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Bobby's ZAURUS -SL-C1000カスタマイズ-

Contents
追加ソフト
メニューカスタマイズ
キーカスタマイズ
SL-C3000のHDD部は
 SL-C1000ではどうなっている?

PersonalJAVAを動かす
CaTrainを使おう
USB Storageを使おう
赤外線で携帯の写真を受信
フォントを追加してみよう
続・キーカスタマイズ
続・USB Storageを使おう
Special Kernel使おう
QRバーコードで楽々携帯メール
DocuWorks文書は
 PDF文書より読みやすい!?


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■Special Kernelを使おう

Zaurus SL-C1000はオープンソースのLinux OSを搭載していることにより、 ユーザがKernelのチューニングを行い、機能の追加や高速化が可能です。

簡単に言うと、CPUの動作クロックの変更NTFSフォーマットのUSBストレージが利用できる様になります。
その他にも改善されていますので、興味のある方は試して見ては。
ただし、メーカー保証外の利用方法なので、自己責任でご利用ください。

チューニングされたSpecial Kernelがこちらからダウンロードできます。

Special Kernelのインストール方法は下記の手順となります。

1.バックアップする。
 大切なデータが消滅する可能性が有るため、バックアップを実行しましょう。

2.必要なファイルをダウンロードする。
 こちらから下記ファイルをダウンロードしてください。
 ・SL-C1000用 updater.sh
  Kernelをアップデートする為のシェルスクリプト
 ・SL-C1000 special kernel (v18)
  Special Kernel本体
 ・SL-C1000 kernel modules (v18)
  オプションモジュール必要に応じて使用)
 ・SL-C1000 normal kernel 同等品
  標準Kernel本体(元に戻す時に必要)

3.空のSDカードかCFカードを準備し、下記ファイルをコピーします。
 ・SL-C1000用 updater.sh
  ダウンロードしたファイル名:updater.sh.c1000をファイル名:updater.shに変更し、 メモリーカードのルートにコピーします。
 ・SL-C1000 special kernel (v18)
  ダウンロードしたファイル名:zImage-v18-C1000.binをファイル名:zImageに変更し、 メモリーカードのルートにコピーします。

4.ザウルスをメンテナンスモードで起動します。
 (1)電源を切る
 (2)3で作成したメモリーカードのみをセットする
  ※他のカードは全て抜いてください。
 (3)電池蓋を開ける
 (4)30秒程度放置する
 (5)リセットボタンを押す
 (6)電池蓋を閉める
 (7)[OK]ボタンを押したまま電源ボタンを押して電源を入れます。
 (8)メンテナンス画面が表示されたら[アップデート]を実行し、挿入したメモリーカードを指定します。
  ※詳しくはこちらの手順を参照してください。
 (9)電池蓋を開けて、リセットし、電池蓋を閉じて電源を入れます。
 (10)新しいKernelが起動されます。

Special kernelのバージョンとBatteryPlus導入後のポップアップメニュー

5.動作クロックの変更をします。
 正常に起動できたら、「ターミナル」を実行して下記コマンドを実行することで、  CPUのクロックとコア電圧が変更できます。
bush-2.05$ su
#echo 0e > /proc/zaurus/VCORE && echo 2000218 > /proc/zaurus/CCCR
 上記設定値の内容: CPUクロック:624MHz システムバス:312MHz LCD:78MHz コア電圧:1.550V
 設定値の詳細は、こちらをご覧ください。
 ※注意:CPUクロック値とコア電圧値の変更はバランスが崩れると起動出来なくなるので、注意しましょう。
 コマンド間違えて、起動できなくなった場合には、下記手順で一旦通常カーネルに戻して、再度やり直せばたぶん大丈夫です。
  (1)メモリカードにupdate.sh.c1000をコピーして、update.shにファイル名を変える(Specal Kernelインストール時と同じ)
  (2)メモリカードにzimage-C1000.binをコピーして、zimageにファイル名を変える
  (3)Zaurusにメモリーカードをセットし、メンテナンスモードで起動して「アップデート」を実行し、リセットする。


動作クロックの変更は、clock変更アプリ qclockchange でも変更できます。
取り扱いには要注意。コア電圧とCPUクロックの関係が適切で無いと、動作しなくなり、一旦通常カーネルに戻す必要があります。

6.これで終わりです。
 ZBench v2.2 を使ってベンチマークテストを実施してみました。(3回の平均値)

項目SL-C1000SL-C1000 Special Kernel v18a
CCCR:2000218
Up率
CPU整数値演算4.880 sec3.224 sec34%
CPU浮動小数点演算6.860 sec4.152 sec40%
ドロー系文字11.932 sec7.414 sec34%
ドロー系グラフィック10.813 sec6.571 sec40%

Specal Kernelは単にCPUクロック等を変更できるだけではなく、 NTFSのUSBストレージを利用できる様になります。

NTFSのUSB 40GB-HDDをMountしてみました。

ファイルの読み書きも問題なさそうです。


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