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(前半は昔方式の手彩色写真、後半に近代方式のIT技術による彩色写真を紹介)


写真と言えば、現在はカラー写真がごく当たり前だが、写真誕生以来、
つい60数年前まではモノクロ(白黒)写真ばかりだった。

 そうした写真がカラーであれば、との思いから生まれたのが「彩色写真」である。
モノクロ写真に絵の具で着色し、カラー写真のごとく見せたもので、
昭和初期から戦後まで流行した。いわばカラー写真の原点とも言えよう。





日本製の彩色写真(はがき)





外国製の彩色写真(ポストカード)





彩色写真・風景=左上は日光東照宮、同下は東京・隅田川の桜。
右上は名古屋・栄付近、同下は伊勢・宇治山田駅前付近。

こうした彩色写真の大半は人物や風俗をはじめ、各地の名所、
旧跡、街並みなどを題材にしたモノが多く、それらの彩色原画を
葉書サイズに複製印刷して、お土産用として売られていたようです


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デジタル時代の彩色写真

2020年代になってますます進化している「I T技術」。その一端は当然写真界にも。
かつて手作業で一枚製作するのに数時間の手間暇を要した「彩色写真」が、
I T技術で生まれたソフトにかかればで数秒で白黒写真をカラー化される時代になった。

書棚に眠っている古いアルバムには祖父や祖母の結婚式写真をはじめ
その後の家族写真などが全てモノクロ(白黒)写真であろう。その一部はセピア色に
変色しているものもある。その写真をデジカメで複写して出来た画像をカラー化ソフトに
セットすればあっという間に彩色写真に。


その技術を使用して昔撮影した白黒写真をカラー化して見ると――。






色調は、撮影当時そのままという完全復元
とはいかないが、それに近い色調に――。

この技術もまだまだ進行段階。近い将来、
撮影当時そっくりとなるソフトの登場も想像される



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