籠神社と真名井神社の六芒星

籠神社の絵馬お守りには、六芒星がありました。籠神社から北東へ500mの所にある真名井神社(眞名井神社)の神紋は六芒星です。籠神社以外でも、伊勢神宮、伊雑宮、磯部神社、柞原八幡宮には、六芒星が刻まれた石灯籠があります。

元伊勢 籠神社の六芒星

京都府宮津市の籠神社のご祭神は、雄略天皇の時代に伊勢神宮に祀られたとされます。よって籠神社は元伊勢と呼ばれます。籠目紋とは六芒星の事です。籠の字の中には龍がいます。伊勢神宮の六芒星と籠神社の六芒星Googleマイマップ

籠神社の絵馬の六芒星

籠神社の絵馬の六芒星の写真 左の籠神社の絵馬をクリックすると拡大した画像を見る事ができます。

この画像を見ると、左下に真名井原 吉佐宮と書かれているのが判ります。古来、吉佐宮は奥宮眞名井神社でしたが、現在の籠神社の地へと移りました。右上には、六芒星が描かれています。

この六芒星の中に三日月と日があります。月は月読、月讀の事で、日は天照大神を意味すると、思われます。伊勢神宮から2kmの距離にある月讀宮(月讀宮鳥居)付近の灯篭には六芒星が刻まれていました。今でも、ストリートビューのタイムマシン機能で見る事ができます。

この絵馬は、82代目海部 光彦 籠神社宮司がデザインしたもので、宮司が変わった後の籠神社にはありません。

籠神社のお守りの六芒星

籠神社のお守りの六芒星 籠神社のお守りの中にも六芒星があります。このデザインのお守りも、現在はありません。

みあれ とこわか。なかいま いやさか。自己実現御守。と書かれています。漢字で書くと「御生れ 常若。中今 弥栄。」です。使命達成成就のご利益があるそうです。

籠神社の海部氏系図

海部氏は籠神社の宮司を務めています。その海部氏の系図は、日本最古の系図として国宝に指定されています。神代の彦火明命からの系図が描かれています。 籠神社 海部氏系図(籠神社 公式サイト)

海部という地名は、日本各地にありますが、その一つにかつてあった大分県海部郡というのがあります。海部郡 (豊後国) wikipedia。この海部郡の近くに柞原八幡宮(大分県大分市八幡)があり、そこには、六芒星が刻まれた石灯籠があります。

真名井神社の六芒星

真名井神社の石碑 籠神社から500mぐらいの所に真名井神社があります。その入り口には右のような三つ巴紋が刻まれた石碑があります。真名井神社の石碑には、六芒星があったという話があります。三つ巴紋は少し浮き上がっていて、その下に六芒星が隠されているような感じがしました。

真名井神社の神紋は六芒星であると書いてあるサイトは沢山あります。Web上の情報は正しいとは限りませんが、籠神社の絵馬に六芒星が、現在もあるのだから正しいのでしょう。(絵馬のデザインが変わり、2020年の籠神社の絵馬に六芒星は描かれていない)

籠神社から真名井神社への地図

市販の地図で籠神社から真名井神社にたどりつくのは、難しい。籠神社の最初の鳥居をくぐったら、右の方の駐車場へ行きます。坂を登ってT字路に出たら右へ行きます。数百mで鳥居があります。そこの看板に従って坂を登ります。籠神社の最初の鳥居から真名井神社までは600m。(現在は、Google マップで、眞名井神社を検索すれば簡単だ)真名井神社と籠神社の地図

籠神社と真名井神社以外で六芒星のある神社

伊勢神宮、伊雑宮、磯部神社、柞原八幡宮には、六芒星が刻まれた石灯籠があります。

  • 伊勢神宮の六芒星のストリートビュー。月讀宮鳥居から200m伊勢神宮寄りの御幸道路で、2014年12月に記録された伊勢神宮の六芒星。
  • 伊雑宮の六芒星のストリートビュー。 下のストリートビューは、伊雑宮の六芒星を鳥居の前から見たものです。全画面ビューに切り替えて2段階縮小すれば、六芒星の下に伊勢三宮奉賛献灯という文字を見る事ができるでしょう。
  • 磯部神社の六芒星のストリートビュー
  • 柞原八幡宮の六芒星のストリートビュー

六芒星がある神社の関係

  • 籠神社と伊勢神宮は元伊勢で、つながっています。
  • 伊勢の三宮(内宮、外宮、伊雑宮)は、伊勢三宮奉賛献燈会で、つながっています。
  • 伊雑宮と磯部神社の距離は、500mです。
  • 籠神社は、真名井神社から移りました。
  • 籠神社の宮司は、代々、海部氏が務めています。大分県海部郡の近くには柞原八幡宮があります。両神社には、六芒星が刻まれた石灯籠があります。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。