2009/01/31
8月25日、ポゴレリッチが突然前半のプログラムを演奏しないという
パプニングから始まった、ショパンフェスティバルも最終日になりました。
この日は、1980年のショパン国際ピアノコンクールで優勝した
ダン・タイ・ソンが、ショパンの2番のピアノコンチェルトを演奏しました。
フィルハーモニーホールもすごい熱気でした♪
ワルシャワフィルハーモニーオーケストラと、アントン・ビットの指揮というのも贅沢な共演!
ダン・タイ・ソンのショパンを聴いて、男性的な強さを感じました。
そう! ショパンの音楽は、メロディーが本当に美しく切ないから
弱々しく感じてしまうかもしれませんが違うんですよね。
ものすごい強い意志が秘められている。
ダン・タイ・ソンの演奏からも、そんな思いを感じました。
2010年のショパン生誕200年に向けてのフェスティバル。
2009年もアルゲリッチをはじめ、ショパンにゆかりのアーティストが参加します♪
楽しみですね!
Chopin i jego europa のフェスティバルを聴かれた方など、感想を聞かせてくださいね!
2009/01/31
8月29日は、前日に引き続き、オペラ歌劇場にて18世紀オーケストラと、
オレイニチャク先生のショパン:ピアノ協奏曲1番が演奏されました♪
この日の先生は、いつになくド緊張されてて本当に大丈夫かなぁと…。
私自身何度ステージに立っても全然慣れないので、
先生の表情で心境が痛いほどわかってしまうのです。
私たちは何度同じ曲を演奏しても、一発勝負。
これは正直厳しいです ホント…。
tuttiのところなど、先生、今にも呼吸困難になりそうだった。
でも、私は思うのです。
これが色々な意味でライブの醍醐味だと…。
いつも平常心ではいられない。だから人間て素晴らしい。
そして、そんな私たちを支えてくださるのが、聴衆の皆様。
ステージに一歩足を踏み入れた途端、たくさんの拍手を聞いて
私たちは最高のパワーをいただける。
ステージでの私の演奏は、そんな皆様への感謝の気持ち…
2009/01/26
8月28日は、場所を変えてオペラ歌劇場でコンサートがありました。
オペラ歌劇場の前にあるモニュシュコの銅像
ケビン・ケナーが18世紀オーケストラとショパンの2番のピアノコンチェルトを共演♪
プレイエルを使用してのコンサート。
私は、とりわけプレイエルの音色が大好きで、いつかプレイエルを使用してコンサートができたらな…♪
ケビン・ケナーのシリアスな表情と真摯な音楽表現は1990年のショパンコンクールの時と変わらず健在でした。
また、アーチストの舞台に登場する姿もそれぞれで面白いです。
オペラ歌劇場にも、久しぶりに訪れることができてうれしかったなぁ。
帰りは、舟に乗って流れてくる回転寿司レストランを見つけて、久しぶりに日本食を頂きました。
舟に乗って流れてくる回転寿司ってすごくない !?
2009/01/25
ポーランド人のお知り合いの家にお呼ばれしましたぁ。
一緒に写ってるワンちゃんの名前は愛子ちゃん。
日本びいきでいらっしゃるご家族が名付けられたそう。
愛子ちゃんのチラ見
2009/01/23
フェスティバルも後半に差し掛かりました♪
8月25日は、日本にも来日しているセルジオ・ティエンポの登場です。
いやいや彼は正真正銘のエンターティナー!
プログラムはハイドンから始まりオーソドックスでしたが、
演奏以外の振る舞いにラテンの雰囲気を感じました。
アンコールで弾いたショパンの練習曲、作品25-6は、
右手部分をショパンの作曲のまま、左手部分はティエンポの編曲で、
はじめてコンサートで弾くからドキドキなんて言ってたけど、本当に素晴らしかったぁ!
コンサートは色々な意味で聴衆に楽しんで頂くものなんだなぁ…。
楽屋でのティエンポも気さくで記念撮影しちゃいました。
そうそう、この日はヤマハのピアノが大活躍でしたよ♪
2009/01/22
8月24日、遂にグレゴリー・ソコロフの登場です!
学生の頃から たくさんのソコロフの録音を聴いていましたが、
ワルシャワでリサイタルを聴けるなんて、もう感激 !!!
照明をギリギリまで落とし、ソコロフが颯爽とステージに現れました。
第一音から 奏でられたソコロフの世界に吸い込まれてしまった私…。
いや、聴衆全てがそうだったと思います。
ソコロフの表情が全く分からない程の照明の中で、
まるで別世界に引き込まれたかのように たくさんの蝶が舞い、
神秘的な音だけがワルシャワフィルハーモニーホールを包み込んでいました。
アンコールも こんなにたくさん演奏してくれたアーティストは初めて。
圧巻でした。
2009/01/19
8月23日は、ルトスワフスキホールで、オレイニチャク先生のリサイタルがありました。
エラールを使ってのオールショパンプログラム。
壊れてしまいそうなほど、繊細な先生の演奏…。
胸に突き刺さるような切ない音は、私たちの心に響きました。
この日のプログラムは、どれもレッスンを受けた曲ばかりで留学時代を懐かしく思い出しました。
そうそう偶然、桐朋学園時代、授業を受けていたこともある有田正広先生に会場でお会いしてびっくり!!
卒業して以来でした。
ポーランドで、それもオレイニチャク先生のリサイタルで十数年ぶりに再会するなんて、奇跡ですよね♪
ご旅行でワルシャワを訪れていたそうです。
世界は以外に狭い!
有田先生、在学中は本当にありがとうございました。