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INFORMATION
ギンザめざましクラシックスVol.3
〜ジャンヌ・ダルクたちの夜〜
Produced by ちさ子&軽部

1998年3月21日(土) 銀座4丁目・王子ホール
18:00開場 / 19:00開演
プログラム
−第1部−

●モーツァルト●
アイネ・クライネ・ナハトムジーク

●アッセルマン●


●スカルラッティ●
ソナタ ニ長調 K.490
ソナタ ニ長調 K.491
ファンダンゴ

●ロマン派より●
クラシック・アラカルト

●プッチーニ●
「ラ・ボエーム」より 私の名はミミ〜ムゼッタのワルツ

●フォーレ●
「ドリー」より 子守歌

●ドビュッシー●
小組曲より No.4 バレエ
−第2部−

●エアロスミス●
エンジェル

●カーペンターズ●
遙かなる影

●チャップリン●
映画「ライムライト」より エターナリー

●クレイダーマン●
渚のアデリーヌ

●レノン/マッカートニー●
ビートルズ・メドレー
出 演
高嶋ちさ子[Vl.]
軽部真一

頼近美津子

竹松 舞[Hp.]
曽根麻矢子[Cem.]
加羽沢美濃[Pf.]
足立さつき[Sop.]

松本 佳[Vl.]
中野瑞己[Vla.]
荒 庸子[Vc.]
■ ギンザめざましクラシックスVol.3
1998年3月21日(土) PM7:00
この日、王子ホールに到着して入口で貰ったプログラムを観てみるとテーマが当初発表されていたものと変わっていた。 当初のテーマは「クラシック」のはずだったのになんでだろう?「何かあったのかなぁ」などと思ってみたけど分かるわけもないし、 コンサートが中止になったわけでもないので「ま、いいや」と気を取り直して席へと向った。
■ オープニング
この日の1曲目はモーツァルト作曲の『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』。 「やっぱり生で聴く弦楽四重奏はいいねぇ」(正確にはピアノを含めて五重奏)と感心しているところに現れたのは黒子姿の軽部さん。 今回は出演者が全員女性でテーマが“ジャンヌダルクたちの夜”ということもあって、「今回、私は黒子に徹します」と語っていました。
■ しっかり者の竹松さん
アッセルマンの『泉』を演奏したハープ奏者の竹松舞さんはなんと1980年生まれ(う〜ん、若い)。 その竹松さん、「今のうちにいろいろなことを勉強しておきたいので音大じゃなくて普通の大学に入りたい」と若いのにしっかりとした発言をしていました。 それに対して高嶋さんは「私は勉強をしたくない一心で桐朋学園に入学した」と言ってました。どこまで本当かわかんないけど勉強なんかしたくないと思うのが普通だよなぁ。 しかし、それで音楽専門校に入学できちゃったというのもすごいね。
■ ピーターパン?
なんだかピーターパンのような衣装(「思わずワイヤーでつるして飛ぶのかと思っちゃいました」by軽部さん)を着て登場したのは、 スカルラッティのソナタを演奏してくれたチェンバロ奏者の曽根麻矢子さん。 曽根さんは一般には馴染みの薄いチェンバロについて解説してくれました。 チェンバロはピアノのようにコンサートの開場ごとに置いてあるわけではないので、自分の楽器を一度分解して運び、 会場で組み直すのだそうです(そういえばこの日も片づけるときに分解していたっけ)。
■ 「ひばりさ〜ん」
トークの中で「カラオケに行くと“美空ひばり”の曲をよく唄うので仲間からは“ひばりさん”と呼ばれるんですよ」と語っていたのはソプラノの足立さつきさん。 そこで「せっかくだからちょっと唄ってくださいよぉ」と高嶋さんが言うと、はじめは遠慮していた足立さんでしたが、 さすがに会場から「ひばりさ〜ん」と声がかかると“美空ひばり”のものまねで歌を披露してくれました(「顔がコロッケさんみたいだった」by高嶋さん)。
■ 天然(?)加羽ちゃん
Vol.1から連続出演の加羽沢さん(高嶋さんは“加羽ちゃん”と呼んでいる)。 高嶋さんと2人で開いているコンサートでは絶妙なコンビネーションから生まれる愉快なトークが好評を呼んでいます。 この日は高嶋さん、軽部さんと3人でのトークの中でおもむろに「軽部さん。近くで見ると顔コワ〜イ」と発言。 すぐ隣にいた軽部さんも突然のこの発言に驚いたようでしたが、苦笑しながらも「そりゃ、たしかに顔が大きいけどこんなところで言わなくても...」と 切り返していました。加羽沢さんのトークは時々何が飛び出してくるのか分からない“ビックリ箱”のようなところがあってオモシロイ。
■ 追加テーマ
第2部に入ったところでこの日のテーマ“ジャンヌダルクたちの夜”にもう1つ新たにテーマが追加されました。 新たなテーマは“テンポアップ”(笑)。実は第1部でトークに時間をかけ過ぎてしまった為に、予定の時間をオーバーしてしまい第2部の時間が短くなってしまったそうです。 そんなわけで第2部は“テンポアップ”でドンドンと進行されました。
■ ハープでエアロスミス?
第1部に引き続き竹松さんがハープを演奏してくれたんですが、その曲がなんとエアロスミスの『エンジェル』でした。 「ハープでロックなんて珍しいなぁ」と思ったけど、竹松さんのデビューアルバムにも収録されているそうです。
■ 軽部’Sコーナー
この日も軽部さんは『アマポーラ』で珍芸(笑)の歌を披露してくれました。 ところが軽部さん、このコーナー(?)のあとでスペシャルゲストの頼近さんより「時間が押してるというならあなたの歌をなくしなさい」とお説教されてしまいました。
■ 大御所ゲスト登場
スペシャルゲストの頼近美津子さんが登場すると軽部さんが言葉少なになったような気がしていたが、 頼近さんは元フジテレビのキャスターをしていて軽部さんの大先輩にあたる為に緊張していたようです。 その頼近さんは加羽沢さんと連弾でクレイダーマンの『渚のアデリーヌ』を演奏。 連弾の演奏を見るのは初めてだったけど、2人で一緒に弾くのって腕がぶつかってしまうのでけっこう難しいんだそうです。
■ ビートルズ
第2部の締めくくりはビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」や「ヘイ・ジュード」などの名曲を弦楽四重奏バージョンで演奏。 これが格好良くてえらく気に入ってしまった。ビートルズには弦楽器が使われている曲が結構あるけど、こういう弦楽四重奏にすると音の深みが増すような気がする (単なる好みの問題かもしれないけど)。
■ アンコール
この日のアンコールは、カルロス・サンタナの『哀愁のヨーロッパ』が演奏されたそうですが、私はまったく憶えていませんでした。う〜ん、私もまだまだ甘いな。
■ 今回のひとこと
第2部のトークが少な目だったのでちょっと残念。でも、いちおう(?)コンサートなのだからこれでもいいのかも...。