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腰痛の方へ
本ページの目次
1.以下、いずれかに当てはまる方へ
2.考えられる身体の状態
● 西洋医学の観点から
● 東洋医学の観点から
3.なるべく早く対処した方が良いケース
4.鍼灸の治療方針
● 腰痛のタイプと「証」を見極める
● まず痛みをとることを優先し、その後に体質改善
● 治るまでの期間
5.根本的な原因
● 物理的ストレス
● 精神的ストレス
6.養生法が根本治療
● 身体の養生法
● 心の養生法
7.患者さんの感想
8.「本質的な治癒」とは「身体の声」との調和
● 原因が解れば安心して対処できる
● 病気は身体からのお知らせ
1.以下、いずれかに当てはまる方へ
・長時間座っていると痛くなる。
・イスから立ち上がった瞬間に痛む。
・前かがみになると痛む(顔を洗う時など)。
・立ちっぱなしでいると痛む。
・朝起きて、しばらくは痛い。
・寝ていて痛くなる。
・寝返りで痛む。
ほり鍼灸専門治療室では、このような方々が大勢いらしています。以下、ご参考になれば幸いです。
2.考えられる身体の状態
● 西洋医学の観点から
・腰の筋肉の問題
・腰の関節の問題
・腰の椎間板(骨と骨との間にあるクッション)の問題
・骨盤の関節の問題
等々、他にも様々なケースがあります。
● 東洋医学の観点から
腰痛になる方は、腰の深い部分(お腹の深い部分でもあります)に冷えがあるケースが多いです。冷えがあると気血(エネルギーや血流)の巡りが悪くなり、痛みがでるようになります。そのような方は足も冷えていることが多いです。
冷えて固くなった組織は柔軟性がなくなり、傷めやすくなります。何らかのきっかけで筋肉や関節を傷めると、そこに熱が生じます。
3.なるべく早く対処した方が良いケース
以下のような場合には、それ以上悪化させないよう、なるべく早く対処されることをおすすめします。
・徐々に悪化してきている。
・腰痛によって仕事や日常生活が制限される。
・ビリビリした痛みやしびれが足(膝より下)までひろがる。
・じっとしていてもズキズキと痛む。
4.鍼灸の治療方針
● 腰痛のタイプと「証」を見極める
お話を詳しくうかがった後、身体全体を診させていただきます。西洋医学的徒手検査で腰痛のタイプを調べるとともに、東洋医学的診察法で「証」を見極めます。
「証」とは、自覚症状と身体所見(脈診、舌診、腹診、候背診)を総合したもので、個々の体質のようなものです。それが腰痛の土台となるのです。それらに基づいて、鍼灸治療を施します。
※医療機関で行う「診断」ではありません。もし骨折や、重篤な内科疾患の徴候がみられれば、医療機関の受診をおすすめ致します。
● まず痛みをとることを優先し、その後に体質改善
まず痛みをとることを優先します。そして対症療法だけで終わることがないよう、その後に腰痛の土台になっている体質の改善を図ります。
● 治るまでの期間
これまで長年にかけて心身に負担をかけてきた場合には、ある程度の期間がかかります。蓄積された負担が少ない場合には、比較的短期間で改善します。
5.根本的な原因
腰痛の根本的な原因には、以下のようなものが考えられます。その多くは日常生活のなかにあります。
● 物理的ストレス
・長時間のデスクワーク
・長時間の立ち仕事
・運動不足による筋力低下や筋肉のこわばり
・冷たい食べ物や飲み物による腰とお腹の冷え
など
● 精神的ストレス
不安、心配、イライラがあると自律神経が緊張し(交感神経優位になり)、筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。
6.養生法が根本治療
日常生活のなかで、以下のような養生法を取り入れていただくことが、根本的な解決につながっていきます。お一人お一人の状態に合わせて、効果のでやすい方法をお伝えします。
● 身体の養生法
・イスに座る時の姿勢を改善する。
・適度な運動(ウォーキング、ストレッチ、腹筋のトレーニング)
・冷え対策(腹巻き、靴下重ねばき、食事は温かいものにする)
など
● 心の養生法
・呼吸法や瞑想をする。
・不安、心配、イライラの理由を見極める。
など
7.患者さんの感想
※効果の現れ方には個人差があります。
「全く腰の心配がなくなりました」
62歳 女性
10年来の腰痛持ちです。整形外科を転々として、5~6年くらい前から何とか騙し騙し生活出来るようになりました。週に何日か腰、首の牽引、腰、肩に低周波の電気をかけるリハビリをしていました。続けていればずっとその状態を保てる・・・といった感じでした。
堀先生に施術して頂くようになって3年になります。半年から1年くらいたつと、全く腰の心配がなくなりました。つい腰のことを忘れて、負担のかかる仕事をしてしまう程です。今は胃炎、頭痛にも施術していただいています。
鍼灸を受けて良かったことは痛みがなくなったことです。痛みがあると何もかも消極的になります。60歳過ぎですから、痛み・老いと治療の力比べです。いつも状態を把握して頂けている先生がいらっしゃることはとても心強いです。
私の経験ですが、整形外科での診察は必要と思いますが、投薬、リハビリでは補いきれないものもあります。人それぞれ、原因も症状も違います。
鍼灸はよく効き、とても不思議です。でも、信頼出来る先生に施術していただけたらです。先生はいつも真摯に症状と向きあっていらっしゃいます。
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8.「本質的な治癒」とは「身体の声」との調和
● 原因が解れば安心して対処できる
鍼灸で心身をととのえたうえで、養生法を実践していただければ、不調は着実に良くなっていきます。
私達の心身の状態は「これまでの生き方の結果」でもあります。不調の原因がご自分で解るようになれば、それを極力生みださないように気をつけることができます。
仮に調子を崩したとしても、原因が解っていれば不安や心配はありません。落ち着いて対処することができます。
また、そんな時こそ鍼灸治療の助けをかりてください。
● 病気は身体からのお知らせ
私は「病気や不調は身体の声」だと考えています。身体が「そろそろ疲れがたまってきてるよ、あまり無理しないで」と教えてくれているのです。その声を素直に受けとめ、治療したり、養生をすれば、こじれることなく回復します。
ですから病気は恐れたり、闘うものではなく、身体からのお知らせなのです。お知らせがなければ、大病するまで不調に気づけません。そう考えると、このお知らせは有難いものです。
身体の声と仲良く生活できるようになれば、安心と感謝の気持ちで生きていけるのではないでしょうか。そのようになっていけたら「本質的な治癒」だと思っています。
あなたが理想の人生を生きられるよう、お手伝いさせていただけたら幸いです。
ほり鍼灸専門治療室
堀 雅観
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