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2003年11月11日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day11本日は出勤、したもののこれといって仕事なし。……むぅ。
本日のお買い物
1,『マーシャル・ロー』 [amazon]
2,『ロードキラー <特別編>』(ともに、20世紀フォックスホームエンターテイメント/DVD Video) [amazon]
正確にはどちらも買い物ではなく、『X−MEN2』と『デアデビル』のDVD両方を購入して応募すると、希望するDVD二枚が貰えるキャンペーンで頂戴したもの。私は劇場で観たときにけっこう評価していたにもかかわらず今まで買わずじまいだった2だけで良かったので、もう一枚は親の希望を入れて1を選択。こちらは戒厳令下のニューヨークで発生する事件を、デンゼル・ワシントンらスター俳優三人の共演で描いた作品。私はまだ観てませんが、うちの両親はBSで観て以来お気に入りだった模様です。
2のほうは、買ったばかりの中古車に憧れの女の子を乗せて楽しい里帰り、のはずが途中で兄を拾う羽目になり、更に冗談半分で女性のふりをして無線で遊んでいたらとんでもない男に目をつけられてしまう、という筋書きのスリラー。過程に無駄がなく、緊張感に満ちた秀作。アメリカの広大な土地と随所に存在するモーテル、といった条件がなければ成立しない点も見どころです。劇場鑑賞時の感想はこちら。
それにしても、再発売に次ぐ再発売で、amazonの商品情報がぐちゃぐちゃになってて非常に解りづらい。いちおう、新品で入手可能なページにリンクしてありますが、もし興味があるなら店頭で探した方が早いかも知れません。大きいところなら、まだ「1枚買って1枚貰える」キャンペーンのところに残っているかも知れないし。現在『ロードキラー』を眺めつつこれを書いてますが……劇場で観たときより高く評価している自分に気づいたり。これはもしかしたら、ここ数年のスリラーの中では最も完成度が高く安定感のある作品だったかも。
急激に冷え込んできたせいか、コンディションがいまいちよくありません。大人しくしてよっと……。
2003年11月12日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day12案の定、若干風邪の症状が出てしまった。即刻風邪薬を呑んで症状を抑える。
一日眠気で使い物にならないことも覚悟していたのだが……どういうわけか、そのあとはここ数日と比べて調子がいい。もしかして、ずーっと症状が出てたのか? いつから? てゆうか俺もしかして(略)SMAPの中居正広じたいは結構評価しているのだけど、彼が『砂の器』の和賀英良を演じると言われると――どーも腑に落ちない。加藤剛に匹敵する重厚感が中居に出せるのだろうか?
だいいち、ハンセン病の設定などを取り払ってヒロインを追加するというが、そこまでしたら話の勘所がずれないか? いやもっと気がかりなのは、具体的にどんな格好でリメイクするのかは発表されていない模様だが、まさか現代を舞台に置き換えるんじゃないだろうな? それは全く別の話になるんじゃないのか?! そんなのやだー!!
なお、私もこの作品は野村芳太郎監督による映画版のほうが好きです。原ォ氏は認めていないようだが、余分な推理ゲームの要素を省いて純化された映画版のほうがドラマとして優れていると思う。江戸川乱歩『三角館の恐怖 乱歩傑作選17』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1/amazon]読了。感想はこちらから。あと三冊。
本日のお買い物
1,宮部みゆき『誰か Somebody』(実業之日本社) [bk1/amazon]
2,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第26巻 幻影城』 [bk1/amazon]
3,田中芳樹『アップフェルラント物語』 [bk1/amazon]
4,都筑道夫『魔海風雲録 都筑道夫コレクション《時代篇》』 [bk1/amazon]
5,ミステリー文学資料館・編『甦る推理雑誌(9) 「別冊宝石」傑作選』(2〜5、光文社文庫/光文社) [bk1/amazon]
1は二年振りとなるらしい(もうあんまり間隔を数えないほうがいいような)現代ミステリ長篇。轢き逃げ事件の犯人捜しにまつわる、如何にも地味な発端が却って新鮮。最近の長大化傾向に倦んでいたので、この長さと雰囲気に期待してしまいます。
乱歩全集今月の配本となる2は、現在も語り継がれる乱歩評論の代表的一冊。推理作家協会賞全集のヴァージョンでも持ってるな、そういえば。3は著者の冒険物語としてはたぶん最も完成度の高い一冊。くわえて、初刊からずっとふくやまけいこ氏の装画なので、全部持っているにも関わらず毎回買ってしまってます。我ながらちょっとおかしい。4は表題作他、単行本初収録の短篇三本を収めた《時代篇》。5はまたマニアックな面々の作品が収録された傑作選。
2003年11月13日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day13本業がそれなりに忙しかったのでお買い物に行く時間がありませんでした。長めのAVケーブルも買いに行きたいのに。
しかし、本業がばたばたしているときほど読書は捗る傾向にある。昨日に続いて、アガサ・クリスティ/深町眞理子[訳]『ABC殺人事件 [新訳]』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1/amazon]を読了。感想はこちらから。……面白かったので貪るように読んでいた、というのも否定しない。さあ、これで心おきなくクリスティー文庫版も買える。……え?我が家に顔を見せる野良猫も、空いた発泡スチロールの中で寝る気候となりました。皆様もお体にお気をつけください。
……それにしても、もう二年ぐらい通ってるんだからいい加減慣れろやそこの猫。
2003年11月14日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day14アクセス解析をほのぼのと眺めていたら、こんなキーワードで辿り着いている人を見つけてしまった。
「財津 歌詞」
大人しく買ってください。てか大雑把すぎるわ。一郎か和夫かぐらい指定して。
……ところでこのリンク先の曲、本当に赤ちゃんが泣きやむのでしょうか。三澤未来さんあたりに検証してもらおうかしらん。今なら読める、とばかり、四年前に160ページぐらい読んでおきながら一度投げ出した本を発掘して、また読み始める……が、20ページ程度で「どうして昔、いちど放ってしまったのか」を思い出して、早くもページを繰る手が遅くなった。
よく言えばモジュラー形式なのだが、視点が多すぎて話が掴みづらいのだ。多少ならついていく自信はあるのだが、それが文字通り無数に視点があって、しかもそれぞれの話が(私の記憶している限り)160ページ読んだ時点でもまだ絡み合わない。いや、百歩譲ってそれも良しとしよう、だが、同じセンテンスのなかで二つ以上の視点が混在するのはどうだろう。それまでベッドに横たわっている人間の目線から綴っていたはずなのに、いきなりそれを治療している人間の心理が語られる、というのが結構沢山あった――覚えがある。
何せ前に放り出して(実は二度)三年は経っているはずなので、記憶がおぼろになっていたり或いは誇張されている危険も否定しないが、どっちにしても読み始めでそういう記憶を追体験してしまったのは拙かった。果たして私は短期間でこの一冊を乗り切ることが出来るのか。はたまた延々引っかかった挙句みたび頓挫してしまうのか。
ちなみにこの作品、海外作家のデビュー作にあたりますが、その後の作品が訳出された形跡はなし。あちらでは二作目、三作目が刊行された痕跡はあるのだけど。本日のお買い物
1,横山秀夫『影踏み』(祥伝社) [bk1/amazon]
2,山田風太郎『妖説太閤記(上)』 [bk1/amazon]
3, 同 『 同 (下)』 [bk1/amazon]
4,西澤保彦『実況中死 神麻嗣子の超能力事件簿』(2〜4、講談社文庫) [bk1/amazon]
5,『IN☆POCKET 2003年11月号』(2〜5、講談社) [amazon]
6,アガサ・クリスティー/田村隆一[訳]『予告殺人』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
7,『Power DVD 5 Deluxe アップグレード/乗り換え版』(Cyberlink/Windows98・Me・2000・XP対応アプリケーション) [amazon]
1はいま最も旬な著者の最新刊。
2は講談社文庫では久々となる山田風太郎作品である。題名通り、豊臣秀吉の立身出世の様を風太郎一流の筆遣いで描いた怪作。3は神麻嗣子シリーズ2冊目の単行本。このシリーズは全般に短篇のほうが印象深く、本書もちょっと長かった記憶があるのだが、個人的にはラストの台詞が秀逸で好き。
6はクリスティー文庫今月刊行分より、ミス・マープルものの代表作と評される長篇をチョイス。。流石に昨日の今日でまた『ABC殺人事件』は買えませんでした。
7はDVD再生用ソフトウェアのなかでも、パソコンに同梱されていることの多いものの完全版かつ最新版。Dellのパソコンにもついているのですが、ヴァージョンが把握できないわアップグレードできるかも定かでないわそのうえサポートが何処になるのかも解らないという極悪な代物だったので、比較的廉価だったのをいいことに購入。dtsのソフトウェアデコードにも対応しているので、音響の質が更に向上しました。夕方、長めの延長ケーブルを購入し、よーやく懸案だったビデオデッキからの取り込み作業を行う……が。
随分長いことほったらかしだったためか、どうやらヘッドが汚れているかへたっているらしく、おろしたてのテープに標準で録画したものにしては画面が盛んにぶれる。ひととおりデータ化してはみたものの、みるたんびに眩暈がしそうだ。ヘッドクリーナーを探してきて、もう一回試してみるとしよう……。
併せて『インフェルノ』もひととおり鑑賞しましたが、バカ受けした私は正しいんでしょうか。本日も『まさかのミステリー』を観てますが……相変わらず、問題VTRがアンフェア。一問目、網で囲った庭にバレーボールが三個あった謎は簡単に分かったのだが、あれはバレーボールを映していることじたいが駄目なんだよなー。
しかし今回に限っては、どんなネタを出しても磯野貴理子の結婚話に勝るミステリーはなかったわけで。
2003年11月15日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day15週末恒例の映画鑑賞。本日は日比谷シャンテシネにて、実在のアーティストの半生に基づくエド・ハリス入魂の一本『ポロック 二人だけのアトリエ』(Sony Pictures・配給)。感想は「パトロン役が実は奥さん」からどうぞ。久々にアート系の作品を観ました。ノリが違いすぎて体が馴染むのに時間がかかりました。本当に。
当初は同じシャンテシネで本日公開となった『イン・ディス・ワールド』を観るつもりだったのだが、劇場窓口横から地下にある劇場へと続く階段にずらーっと並んだ人々を目にして、第二候補にしていた『ポロック』に逃避したのだった。さすが、ミニシアター系で支持者の多いマイケル・ウインターボトム監督の新作だけのことはある。本日のお買い物
1,柴田よしき『蛇(ジャー)(上)』 [bk1/amazon]
2, 同 『 同 (下)』(トクマ・ノベルス/徳間書店) [bk1/amazon]
著者が2001年から2002年の夏にかけて新聞連載した作品に大幅な加筆修正を加えた、現代日本を舞台にしたファンタジー。著者としては珍しいあとがきで、新聞掲載時は911の影響を受けてしまったこと、単行本化に際して本来のプロットに戻したことなどが熱のある丁寧な表現で記してある。このあと新宿に行ってきます。ああっ、新しいネタを仕込めなかったっ。
2003年11月16日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day16昨日の書き忘れひとつ。
5.1chスピーカー用のスタンドを一本購入し、昨日ようやく届いた。何故かクリエイティブ直営のオンラインショップでないと購入できないとか、「在庫あり」と書いているのに委託先への出荷が遅れて届くのは今月下旬になるとか、六時から八時に届けて欲しいと言ってるのに何故か人が留守にしている土曜日午前中に届くとか(あとで詫びの電話が入ったからそれはまあ良し)意味不明のトラブルを多発しつつ届いたのは結構大きな箱。何かの間違いじゃないかと思いつつ開封すると……中もちゃんと大きかった。
やけに値が張るとは思っていたが、支柱と台座の裏側は鉄製で台座も人間の両足を揃えたぐらいのサイズがあり、ちょっとしたことでは倒れそうもなくなかなかの重厚感。故に、微妙に存在感が強くて邪魔なのだが、これで一個だけ床に置いていたスピーカーも他のものと釣り合いの取れた配置が出来るようになり、とりあえず満足。ただ、これまで対角線上に伸ばしていたコードが、支柱の中を通したために一点余計に経由することになって、その分動かせる範囲が狭まってしまった。このコードにだけ、延長ケーブルを用意しないとちょっと足下が鬱陶しい。
それにしてもこのスタンド、仮に5個分すべて揃えると、スピーカー本体と同じぐらいの価格になるような気がするんだが……。で、アップしたあとはアニソン限定カラオケオフへ。家を出る時間を間違えて遅刻してしまったが、11時30分のスタートには間に合い、今回は無事最初から最後まで参加。絶叫系の曲は知らなかったり歌詞を知らなかったりだったので、主に聴いて楽しんでました。自分ではなんとなく女性ヴォーカルのものを中心に選んでみる。
何だかんだで7時まで歌い通し、帰宅後は毎度のごとく泥のように眠りました。参加者と登場曲は、茗荷丸さんがアップしてくださるようなのでそちらを参照のこと<手抜き
2003年11月17日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day17そういや、『GoGoウェイトレス』は入ってなかったな。あったら……歌ってたかも。少なくとも全員引くということはなさそうだし。
自宅界隈には野良猫がうなるほど彷徨いている。多くは触らせてもくれない警戒心の強いのばかりだが、その中でも比較的簡単に撫でさせてくれたり、人に慣れているのが出没する一画がある。
商店街に向かって延びる階段の脇は、今でこそぜんぶ駐車場になってしまったが、以前は基礎だけ作ったところで計画が立ち消えになったらしい空き地が広がっていて、そこから階段のうえぐらいまでは一日陽当たりが良く、また人通りも多いので餌を与える人もあるせいか、気軽に触らせてくる猫に会いやすい。その代わり、あまりに簡単に施しをするものだから、人間をなめくさっていて愛想を振りまくこともしない猫も少なくないが。
この階段を下りたすぐのところにビルがある。以前はコンビニが入っていたのだが、駅のすぐそばに出来たコンビニに客を取られたのか潰れてしまい、一時はビル全体が空っぽになっていた。しばらくのあいだはディスカウントショップが棚だけを並べた形で営業していたが、それも短命で、ここ何ヶ月かはずっと空いたままになっていた。
そこへ先日、新しい店が入った。某ドラッグストアの系列店なのだが、実に思い切ったことをしてくれた。
ペット用品専門の店なのだ。餌にかごに専用の消臭剤、などなど。
元々猫好き犬好きの多い土地柄なのだが、その中でも特に類を呼びやすい場所である。これほど巧い戦略もあるまい。……なんだか人の弱みにつけ込まれているような気がしないでもないが。本日のお買い物
1,秋月りす『かしましハウス(8)』(BAMBOO COMICS/竹書房) [bk1/amazon]
2,高橋留美子『人魚シリーズ(二) 人魚の傷』(SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL) [bk1/amazon]
3,藤崎聖人『ワイルドライフ(4)』(少年サンデーコミックス/2と3、小学館) [bk1/amazon]
小学館など結構な量が出てましたが、ひとまずこの三冊だけ。
実にゆったりとしたペースで続いてきた1もこれでとうとう完結。みんな特に状況が変わらないうちに終わってしまってますが、それでいいんでしょう多分。同時発売の『どーでもいいけど』は寄った店では見つからなかったので後日。金曜日に触れた例の本、再読分を乗り越えて未知の領域に突入しました。どうも、視点の混乱云々よりも、テーマの混乱とか話にのめり込めないこととかが原因で読むのが面倒になった、というのが真相らしいと段々解ってきました。向こうではリアルな問題なのかも知れないが、私自身にとっては議論の余地のない出来事が扱われているので、登場人物の右往左往が歯がゆいったらない、更に政治のトップまで巻き込んでの議論と平行して起きている猟奇殺人が、その残虐性と特異性に対して扱いが軽すぎる――多分、あくまで傍流のエピソードと作者が認識しているせいだろうが――のも得心がいかない理由の一つなのだろう。
半分を通過したので、今度こそ読み切ろうとは思うものの、現段階の手応えだとやっぱりそんなに出来のいい作品ではない、というのが正直なところ。細部の書き込みや知識の豊かさは凄いんだけど。
2003年11月18日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day18本日のお買い物
1,樋口 橘『学園アリス(3)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1/amazon]
2,松江名 俊『史上最強の弟子ケンイチ(7)』 [bk1/amazon]
3,藤田和日郎『からくりサーカス(30)』(2と3、少年サンデーコミックス/小学館) [bk1/amazon]
4,秋月りす『どーでもいいけど [不景気な暮らしの手帖]』(BAMBOO COMICS/竹書房) [bk1/amazon]
5,有栖川有栖『白い兎が逃げる』 [bk1(ISBN)/amazon]
6,歌野晶午『家守』 [bk1/amazon]
7,田中芳樹『アルスラーン戦記7・8 王都奪還 仮面兵団』(5〜7、カッパ・ノベルス/光文社) [bk1(ISBN)/amazon]
8,嬉野秋彦『チキチキのわ〜る烈風伝!!(5) ロボトニックウォー』(ファミ通文庫/enterbrain) [bk1/amazon]
9,『風の谷のナウシカ ナウシカ・フィギュアセット』(ジブリがいっぱいCOLLECTION/ブエナビスタホームエンターテイメント/DVD Video) [amazon/amazon(通常版)]
10,中島みゆき『恋文』(YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS/CD) [amazon]
げしょ。
上の方はおいといて、まず昨日買い漏らした4。帯が何故か北村 薫氏です。……何故、というほど不思議でもないか、『メフィスト』にも連載していた漫画家なのだから。本書は十年近く新聞で連載していた時事ネタ4コマを、終了一年後にようやく単行本化したもの。時事ネタと言ってもあくまで『OL進化論』の作者の切り口なのでマイルドです。
5と6はともに最新連作。5は火村シリーズの四作を、うち一作は週刊アスキーで連載していた中篇を収録している。6は「家」をテーマにした連作。
もう何年前から出せ出せ、と喚いていたことでしょう。ようやく発売しました9は、限定生産のBOXセットに手を出す気には流石になれませんでしたが、それでもフィギュアセットを選んでしまうマニアの悲しさ。作品そのものはもう説明不要でしょう。
10はすっかり年一枚のペースが定着した中島みゆきの最新作。タイトルがタイトルなだけに、従来よりも「恋愛」をテーマにした曲が多いという印象。曲調も心なしか柔らかくなっている。先行シングル『銀の龍の背に乗って』はそのままのようだが、カップリング曲でありアルバムの表題曲でもある『恋文』のほうはほんのちょっとミックスが変わっているようだ。ほか、題名と主旨が気になる『情婦の証言』に、柴咲コウ提供曲を早速カバーした『思い出だけではつらすぎる』を収録。
2003年11月19日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day19記録上、約四年七ヶ月を費やしてやぁぁぁぁっと読了。スタンリー・ポティンジャー/高見 浩[訳]『第四の母胎』(新潮社) [bk1/amazon]。感想はこちらから。拙いのは視点の混乱と、序盤の構成の拙さぐらいで、あとは思っていたほど問題はなかった。てか、そのふたつだけで何度も中断するには充分だったわけだが。
ちなみに、先日触れたとおり、本書は文庫化もされておらず、作者のこれ以降の作品も訳出された気配がありません。まあ……解るような。この本自体も、オンライン書店では新品で購入するのは不可能。リンクに意味がない。
で、余勢を駆って素早く東野圭吾『ゲームの名は誘拐』(光文社) [bk1/amazon]も読了。感想はこちらから。近いうちに映画も観てきます。本日のお買い物
1,内田康夫『化生の海』(新潮社) [bk1/amazon]
2,外薗昌也『琉伽といた夏(4)』(ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ/集英社) [bk1/amazon]
あーあ、結局切り抜きで読み通す前に出てしまいました。先月末まで新聞で連載していた長篇、一部加筆訂正を施して早くも単行本化。一冊本ながら、ほぼ日本縦断しているという意味でシリーズ最大スケールなんだそうです。
2は完結。確かにSFなんですが、改めて見渡すと18禁ゲームみたいな設定で結末はトゥルーエンド、無論いっこ選択を変えるとノーマルエンドが別にあるんだよ、みたいな感じでした。藤子・F・不二雄の作品にこんな結末があったような気もしますが、現代風・外薗流味付けとして小ぶりながらいい作品でした。前巻にはなかった巻末付録も、前巻分の解説込みで収録されてます。……あ、山口美由紀の新刊買ってくるの忘れてた。
2003年11月20日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031111~.htm#Day20大根おろしと塩とショウガで湿布をするという結果ばっかりが。本当に効くのかどうかは解りません。
雨が降ると行動力ががた落ちになります。両親の車に便乗して職場に行き、本日は所用で移動の多いどちらかが戻ってくるまで、仕事が終わってもただただ待機。何せ、職場から自宅までの公共交通がバスしかなく、しかもそのバス停までかなり歩かなきゃいけないのです。濡れたくないなら大人しく待つばかり。
本日のお買い物
1,山尾悠子『ラピスラズリ』(国書刊行会) [bk1/amazon]
2,服部まゆみ『レオナルドのユダ』(角川書店) [bk1/amazon]
3,ボブ・カラン/下楠昌哉[訳]『アイリッシュ・ヴァンパイア』(早川書房) [bk1/amazon]
4,ウラジーミル・ナボコフ/富士川義之[訳]『青白い炎』(ちくま文庫/筑摩書房) [bk1/amazon]
5,神坂 一『風サワグ地ノ逃亡者タチ』(富士見ファンタジア文庫/富士見書房) [bk1/amazon]
6,山口美由紀『ロケット☆マイスター』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1/amazon]
7,小池田マヤ『バーバーハーバー(4)』(ワイドKCモーニング/講談社) [bk1/amazon]
上のようなことを書いておきながら量があるのは、ぜんぶbk1で昨晩注文したものだから。今日は雨と本業の待機で身動き取れないだろう、と見越して、いずれ買うつもりだった大物のうち24時間以内出荷のものを選んでまとめて注文したのです。読み通り、宅配便できちんと今日中に到着しました。
1は書き下ろしの新作であることもさりながら、装幀の美しさでも話題となっている幻想小説。前に刊行された作品集成は手が出せませんでしたが、今回はとーとー思い切って購入。2はレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯に取材した長篇。
3は他のものとは別に、予約注文していたもの。プラム・ストーカーをアイルランド出身の作家として再評価しよう、という声に合わせて執筆された、アイルランドを舞台とした吸血鬼譚。4はちょこちょこ蒐集しているナボコフ作品の新訳。「青白い炎」と題された長大な詩と、添えられた異常な分量の注釈から成り立つ実験小説。5はクロスカディアシリーズ第四巻。前巻から隠遁生活に突入したはずなのだが……ほのぼのとしてます。
6はいつの間にかシリーズ化していたらしい『マジック☆マイスター』2冊目。前巻で妙な存在感を発揮していたサラの親父が描いていた童話、という設定らしい。7はまた理容関係の賞を受けたらしい。今週の『TRICK』。
今のところ、今シリーズいちばんのお気に入りと申し上げます。前回「無茶だー」と思っていたポイントは冒頭ですべてつっこみ、ツイストを加えての解決編。犯人側の詰めがやや甘いものの、この大ネタと第一シリーズの千里眼の男に匹敵する空虚な余韻はお見事。高嶋政伸の緩急を踏まえた演技も良し。脚本は第一シリーズ以来の林誠人氏だが、作風もどこか第一シリーズの面影を漂わせているのが嬉しい。
でも相変わらず制作費は無駄に使っている模様。前回は月に横切る車のシルエットを重ねたり、今回も意味のない電球点してみたり。馬鹿でいいなあ。ちょこっとだけ修正したついでに軽く追記。
お買い物の紹介は基本的に、帯なり粗筋なりを参考に、あるいはざっと眺めた印象で書いています。昨日の『琉伽といた夏(4)』もその例に漏れず、たったいまきちんと読み終えたのですが――あとがきがわりの対談に、昨日書いた印象とほぼ同じ意味合いのことが書いてあって笑う。そうか。やっぱりそうなのか。「かわいいカノジョっすねー」と貴士に話しかけたら「妹です」と返され、「失礼しました!」と泣いて立ち去った男はきっとその片鱗なのでしょう(p175)。何も逃げんでも。
宣伝とかお薦めとか告知とか。
宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)
本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1/amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん。
当サイトは、bk1のブリーダープログラム、及びamazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しております。
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2003年11月上旬
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