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製作秘話2 ○ポップさ工工四を販売していて思うこと。注文数の波
投稿者:たにぐぁー
投稿日:2004/08/12(Thu)
15:03
注文数には、幾つかの波があると思う。 というのも、休みの日を中心によく売れます。 一週間で見ると、土・日・月曜日に特に注文が集中しています。 月曜日に売れるのは、休みの日にネットサーフィンをして、楽譜を気に入ったけど迷っていた人がいるからかもしれません。月曜日というのは、ながいながい一週間の始まりで、休みが5日も6日も先にあると思うと憂鬱になりがちです。そんな時、趣味のことを考る事で癒しを求めて楽譜を注文するからかな?と想像しています。 他にも、長期の休みの日によく売れます。ゴールデンウィークには連日注文数がぐんぐん伸びました。6月はその反動か売行きは減少しましたが、7月はポップさ工工四も知名度が上がってきて、暖かくなった事も沖縄ムードに拍車をかけ好調に売れました。8月も出だしは好調です。嬉しいことに、Yahooとmsnで検索できるよう登録されサイトを見てくれる人が増えました。楽しみなのは、お盆から。お盆にはネットを見る人も増えるだろうし、沖縄旅行に行く人も増えるはず。さあどうなるのかな。
○自慢の表紙を、批評された 2004/09/08(Wed)
ポップさ工工四を作っていると、悩みが次々と出てきます。 そのうちの一つです。
昨日は、若手の芸術家(25)と飲む機会がありました。 彼女は、人形師で人間国宝のお弟子さんです。 滅多にない機会だしせっかくなので私は渾身の力を込めて製作した「ポップさ工工四」を見せました。芸術家なので特に表紙のイラストを褒めてもらおうと渡しました。すると、シーサー版は特にコメントはなかったのですが、2巻目のやんばるくいな版で、彼女の手が止まりました。 「動きがない。そして、何を強調したいのかわからない。」 とおっしゃるのです。 でも、僕には何のことやらさっぱりわかりません。 どうしたらいいのか、具体的に聞いてみました。 「鳥と椰子の木と曲目が同じ大きさ。3つのどれを主張したいのかわからない。」 ((3つどれもがんばって作ったから、全部前に出したいと思ったけど・・・アカンのかぁ)) 動きって言うのはどういうことですか? 「なんとなく。感性なんだけれど、具体的に言うのは難しいなぁ」
わからん。 どうしたらいいのかさっぱりわからん。
ただ、力作と思っていた表紙も、まだまだ良くできる可能性があることは、わかった。 でも、どうしたらいいねん。
○9月になっても抜けない夏気分
2004/09/22(Wed)
9がつに入って、先週の日曜日。 「流行はタンクトップだろう!」 世間から遅れること半年、突然ですが思いたち、 服を買いに行った。 お気に入りの神戸・三宮ならかっこいいタンクトップが売っているはずだ。
ところが! お店では、もう秋まっさかり。 夏の終わりに、タンクトップを買う奴なんていないってことかな。
それでも、5件回ったらやっと、お目当てのタンクトップを発見、即購入。 ウキウキ気分で帰ろうとしたところ、ふと頭をよぎる。 “きっとこのお店でも、もう倉庫にしまってしまうだろう” だから、もう一着購入。
そして今日。 めっちゃ寒いやん。 みんな長袖。長ズボン。
一方僕は、タンクトップに短パン、そして草履。
今日ことごとく同じ声をかけてきては、すれ違う友達。 「お前、寒ないの?」 彼らが、僕の体をいたわってくれている やさしさをかんじました。
遠くから・・・ 「あいつこの寒いのにタンクトップ着てアホやの~」 って聞こえたのは、気のせいです。
○実験:トップページのバナー
ホームページ閲覧解析ソフトをみていて、一つ発見した事があります。 というのは、
トップページにリンクのためのバナーをはってもらっている方が、「ポップさ工工四」に訪れる人の数が多い事です。 ※バナー=広告など、ちがうホームページにいくための絵、広告。 このサイトには、 訪問者がどのリンク先のサイトからきたか記録ができています。すると、Yahooから検索して見てもらっているのか、相互リンク先から見てもらっているのか、それともお気に入りから見てもらっているのか分析しています。 頻繁に使われている検索サイトがわかるし、相互リンク先でもどのサイトから訪れる人が多いのかわかります。
毎日の記録を見ていると、特定のサイトから訪れる人が多い事がわかり、その共通点として、トップページにリンクが張ってあるという事が伺えました。
そこで、本当にそうなのか、一週間実験しました。
実験内容 ○某HP(一日30ヒット)に、「ポップさ工工四」の紹介文&リンクバナーを張りました。 ○期間は、一週間
結果、10%増えました。
そこで、おおまかに推測しました。 というのは、おそらくみんなほかのサイトへのリンク一覧をわざわざ覗きに行くのはめんどくさい。でも、いつもおなじトップページを見ているのは飽きる。ちょっと違うページにいってみようって言う時に、目に入るリンク先へと行く・・・とのようです。
・・・だから、なんやねん!というのではなく、いつかこのどうでもいい知識が役に立つ時が来るはず・・・です。
○三線を始めるとき、五線譜と工工四どっちがいい?2004/11/05(Fri)
掲示板で質問を受けたのでその時の返答
五線譜で、できるようになれば 良い点 ○世界中の音楽を取り入れられ、音楽への可能性が広がります ○どんな半音が出てきても、弾きこなせます。 苦労する点 ○おそらく、弾き方を教えてくれる人がいない。 ○工工四にとらわれないということは、 弾き方を自ら考えなくてはいけない。 (⇒その代り第一人者になれるかも) ○沖縄の古典や民謡の五線譜はとても少ない。 だから自作しないといけない。
工工四でできるようになると、 良い点 ○どこの教室でも三線をできる人なら教えてもらえる。 ○三線はやっぱり工工四ですね。 ○沖縄民謡・古典ができる。 ○ポップさ工工四があるじゃないか! 苦労する点 ○沖縄の曲以外は、手が出しにくい。 ○なじみのない漢字の楽譜 (といっても一日でなんとかなります) 三線をするなら、よっぽどの自信がない限り工工四が良いですね。 もし、違うジャンルの曲を弾きたくなったら、それに合った楽器を始めるか、ポップさ工工四に提案してみるってのはどうですか?
○工工四作成はある程度まで単純作業だが
工工四の大元の部分は単純作業なんですが、 それ以降はなかなかできないんですよー。 すぐにできたっていうのは、大元の部分だけなんです。 ポップさ工工四は シーサー版、やんばるくいな版と出ていますが、 いまでも、 もっと沖縄っぽくそして三線らしくどうしたら納得できる工工四ができるかと考えているところです。 現在は、第三巻(今年中にできるのか!?)をつくるために、 今までのアドバイザーに加え、 2人のスペシャリストにアドバイスもらおうとしているところです。 一人の方は、バンドを組んでギターや三線で活動されている方。 一人の方は、大学の作曲の先生で、 ちょうど今日伺うアポをとったところです。 この2方と、面識があったわけでもなく、 友達からうわさを聞いただけでした。 そこでドキドキしながら相談のお便りをだしました。 「そんな道楽に付き合ってるほどヒマちゃうわー」と一蹴されるかもしれない、 「君はだれやねん?」と言われるかもしれないと不安がよぎります。 いざ、メールを送ったものの、どんな返事になるのか、 パソコンのメールソフトを開くのがちょっと怖くもなって 戸惑ったりしてました。 思い切って開いてみると、はやくも返信が!
内容を見てみると、 なんと気持ちよく悩みを聞いてくださるお返事を頂いたのです。 「言ってみるもんやなー」と「みんなええ人やー」と思いました。
うちのじいちゃん曰く 「わからんものは専門家に聞いたらいい」 僕もそう思います。
○作曲の先生 2004/11/12
いままでは、理論に基づいて工工四を作っていたわけではありませんでした。 もし、理論がわかるなり、ある程度の法則がわかれば、工工四作りも精度の高いものにできるはず!という思いにより、大学の作曲の先生に相談してきました。先生です!助教授です!
ダンディでええ声の先生でした。 僕の「とにかく沖縄っぽくしたいんです。」という、大まかな申し出に、 作曲のプロである先生もたじたじ。 戸惑われつつも、ダンディな先生は一緒に解決策を考えてくださいました。
さっそく五線譜に書き表した沖縄民謡の楽譜を見てもらいました。 すると最初、小学校では習わない音楽の専門用語で説明してもらうも、まったくメモが間に合わない。
ぽかーんと手の止まっている僕の様子をチラリと見て、 編曲のアドバイスを欲しいとやってきた僕に 実は音楽理論の知識が、全くない事を悟ってもらえたようです。
それからは、 普段は<大学生級>の難しいお話をされている先生に 特別に<小学生級>にわかりやすく教えていただきました。
お話の途中で、「ここの♪ドファソーの部分は・・・」というようにドレミを言われる時は、 音程をつけるところは、 さすが作曲の先生!
よし、教えてもらったこと忘れんうちに、やるぜぃ。
○ホームページの引越しで困った。 2004/12/15
買い物かご機能改造計画その1
ホームページの買い物かご機能のプログラムを改造しています。 といっても自分で、改造できなかったので、大学のパソコン部にお願いしてる所です。 その背景として、今まで借りていたホームページのレンタルスペースを移動しないといけなくなりました。
わかりやすく簡単に言うと、 ホームページを作るための場所を家賃を払って借りていた。 でも、貸してくれてた家主さんが倒産して、引っ越さなくてはならない。 そこで、新しい場所を探していると言うことです。
さてさて、そこで、まだ今のレンタル期間は半年ほど残っているのですが、 準備が必要なので新しいレンタルスペースを借りる事にしました。 今回は大きくて潰れる心配のない大きそうな会社biglobeを選びました。
ここで、問題が起こりました。 買い物かごの機能が使えないのです。 引越しで言うと、 電気コンロしか仕えない家に引っ越して、 今まで愛用していたガスコンロや中華なべが使えないようになった感じです。
今までの買い物かごのプログラムは、biglebeのレンタルスペースでは、 そのまま使う事ができないのです。 自分で、プログラムを改造しようと試みるのですが、改造だけでは不可能である事に気づきました。 それは、sendmailというコマンドがbiglebeでは使えないので、根本的にプログラムの構造自体を変更しないといけないため、チョコットかじっただけの知識では、対応できないのです。 そこで、ポップさ工工四の販売サイトで要求される条件を満たす対応策を考えました。 結果、何とかしていままでの形の買い物かご機能を使えるようにする事にしました。 なぜなら、第一にランニングコストがかからないからです。 第二に、今までの機能をそなえているほうが、 過去とこれからの顧客データの連続性が保てるからです。
条件というのは、次の2点です。 ○買い物かご機能にランニングコストがかからない ○発注ボタンを押すと直ちに、次の3つの機能が働く 顧客に確認メールが送られる 受注メールが、CSVファイルを添付して届く 受注メールが携帯電話に届く
買い物かごを備えるための対応策というのは、次の3つあることがわかりました。 ○楽天やyahooの仮想店舗を借りる。 ○ショッピングカートだけをレンタルする。 ○なんとかして買い物かごプログラムを改造する。
ここで、ポップさ工工四の要求される条件を満たす対応策は、 なんとかして買い物かごプログラムを改造するでした。 楽天やyahooの仮想店舗を借りるには、 初期費用が高額であり、なおかつ、月々のレンタル料も高額でした。 ショッピングカートだけをレンタルする対応策は、初期費用は定額であったが、 月々のレンタル料は高額であり、ポップさ工工四の利益でまかないきれない費用がかかる事がわかった。 やはり、自分でなんとかプログラムを改良しないければならない状況に戻りました。 そこで、パソコン部に依頼する事にしました。 というのも、自分でするにはもはや限界が見えています。 そこで、コンピューターについて深い知識を有している人がたくさん良そうな所を考えました。 それがパソコン部でした。 彼らなら私の望みを叶えてくれるはず! 知り合いはいませんが、困っている人を見たら助けてくれるに違いないと思いました。
普通なら、そんな全く知らないパソコン部にいきなり押しかけて大丈夫なのか?というギモンが沸き起こります。 しかし、 僕には、パソコン部はきっと力になってくれると確信がありました。 というのも、 以前学園祭で友達と模擬店を出した時、 写真部に協力を仰いだ経験があったからです。 なぜ、 写真部にお願いしたかというと、 自分達で写真を撮る事ができない状況だったからでした。 ほかの模擬店と違い、 友達同士少人数でするため、自分達の様子を自分達で撮影して写真として思い出に残す事ができません。 そこで、知り合いがいなかったけれど、 思い切って写真部を訪れ、 僕らの姿を写してもらえないかとお願いしたのです。 そこで快諾してもらい、当日は100枚近く撮影してもらいました。 写真部と同じように、 パソコン部も力を貸してくれ、 やさしくしてくれるはずです。
つづく さっそく、パソコン部のホームページを探し出し、掲示板に依頼を書き込みました。 パソコン部だけに、インターネットのチェックをしていて返事が早い。 即OK!がでました。
○ホームページの引越しで困った。
買い物かご機能改造計画その2
パソコン部のHさんに2度目のアドバイスをいただいてきました。 一度目に言った時、ある依頼をしてきました。 その依頼とは、現在のサーバで使っている「買い物籠機能」CGIプログラムを、移転先のサーバbiglobeでも、使えるようにして欲しいということでした。 掲示板でアポをとってたけど、初対面で、ぜんぜん知り合いもいないけど大丈夫だろうか?少し不安でした。でも彼は、大学生活をエンジョイしている学生らしくとってもさわやかに承諾してくれました。一週間後に結果がでるので、また来て欲しいとのことでした。
ちなみに、彼は大学3回生のようです。年下の彼に、年をとったつもりのない僕でも、彼の生き生きとした表情にさわやかさを感じるとともに、大学院2回生にもなった自分を感じてしまった・・・
そして、約束の日、いざパソコン部の部室へ! 部室のドアを開けるとき、ふとそこで、僕は思いました。 いきなり依頼内容に入るのも、 あつかましいので、 ここは親しい会話をかわそう! そして出た言葉は、
「いやーここ2,3日、めっちゃ寒いっすよねー」
古来より伝わり、世界中で認められている無難な会話の代表、 天気について語りました。
部室に入って1分後
「で・・・買い物籠機能は、いかがでしたでしょうか?」
やっぱり気になって気になって待てませんでした。
そんないきなり依頼内容に入る愛想のない僕に対し、彼はやさしく説明してくれました。 でも結論を言うと、彼曰く、買い物籠機能をbiglobeでは使えない! う~ん、残念。 頼んだ時も、使えない可能性が大といわれてたけど、やっぱり無理なのか・・・ 詳しく話を聞くと、biglobeでは、買い物機能にとっても重要なコマンド”sendmail”が使えないらしい。でも、”sendmail”を使わないでも、同じような事ができないかプログラムの裏技(?)を駆使し、いろいろ試してくれたみたいなのです。 でも、彼は、やはりできなかったと・・・ 僕にはよくわからなかったけど、詳しい説明の一つ一つにくやしさがありました。パソコンの仕組みを知り尽くしている彼でも万策尽きたのです。 ありがとう。 スペシャリストがやって無理なら、そりゃ無理です。 難題押し付けてごめんね。
と、ねぎらいとお礼を言おうとしたところ・・・ 彼は、解決方法を考えてくれてたのです。 その解決方法とは、 「違うサーバーを探してください。」 ・・・やっぱりか・・・ それは、僕も考えていたのです。 ところがどっこい、スペシャリストは、そつがありません。 「おすすめの、サーバを一覧にしてみました。それぞれの特徴と、巷の評判はこうなっています・・・(説明)」 サーバを選ぶ時には、そんなことを考えないといけないのか。しかも、彼独自の情報網があって、世間の評判も考慮してくれてました。 彼に頼んでよかった。
ポップさ工工四をやってると、 いろんな親切な人に出会います。 HP作りでマナーを教えてくれる人や、楽譜の作り方を教えてくれる人、表紙を作ってくれる人、販売方法について教えてくれる人、選曲について教えてくれる人などなど。 彼もまた、親切でした。 ありがとう!
そしてこれからもよろしくね、Hさん。
○東京に行っても沖縄ライフ 2004/12/23
今日は、大学の用事で、東京に来てま。 こっちの大学の友達とその彼氏と沖縄料理の店に行ってきた。 この彼氏がすごい。 大学、大学院と生粋の東大生。 友達が増えました。(きっと将来いい事ありそう)
さて、お店に入ると、休み前ということで、舞踊の催しがあった。 ちょうどこの前、練習していた「踊りくわでさ」をバックミュージックに四つだけ踊り。 でも三線の演奏はなかった。 そこでーーーーーーーーーーーー。 店にある舞台の袖の三線を ひっつかみ、 ・ ・ ・ ちょこっと演奏。 もちろんポップさ工工四の宣伝もして。
女将さんになかなか好評。 「初心者にゃひきやすいよね」
こんな感じのしゃべり方だったような気がする。 さらに、
「ぜひ、ぜひ、その貴重な楽譜をおいてってくれんかねー」
と、女将さん が、 いいたそうだったので、 店に置いてもらってきました。
そんな東京来ても沖縄らいふの、たにぐぁーでした。
○東京進出の巻
ポップさ工工四 東京進出。
今日の東京の朝は、気持ちがいいくらい晴れている。 さあ、僕の本も首都に進出するぞ。 いままで、関西圏で電話をかけては、 「はいさい!ぜひ見ていただきたい三線の“本”があるんですが・・」 と、経験をつんできた。さあ、この経験を生かして、東京進出だ。 目指すお店は、強化張り三線を開発した新垣三線店の東京店。 東京進出の第一歩を飾るには、まずは大物から狙っていこうって寸法だ。 そして、これを後々の関東制覇に向けての布石にするつもりだ。
第一印象は、インパクトが肝心なので、作戦を考えた。 アポはあえて直前に取る事にした。直前に電話で、アポをとる振りをして、「もし今からお時間があればお話したいのですが~」と、間を置かず行った方が、インパクトがあって覚えてもらいやすいだろう。そんな気がする。
訪問するには、朝一が店長さんの気分もすっきりしてると思う。 さっそく電話した。 営業時間はわからないが、お店に誰かしらいるだろう。
8時。 電話するが、出ない。 まだ早かったかな。 そこで、本を読んで時間をつぶす事にした。 「ビジネスマンの礼儀作法」という“本”をもってきた。これでも読んで、お店に行ったときの心構えを用意しておこう。
9時になった。 まだ、電話には出ない・・・ 店を開ける準備で忙しいのかな。 「ローマ人の物語」という“本”をもってきている。ハンニバルの戦略を見習って、人の心を掴む術を知ろう。
10時になった。 電話をするがまだでない。 沖縄の人の店はゆっくりだからな。 “本”は飽きた。“マンガ”でも立ち読みにいくか。
11時になった。 まだ、電話に出ない・・・ げ、休みかも。 コンビニから隣の本屋にうつった。 マンガでも読むか。 が、、ゴルゴ13を読んでると、背後を通る客や店員の気配が気になる。 「このマンガと、このマンガ下さい。」 すぐに店を出た。
12時になった。 あかん。まだ電話に出ない・・・ きっと、午後から始まる店なんだ。 しゃーない、向こうの交差点のコンビニで、マンガでも読むか。 それにしても東京に来て、こんなにマンガを読む事になるとは思いもしなかった。
1時になった。 これで、だめならあきらめて帰ろう。僕は、天下一武闘会に挑む気持ちで、電話をかける。 お、繋がった!
「ぜ、ぜひ見てもらいたい三線の“マンガ”があるんですが・・・
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