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INFORMATION
ギンザめざましクラシックスVol.5
〜Four Great“B”・四大Bの世界〜
Produced by ちさ子&軽部

1998年9月22日(火) 銀座4丁目・王子ホール
18:00開場 / 19:00開演
プログラム
−第1部−

●バッハ●
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調

●バッハ●
G線上のアリア

●ベートーヴェン●
バガテル「エリーゼのために」 イ短調

●ベートーヴェン●
交響曲 第5番 ハ短調「運命」

●ブラームス●
ハンガリー舞曲集より
第1番 ト短調
第5番 嬰ヘ短調
−第2部−

●レノン/マッカートニー●
オー・ダーリン

●レノン/マッカートニー●
エリナー・リグビー

●ハリスン●
ホワイト・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス

●レノン/マッカートニー●
アイ・アム・ザ・ウォルラス

●レノン/マッカートニー●
ザ・フール・オン・ザ・ヒル

●レノン/マッカートニー●
イエスタデイ

●レノン/マッカートニー●
ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア
出 演
高嶋ちさ子[Vl.]
軽部真一

坂崎幸之助

中山眞美[Vo.]

古川展生[Vc.]
今野 均[Vl.]
榎戸崇浩[Vla.]
安宅 薫[Pf.]
■ ギンザめざましクラシックスVol.5
1998年9月22日(火) PM7:00
この日東京には台風が接近していて、開演時にはどしゃ降りの雨と強風が王子ホールを覆っていた。 「ギンザめざましクラシックスのある日は必ず何かが起こる」というジンクス通りに、この日は台風直撃というアクシデントがあった。
○第1部はクラシックの3大Bの曲で構成。
○第2部は第1部とうって変わってビートルズの曲で構成。
■ オープニング
外は暴風雨の最中に開演。1曲目はバッハの『2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調』。 演奏が終了すると、うしろからバッハ(?)の格好をした軽部さんが登場。軽部さんはいつも意外な登場をしてくれる。 ここでこの日のテーマについて高嶋さんと軽部さんから紹介。この日のテーマは“4大B”ということで クラシック界の大作曲家「バッハ」「ベートーヴェン」「ブラームス」の3大Bと、「ビートルズ」を含めた 4大Bの曲からプログラムが構成されていました。なるほど、それで軽部さんはバッハの格好をしていたんだね。
■ エリーゼって誰?
3曲目はベートーヴェンの作曲した『エリーゼのために』。ここで軽部さんの解説。 「この曲のタイトルにはエリーゼという名前が使われていますが、実際にベートーヴェンのまわりにはエリーゼという名前の女性は存在しなかったそうです。 ただ最も近い名前としてテレーゼという女性がいたのだそうです。では、なぜテレーゼという名前がエリ−ゼになってしまったかというと、 実はベートーヴェンはかなりの悪筆だった為にベートーヴェンの没後に楽譜が発見された時にエリーゼと読まれてしまったのではないか?」 ということでした。“めざクラ”はためになるなぁ。
■ 軽部’Sコーナー その1(指揮者 軽部真一)
4曲目もベートーヴェン作曲の『運命』。「この曲もとても有名な曲ですよね」という話をしているときに、軽部さんがスーツの内ポケットから取り出したものはなんと......指揮棒(!!)。 この超有名な曲を軽部さんの指揮で演奏してしまうという“めざクラ”ならではの大胆な試み。 途中でちょっとズレてしまったけれども、慣れない指揮をした軽部さん。その指揮で演奏したみなさん。ご苦労さまでした。
■ 3B人気度調査
ここで本日の出演者に“3B”の中で最も好きな作曲家を聞いたところ、古川さん、今野さん、榎戸さん、そして高嶋さんはブラームス。 安宅さん、軽部さんはベートーヴェンと2つに意見が分かれた。5曲目は、1番人気のあったブラームス作曲のハンガリー舞曲集より『No.1』と『No.5』。 すばらしい室内楽曲が多々あるのだが最も有名なところでこの選曲になったようです。
■ ビートルズのプロデューサー
1曲目はレノン&マッカートニーの『オー・ダーリン』。この曲は高嶋さん(ユニット名はCHOCOLATE FASHION)の「ENGLISH MUFFIN」というアルバムにも入っている。 余談だが高嶋さんのお父さんはビートルズの日本での初代プロデューサーを勤めていたそうです。 つまり、日本で最初にビートルズの素晴らしさを認めて、それを一般に広めたのだから偉大だよなぁ。
■ イベント(?)発言
4曲目は『アイ・アム・ザ・ウォルラス』。ここでゲストの中山眞美さん登場。ソウル系のパワフルな歌声を披露してくれました。 演奏終了後に中山さんにビートルズについての印象を聞いたところ、今までにビートルズの曲というのを全く聞いたこと無く、この「イベント」(笑)に参加することになって 初めて聴いたそうです。この「イベント」発言に会場は大爆笑。う〜ん、このコンサートが「イベント」だとは知らなかった。 確かに普通のクラシックコンサートとは違うからあながち間違いではないけど...。
■ 軽部S’Sコーナー その2
5曲目は『ザ・フール・オン・ザ・ヒル』。ここでまたまた軽部さんがスーツの内ポケットから取り出したものはソプラノリコーダー(ヤマハの銀座店で買ったらしい)。 この曲で軽部さんは(Vo.)と(Recd.)を担当。めざクラといえば軽部さんの珍芸もひとつの目玉になっているけど、この日は指揮・(Vo.)・(Recd.)と大活躍だった。
■ 坂崎幸之助独演会?
第2部最後の曲は『ヒア・ゼア・アンド・エブリホェア』。ここでスペシャルゲスト坂崎幸之助さん登場。この瞬間からステージは坂崎さんの一人舞台となった。 しょっぱなからしゃべるしゃべる。まずお兄さんの影響で小学生のころからビートルズを聞きはじめたという話に始まり、 ギターコードの話からギター少年時代の話、さらには有名作曲家のH先生とK先生の騒動話まで、おもしろい話を聞かせてもらいました。 ところでこの曲、高嶋さんいわく某コーヒーメーカーの「ネス○フェ」のCMの曲に似ているというのでよく聞いてみたらたしかに似ていた。 一度そう思ったら頭にこびりついてしまった。
■ アンコール
『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』が演奏された。そういえばこの曲、車のCMで流れているけどいい曲だよなぁ。 個人的にはこの日の中で一番のお気に入りでした。
■ 今回のひとこと
「ビートルズは最高!!」でした。