのは冒頭30ページくらいだけだったんだが、色々思うところあって必死こいて最後まで読んでみた。あくまで有名神社のガイドなので固有名詞(しかも神社ごとに縁起出典が異なるので同じ神様でも表記違うし)が乱立しており、ひとつひとつは殆ど記憶できないのだけど、それでもイメージは頭の中に出来てきたので良しとする。なお、この本を購入した当日、著者名を菅野正昭としておりますが「菅田」が正解です。お詫びして訂正いたします。なんで田が野に。本日のお買い物
1,『GIALLO No.9 2002. AUTUMN』(光文社)
2,椎名高志『一番湯のカナタ(1)』
3,高橋留美子『犬夜叉(27)』(少年サンデーコミックス/小学館)
今日あたり入るだろうと思っていた本は入ってないし先週末頃に発売した漫画は売り切れてるし、あーもう。
1は、ヘンリー・スレッサー追悼特集にストラングル・成田氏による『密室大全』も含めたお買い得版……普段より若干薄いように思うのは気のせいか。それにしても何処まで韜晦したら気が済むんだ。
2は椎名高志氏の新連載。雑誌で読んでいるときはまあまあぐらいに思っていたのだが、こうして纏まると結構面白かった。そうだよなー、こんなにお約束が使いやすい舞台設定なんだから。ああああああ眠い眠い眠い眠い(機能停止)
――と適当なこと書いて怠けるつもりが、例によって入浴中に懸案のひとつがいい具合に固まってきたため、慌ててテキストデータに書き込む。湯葉作ってんじゃないんだから。
それはそうと、いま流行りの本格ミステリファン度調査、折角なので投票してみました。ざっと勘定してみたところ、私の読んだ冊数は125。記憶のあやふやなものは排除したのでやや前後するかも知れませんが。結構数があるのは約10年前、読み始めの頃の私が極めて真面目だったからです。あらかたチェックして、そのうえでちゃんと読んでたもの。試しに、基準を「持っているもの」に変えて数えてみると――
266。絶句。
2002年09月18日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day18一発更新。
本日のお買い物
1,田中芳樹『春の魔術』(講談社ノベルス/講談社)x2……で終わらすのもどうかと自分でも思うので仕切り直し。改めて本日のお買い物。
1,田中芳樹『春の魔術』(講談社ノベルス/講談社)x2
2,加納朋子『沙羅は和子の名を呼ぶ』
3,北村 薫『ミステリは万華鏡』(2と3、集英社文庫/集英社)
4,羅川真里茂『東京少年物語』
5,山田南平『紅茶王子(18)』(花とゆめコミックス/白泉社)
1は待望の中の待望の一冊、『夏の魔術』に始まる《来夢と耕平》シリーズ最新作にして完結編。あまりにも楽しみにしていたので、読み始めたばかりの『時の密室』も記録上6年かけて読んでいる『憑霊信仰論』もうっちゃって(御免なさい芦辺さん)早速手をつけてます。くすくすくすくすくすくすくす。トクマノベルス版とも並べるためにもう一冊購入するかも知れません。
2はまだ親本を読んでいないため悩んだのだが、表紙のイラストが綺麗だったので購入。しかしそれよりも驚いたのは解説――本島幸久、って漫画家の本島幸久氏か?
3も親本は未読なのだが、北村氏の本はひととおり揃えるつもりなので。ページ数が2よりも少ないのにやや厚めとなっているのは、使っている紙が書籍用のものだかららしい。挿絵代わりの木版画を綺麗に刷るためだろうか。
4は著者には珍しい作品集。表題作はデビュー3作目、10年前の発表である。そして併録された短篇は今年の作品だが、カラーページにCGが導入されている以外あまり変化がないのはある意味凄い。
本当はほかにもDVDなどを買いに行くつもりだったのが、帰り道に立ち寄った行き付けの本屋で1を発見した嬉しさのあまり、真っ直ぐ家に帰ってしまったわけで。そしてグラシン紙を切ってカバーを掛け、さっさと読み始めてしまったわけで。それにしても、Googleで『春の魔術』を検索すると、今日午後10時現在トップに来るのがここの『nowadays』というのがなんだか変。最近Googleのランキング基準もよく解らないんだが。
ちょっと話は違うが、『マルホランド・ドライブ』に『赤ずきんの森』など、映画のタイトルで検索をかけてこのサイトを拾った方は、どーいうわけか殆どがMSNの検索エンジン経由だったりする。Googleではかなーり後ろの方まで表示しないと出てこない(どころが出て来さえしない)のに対して、MSNでは最初の10件くらい、ひどいものになると公式サイトに次ぐぐらいの位置でヒットするのだ。なんでだ。日中は結構隙間なく仕事があった。そうなると却って書くことがない。
日付が変わった直後ぐらいに、田中芳樹『春の魔術』(講談社ノベルス/講談社)早々と読了。だって広告込みでも208ページだもの、いくら最近読むのがとろいと言っても、ねえ。
リンク不可の某氏がネガティヴな感想を早速あげていたのでどーだろうと思っていたのですが、いや、私はこの長さとこの内容で寧ろすっきりしました。ラストだからと言って先行作2冊分ぐらいの厚みで出されたら、虚脱状態に陥り以後読まなかったかも知れません。単体の作品としては決して出来のいいものではないが、《来夢と耕平》シリーズの掉尾としては理想的だったのでは、と。
書き始めると長くなりそうなので別枠でもここでも感想は詳述せず。落ち着いたうえで簡略に書けそうだったら書く、ってことで。とりあえず、トクマノベルス版をリアルタイムで読んだきりの方には、トクマ版でも講談社ノベルス新装版でもどちらでも構わないのでシリーズを一定期間内に通読されることをお薦めしたく。
……うあ、作業に戻らないと。←我に返った
2002年09月19日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day19我に返った、――はずなのに、一気読みのためにかけたエンジンが止まらず、カバーをかけたばかりの『ミステリは万華鏡』に手をつけて、いかん! と放り出してこれを書き始めたらまた誘惑されている気がして……ああ、こんな急いているときに情熱が蘇るなんてっ! そしてそんなときに限ってなぜこんな、波及性のある本に手をつけてしまうのか?! 夢野久作が久生十蘭が、そして『黒死館殺人事件』が読みたくなるではないかあっ!!!
情熱、と書いて不意に思い出した。ディーン・クーンツの『汚辱のゲーム』、冬野氏の感想を見てから購入を再検討しようと思っていたのにどーいうわけかその後音沙汰がない。……まさか……
………………………………買おうかな。<アホかそうだよアホだよ。
というのが最近お気に入りなのだが、というのに触れるつもりでいたら1ヶ月も更新を休んでいた娘に先を越された。ちっ。
ともあれ、オリジナルのglobeは嫌いだが軟式のほうは高く高く買ってます。さて、彼はいったいどれだけのネタを隠し持っているのか。いやー、昨日今日と久々に働いた、という実感が持てた。……本業の方で。
また例によって待ち時間が長かったため、読書が思いのほか進んだ。切れ切れにじっくり読んでいるはずなのに、あの厚い本が半分くらいまで進んでしまった。この数日、久々に本の虫らしい生活を取り戻しております。
しかし、帰宅しいざ副業の方を進めようと思うと、ここ数日習い性となりつつある頭痛に悩まされるのだった……流石に急がないといかんのだが、そろそろ。本日のお買い物
1,花見沢Q太郎『BWH(3)』(ヤングジャンプ・コミックスUJ/集英社)
2,城平 京・水野英多『スパイラル〜推理の絆〜(7)』(ガンガンコミックス/ENIX)
3,藤田和日郎『うしおととら(14)』(少年サンデーコミックスワイド版/小学館)
1は完結編。だが2巻までがどんな内容だったのか覚えてません。
祝アニメ化の2。でも実物を見るまで信用しません<何故 しかし……いいのか、アニメの主役がこんな覇気のない奴で……
やや購入が遅れた3は、発売日の入荷数が少なくあっという間に売り切れてしまったもの。余所で買うつもりでいたのにその後時間的にも気象的にも恵まれず、今日ようやく行き付けの書店で再入荷したので購入。内容は、よーやくクライマックスの導入部といったところ。更新後、すんごいつまらないことが気になって、僅か数文字程度ながら修正してアップする。それだけだと更新リンクで来られる方に申し訳ないのでこんなどーでもいい文章を追加してみたり。
ちなみにいまメインで読んでいる本は芦辺さんの『時の密室』。『十三番目の陪審員』や姉妹編『時の誘拐』と較べると非常に静かながら異様な気配を纏って物語が進んでいるのが素敵。ああ、何故もっと早くに読んでおかなかったか。
2002年09月20日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020911~.htm#Day20『スパイラル』新刊の160ページ4コマ目を読んだ瞬間、関西方面にミサイルを放ちたくなった。どっちが先だ。
昨日までの忙しさの反動か、見事なまでにまっっったく仕事がない。日中は頭痛に襲われることもないので、よーやく執筆に集中でき……なかった。今度は腹痛で。症状から推すにどーも軽い風邪に罹っているようだが、個々の症状が散発的に起こるのは体力的に楽と喜べばいいのか何かと妨げになると怒ればいいのか。
ともあれ、騙し騙し作業を進める。色々と手探りだった所為もあり随分と手こずっていたのだが、ここに来てようやくうまく転がりつつある気配。ふう。本日のお買い物
1,京極夏彦『覘き小平次』(中央公論新社)
2,上遠野浩平『あなたは虚人と星に舞う』(デュアル文庫/徳間書店)
3,和田慎二・島崎 譲『リオン(1)』(マガジンZKC/講談社)
4,西条真二『365歩のユウキ!!!(3)』(少年サンデーコミックス/小学館)
5,『こみっくパーティー コミックアンソロジーVol.12』
6,『月姫 コミックアンソロジー VOL.3』(5と6、DNAメディアコミックス/スタジオDNA)
1は久々の書き下ろし最新作。しかも怪談。あ、これも組版京極氏自ら手掛けてる。
2も久々の書き下ろし最新作。しかも同じ文章が並ぶと馬鹿っぽくて素敵です。じゃなくて、『ぼくらは虚空に夜を視る』に始まる三部作、ということはこれで完結なのか? 例によって読んでないから知りません。
予定表には「和田慎二」としか書いていなかったのでよもや原作ものだとは思いませんでした、の3。しかも島崎譲作画です。死刑にすることも世に出すことも赦されない重罪犯を収容した、自然の刑務所ガルガンチュア・ポケットを舞台に描かれる少女の復讐劇――というところまでは進んでないが多分そうなるのでしょう。
4は今日ようやく行き付けの書店に入荷した――と書くのももう面倒だな。結構楽しんでいたのだが来週で打ち切りの模様。嗚呼。
5と6は省略。個人的にお気に入りの吉田創氏は、今回逃げてます、ネタ的に。でも、『ピジョン・ブラッド』というのもタイトルとして手垢つきすぎてるよなぁ。
「diary」への感想はこちらからお寄せ下さい。深川が空を飛びます(飛ばねえって)。
誰か活力をください。
2002年09月上旬
2002年09月下旬
Past
nowadays
toppage(with frame)
toppage(without frame)