■■AlbumJacket＋vbsを使用したジャケット画像表示■■
Ｓａｍｕｒｉｚｅを利用してデスクトップにWinampで演奏中のCDジャケットを表示する方法を解説します。
| 設定方法-AlbumJacket＋.vbsの設定方法- |
■はじめに
Scripts(AlbumJacket＋.vbs)を使ってWinampで演奏中のCDジャケット画像をウェブ上から取得しデスクトップにを表示させます。
■注意点
1：AlbumJacket＋.vbsは、Winamp、 foobar2000、QCD Player、iTunesに対応できますが、ここではWinampを使用した場合の設定方法を解説します。
2：AlbumJacket＋vbsは原則としてTOWER RECORDSのサイト（@TOWER.JP)にリンクしてジャケット画像を取得するため、リンク先に演奏中の曲のジャケットがない場合は表示できません。
3：他の歌詞表示スクリプトと排他使用関係にある場合がありますので使用環境によっては動作しない場合があります。
4：mp3ファイルのタグが正常に記述されていないと動作しません。前もって ID3v1、ID3v2両方に「Title」「Artist」「Album」 の３項目を記述してください。 TOWER RECORDSのサイトから曲名等をコピーして貼り付けると間違いありません。
アルファベットを全角にするか半角にするか、苗字と名前の間を1字開けるか否かによっても動作が左右される場合がありますので、サイトに情報が掲載されているのに表示されない場合は、いろいろタグを修正してみましょう。
5：TOWER RECORDSのサイトのソース構成が変わるとScriptsが機能しなくなります。できるだけ最新のScriptsを使うようにしてください
 |
■用意するもの
1：「amip (Advanced mIRC integration plug-in)」をダウンロードします。Winampを利用しますので、amip_winamp.zip for Winamp2.x&5x (2007.05.08現在
最新版v2.60）をダウンロードします。
 DL
2：解説尻侍にUPされている旧版のAlbumJacket+.vbs とその付属品をダウンロードします。解説尻侍にUPされている圧縮ファイルAlbumJacketPlus.zipを解凍すると、次のファイル類が同梱されています。
なお、解説尻侍からファイルをダウンロードする理由は、侍UP板にアップロードされている最新版には設定に必要な一部のファイルしか同梱されていないためです。
○ダウンロードした圧縮ファイル
○AlbumJacketPlus.zipを解凍してできたファイル等
解凍してできたファイル類の内、実際に使用するのはAlbumJacketフォルダだけです。
なお、Scriptsフォルダに同梱されているAlbumJacket+.vbsも使用しますが、バージョンが古いため、このvbsファイルだけは最新のスクリプトを侍UP板からダウンロードして使用します。
（残りのalbumjaket+.ini、ImagMagick.txt及びreadme.htmlの３ファイルは原則使用しません。）
AlbumJacketPlus.zip DL 解説尻侍
3：侍UP板から最新のAlbumJacket+.vbsをダウンロードし、圧縮ファイルを解凍します。
○ダウンロードした圧縮ファイル（upナンバーはup時期によって異なります。）
○upファイルを解凍してできたファイル
AbumJacket+.vbs（最新版） DL 侍UP板
■注意事項■
蛇足ですがAlbumJacketPlus.zipを解凍してできたAlbumJacket+.iniと、upファイルを解凍してできたAlbumJacket.iniは別のiniファイルですので注意してください。（+の有無で判別可能です。）
■注意事項■
平成23年5月21日現在、侍UP板で各種仕様変更に対応したAlbumJacket+.vbsの最新版up2329（2011/5/11）がUPされています。最新版を使用しないと歌詞が表示できませんので、AlbumJacket+.vbsだけは新しいファイルに更新してください。
up2329は、AmazonのAmazon Web Services（AWS）に対応しています。このサービスを利用するためには、AWSアカウントを作成してIDとsecretkeyを取得する必要があります。
ここでは手続の詳細は説明しませんが、以下の作業が必要になります。
① http://aws.amazon.com/jp/でAWSのアカウント作成を行う。
② 登録されたメールアドレスにメールが送信されてくる。
③ このメール中のリンク先にアクセスしてサインインし、自分のIDとsecretkeyを確認する。
④ このIDとsecretkeyをAlbumJacket.iniをメモ帳等で開いて所定の箇所に書き込む。
⑤ https://forums.aws.amazon.com/thread.jspa?threadID=34858 にアクセスする。
⑥、当該サイトの真ん中あたりにあるsha256.wscをスクリプトと同じフォルダ（通常は次のScriptsフォルダ C:\Program Files\Samurize\Scripts）に保存する。
⑦ 加えて、２ちゃんねる情報による以下の処理を行う。
⑧ samurizeはWScriptオブジェクトは使えないっぽいため、AlbumJacket+.vbsをメモ帳等で開き、WScript.Echoが入ってる行の先頭に「'」をつけてコメントアウトする。（たぶん次の２箇所）
'WScript.Echo "Invalid SJIS code : " & Escape(char)
'WScript.Echo "Invalid SJIS 1st byte : " & Right(Hex(code+256),2)
⑨ 次の通り該当する行を書き換える。
Set sha256 = GetObject("script:" & Replace(WScript.ScriptFullName,
WScript.ScriptName,"") & "SHA256.wsc")
↓
Set sha256 = GetObject("script:" & "SHA256.wscのフルパス")
※SHA256.wscのフルパスは通常"C:\Program Files\Samurize\Scripts\sha256.wsc"
以下の解説に加えてこれらの作業が必要になります。（たぶん動くはず）
|
■AMIPをインストールする
1：ダウンロードファイルamip_winamp.zipを解凍しAMIP-2.60.exe を実行します。
2：Winampのプラグインフォルダ（デフォルトでC:\Program Files\Winamp\Plugins）に「gen_irc.dll」がインストールされます。
■AMIPを設定する
1：Winampを起動して「Optionｓ」から「設定(P)」を選択し、プラグイン中「General Purpose」からAMIPプラグイン「Advanced mIRC Integration Plug-In
v2.53(gen irc dll)」を選択し「選択プラグインの設定(C)」をクリックして設定画面を表示します。
2：「Enable AMIP」と「Write song info to file」にチェックをいれます。
3：「Write song info to file」のフォームに以下を記述します。
File: C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\np.txt
Play: %1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbplaying
Pause: %1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbpaused
Stop: %1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbstopped
Exit: %1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbexit
なお、File:欄は、SamurizeをC:\Program Files\にインストールしている場合でAlbumJacketフォルダを置く場合の記述です。
4：Samurizeのフォルダ内に「AlbumJacket」フォルダを作成します。フォルダのパスはデフォルトでC:\Program Files\Samurize\AlbumJacketです。
5：タグにArtist,Album,Titleの情報が記述された mp3をWinampで再生します。
6：file:で記述した場所（C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket）に、次のような5行のnp.txtファイルが作られたら成功です。
1行目：アーティスト名
2行目：アルバム名
3行目：タイトル名
4行目：再生中のファイルのパス
5行目：playingと書かれた文字列
○np.txtの表記内容例
以上で、AMIPの設定は終了です
■AlbumJaketフォルダを配置する
前述のとおりダウンロードしたAlbumJacketPlus.zipを解凍してできたファイル類のうちAlbumJacketフォルダをその中身ごとSamurizeがインストールされているフォルダ(C:\Program
Files\Samurize\)に置きます。なお、前述の処理により既にC:\Program Files\Samurize\にAlbumJacketフォルダを作成している場合は、解凍してできたAlbumJacketフォルダの中身をすべてC:\Program
Files\Samurize\AlbumJacketフォルダ内に移動してください。
○AlbumJaketフォルダの中身
■AlbumJacket+.vbs、AlbumJacket.ini及びtemplate.htmlを配置する
1：次に、前述のとおりup圧縮ファイルを解凍してできたファイルのうち、template.htmlを先に用意したAlbumJacketフォルダに、AlbumJketac+.vbsとAlbumJacket.iniをSamurizeフォルダにあるScriptsフォルダに移動させてください。（既にAlbumJacket+を導入しておりバージョンアップする場合等で上書きするか否かを聞かれた場合は上書きで支障ありません。）
○Scriptsフォルダ（C:\Program Files\Samurize\Scripts）に移動するファイル
○AlbumJacketフォルダ（C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket）
に移動するファイル
2：配置したAlbumJaketフォルダ（C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket）の中にalbumという名前のフォルダを作る。
■AlbumJacket.iniを設定する
1：AlbumJacket.iniをメモ帳等で開きます。
2：iniファイルは「共通設定」「ジャケット関連の設定」「歌詞関連の設定」「関数の返り値の設定」から構成されています。このうち、ジャケット表示については、「ジャケット関連の設定」の箇所を書き換えることにより詳細な設定が可能です。
○AlbumJacket.iniをメモ帳で開いたところ（「ジャケット関連の設定」の箇所）
3：各行の説明はそれぞれ行の右に記述がありますので、自分の使用環境に合わせて記述を書き換えます。
基本的には、設定を有効にするか否かは「True」「False」で区分し、あとはパスの設定となります。
■注意事項■
AlbumJacket.ini内を直接書き換えるため、必ず現在使用しているAlbumJacket.iniをバックアップしておきましょう。
■AlbumJacket+.vbsを貼り付ける
1：Config.exeを実行してデザインエリアで右クリックします。
2：「アクティブスクリプト(D)」を選択すると、デザインエリアにメーターが表示されます。
 
3：画面右側「ツールと設定」内の「メーターの編集」タブ、「情報」タブを選択します。
4：スクリプトの選択：AlbumJacket+.vbsを選択します。
5：実行する関数：GetJacketを選択します。
6：実行間隔（分）：1秒に設定します。
7：テストボタンをクリックします。
8：C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\にあるcurrentjacket.txtに、画像へのファイルパスが記述されれば成功です。
○currentjacket.txtの表記内容
■注意事項■
 一旦設定したiniを保存した後に再度テストを押すと「 パスが見つかりません。」というエラーが出る場合、プレイヤーとSamurizeを再起動したら直る事例が報告されています。
テストでスクリプトを実行しようとすると、どの関数でも
[エラー] パスが見つかりません。
In AlbumJacket+.vbs (GetBoth)
Line 122, column 0
とエラーメッセージが出る場合、新規でSamurizeを入れるとスプリクトフォルダが読み取り専用になっており、読み取り専用解除したら直る事例が報告されています。
■テキストからジャケット画像を作成する
1：Config.exeを実行して設定ファイルのデザインエリアで右クリックし「テキストファイル(X)」を選択します。
2：デザインエリアにメーターが表示されます。
3：表示されたメーターをデスクトップに表示するジャケットの大きさ（正方形）に整えます。
4：表示されたメーターを選択した状態で右側の「ツールと設定」内を「メーターの編集」タブ中の「情報」タブをクリックして選択します。
5：その中にある「参照先:」にC:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\currentjacket.txtを指定します。
6：currentjacket.txtの表記内容が反映されるよう「表示行:1」「表示行数:3」を指定します。
7：このままでは、テキスト表示のままですので、「メーターの編集」タブの「一般」タブ中「表示タイプ」を「画像」にします。
8．アルバム画像が表示されれば成功です。
■CDケースへはめ込む
好みのCDケースの画像等をダウンロードして、作成したジャケット画像と重ね合わせることにより、CDジャケットらしくなります。必要に応じてグラフィックの透過度等を設定してください。
○CDケース画像の入手方法
1：DockEX.comで頒布しているiTunes for AveDesk v0.9.9など、好みに合ったCDケースをスキンとして利用しているフリーソフトをダウンロードします。（スキンのみの使用は、本来の利用目的とは異なる二次使用に当たりますので、あくまで自己使用に限り、再頒布等は厳に慎みましょう。）
2：ダウンロードした圧縮ファイルを解凍してフォルダ内のイメージファイルを利用します。
ネット上には、他にも秀逸なデザインのスキンがたくさんあります。好きなスキンを選んで利用させていただきましょう。
■注意事項
Amazonにジャケット画像があって曲情報も取得してきているにもかかわらずジャケット画像がmp3ファイルが存在するフォルダ内に作成されない場合は、Amazonから画像を取得するときに一度取得したアルバムのページのアドレスが書かれるiniファイルであるalbumurlamazon.ini（デフォルトでC:\Program Files\Samurize\AlbumJacketファイル内に自動的に作成されています。）をメモ帳などで開いて、記載されているデータ行を削除すると回復する場合があります。（iniファイル内のデータが増えすぎるとうまく機能しなくなるもようです。）
○albumuramazon.ini
○iniファイル内のデータ
■ 謝意
AlbumJacket＋vbsは数あるスクリプトの中でも設定の難度が高いスクリプトです。そのため、上記マニュアル化に当たっては、SamurizeWikiにあるAlbumJacket＋vbsの設定にかかる解説等を参考にさせていただいております。Wiki解説者様のスキルと御努力に敬意を表するとともに、当サイト管理人としても、より初心者にも分かりやすい解説を目指していきたいと考えております。Wiki解説者様、今後とも御指導のほどよろしくお願いいたします。
なお、SamurizeWikiにおいては、AlbumJacket＋vbsのより詳細な解説が掲載されていますので、デスクトップ改造マニュアルで物足りない方、不明な点がある方は、ぜひ一度サイトを訪れて解説を御覧ください。かなり勉強になります。
 SamurizeWiki AlbumJacket＋vbs解説
 
|
