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5月9日発売
井上雅彦・監修『異形コレクション 恐怖症』(光文社文庫/光文社)
最新作あのバスにが掲載されました

買っていただけるととっても助かります、ええそれはもう

初版に一部訂正個所があります。
内容的な影響はありませんが、
ご確認のうえ適宜修正下さい。

こちらから
(なるべくでしたら読了後に一読願います)


2002年05月11日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day11

『Only You -リ・クルス-』ようやくひとりクリア。普段の属性と違うキャラからの攻略となったのは、単に最後まで攻略がもつれ込んだキャラのエンディングを最初に見る、と決めていたから。
 CG、システムなどハイレベルな作品なのだが、遊んでみるとどーもあちこち不満を感じさせるのはやはりシナリオの責任。苦労に対していまいちヴォリュームが足りないのと、キャラクター攻略を続けるとどうしても同じイベントを何度も見させられることが想像に易く、そのもたつきぶりに早いうちから食傷気味になる。なまじ作品として個々の要素がハイレベルにあるだけに、シナリオと演出の頑なぶりが気に掛かるのだ。そのもたもたした物語のために次第に経験値稼ぎのみになってしまうのもマイナス。換言すれば、これらの点を堪えられるのならば大きな問題はない。私自身は……耐えられるかどうかちょっと自信はないが、もうちょっと頑張ってみるつもりではいる。

 週末恒例の映画鑑賞。今日はスケジュールが非常にいい具合になったので、ちょっと気張って梯子に挑戦してみる。しかし、色々あって必要以上に疲れる羽目になるのだった。
 まず一本目は、前売券確保済だったコーエン兄弟製作、ビリー・ボブ・ソーントン主演のモノクロ映画バーバー』(Asmik Ace・配給)。上映館の日比谷シャンテシネは各回入替制のため、前売券を持っていてもまず窓口に提示して日時指定券を発行してもらう必要がある。何も言わずに前売券を渡して指定券を受け取り、普通にエレベーターで上映館まで移動し、券を提示しようとしたところで、初めて渡された券が『バーバー』ではなく同じ建物の上の階でかかっている『トンネル』のものだと気づき慌てる。しかし発券機はホールの売店にも置いてあるようで、前売りの半券という証拠もあるからその場で発行し直してもらう。それから普段の手順通りプログラムを購入し、更に奥に行って飲物を頼んだら、どうやら新人だったようで入れるのに妙に時間がかかり、挙句出てきた紙コップは蓋がちゃんと閉まっていない。誰一人悪意がないのは解っているが、微妙に気分が悪くなる。――まあ、そんなこととは無関係に内容には大満足なのであった。感想はこちらから。ただひとつ、早い時刻からの上映ゆえに予告編抜きだったのがちょっと悲しい。
 もう一本見るための資金が財布に入っていなかったので、ちょっと遠回りして銀行まで向かいお金をおろす。食事が採れるまで更に間が空くから、と思い軽い食事を買うためにファーストフード店に寄り道してフライドポテトを頼んだら、「お時間少々かかりますが宜しいでしょうか?」とくる。少々ってどのくらいだ、と訊ねると「8分ほど」……間に合いません。断って店を出る。定番なんだからそんな簡単に切らすなよぅ。
 で、二本目に観たのは本日公開のスパイダーマン』(Sony Pictures Entertainment・配給)。こちらは予告編つき。『猫の恩返し』の予告編が変わってちょっと残念(同時上映『ギブリーズ』はつまらなそうになった気が……)だが、いきなり山田・上田コンビが大画面に登場して思わずにやける。相変わらず予告編から既に変な雰囲気を醸し出しているのが素敵な、映画版『TRICK』である。今年の東宝邦画は楽しみなのが多いぞ妙に。感想は――日記と『バーバー』の感想で疲弊しきってしまったので明日に持ち越させていただく悪しからず。取り敢えず、こちらも納得のエンタテインメントと褒めておく。

 映画観賞後、移動手段に悩みつつ、ひとまず神田で電車を降りてファーストフードで食事を採る。で、そこから三省堂書店まで歩いた。――この辺りの地理に疎い方は解るまいが、神田三省堂書店のJR最寄り駅は神田ではなくお茶の水なのである。なんでだと私も思うが現実にそうなのである。しかしあの近辺までダイレクトに移動してしまうと、平日休日問わず混雑しがちな一帯のためおちおち食事を採ってもいられまいと思い、敢えて神田で下りて、なんとなく歩いて向かうことにしてしまったのである。
 そうまでして三省堂に向かった理由は、有栖川有栖氏のサイン会が3時から開催されるから。が、実はこのサイン会、予約のみで整理券が捌けてしまっており、当日訪れても参加できる可能性は低い。そういう情報は予め得ていたのだが、万一ということもあるしお知り合いも捕まるかも知れないし、何より有栖川氏のファン層を目の当たりにしてみたかったので、多少無理をしてでも訪れることにしたのだ。
 案の定、サイン会への参加は駄目だったが、凡そ他の作家のサイン会では考えられない読者を傍観できたので良しとして、軽い買い物だけ済ませてさっさと退散する。お知り合い探しは混雑がひどすぎてもっと早いうちに断念した。流石にもう神田駅まで歩いて戻る気力は残っておらず、お茶の水駅経由で帰宅。部屋に戻るとそのまま2時間ほど沈没する。

 てなわけで本日のお買い物
1,高野史緒『ムジカ・マキーナ』(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
2,有栖川有栖『マレー鉄道の謎』(講談社ノベルス/講談社)d

 1は復刊ドットコムの投票がきっかけとなって復刻された、著者のデビュー作。この著者の作品自体あまり読んだ記憶がないのだが、高い評価に随分前から期待していた一冊でもある。
 2は、まあいつか別の機会にサインを頂戴できるように、と思い。他にも買いたいものがあったはずなのだが何故かいずれも見つからず、この二冊のみで今日は打ち止め。買えなかったものの一部は、夜になってからbk1で注文した。

 もし可能であれば『パニック・ルーム』の先行レイトショーも観ようかと思っていたが、日中ですっかりグロッキーになったので取り止め。代わりに上映館で前売券を購入する。……劇場招待券が手に入る可能性もあるのだが、まあそこはそれ。

 リンクの追加も『バーバー』のぶんしか出来ていないが、もー完璧にエネルギー切れなので今夜はここまで。


2002年05月12日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day12

 当ホームページにおける最近の一日あたりのカウントは120程度。じわじわと増えているのが非常に有り難い、のですが基本的に反応があまりないページなので相変わらずどーいう方が読んでいるのか運営者自身が依然量りかねているのがなんともはや。
 ちなみに昨日、某氏の指摘に応じて異形掲載作の訂正を別ファイルに移しました。特に断りがなかったのは早く寝たかったから。

 などと言いながら昨晩のうちに『Only You -リ・クルス-』二人目クリア。諸事情からこのあとのフラグ立てが面倒臭いので、一旦頭からやり直す。こらー時間かかるぞ。先に飽きる可能性大。

 午前中に漸く同人誌のひとつの文字レイアウト初稿を完成させる。次はこれを予め用意したページデザインの原型に流し込んで、著者に送って校正してもらう、と。が、まだページデザインが出来上がっていないので、ひとまず別の収録予定作品の文章をIllustratorに流し込む作業を先に進める。ああっ、ルビが多い。この反動で、もう一方の同人ではルビの使用を最小限に抑えようとしている自分に気づいたり。
 その後勢いづいて、もう一本の文字レイアウトとルビの貼り付けも夜までに済ませてしまう。午前中に済ませたものと較べると半分以下の分量とは言え、こんなにあっさり仕上がるならもっと早くに手をつければ良かったわ。

 本日のお買い物
1,島村 匠『弁天てんてん』(学習研究社)
2,湯川裕光『安土幻想 信長謀殺』(廣済堂出版)

 いずれもbk1での購入。しかし昨日触れた「買えなかったものの一部」ではなく、ことのついでに頼んだものだったり。
 1はbk1伝奇フェア特典であるメールマガジン目当てに、フェア参加作品からいちばん読みたい(かつ持っていない)ものを選んだ結果。
 2は某氏お薦めの時代作家の最新作。信長の死に宣教師たちが絡んでいたという、新しい「信長」観に基づいた長篇らしい。こーいう自分の専門に殆ど関わりのない作品に最近飢えててねぇ、とはその某氏にも言った台詞なんだが、ともあれずーっと読みたかった一冊である。
 ……しかし、映画の予習のためにでかいのをひとつ読み終えねばならないので、果たしていつ着手できるやら……それ以前に、この予定ギチギチの状況でどーやってあんな大部を読めと。

 最後に、昨日書ききれなかったスパイダーマン』(Sony Pictures Entertainment・配給)感想をアップ。それにしても、ほんっっっっっとに何でもいいんだな俺は。


2002年05月13日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day13

 取り敢えず短篇の扉をデザインしてみる。一個はフォントをいぢりまくるだけなので楽なのだが、別のものは無謀にも絵を描いて入れてみようかなどと考え始めてしまったので果たしてどうなることやら。しかも必要な資料の多いこと。飛行船に恐竜に古代植物……あ、そういや図版どうしよう。

 やはり職場でネットを導入することになりそう、なのだが、職場のMacは驚くほど仕様が古い。現在のOSでは、導入予定のケーブルテレビ回線を利用したネットワークのシステムを取り入れると不具合を起こす危険が高いらしく、可能な限り最新のOSにアップグレードしないと拙いのだ。しかも、ハブ経由で繋ぐとネットに繋ぐ予定のない出力用のMacもIPチェックされる危険があり、結果的に毎月余計な接続料を払わねばならない危険があり、編集作業用のMacに別途LANボードを挿す必要もある。加えて、不正アクセス対策やウイルス対策もこれまで以上に慎重に行わねばならず、ユーティリティもOSに合わせてアップグレードするなり最新版を導入するなりしたい。
 で、OSのアップグレード版やLANボードの価格を確認するために帰宅途中に秋葉原に立ち寄る。確かあそこにMac専門店があったはず、と最初に立ち寄った建物はコンピューター関連書籍の専門店になっており、思わぬ迷走を強いられた。最終的に、Windows関連の店舗と較べるとあまりに手狭なビルに収まったMac専門店を発見しそこで価格などを確認。やはり全部揃えると最低でも4万は見ないと駄目らしい。「Windows対応だけどドライバーを入れれば動く」という挑戦品のLANボードが本体1000円たらずという素敵な価格で販売されていたが……趣味で使うわけじゃないからな。
 何にしても、私以外にもーちょっとパソコンを扱える人間がひとりは欲しいと思う今日この頃。がんがん私の負担が増えてるやんけ。

 本日のお買い物
1,中島みゆき『もっぷでやんす』(小学館文庫/小学館)
2,川瀬夏菜『知らない国の物語』(花とゆめコミックス/白泉社)

 1は文庫版ハードカバーの、何と絵本。面白い企画だとは思うが、5分で読める本に800円(同時発売の二冊は700円)という価格設定は如何なものか。中島みゆき自らの手になる絵も……そうと知っているから「味がある」と感じることも出来るんだけど。
 2はこれが初単行本だそうな。妙にシンプルな扉絵とタイトルに惹かれてなんとなく購入。突然の縁談を持ち込まれて、相手の王子の住むお城に身分をメイドと偽って侵入したお姫様の話……最近ほんとにメイドさんもの多いなあ、という権利が俺にあるのかおい。絵もプロットもコマ割りもまだ雑だが、全体の雰囲気はなかなか。しばらくチェックしておきましょ。


2002年05月14日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day14

 たぶん日付が変わる前後に訪問者70000を数えました。ありがとうございます。やっぱり10万くらいまで特に何かするつもりもないんですが……って、今のペースなら下手をすると年内にも突破するんだけど……

 遅ればせながら今月のコミックビームを読む。今月の『少年少女』はちょっと意味不明、なのは構わないにしてもあんまり「少年少女」というテーマが絡んでこないのが不満。新人の読み切り『待ち人』のほうがそれっぽい内容に見えたぐらいだ。
 来月で最終回、と書いてあるのが看板のひとつ『敷居の住人』と、『トニーの背骨はよく曲がる』……後者はある意味いつ終わっても仕方がないんだけどね。ここ数ヶ月で人気連載がばたばたと完結しているのが不穏だが、『LAZREZ』の原作・作画コンビは継続して来月から新連載を始めるようだし、桜玉吉・鈴木みそ両氏も新作を用意しているようだし、と寧ろ順調に回転しているのかも知れず。何より『おさんぽ大王』と『よみきりもの』、それに『エマ』があれば私は基本的にオッケー。
 時間潰しに何度も同じ漫画を読み返したり、ぱらぱらと前へ後ろへと繰っていたところ、ふとここしばらく継続しているカンバッジプレゼントの頁で手が止まる。ビームのロゴ入りのものひとつに、連載作品のキャラクターをあしらったもの二つをセットにしたものを、アンケート回答者から毎月50名にプレゼントする、というもの。連載作のバッジについては、希望通りの物が当たるとは限らないらしいが、それでも当たったらちょっと嬉しいかなーと思い、前に一度応募したことがある。そういやあれから結果見てないな、当たってるわけないだろうなーと思いながら、4月分の当選者一覧を眺める。
 ……俺の名前が載っている。
 東京都在住で同姓同名でしかもコミックビームの読者でもあるという奇特な人間がもう一人いる可能性もまるっきり否定は出来ないので現物が届くまでは安心できないが、それでも嬉しいものはふつーに嬉しい。問題は当選者一覧の上に「賞品の発送は発表後数ヶ月かかる場合があります。予め御了承下さい」と書いてあること。……応募したこと自体、この頁を見るまで失念していたくらいだから、肝心の賞品も忘れた頃に届くのだろうか。そもそも、私は希望する作品に何と書いたか……? 三つ書けないとなると、そーとー迷ったはずなんだが……?

 帰宅すると、マウンテンバイクが届いていた。親父がゴルフの賞品として貰ったものだそうで、昨日から「先に帰って、もし届いていたら包装を解いて組み立てておいて」と言われていたので、早速箱を開ける。組み立て作業は大好きだが自転車は初めてのうえ、同封されていたマニュアルがてきとー極まりないものだったため大苦戦。しかも、確かに「ブレーキの調整が必要」と書いてはあるが幾らいじっても異音が出るわ、サドルの向きを合わせると泥除けが斜めになるわ、でもはや素人にどうこうできるような状態ではない。ハンドルの固定とペダルのつけ直し(梱包されているときは、ペダルが内側に向いていた)だけ済ませると、防犯登録も兼ねて近所の自転車屋まで運ぶ。
 奥さんが言うには、輸入物で保証もなく、品物としてもそんなにいいものじゃない、とのことだったが、なに今自宅で乗っているものに較べれば格段に質はいい。ブレーキの調整に防犯登録、それにざっと点検してもらうことまで含めて一気にやってもらうため、そのまま自転車を預けて家に戻る。試乗は土曜日までお預け。

 本日のお買い物
1,エドワード・D・ホック『サム・ホーソーンの事件簿II』
2,平石貴樹『笑ってジグソー、殺してパズル』
3,松尾由美『ブラック・エンジェル』(以上、創元推理文庫/東京創元社)

 わー、なんて偏ったラインナップ。先日の死の行軍遠出で見つからなかった新刊三冊である。
 1は支持者の多いサム・ホーソーンを探偵役とする不可能犯罪ものの第二作品集。日本で独自に編纂されたものだが、英語タイトルが解説・木村仁良氏の提案により『D:I−2』なっているのが何とも。
 2は刊行が予告されてから随分と時間が経ってしまった。『誰もがポオを愛していた』に先んずる更科ニッキ初登場作品とのこと。……ところで、『ポオ』の方は創元推理文庫版発売当初とカバー・デザインが違っているのだが、新しい方を店頭で目撃した方いらっしゃいます? これも先日ちょっと確認したのだが、棚に挿してあるのは相変わらずちょっと不気味な旧装幀であった。
 3は『バルーン・タウンの殺人』などで知られる著者のデビュー第二作、一部ではことに評価が高かった長篇でもある。

 ……あ、いーかげん東京に越してきた某氏のところにご挨拶に向かわねば。そして『異形』を差し上げねば。

 S氏はいったい何のためにそこまで凹んでおられるのだろうとちょっと気になる今日この頃。


2002年05月15日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day15

 今回「猿化」という表現が出てこないのは、割と遊ぶ時間はきっちり決めて着手しているから。てなわけで、ようやくメインヒロイン(……だよな?)を攻略した『Only you -リ・クルス-』。……やはり、段々と飽きてくる。そうでなくてもルーティンワーク化しがちなシステムなのだから、終盤のシナリオはキャラクターごとに変化を付けるぐらいの努力はして欲しかった。特にヒロインについては、クライマックス直前まで他のキャラと同時攻略して、ラスト直前のセーブデータを保存しておいてキャラクターごとの結末を見届ける(邪道)という方法がシナリオの都合上出来ない分、その努力に報いる何かがないため骨折り損の思いが強い。骨格がほぼ理想的に整っているからこそ、より高い完成度を示してくれれば、ねえ。
 いずれにしても、ぼちぼち飽きが来始めているので、近日中に別のゲームに着手する予定。……『うたわれるもの』かなあ。何故か今になっても具体的な評価をあまり耳にしないんだよな、このゲーム……

 早速「『ポオ』新装版見ました」という連絡をフォーム経由で戴く。ありがとーございます。ああ、本当に出回ってはいるんだ……え? 買い直すのか、って? ……ええと。

 悪魔の囁きにより本当にミステリ系掲示板の更新調査リンクを作るかどうか迷っております。月額2000円足らずなら……ああ、でもほんとにこれ以上仕事を増やして一体……

 意欲と執筆速度が噛み合わない。もどかしい。しかし焦って書いてもあとで直す羽目になるのは自明故、極限までコントロールを試みるのだが――帰宅後にテンションが急降下する最近の状況がいちばん困りものかも知れない。そーなると進んで単純作業にかかりたがるし。本当なら昨日か今日あたりの夕方、ご機嫌伺いの電話を入れる予定だったのだがそれすら怠けたがるのが近頃のわたし。意欲が戻る深夜から翌日昼頃までは相手を捕まえようがないのだ。

 本日のお買い物
1,桜木もえ『ばたばたナース 秘密の花園』
2,津原泰水・監修『十二宮12幻想』(以上、講談社文庫)
3,『IN★POCKET 2002・5月号』(以上、講談社)
4,『赤ずきんの森』(Pony Canyon/DVD Video)

 冗談のようだが1は資料目的。前からちょっと読んでみたいと思っていたのも本当なのだが。
 2は12幻想シリーズ最終作。装画・挿画もオリジナルに準拠したもので、たぶんほぼそのままだとは思うがきちんと文庫でも揃えてみた。
 4は昨年鑑賞したホラー(と言っても、所謂ホラーは今年に入ってからのほうがずっと沢山見ているのだが)の中で屈指の出来だった一本。寿命が縮む、と言っていたものをどーしてわざわざ買ってまで見直そうとするかねわたしわ。本当に怖いホラー映画がご所望ならとりあえずお薦めの一本。

 本当は、4と同じ日に発売した邦画のDVDを祝ご成婚と謳いつつ購入してみる、という悪趣味なギャグを考えていたのだが、あの恐怖感を改めて味わう、という思いに負けてひとまず延期した次第。

 ……ところで、そろそろ自分の同人の準備を始めないと、時間的にやばいのと違うか……?


2002年05月16日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day16

 昨日今日と本業は健全に回転しておりました。これが毎日ならまだ気が楽なんだが。……これ以上忙しいと、日中の作業時間が全滅してしまうためそれはそれで困りものなんだけど。

 ちょっとやり方を変えることにする。明日か、来週の月曜からふたたび営業活動の開始。細い糸を手繰って交渉してみるか駄目元で直接連絡してみるか……?
 その一方で、一旦小説書きを止めて、同人誌用のプロットを書く。元々そんなに長いものは出せないので、数日中で纏まるはず……てゆーか纏めないと間に合わないもの作業量からして。実は、内容面でもいま逡巡している点があるのだが、既に悩んでいる段階ではないのだった。うきゃー。

 夜、久々に友人から携帯電話に連絡があった。何事かと思えば、
「いま秋葉原にいるんだけど、この辺にいるかなーと思って」
 そーか俺のことをそういう風に見てたか。……間違いではないが。

 本日のお買い物
1,瀬川ことび『妖霊星』(トクマノベルス/徳間書店)
2,藤田和日郎『うしおととら(12)』(少年サンデーコミックスワイド版/小学館)

 1はホラー大賞短篇賞受賞作家初の長篇……というか、この名義での初の長篇、らしい。瀬川貴次名義で、集英社コバルト文庫とスーパーファンタジー文庫でかなりの作品を発表しているそうな。それは兎も角、室町時代の説話に登場する遊女を道化役とした、妖怪出放題の伝奇ものらしい。ちょっと期待。

 今日のアンビリバボーは秀逸。というか、非常に役立ちました。前半は有り体のテーマなのだが後半、ぶっちゃけた話仕事の役に立ちますええ立ちますとも。ディスレキシアねメモメモ……そのまま扱うには問題があるんだけどね。

 ひっそりと警告。『ローラーボール』を劇場で観ようと思っていた方、急いでください。理由は、察して。ついでに言うと、都内の某劇場では夕方からの上映が既にありません。どひゃあああ。


2002年05月17日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day17

 仕事のお電話。ほんとに、何の伝手もないところに話を持っていくのがいちばんスリリングである。反応待ちのあいだに別の懸案についても電話連絡、こちらは非常にスムーズに片付く。しかし、昨晩迂闊にも普段より遅くまでゲームをやっていたために、待ち時間が必要以上に長く感じられたのだった……眠いー。
 結論としては……やはり、可能なところまでは自分で動いてみるのも、現状では一手ということになろうか。でも、そうなると色々と微妙な――あーくそ、ただ待つだけでなく自発的なアクションが求められている現状の方が気楽といや気楽だが、気力消耗するぞこれは。
 ……とりあえず、明日は何も考えないことにしよう。

『Only You』、セーブデータを活用してプレイ時間を省略し、一晩でふたり攻略……そんなことしているから寝損なうんだけど。どーも、主人公が日常生活で関わってきたキャラほど掘り下げが甘いような。麗蘭とかミュシャとか、事件が勃発してからのキャラの方がシナリオの掘り下げに不満が少ない……あくまで比較問題であって、この両者にしても異論はあるんだけど。が、シナリオとシステムとのバランスという意味ではこれが限界だろうし、その点を弁えているあたりは職人技を感じさせるのだった。面白いし中毒性もあるけど、名作とか傑作とか言うにはかなり物足りない。堅実な佳作、ぐらいかなあ。

 本日のお買い物
1,外薗昌也『琉伽といた夏(2)』(ヤングジャンプコミックス・ウルトラ/集英社)
2,樋口 橘『MとNの肖像(5)』
3,山田南平『紅茶王子(17)』(2と3、花とゆめコミックス/白泉社)
4,あだち 充『KATSU!(3)』
5,河合克敏『モンキーターン(20)』(4と5、少年サンデーコミックス/小学館)
6,川端裕人『夏のロケット』(文春文庫/文藝春秋)

 だんだん絵柄も作風も変わってきた気がする1。解説は瀬名秀明、口絵は(何故か)犬上すくね、おまけマンガは小野寺浩二(読者の声代弁漫画、それはさておき写植間違ってるぞ)と森見明日、という妙に豪華なゲストが並んでいる、その所為で普通のコミックスより90円ほど高いのかそうなのか。帯の「ジュヴナイルSF」という定義が意味不明だが、それはさておきツボを押さえつつ異様にいい雰囲気で話が進んでおります。『犬神』よりだいぶ短めに終わりそうな気がするのが惜しい。
 2はかけおち編……が何故か本編は100ページ足らずしか収録されておらずエピソードも尻切れトンボ。しかし、番外編『ノーマン』が秀逸なので(必ずしも『MN』の番外編として発表されるべきだったとは思わないのだが)良しとしよう。3は、そろそろ着地点が見えてきてもいー頃だと思うのだが……違うのかな。
 4と5は早出し分につき明日から店頭に並ぶと思われ。発行部数の少ない『キャットルーキー』は最近前日に入荷してくれないのです。ぐすん。
 6は第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞作、というのは店頭で現物を見て初めて知ったことで、私はあさりよしとおの大傑作『なつのロケット』の原点として購入を考えていたのである。これまた何故か行き付けの書店で入ってくる気配がないので、別の店で入手した次第。粗筋を見ると、ミステリの要素も色濃いようだが、はて。


2002年05月18日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day18

 本日の映画鑑賞は珍しく他人様を巻きこんでみた。どー書いておけばいいか確認していなかったが、とりあえずリンクページにも載せている名前なので、U村さんということにしておこう。うん。
 我が家の最寄り駅で待ち合わせ、電車に乗って有楽町まで向かう。劇場に到着すると、私は頼まれていたゲームをお貸ししてついでに『異形』の新刊を差し上げ、代わりにあずまんがのスイングを四個ばかり頂戴する。なにゆえ劇場でこんな厭な物々交換もどきをしているのかが不思議だ。
 それは兎も角本日の鑑賞作品は『ダイ・ハード』のジョン・マクティアナン監督最新作ローラーボール』(東宝東和・配給)感想はこちらから。観たあとの感想は、「こりゃ入らんわ」で一致する。初日の動員数は悲劇的なことになっていたらしいが、今日はそうした世評が逆の効果を齎したかそこそこに人が入っていた。……尤も、映画はふつう初回よりも2回目・3回目の方が人が多くなるはずで、終了後あっさりと左右のドアも開放していたあたりからすると、やはり寂しい状況と言うほかない。
 あまりの消化不良に、もう一本『パニック・ルーム』を観ていこうか劇場の前で逡巡するが、結局とりやめ。お定まりのように電車で秋葉原まで出向いて、宣言通りに主体性のなさを発揮したU村さんをあっちこっちに引きずり回す。私は下記お買い物の1を普段からよく立ち寄る店で購入しただけだが、U村さんはつれられた場所で律儀に買い物をするのであった。
 最後にふたたび私の自宅最寄り駅で下車し、行き付けのうどん屋までお連れする。狭い店内で混み合う時間ゆえに相席となったが、私がのんびり食事をしている間に相席のお二人は食事を終えた。ふたりが店を出たあと、U村さんは「某潜伏王だったら喜びそうな相席だった」と呟いた――全くもって同感だったり。危険だから二人が出て行ってから口にしたことだろうが、あとから思うと注文が揃うまでの間に我々が交わしていた会話自体がけっこー印象的にはやばいものがあったのではなかろうか。……いいけどね。
 その後途中まで同道し、自宅近辺で別れる。取り敢えず日記のネタは多少提供できたような気はするが如何か。こっちの日記参照、で済まされているかも知れないが。
 参考:『ローラーゲーム』検索結果

 一眠りしたあと、14日に自転車屋に預けたマウンテンバイクを引き取りに行く。大仰なわりにあまりいい品物ではない、とは思っていたが案の定、「見かけだけマウンテンバイク」だったらしい。ブレーキとプレーキペダルの仕様が異なるためにブレーキが原因で発生する音鳴りが充分に解消されない、車体番号の表記がないなど様々な問題点を丁寧に指摘してもらうが、それにしても一台買うよりはずっと安いので文句は言うまい。
 そのまま試乗がてら秋葉原まで。この途中にも色々と問題を自覚した。まず、サドルとペダルの位置がいまいち合っていない。私はペダルを漕ぐとき、ペダルが一番下にある際はなるべく膝が伸びている状態だと安心感があるのだが、そこまでサドルが上がらない。説明書にある固定可能な限界の線がサドルの固定軸に見えてしまうので、やや膝が曲がった状態で我慢しないとならない。そしてペダルが致命的に短い。一回転させたときの円周が、私の乗り慣れた自転車の規格と較べて小さく感じるのだ。乗車姿勢がいつもと異なっている所為もあるのだろうが、漕いでいるときやけに忙しなく足を動かしている気分になる。そして、これはいずれ解消することではあるが、ハンドルの滑り止めが細かすぎて手に跡が残る。
 とまあ、問題ありありの賞品ではあったが、それでも整備費のみで取り敢えず状態だけはいい自転車が手に入ったのだから、許容するとしよう。ふたたび訪れた秋葉原でちょこっと買い物をして、のったらのったら家に戻る。午前中の外出に加え、おろしたての自転車でうろうろしたものだから、本日の気力は既にストックなし。リンクの追加は明日に廻します〜……

 本日のお買い物
1,『TVアニメーション版 Kanon Sound Track Vol.1』(東映アニメーションMovic/CD)
2,コリン・ホルト・ソウヤー『氷の女王が死んだ』(創元推理文庫/東京創元社)
3,丹羽啓介『キャットルーキー(23)』(少年サンデーコミックス/小学館)

 DVD2巻の初回限定BOXに入れるために買いました、の1。テレビで見ていたときも、悪くないんだけど(もーちょっとシンセサイザーから離れて作ってくれないか、と思うのは個人的願望)何か引っかかる、と感じていたその理由に、サントラという形で聴いてようやく気づく。水瀬名雪のテーマが、昔のAVGのサントラによく似ているのだ。たぶん『オホーツクに消ゆ』とか。かと思えば、「いつもの道で」と題された曲はジブリ映画の何かに似ている。ゲームの楽曲をアレンジしたものが多いところにこういう印象の曲が混ざるから、全般に「借り物」に聴こえてしまうらしい。決して悪くはないんだけどー、要はバランスの問題だろうか。どっちにしても、箱に詰めるためだけにVol.2も買うであろう現実に変わりはない。
 2は先月の新刊なのだが遅ればせながら購入。今になって買った理由は、翻訳担当の中村有希氏がHPに掲載しているこぼれ話を読んで、その会話がむしょーに読みたくなってしまったから。
 3はお気に入りの野球漫画最新巻。新魔球が綺麗に通用してしまったため、頭脳対決のようなエピソードはなかったが、代わりに『そして誰もいなくなった』もどきのエピソードがあって(作中でもアガサ・クリスティー作品として引用されているが、明らかに内容が違っている)やっぱりミステリ読者向きの印象が強い。なんで旧巻が入手困難なんだろうなー。

 そしていま、私の部屋には『うまい棒』が27本ある。


2002年05月19日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day19

 昨日のU村氏には、「明日観るんでしょ?」と言われ半ば頷いていたのだが、早起きするのが面倒だったので(間違っても日曜日の2回目以降、しかも公開翌日という時期に観るのは勘弁被りたい)、午前中はのんびりと過ごす。
 昼間、昼食を買うついでに改装成った上野駅を眺めに行こうと、自転車で向かう……が、駅近辺の駐輪対応があまりに不自然なのに苛立って、上野駅見物は取り止める。
 確かに、舗道に停めた自転車が車椅子や視覚障害者の移動に邪魔になる現実はあるのだが、あれだけ広大な敷地があるのに舗道を狭く取ったり工事用のフェンスで余計に歩ける幅を小さくしたり、まして車道沿いに点字ブロックを並べてわざわざブロックとガードレールの間隔を狭くするのはどうだろう。加えて、自転車撤去警告の看板に近隣の駐輪場への案内がないのもひどい。そもそも違法駐輪を減らしたいなら、違法駐輪の密集する地帯に使いやすい駐輪場を用意するのが第一歩の筈なのに、ただ看板やボランティアと思しい係員を並べているだけでは効果はない。実の処、改装後の上野駅には駐輪場が用意されていたのだが、案内は正面入口前の一箇所にしか見つからず(仮にあったとしても探しづらいのは間違いない)、肝心の駐輪場も呆れるほどお粗末な設備と広さで、舗道にはボランティアがいたのにこちらには止め方を訊ねられる管理人のひとりもいない。舗道に停めて盗まれたりサドルを取られたりする分にはまだ諦めがつくが、この管理態勢で長時間駐輪するとお金は取られ、しかも「盗難や事故があっても一切関知しません」とあっては停める気がしない。
 結局のところ、新しい上野駅の施設は電車で来る人しか相手にしていないらしいと解ったので、別の用事を済ませ食事を買って帰宅する。なんかもー、この辺の管理状況で軽く底が見渡せた感じ。そもそも舗道で自転車の整理をしていた人からして、自分がどこから派遣された(参加した)人間なのか説明できない有様では話にもなりゃしない。……いぢめるのが気の毒なくらい純朴そうな人だったので、私自身深くは追求しなかったんだが、たぶん管理面はそーとーごたついていると思う。組織が入り乱れて。
 とにもかくにも、日曜日の上野界隈を自転車で移動するのは無謀だ、と久々に悟った一日。どのくらい無謀かというと、一般の自動車は無論タクシーも平日に輪をかけて下手が増える。一車線の道で立ち往生するな。

 本日のお買い物
1,高田明和『心の病気はなぜ起こるか うつ病と脳内物質』(朝日選書669/朝日新聞社)
2,C・G・ユング『空飛ぶ円盤』(ちくま学芸文庫/筑摩書房)

 ちなみに上野での買い物は、10枚収納のCDキャリングケースと映画の前売券。1と2はbk1での購入です念のため。
 1は薬物による精神医学を解説した本。実は題名だけで資料として使えると思い買ったのだが……使えるけれどかなりマイナス面が強そうな気がする。というのも、あとがきや後半の叙述を見る限り、数多い症例を十把一絡げにしたうえで薬品による精神医療を万能視している傾向が伺われるのだ。確かに、ある特定の症状に対しては薬品による脳内物質のコントロールが有効であるのは間違いないだろうが、そもそも脳の構造と心理の作用が充分に関連づけられて考証できてさえいない現在の技術で、副作用の多い薬物医療を繰り返す危険をきっちり認識していない(或いはさせない)ような書き方に疑問を覚える。ある種形式的な精神分析が神経症治療に却って悪影響を与えるのもまた本当だが、そもそもそれが唯一の方法論ではないしフロイト自身そんな狭い範囲だけで理論を語ってはいない。朝日選書そのものがわりと一般の読書家に向けた叢書ゆえかなりの刈り込みがされていると想定しても、本として問題が多いのでは、という危惧が生まれる。過去の人として批判するべきフロイトの文献を、「夢判断」と「書簡集」というたった二冊しか一覧に挙げていないのも不安。……まあ、本格的な考察は読んでからしますけど(ここに書くかどうかは不明)。
 で、2は同じく資料用途だけどけっこう趣味になりつつあるユングの著書、生前最後に著したものの邦訳。世界各地に認められる「空飛ぶ円盤」の目撃談から、民族や人種を超越した「元型」を見出そうとした論考。テーマ自体が好きなのだが、抱えている構想のうち複数に応用できそうなので、随分前から買うつもりだった一冊である。いま本当に欲しいのは『タイプ論』なんだが……………………8000円………………

 メールめんどくさい病発症中につき必要なお返事や連絡が一時滞ります御了承下さい。常に何かにしわ寄せが来ている気がする。てゆーか『ミミックII』観るつもりだったんだけどな<?

 昨日作業をサボって、今日改めて行うつもりが日記を書いているうちにすっかり忘れていた。というわけで、遅ればせながら中村由希氏のサイトと『ローラーボール』の公式サイトをリンクに追加。


2002年05月20日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20020511~.htm#Day20

 プロとアマチュアの認識の違い、得票数の多寡(と言ってもふた桁台の争いだが)などなど、本家の本格ミステリ大賞と政宗九さん主催によるネットミステリ者による選考との結果の差違には色々と興味をそそられるものがあるが、個人的にいちばんどーかと思うのは本格ミステリ大賞の略称。政宗さんのところではすっきりと“HMC”という頭文字を取ったものに落ち着いているが、私にとって“HMC”とは“花とゆめまんが家コース”なのだ、ってそりゃ私だけの問題ですかそうですか。

 たとえ日記で触れてなくても密かに(?)進めている『Only you -リ・クルス-』、実はCG残り2枚というところまで来ていたりする。が、この二枚が結構めんどくさい。双方ともエンディングのCGで、しかも一方は都合上かなり前のセーブデータから遡ってやり直さないといけないのだ。回想シーンまでは苦い思いをして回収したので、もうここらで止めてもいいような気はするのだが。
 しかし、羽根全部集めた状態でメインヒロインのシナリオを終えると別エンディングになる、という話を聞いたように記憶しているのだがCGモードに該当する空きがないのはどういうことか。その真偽を検証するまでは止められない……って本当か?
 何にしても、今週金曜日には既に関係者総動員で某ゲームの吊し上げ(おい)をすることが決まっているので、今更別の作品に手をつけるのは難しい。というわけで、恐らく久々にCG・全エンディングコンプリートを目指すことになりましょう。ばかかい。

 営業活動の対象に迷う。あそこなら人脈を辿れば到達しそうなのだが敷居は高いかも知れない、一方は人脈が皆無だが乗せれば早そうだ、もう一つは最終手段として取っておきたい――まあ、どこにしたって平坦な道など有り得ないのだが。取り敢えず早いとこ書くことだけに苦労したいと思う今日この頃。但し今日は別の連絡を先に済ませたいがゆえにひと休み。本業に専心。

 ……と思ったら本業がスカスカで一日自堕落に過ごしてしまった。何じゃそりゃ。

 本日のお買い物
1,ポール・アルテ『第四の扉』(ハヤカワ・ミステリ/早川書房)
2,川崎ヒロユキ『サクラ大戦〜太正恋歌〜(2)』(富士見ファンタジア文庫/富士見書房)

 1は周囲の評判があまりにいいので、流されるままに購入。なぜ舞台がフランスじゃないんだ、と若干思いつつ。
 2は思ったより早い完結巻。あとがきからすると……『サクラ大戦』そのものはまだまだ続くらしい。……PC版の2でさえまだ終わらせてないなあ、とふと思う。

 ペットボトルだからと言って犬みたいに手足と尻尾をつけて、散歩にまで出かけて於いて飲もうとするのは、CMとしては明らかに逆効果だと思うんだが……画面の雰囲気は悪くないだけに、好意的に見てあげたいところでもあるのだけど。

“――などの犯罪映画好きにお薦め”と書く場合、その例として挙げる作品が『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のガイ・リッチー作品ふたつというのは偏りすぎです。その傾向ならコーエン兄弟とかタランティーノの作品も並べた方がより説得力がある。少なくとも映画好きを本気で導こうとするなら、リッチー作品だけでは逆効果よ。

 明日がとっっっっても楽しみでなりません。どのくらい楽しみかっつーと、更新サボろうかなと考えるくらいに。ええ、明後日発売日なんです、アレの。本気で淡泊な日記になってもご勘弁を。買い物報告ぐらいはしますから。


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2002年05月上旬
2002年05月下旬
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