・グラブル
　へたくそなたとえ話をしますが、運営が黄金のうんちを作って「これすごいでしょ！」って見せつけてくるけど、ユーザーは「でもそれうんちじゃん…」みたいな温度差がつらいです。
　闇古戦場は走りやすいのでいいんですが、モチベがそろそろキツイ。

・アズレン
　3周年。とてもめでたいムードに背景トレスという特大の糞をかます暴挙。饅頭は一回怒られたほうがいいと思う。

　ゲーム内でこういう画面を見せてくれると3年も付き合ってるんだなと感慨がこみあげてくる。こんな感じで適当にやったりやらなかったりしてるけど、しばらくぶりにログインしても今がどういう環境なのかを理解しやすくて、復帰が容易なのは強みだなと思う。もはや産廃になりつつあると思っていた正妻にくすべも対ボス性能はいまだ上位のようで嬉しい。

　開発艦。周年イベの掘りついでに放置してた北風と吾妻、それとチェシャーを入手。これにて2期コンプです。しかしFDGの育成まだ終わってないのに吾妻なんていつ開発Lv30にできるのかわからん。それに3期のドレイクもいるし…アズレンの旅はまだまだ続く。ちなみに周年艦はコンプしました。今年のμ兵装もコンプできたのですが、去年どうしても出なかったμ赤城はやっぱり手に入りませんでした。つらい。大人しく恒常落ちを待ちます…。

・FGO
　やっときたボックスイベと思ったら伝承の配布が例年より少ない。期待を込めて☆2です。というかクエの難易度上がりすぎてません？こちとらガチ勢じゃないからキツいっす。

　聖杯戦線でたすけてエイリークをやろうとしたけどうまくできなかった。
　この前ひいたカーマが活躍してくれて嬉しかった。あとOYAGEじゃんと思ってなんとなく引いたボイジャーも意外と適正あってびっくりした。

　ボックス結果。夏イベで水着巴が引けたおかげでボイジャー水着巴キャストリアで3期伝説級を周回できたのがよかった。ただ冬のボックスはやらないと思う。脳死周回できないのはやっぱりつらい。あと育成するサーヴァントがもういない。じゃあガチャ回して新しいキャラを取得して育成すればいいじゃんって思うけど、そのキャラでどこに行くんだろう？って考えるとわからなくなる。いったいどこに行けばいいんですかね？

　ぐだぐだ高難易度。よくわかんないし調べるのも面倒くさいからから平成のスカスカ編成で適当にやってたら全滅しました。令呪コンテしてクリア。復刻クリスマスは令和のキャストリア陳宮で射出してたら終わった。もう全部陳宮でいいなと思いました。

　強化3つめ完了。これだけやっても与ダメ3%前後しか増えないってのがね。ここは賽の河原か？しかも残り2枚をフル強化するのにあと1年かかる。ここは賽の河原だ。
　今ちょうどやってる新イベはすこぶる面倒くさい。テストプレイしてて面倒くさいとか思わなかったんだろうか。新しいことをしてマンネリを打破したいのは伝わってくるけどズレてる。DWはこのセンスのままでサクラ大戦とか作っちゃってるし雲行きがあやしい。

・原神-Genshin Impact-
　ゲステラとVR新陰流で精神がボロ雑巾のようになっていたので当然手を出してしまった。ハマった。以下最新ストーリーまでのネタバレ注意。未クリア者は見ないほうがよいです。

　有り体に言えばテイルズブレスオブザニーアツシマウィッチャー仁王リム3って感じ。ソシャゲのくせにマルチプラットフォーム対応。mihoyoの技術力が光る。

　いいところは何といってもキャラクターの可愛さだと思う。噂には聞いてたけどmihoyo謹製3Dモデルの出来がよすぎる。もはや音声付きデジタルフィギュアといっても過言ではない。
　肝心のメインストーリーは今の所面白いけど、駆け足進行なのが難点。モンド編は王道で親しみやすい展開だったけれど、璃月（リーユエ）編はイケメン美女美少年が続々と登場し、顔面偏差値コンボが決まるからちょっと困惑した。モブもかわいい子多いしテイワットの遺伝子どうなっとんねん。以下Ver1.1の男キャラ感想。
■タルタルくん

　正式名称タルタリヤ。どっかでアイドルやってそうな見た目だけど、氷の国スネージナヤの組織「ファデュイ」の執行官の一人で、第十一位「公子」。知性がありそうな態度のくせして脳みそ筋肉バトルジャンキー。その設定は中二心を擽る。ストーリーでは古狸の手のひらの上で主人公と一緒に踊って転がされた苦労人。可哀想な公子。
　弟と妹が計3人いて、根っこはとても家族思いのブラコン（シスコン）。彼の伝説任務では、悪事に手を染めている姿を弟には知られたくない、という葛藤を見ることができる。

　ここのくだりはいいなと思った。タルタルくんの夢はとっくの昔に壊れてるだろうし、その時の苦渋を弟や妹に味わってほしくないから、彼は無理をしてでも嘘を吐き続けるのだという経緯を察する事ができる。経験豊富そうな振る舞いを見せながらも、実際は不器用で頑張り屋な性格と短いテキストでわからせてくれるのがいい。

　軽率に死亡フラグをどんどん立てていくタルタルくんだが、数分後でも元気に喋っている姿を見せてくれるので別段心配する必要はない。

　あと弟のために用意したおもちゃがかわいい。いいお兄ちゃんじゃん。
　肝心の性能は弓キャラなのに近接モードチェンジできるというトリッキーなアタッカー。あっちこっちで弱いって言われてるけど現環境DPS上位が弱いわけがないし、PU終了後に「おりゅ？」するための前フリなので欲しい人は黙って引いとこう。今実装されている聖遺物は旧貴族2と剣闘士2のWセットが相性◎。水聖遺物きたらやばそう。
■鍾離（ショウリ）先生

　葬儀屋「往生堂」のボンボン。しかしそれは表の顔、実際はテイワットを統治する七つの神（七執政）のうち「金」と「契約」を司る魔神モラクスであり、璃月を建国した岩王帝君。齢6000歳の古狸。格好いいし知識人らしいのにストーリーを進めていくとだんだんメッキがはがれて、まさかの世間知らず系ぽんこつが露出する。やめろmihoyo、その術は私に効く。

　ここらへんのパイモンとのやりとりが本当にかわいい。鍾離先生が奇妙な方向に投げたボールをパイモンは見事にキャッチして、キレのいいツッコミでストレートに返していくのがまったくもって微笑ましい。初対面で鍾離先生を怖がっていたパイモンはもちろん、起伏を見せない鍾離先生の態度もゆるやかに変わっていくのでニヤニヤできた。
　彼の語り口に「普通に考えて」という言葉が出てくる。「普通に考えて」の次は否定の意見につながるのをよく見聞きするし、私もそう使ってしまう事がたびたびあるので、あまりいい印象はない。でも彼の言う「普通に考えて」はものごとを肯定的に捉えるために使われていたように思う。「普通に考えて、それはよいものだな」と。たぶん、非凡の自分を凡人に見立てるための前置きなんだろう。彼が胸中に抱く憧憬のあらわれかなと思った。
　彼は長きに渡り神として暮らすうち、人々が当たり前に持つ「普通」に焦がれるようになった。しかし普通を手にするにはあまりにも荷物が多い。だから氷神と契約を結び、自分が愛した璃月という国を人の手に託し、契約を履行した代償として岩神の心と神の座を手放し、彼は魔神モラクスから凡人の鍾離になった。これがver1.1の話の流れである。
　帝君が死ぬときのクエストのサブタイトルが「塵に帰る」なんだけど、これがまたいい。この地にはかつて塵の魔神「帰終」が存在し、鍾離と協力して土地を治めていた時代があった。二人はとても仲良しで（おそらく恋仲）、統治する地名にそれぞれの字を取って「帰離原」と名付けるほど。しかし魔神戦争によって謀略に巻き込まれた鍾離と帰終は互いに争い、帰終は死ぬ。生き延びた鍾離は廃墟となった帰離原を捨て、残った人々とともに南下し璃月を作る。それから約4000年後、帝君が崩御して「塵に帰る」。帝君の好みの香水の話があったけど、きっと帰終からその香りがしていたんだろう。おまけに街の骨董店で帰終由来の品を見つけたら値段関係なくすぐ買っちゃうとかもうね。見てるこっちは切ないやらいたたまれないやらだよ…。

　事が済むと食事に誘ってくれるけど、お金についてパイモンに突っ込まれるとこれである。「あっ…」じゃあないんだよ。でも肩の荷が下りたのがよっぽど嬉しかったんだろうなあ…。

　話をゆっくり進めてたらちょうどいいタイミングで朝日が昇ってきて、先生も憑き物が取れたような喋り方をするし、なんだか感動してしまった。「面白い事を誰かと共有したかった」と彼はさらりと悪戯っぽく語るけれど、長命の魔神だという事を踏まえると重い。先生との旅は笑った楽しかったし、本音を言えばずっと旅をしていたかった。

　締め方もいまいち決まらないから憎めない。神らしく自分勝手だけどユーモアはあるし、頭にぴょこんと生えてる双葉みたいなアホ毛もいいチャームポイントになってる。あとどこだったか忘れたけどパイモンとのやり取りで「俺だって…」とちょっと拗ねたように弁明するシーンは愛嬌があったし、まさか中華ソシャゲのmihoyoがこんな魅力的な男性キャラを生み出すとは思わなかった。ソシャゲキャラ男性部門ベストオブ2020の称号を送りたい。

　んで吟遊野郎のプロフ更新されてると思ったらこれだよ…。じいさん呼ばわりしてるけど同類ですよね？ボイスも完全に煽り口調だし、この先追加されるであろう本編やイベストや鍾離の伝説任務とかで一悶着あるって期待してしまう。ウェンティが出会い頭に「風だぁ～！ｗ」して、鍾離が何も言わずに腕組メテオぶっ放してたら無限に笑顔になれそう。
　風神と岩神の関係はどうやら気安い仲のようだし（といってもウェンティが一方的に悪戯を働いているだけですが）、最古の七執政として生き長らえているのはこの二人だけのようなので、ぜひとも話すところが見てみたい。なにはともあれ鍾離PUを待つほかない。
　メモ書くためスクショ見直してて思ったけど、神であるウェンティと鍾離だけ髪の毛に対応元素色のグラデーションがかかっていると気付いた。細かいなぁ…。
　しかしこの世界、ろくな神様がいない。

　とまあこんな雰囲気のゲームです。中華版「悪魔の偽王国」って感じ。すごく楽しい。
　楽しめているのはキャラクター同士の掛け合いが面白いのもあるし、非常食兼マスコットキャラのパイモンが魅力的だからだと思う。パイモンが作中のキャラと喋ると、お互いの魅力が引き出されている気がした。"Ehe"tte Nandayo-! これほんとかわいい。ソシャゲキャラ総合部門ベストオブ2020はパイモンで決まり！
　ガチャは天井前提だし、育成は大変。聖遺物厳選もきつい。でも戦闘の元素反応システムが面白い。元素でコンボつないでダメージを稼ぐのが楽しい。のんびり育成して、ダメージが増えてくのを眺めて、強くなったかな？って思ったら深境螺旋に挑んで…みたいな遊び方がいいかもしれない。ちなみにどれだけ課金しても育成は楽になりません。

　Ver1.1公式PV。鍾離先生の足で槍蹴るモーションかっこいい。タルタルは弓が一番苦手ってんなら弓捨てて元素で殴れ。このPV見て面白そうだなと思ったり、公式サイト見て気に入ったキャラがいたならやって損はないはず。個人的には星4のレザーくんが強くて格好良くてモフモフしてて可愛いのでおすすめ。
　ちなみにストーリーは、モンド編（北欧）、璃月編（中国）[←今ここ！]、稲妻編（日本）、スメール編（エジプト）、フォンテーヌ編（南欧）、ナタ編（中南米？）、スネージナヤ編（ロシア）とあるので、終わるまで3年くらいかかりそう。私も物語の最後を見届けるまで遊ぶつもりなので、マルチで出会ったらよろしくお願いします。