たまに尋ねられる質問(その7)

たぬき
想像図(かもきちの妄想です)

【質問】 聖蹟桜ヶ丘駅からそれほど遠くない緑地にタヌキらしい動物がいました。野生でしょうか。何かご存じですか?


【回答】 野生のタヌキかもしれませんね。

スタジオジブリのアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」をご覧になったことがありますか?

多摩丘陵の宅地開発のために住み家を奪われたタヌキたちが、あの手この手で人間を撃退しようとする話です。
(ちなみに、この映画のまん中ぐらいに、四国の長老が聖蹟桜ヶ丘駅で電車を降りるシーンがあります。)

そんな時代を経た多摩エリアの一角に、今もタヌキがいたとしても不思議ではありません。かもきちは見たことがありませんが、このあたりだと、連光寺の緑地や多摩川の河原などに隠れ住んでいそうな気がします。

何年か前、かもきちの知り合いは、川崎街道のトヨタカローラの営業所の前でタヌキとすれ違った、と言っていました。それがいかにも自然な出会いで、鎌倉街道の方向にトボトボと歩いていったそうです。

ところで、タヌキ目撃談には、ハクビシンとの見間違えも含まれているようです。漢字で白鼻芯。中国などから日本に持ち込まれ、全国で野生化したといわれています。多摩丘陵にも生息しています。

ハクビシンなら、かもきちも間近で見たことがあります。あるマンションの植え込みから、キョロっとした目でこちらを見ていました。文字どおり鼻に白いタテスジがあるので、落ち着いて見ればすぐわかります。

タヌキもハクビシンも、おとなしいですが、野生の(または野生化した)動物ですから気をつけましょう。近づくと噛みます。

(2008年7月)
(2013年1月訂)