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「本日のお買い物」のナンバー部分をクリックすると、当該書籍の購入画面にジャンプいたしますので、ご利用ください。


〜新作情報〜
2002年11月25日頃発売
コンプティーク編集部・編
『Kanon & AIR SS 茜空編』

(角川書店/本体860円/ISBN:4-04-707103-X-C0076)
『青空編』収録予定から変更となりました)
Key製作のゲームソフト『Kanon』及び『AIR』を題材とした
書き下ろし短篇小説アンソロジー(『青空編』と同時発売)に
短篇『ここにいるよ。』を寄稿いたしました。
『AIR』の作品世界にちょこっとだけ『Kanon』の登場人物を絡めた
内容となっております。
登場人物その他は発売までのお楽しみってーことで。
(ミステリでもホラーでもメイドさんでもありません悪しからず)
扉のカラーイラストは、『放課後メイド探偵』に引き続き
しんたろーさんに担当していただきました。
bk1で購入される方はこちら→『茜空編』『青空編』

100,000Hit記念企画
「俺に訊け。」
当サイトの管理人・深川 拓に何か御質問をお願いします。
今回は賞品も御用意いたしました。
(……だいたい想像通りの内容ですが……)
応募詳細はこちらから
(募集期間・11/01〜11/25、発表時期・12月末予定)
2002/11/21AM00:00現在の応募者・7名
booさん@「鳥羽一郎」/市川憂人さん@「うめぼし(実家編)」かずめさん鵠沼守彦さん@「鋳物」冬野佳之さん@「十万石饅頭」茗荷丸さん@「ブックオフ」滅・こぉるさん@「松文館の社長」

2002年11月21日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day21

 メインカウンターを置いているサーバがメンテナンスから戻ってこないので一時的に予備をトップに移動します。緊急って、いったい何時間かかってるんだ。

 事実上トップページしか存在しない代わりに、頻繁にフィギュアを使ったネタ写真や意味深な一言で笑かしたり驚かせたりしてくれた『よつばスタジオ』ホームページ。随分画面がすっきりしたな、と思ったら過去のCGやひとことをコンテンツとして再公開していた。嬉しい。私はこのネタが大好きだったんです。ええそりゃもう。

 コンプティーク・編『Kanon & AIR SS 茜空編』(角川書店)(bk1)読了。流石に感想はパスしとこう……引き続き『青空編』へ。

 本日のお買い物
,外薗昌也『犬神(十四)』(アフタヌーンKC/講談社)
,『To Heart コミックアンソロジー Vol.18』(DNAメディアコミックス/スタジオDNA)
3,『あずまんが大王 2年生 [初回限定版]』(STAR CHILDKING RECORDS/DVD Video)
4,矢野顕子坂本美雨『くまんばちがとんできた』(Epic Records/CD Maxi)

 ジャンル複合型の長篇遂に完結、の1。なるほどこういう決着へ持ち込んだか。『琉伽といた夏』と印象が似ているのが気懸かりなのだが、あちらはどんな決着に至るのやら――まだ当分先だろうけれど。いずれにしても、堪能させていただきました。
 2は久々に宇佐美渉氏が参加しているのが出色だが、代わりに常連のひとり吉田創氏の名前が見えないのか寂しい。
 予約を忘れていたので、限定版をきっちり入手するため前日購入に駆け付けてみました3。ちゃんとあずまきよこひ氏のイラスト集つきヴァージョンです。
 で、そのついでに邦楽CD売場を彷徨っていたら偶然発見して、そのままレジに運んでしまった1枚が4。初の親子連名によるデュエット作品(矢野作品に坂本美雨がコーラスとして参加、というのは結構ある)。『みんなのうた』放映の曲だけあってシンプルな歌詞とメロディだが、声の美しさとハーモニーは絶品。非常によく似た声なのだが、娘のほうが若干低いためにバランスが取れているのだ。

浅草六区の入口によくこういう人が立ってるねえ。
              ||
        (;´Д`) || .。oOO( なんで俺が、こんな寒空の下 )
        /  づΦ     ( 看板持ちをしなくちゃいけないんだよ………ブツブツ……… )

 AAごと貼ってもいいということなので丸ごと頂戴してきました。リンクページに新規ソフトハウス『LASS』へのリンクを追加。デビュー作期待してます。

 ……は、発売日が決定するなんて……2003/01/31だなんて……そんな……(絶句)

 内田康夫『しまなみ幻想』(光文社)のbk1IDを発見したので過去の日記に追加登録。

 ↑のAAが環境によってバナーとずれるので文字サイズを指定してみました。ついでに、先程の更新時に入れ忘れた矢野顕子坂本美雨それぞれの公式ホームページへのリンクを追加。


2002年11月22日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day22

 Tok2サーバ復活、ただし全データ崩壊。アクセス解析やカウンターはNiftyのcgiサーバと併用していたので同期を取るだけで済んだものの、In Deep掲示板のログを半年ほど紛失してしまいました。停滞していたとは言えちょっと悲しい。

 浅草東宝なら行動圏内だな……と若干不穏なことを口走る。“失敗作”と喧伝される作品を観に行くのって楽しそうじゃないですか、ねえ。ちなみに『壬生義士伝』はいったん両親に引き渡しました。私には正月の楽しみになる、か?

 そういえば、『エン女医あきら先生』で「呼称が『婦長』から『師長』に変わる」云々、というエピソードを読んだ記憶があります。なんで忘れてたのやら。
 どっちにしても、作品上は「看護士」のままにしておきます。他は何ヶ所か直そう……ページ数が増えないように。

 昨日のお買い物4のトラックデータをインターネットから拾ってきて、もしそこに「矢野顕子&坂本美」と書いてあったら、下手人は私です。堪忍してください。わざとじゃないんです。

 本日のお買い物
,吉田基已『恋風(2)』(イブニングKC/講談社)
,『月姫 コミックアンソロジー VOL.4』(DNAメディアコミックス/スタジオDNA)
坂田靖子『坂田靖子セレクション第17巻 ビギン・ザ・ビギン(4)』(潮漫画文庫/潮出版社)
,近藤るるる『たかまれ!タカマル(1)』(BEAM COMIX/entercrain)
,山田風太郎『魔界転生(上)』
, 同 『 同 (下)』(角川文庫/角川書店)

 やっぱり妹“萌え”という判断基準は放棄して読んだ方がいいんじゃないかと思う1。関係性と感情のバランスが主題であって、一方的な煩悩はあまり問題にしていない作品ではなかろーか。ヒロインの造詣が些か都合のいいものになっていることまで含めて。そういう観点からすれば、ようやく話はスタートラインに着いたばかり、という印象。トーンを使わない絵柄がにだんだん嵌ってきました。
 2は昨日のお買い物2に続き宇佐美渉氏登場、そして吉田創氏はこっちにいた。
 3は単行本未収録作も含めた『ビギン・ザ・ビギン』シリーズ完結編。ああ、そうか、これって『アップルミステリー』収録だったから宙に浮いてたのか。納得。
 4は『天からトルテ!』に続く、「ファミ通」連載作やっと単行本第1巻発売。予定表では先月ぐらいから書いてありました。学園ものになったかと思いきや、その部活がゲーム雑誌編集でしかも「ファミ通」をライバル視しているという、結局従来のテーマを踏襲する形になってます。
 5と6は、映画化に合わせての刊行。既に講談社文庫での復刻版を持っているのに何故買ったかというと……未入手分の忍法帖も復刻されるのでは、という期待を多少なりとも抱いてしまうから。来月に『甲賀忍法帖』、再来月に『伊賀忍法帖』の刊行が決まっているようだが、もっとマイナーな作品は……無理だろうなあ。そう思いつつも、万一のために売り上げに貢献してみるのだった。映画公開前に再読するか。


2002年11月23日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day23

 マイクル・コナリー『わが心臓の痛み』映画化作品『ブラッド・ワーク』2週間の限定公開らしい。そんなこと言う人嫌いです。本気で。あんまりすぎる。イーストウッドでハードボイルドでサイコで、と三拍子揃ったこの作品を心から楽しみにしていたのにっ。取り急ぎ原作を買ってきて予習して……って、文庫判は出てるのか?

 週末恒例の映画鑑賞、今日観に行くものはだいぶ前からこれ、と決めてあったのだが、必要があって寄りたい店が自宅を挟んで正反対の位置にあったため、そちらは先送りにしていつもの通り有楽町方面へバイクを走らせる。眼鏡の魔法少年に群がる人々を後目に鑑賞したのは、公開から二週しか立っていないはずなのに「やっと?」という感のあるTRICK −劇場版−』(東宝・配給)感想はこちらから。場内放送は上映作品を『TRICK2』と言い間違い、売店に置いてあった堤監督の著書は『提っ』になっていたりと、作品以外のところにもツッコミどころが用意されているのが素晴らしい。どこまで狙ってるんだ君たちは。
 そのあとはいつ雨が降るかとヒヤヒヤしつつ、歩行者天国とサンデードライバーによる渋滞に苛立ちつつお買い物行脚。主目的は西澤保彦さんのサイン会整理券購入(対象書籍『ファンタズム』の予約という形)で、当初掴んでいた情報では秋葉原の書泉ブックタワーでも配布しているはずだったのだが、どうやら誤情報だったようで、急遽開場である神田の書泉グランデまで足を運ぶことになった。ブックタワーで下記のお買い物1だけ仕入れ、グランデでは予約だけ済ませてさっさと帰宅。ついでに上記の『わが心臓の痛み』文庫判も探してみたが、まだ発売していないらしかった。
 人に揉まれてチャンネルが切り替わってしまったようで、日中はやけに怒りっぽくなってしまった。反省。

 本日のお買い物
,都筑道夫『退職刑事2』(創元推理文庫/東京創元社)
 日本における安楽椅子ものの代表的シリーズ『退職刑事』復刻版第2巻。何故か購入予定から漏れていたことに帰宅後気づいたが、揃えてたから問題なし。
 給料日前で他の買い物の予定もあったため、芦辺さんの新刊は一時的に通過……自分でちょっと悲しい……。

 コンプティーク・編『Kanon & AIR SS 青空編』(角川書店)(bk1)読了。今度も感想は避ける……が、これだけは言わせてくれ。『AIR』率低すぎだっちゅーねん。オープニング・エンディングを例外にしたら実質一本やっちゅーねん。ちくしょー。てか担当さんに直接言ってもうたわ。

 一昨日娘とのデュエットシングルを買った余波で、昨日からBGMのメインは俄に矢野顕子である。それも好きなところだけ抽出して延々繰り返しである。心地よい。個人的には『I Sing』、『スナオになりたい。』、『‘It's For You’』といった、ベストアルバムやライブアルバムには収録されていない作品に愛着がある。『‘It's For You’』なんて、パット・メセニーの曲だがオリジナル演奏よりも完成されているしメセニーっぽいものなあ。実際ギターはメセニーが弾いているんだけど。

 ふとテレビを点けると、『少林寺2』を放映していた。ジェット・リーが若い、ことよりも、終盤で彼と戦っているヌンチャク使いが藤井 隆にそっくりで可笑しくて仕方なかった。仲間には吹越 満もいたし。


100,000Hit記念企画
「俺に訊け。」
当サイトの管理人・深川 拓に何か御質問をお願いします。
今回は賞品も御用意いたしました。
(……だいたい想像通りの内容ですが……)
応募詳細はこちらから
A賞 11/01〜11/30
(抽選結果・12月上旬)
B賞 11/01〜
12/15
(抽選結果・12月末予定)
発表時期・12月末予定

2002/11/21AM00:00現在の応募者・7名
booさん@「鳥羽一郎」/市川憂人さん@「うめぼし(実家編)」かずめさん@「乾燥芋」鵠沼守彦さん@「鋳物」冬野佳之さん@「十万石饅頭」茗荷丸さん@「ブックオフ」滅・こぉるさん@「松文館の社長」

2002年11月24日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day24

 相方と相談の結果、『性善説』での新刊は今回見送り、という結果に落ち着きました。一部の方にお騒がせとご心配をお掛けしたことをお詫びします。
 その代わり、というわけではありませんが、これに掲載するつもりで書き進めていた短篇は、うまく完成したら年末か年始限定でホームページで公開しようかと思っております。うまく完成したら、ですけど。なんで限定でかというと……書けてから説明します。

 日中秋葉原まで自転車で出向いてお買い物。コンテナを買ってきて、溢れはじめたCDとDVDとを整頓……のはずが、しばらく手付かずになっていた『ビジュアル源氏物語』を読み耽ってしまう。昨日一日サボった作業を進めるはずが、この日記を書いている時点で進展なし。

 本日のお買い物
1,『ハッシュ! 【完全初回限定版】』(artist FILM/Happinet Pictures/DVD Video)
2,『アザーズ 【初回限定版】』(GAGA CommunicationsPony Canyon/DVD Video)

 当初買うつもりだったのと違ってる……。
 1はミニシアターでロングラン上映された、今年前半の邦画の話題作。ゲイのカップルに「恋人とかセックスとかはいらない、子供だけほしい」と言う女が混ざっての共同生活、次第に変化してくる価値観を描いた作品。ロングランだったのに劇場が遠い、という理由だけで見逃していた一本。
 2も今年前半の話題作、静かな恐怖描写とラストの捻りが秀逸なホラー。先日予告したような「厭な買い方」はしませんでした。買い漏らしたままの『バニラ・スカイ』と一緒に買うつもりだったんだが、思わず『ハッシュ!』に手が伸びてしまいまして。

「俺に訊け。」に応募がありましたので追加。
 なお、締切は明日、としておりましたが、ちょっと変更します。A賞の応募のみ今月末まで、B賞および投稿のみの締切は12/15まで延期いたします。現在、応募がB賞に集中しているので、A賞は結構当選率高いです。引き続きお待ちしております〜〜。


2002年11月25日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day25

 昨晩、日記をアップしたあと、作業に……かかれなかった。毎月末の恒例行事、翌月の購入予定表を作る仕事が残っていたので、慌てて着手し就寝までを費やしてしまった。BGV代わりに鑑賞した『K−PAX 光の旅人』に改めて涙したり。いい映画やなあ。
 夜が明けて出勤後、何故か持ち込んだ『アザーズ』をBGVに作業する。劇場で観ているので結末は解っているのだが――解った上で再度鑑賞すると、恐ろしく考え抜かれた作品なのだと改めて悟る。一見脈絡のなかった現象まで、ほとんどがきちんと説明出来るのだ。ビデオ・DVDで入手或いはレンタルされた方は、怖くても二度以上鑑賞されることをお薦めします。

 雨のために行動不能。加えて帰宅後ある出来事を契機に鬱憤が爆発して、その後反動でやる気まで激減してしまう。パソコンのように再起動かけられれば楽なんだが。

 本日のお買い物
,大塚英志・衣谷 遊『リヴァイアサン(6)』(電撃コミックス/メディアワークス)
,『月姫 ゲームコミック』(ラポートコミックス/ラポート)

 何故か新刊を把握し損ねることが多い1。巻を追うごとに何の話か解らなくなっているがその混沌ぶりが良し。
 2は話の善し悪しよりも(ここ最近に読んだなかで最悪の代物があった……)あんまりな誤字が気になりました。選託とか際確認とか。

 本日最大の驚き。本決まりになるまでは半信半疑のままにしておくが、最近の事情を思うと実現の可能性はそんなに低くないような。


2002年11月26日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day26

 決定シテシマイマシタ。びつくり。
 夕方、電車内の液晶画面に表示されているニュースで知ったのだが、思わず声を挙げそうになった。但し、このニュースがその一個前に流れていたから、というのもある。

 昨晩、今週の映画鑑賞の予定を立てようとタイムテーブルを調べているとき、衝撃の事実に気づいてしまった。そのため、平日ながら急遽鑑賞の予定を立てそれを中心に行動した1日。

 本日のお買い物
,『ゲームコミック Kanon 雪色の物語』(ラポートコミックス/ラポート)
芦辺 拓『明智小五郎対金田一耕助 名探偵博覧会II』(MYSTERY LEAGUE原書房)
東野圭吾『ゲームの名は誘拐』(光文社)

 1は私としては珍しい『Kanon』のアンソロジー。今月やたら目にする宇佐美渉氏に個人的に注目している吉田創氏の作品が載っていたから。それにしてもこの手のアンソロジーを読み続けていると、たまにオフィシャルの設定を見失います。
 2と3はようやく、という気分。2は『真説ルパン対ホームズ』に続くパスティーシュ作品集。定番、というか飛び道具に等しい組み合わせの表題作に小森健太朗氏との合作『ブラウン神父』も含む。いちおう芦辺さんは「ひとまずピリオド」という風に書かれているが、はてさて。3は先日行き付けの書店でポップだけもらってきたのがどーにも心苦しかったので……というのは半分冗談、本当のところ『誘拐』を冠した作品というだけで前々から期待していたので。

 夕方いったん自宅に戻り、荷物を置いて電車で新宿まで向かう。やや早めに現地入りして、おーかたの予想通り紀伊国屋書店を訪れて上の2と3を購入。ほか、文庫の新刊を探してみたが見つからず、そこで店員に確認したら「文庫」だと言うのに検索で親本のハードカバー(2000年刊)を拾ってきて、必要以上に時間を潰してしまった。小走りでテアトル新宿へ。
 慌てて鑑賞したのは、中田秀夫監督の最新作ラストシーン』(オズ+オムロ・配給)。某所であるコメントとともに紹介されていたため、前売券を購入するくらい楽しみにしていたのだが、公開僅か三週の今週末で上映終了となると知ったので、平日にも拘わらず取り急ぎ駆け付けたわけで。日本映画の全盛期(から斜陽へと推移しつつあった時期)と現代とを並べたという内容もあってか、まー私と似たような理由で訪れたと思しい人々が少なからず見受けられた。
 観賞後、性懲りもなくもう一枚前売券を購入して、そそくさと家路に就く。感想は、時間も遅くなったので明日以降にアップいたします。ところで今月の映画鑑賞は8本中5本が邦画という、私にしては異例の事態になっていたことに今更気づきました。

 ……んな知り合いにしか受けないネタを。発信者が明示されているので敢えて抗議も出さずにリンクも移転先に直さないでおいてみたり。


2002年11月27日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day27

 ラストシーン』(オズ+オムロ・配給)の感想を書き上げたのでアップ。こちらからどうぞ

 本日のお買い物
,ローレンス・ブロック『死者の長い列』(二見文庫/二見書房)
,エドワード・ゴーリー『ウエスト・ウイング』(河出書房新社)
3,Arnold Klos Trio『heartstrings』(澤野工房/CD)

 親本を完全に読んでいるのに1を購入したのは、スカダーシリーズの通読を試みているから、というのもあるが、もっと大きいのは解説を法月綸太郎氏が手掛けていること。氏がスカダーシリーズを例外的に高く評価しているのは『このミス』などの選評からも窺われることで、解説を手掛けたこと自体に意外性はないのだけれど。……いや、意外性を取り入れてどうする、とも思うが。
 2は、bk1の怪奇幻想ブックストアにて、東編集長のイチオシ新着棚で見てほしくなった1冊。注文しようかと思った矢先に行き付けの書店で1冊だけ入荷しているのを発見してそちらで購入してしまいました。文字による説明は一切なし、ペン画によるモノトーンで、ただただ何処にあるとも知れない屋敷が描かれているだけ。漫然と見ているとなんの面白みもないイラストだが、繰り返し繰り返し眺めているとその背後に幾つものおぞましい影が見えてくる、そういう本である。いいなあ。
 3は久し振りに購入した澤野工房の作品。名盤の復刻ではなく、澤野工房の依頼により録音された新作である……といっても発売はちょっと前だったはずだけど。同じく澤野工房の依頼によって録音された前作『Appreciations』によって愛好家の期待が高まるなか、再三の依頼にも「熟成が足りない」と固辞し続けて、今年になってようやく録音を承諾した、という経緯があるそうな。そんなことはさておき、端正な仕上がりで思わず聴き入ってしまい……BGMにはなりにくい。

「俺に訊け。」引き続き募集中です。それはそうと、今日から1・2週間ほど、日記の記述はこんな簡単な感じになると思います。イベントがあったり作業があったり締切らしきものがあったり、ということで。映画感想や各種イベントの御報告はちゃんと行う予定ですのでご勘弁を〜。


2002年11月28日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day28

 WindowsがいいのかMacがいいのか、はパソコンに何を求めるのかによっても違うだろうし、慣れや取っ付きの問題もあるだろう。私は本業ではMacを、趣味と副業ではWindowsを使っているが、一概にどちらがいいとは言い切れない。かつてはグラフィックはMac、表計算などはDOS・Windowsと言われていたが、もはや双方の分野でも得手不得手は混在して判断できる状況ではないだろう。
 ただ、ひとつだけ確実に言い切れることがある。いまのMacのCMは駄目すぎる。そーいう現実を何ら把握していない格好だけの素人に喋らせても説得力はありません、どころか反感を覚えるだけです。

 本日のお買い物
,恩田 陸『不安な童話』(新潮文庫/新潮社)
,神坂 一・原作/義仲翔子・作画『ロスト・ユニバースすぺしゃる』(kadokawa Comics Dragon Jr.)
,横溝正史・原作/JET・漫画『悪魔が来たりて笛を吹く』(あすかコミックスDX/2と3、角川書店)

 1は恩田 陸氏初期の長篇2度目の文庫化。祥伝社の新書判を持っているのだが、なんとなく。
 2は神坂氏の原作に基づいた漫画版ロスト・ユニバースの設定を敷衍した、オリジナルの続編。なんで今更、という?マークが頭の中を飛び交っていますが、面白いので良し。
 3は久々の、JET氏による横溝作品の漫画化最新作。相変わらずセレクトがマニアックです。

 作業にかかりっぱなしでカバーをかけていない本が溜まってきました。私のやり方だと5冊かけるのにゆうに1時間はかかります。現在、かけねばならないと思っている本は7冊。当分……やってる暇なさそうだなあ……。

 三澤未来さんがサイト閉鎖。お疲れさまでした。いずれオフラインでお会いしましょう。

 あっ、「俺に訊け。」締切延長してまだまだ募集中ですので、ご応募お待ちしております〜〜>matsuoさん<名指しかい


2002年11月29日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day29

 先行レイトショー・オールナイト来場者にプレゼントされている『マイノリティ・リポート』カレンダーポスターを、伝手から頂戴する。カレンダーにもなるのだから丁度いいだろう……と思っていたが、どうも日付が合わない。
 よくよく見れば、カレンダーはカレンダーでも2003年ではなく2054年のものだった……迂闊だった。予測できたはずなのに。

 本日のお買い物
,梶尾真治『黄泉がえり』(新潮文庫/新潮社)
,早川書房編集部編『フィリップ・K・ディック・リポート』(ハヤカワ文庫SF)
,ダニエル・チャヴァリア『バイク・ガールと野郎ども』(ハヤカワ文庫HM/2と3、早川書房)
,マイクル・コナリー『わが心臓の痛み(上)』
, 同 『 同 (下)』(4と5、扶桑社ミステリー)
,鮎川哲也『翳ある墓標』
,高木彬光『初稿・刺青殺人事件』(6と7、昭和ミステリ秘宝/扶桑社文庫/4〜7、扶桑社)
8,CLAMP『ちょびっツ(8) 初回限定版』(プレミアムKC/講談社)

 文庫ばかりでもこの量となると結構張ります。
 1は新春ロードショー(但し三週間限定)『黄泉がえり』の原作……という紹介の仕方からどうして購入したかは察していただけるでしょう。映画版とはニュアンスが異なるようだが、なれば余計に読まねば。正月は読書三昧……できればいいなあ。
 2はカラーグラフの内容からも明白な、映画『マイノリティ・リポート』公開記念の企画本。恩田 陸、神林長平、田中啓文など作家各氏のエッセイ+マイベスト、座談会に評論、初訳短篇に全長篇・単行本の解題まで含めた、ガイドブックとしても役立ちそうな1冊。てかガイドブックのつもりで衝動買いしました。
 3はアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作。粗筋に拠ればエッチでイカれた犯罪小説である。そういうのは大好きだ。題名から好みの予感がしたので、ずっと予定表に加えてありました。
 先日から幾度も「ないない」喚いていた4と5も、本日ようやく発見。店頭になく、店員に訊ねて陳列前の商品を無理矢理探し出してもらいました。12月から、噂では2週間程度の限定で公開されるクリント・イーストウッド監督映画『ブラッド・ワーク』の原作である。前々からコナリー作品は読んでみたかったので、1同様の予習目的で購入。はて、上映終了までに読み終えることが出来るか。
 6と7は久し振りの昭和ミステリ秘宝最新刊にして、待望の2冊。6は鮎川長篇のなかで今日まで唯一文庫化されていなかった(『白い恐怖』は除く……ってあれは長篇に含めていいのか?)作品と、鮎川名義でデビューする以前の翻訳短篇を収録した文字通りのレア・コレクション。7は二年ほど前に某所でも話題となった、高木彬光の伝説的処女作『刺青殺人事件』を初出時の形のままで復刻したものをメインに、『妖婦の宿』はじめ本格もの短篇を織り交ぜた作品集。
 しかしこの昭和ミステリ秘宝シリーズ、随分と長いことご無沙汰で、いきなり新刊が出たと思ったら4冊同時発売である。購入した2冊しか存在を知らず、「新刊ありませんか」と書店で訊ねたら一挙に4冊持ち出されて困惑してしまった。既にその前の5冊を手にしていたもので、予定していた2冊だけであとは一旦お返ししたのだが、他の2冊も本格もののセレクションで非常に魅惑的である……いけず。
 そして8は色々と物議を醸したような気がする(微妙な言い回し)CLAMP初の青年誌連載作完結巻。初回限定版での購入は途中で止めていたのだが、最終巻はマウスパッドと全巻収納可能なボックスつきで、「初回限定」という言葉についで「箱」ものに弱い私はふらふらとbk1にて予約購入してしまったのであった。届いてみればいかにも柔らかな印象のデザインに、何故か取っ手つき。……これを、持ち運べと? ちなみに肝心の本そのものは薄目で、単独での価格は本体460円。

 やけに早々と更新している(PM5:00)のは、これから中島みゆき『夜会 ウィンター・ガーデン』を見てくるから。可能ならば深夜にでもまた更新してみま。

 以下、http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day29_b

 帰還いたしました。『夜会Vol.12 ウィンター・ガーデン』の感想は後日(明日まで……には無理です、きっと)ゆっくりとしたためるとして、駆け足でその後の経緯を追記しておきます。

 読書中の本をいったん脇に置き、コナリー『わが心臓の痛み』をお供に電車に乗って渋谷へと向かう。いま丁度ハードボイルドに合わせやすい感性になっている所為もあるだろうが、まあ読みやすいこと捗ること。
 午後6時20分ぐらいに渋谷に到着。この猶予に腹ごしらえでも、と思っていたのに、習性からBunkamura付近のBook 1stにふらふらと迷いこむ。二階の文芸・文庫・新書売場を散策していると、エドワード・ゴーリーの著作がほぼ全品平積みになっているコーナーを発見した。丁度興味を抱いていたところなのであとで一冊ぐらい買うか、などと思いつつあちこちを渉猟し、幾度もその前を行ったり来たり。その間、眼鏡に波打つ長髪の男性がずっとゴーリーのコーナーに粘っていた。
 そろそろ移動する時間も近くなり、じゃあ何か買っていくか、とゴーリーのコーナーに近づき選んでいると、まだそこにいた男性が私に話しかけてきた。一画を指さして、
“Very Good !”
 ……日本人じゃなかったらしい。その後も何事か話しかけられるが、思い込んでいただけにかなり驚いてまともな受け答えが出来ない。平積みの下の方から抜こうとして苦労していたところ手を貸してさえくれたのだが、最後まで日本語で応える私であった。
 そんなわけで本日のお買い物追加。
,エドワード・ゴーリー『不幸な子供』(河出書房新社)
 一昨日購入したのは字のない絵本だったが、こちらは短いながらもちゃんと物語が綴られている。しかし一筋縄ではいかない点は同じ。いいなあ。ちなみに訳文と併せて原文も表記されているので、ちょこっと英語能力があれば大丈夫。
 他にも買いたいものはあったのだが、時間はないし行き付けの店で入荷してくれてるかも知れないし、などの事情で一旦見送り。さだまさし氏の新刊なんかは早く読みたいところだが。

 午後7時に会場前で松本楽志さんと合流し、プログラムを購入したりして時間を潰したあと、15分の開場とともに劇場入り……といきたいところだったが、私の持っていたチケットは訳あってこのとき窓口でいったん交換しないといけないのだった。というのも、印刷所の手違いとかで席の番号がワンランク上のものになっていて、後日届いた葉書で「19:15から開演までのあいだに専用窓口で交換してください」と指示されていたのだ。
 葉書が届いた時点で本当は苦情を伝えるべきだったのだが、御丁寧に電話番号すら明記していなかったので、その場で怒りをぶちまけてさしあげた――間違えたのが印刷所にせよ、交換は別途郵送で行うとか、或いは開場以前のせめて19:00あたりから開始するなどの配慮が必要なのに、入場が始まってから開始してしかも開演とともに窓口が変わるとはどういう了見か。加えて、開場前に訪れた人々に対して警備員が二列に並ぶよう指示したのだけれど、交換が必要なチケットを持っている人間には一切指示なし。しかも直接訊ねたときに教えられたのと窓口の位置が違っていた、というていたらく。決して安いチケットではないのに客にばかり負担をかけるような対応は全く解せない。
 他にも係員の手際に色々と疑問は感じたものの、『夜会』そのものは充分に楽しめた――前と同じ演目だが脚本も演出もあちこち手を加えてあり、結末の印象も異なるので、新鮮な気持ちで楽しめたので、とりあえず満足して帰宅した。がしかし――Bunkamuraのスタッフと『夜会』のスタッフが混在しているにしても、専門の劇場でしかも長年やっているのだから、もうちょっと対応に細やかなところを見せていただきたいものだ。
 以上、別ファイルにするつもりの感想に併記すると興醒めな愚痴のみこちらに書いてみました。繰り返しますが、舞台そのものは面白かったのです。


2002年11月30日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20021121~.htm#Day30

『夜会』こぼれ話追加。
 会場内・会場外で物販が行われていたのはなかなか親切だと思う。CDなどは行き付けの店で買った方がポイントも貯まるので、ただ眺めるだけ――と、興味深い事実を発見する。
 置いてあるCD、ほぼ全部ポニー・キャニオン版だ。
 中島みゆきは新記録を樹立した『地上の星』からレコード会社をYAMAHAに移している(販売などには依然PCが関わっているようだが)。併せて全てのアルバムがYAMAHAレーベルにて復刻されている、はずなのだが……。
 ちなみにいまでは滅多に見かけなくなった、シングルCDのロングケースも置いてあって、何とも言いようのない気分が味わえたのでした。あの裏面、一枚の絵になるんだよな、確か……。

 週末恒例の映画鑑賞、本日観るものは数日前から決めてありました。鈴木光司原作、中田秀夫監督による邦画『リング』のハリウッド版リメイクザ・リング』(Asmik Ace・配給)。来週から上映館に『マイノリティ・リポート』が入るため、公開終了となるか、良くても劇場を変えるはず。現在、『ザ・リング』は銀座・有楽町・日比谷界隈では日比谷映画という劇場に入っているのだが、私の知る限りここから移るとなると次は場末か座席の状態が良くない劇場だけである。早く観ておきたい、という想いも重なってもはや迷う予知はなし。感想はこちらから
 観賞後は毎度のように買い物行脚、だが12月間近の土曜日だからなのか、下手なドライバーに駆け込みの工事があちこちで行われているようでどこもかしこも混んでるったら。

 本日のお買い物
,角田文衛『待賢門院璋子の生涯 抄庭秘抄』(朝日選書281/朝日新聞社)
2,『X−MEN 特別編』(20世紀フォックスホームエンタテイメント/DVD Video)

 1は資料なのか趣味なのか最近よく解りません平安関連書籍。平安末期、白河法皇の寵愛を受け、ふたりの天皇の母となりながら最後は孤独に逝った実在の紫の上を、多くの資料を基に描いた伝記。
 2は前々から複数の方に薦められていた、アメコミを原作とした実写映画。『スパイダーマン』よりも面白い、という評価すら聞いたことがあって、更に監督があの『ユージュアル・サスペクツ』のブライアン・シンガーということもあっていずれ買うつもりでいた一本。丁度ポイントが貯まっていて、先の再リリースで定価が2500円(本体)、実売価格は更に安くなっていたので、色々と迷った挙句購入。早速冒頭だけ眺める……つもりだったのに、いま横では既にスタッフロールが流れてたりして。いや、これは確かに面白い。気が向いたら、ちゃんと『cinema』に感想をアップしてみます……気が向いたらというかそれだけの余裕が出来たら、というべきか。しかしスタッフロール長すぎ。

「俺に訊け。」A賞の応募に限り、この更新時点を以て終了とさせていただきます。以後、A賞での申込はプレゼント不要という条件での応募と見做しますので、お間違えのないようご注意ください。A賞に申し込まれた方へは、近日中に直接抽選結果をお知らせいたします。
 ともあれ、駆け込みでお二方から新たに応募いただきましたので一覧に追記。引き続き、12月半ばまで受け付けておりますので宜しくお願いします〜。


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