方眼紙を使い60度・30度の角度を作図する
方眼紙と目盛りのついていない直定規を使って、30度と60度の角度を作図する事が小学生でもできます。分度器は使いません。
ただし、以下の、この方法の妥当性についての説明を小学生は理解できません。
60度の角度を作図する方法
方眼紙で、横に4マス、縦に7マスの直線を直交して引き、斜辺を結びます。(左の図)
arctan(7/4)=60.255なので、図の左下の角は60.255度になります。
上の図は、以下のようにして作りました。
- エクセルで行の高さが86.15mm、列の幅が49.74mmのセルを作ります。
- このセルを図としてコピーして、ペイントに貼り付けて作成したのが上の図です。
- 86.15/49.74=1.732なので、図の左下の角は正確に60度になります。
上の2つの図の角度の違いは、人間の目では見分けられません。これが、方眼紙を使い60度の角度を作る方法の妥当性です。
30度の角度を作図する方法
方眼紙で、横に7マス、縦に4マスの直線を直交して引き、斜辺を結びます。(左の図)
arctan(4/7)=29.744なので、図の左下の角は29.744度になります。
29.744度と30度の違いは、人間の目では見分けられません。
75度の角度を作図する方法
方眼紙で45度の角度を作るのは簡単です。この45度の角度と30度の角度を合わせれば、75度の角度が作れます。45+29.744≒75
105度の角度を作図する方法
45度の角度と60度の角度を合わせれば、105度の角度が作れます。45+60.255≒105
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。