デスクトップ改造マニュアル ■■ HOW TO SAMURIZE ■■
本文へジャンプ 最終更新日
2007年 1月26日 

 Winampのコントロール

■■WinampCCを使用したWinampのコントロール■■

Samurizeを利用してWinampをコントロールする方法を解説します。

Winamp操作パネルの例




設定方法-WinampCCの設定方法-

はじめに

 WinampをSamurizeからコントロールします。
 WinampCCフォルダの中にある
単機能EXEを起動する(.機能ごとに別の実行ファイルを起動する)方法と、同じくWinampCCフォルダの中にあるWINAMPCC.EXEによりCommandIDを送信する方法の2つがあります。
 ComanndID送信の方がWinampのほぼ全ての機能が操作でき、動作も軽快というメリットがあります。

用意するもの

 
WinampCCををダウンロードします。
 DL 解説尻侍

設定の前提条件

 Winampを導入していることが前提となります。

 ■Winamp系の各種情報表示

WinampCCを配置する

1:ダウンロードしたファイルを解凍します。

2:解凍してできたフォルダの中にあるWinampCCフォルダをSamurizeフォルダの下に置きます。
 デフォルトの場合、C:\Program Files\Samurize\WinampCCとなります。

○WinampCCフォルダの中身


CommandIDを送信する場合の設定方法


 CommandIDを送信する場合は、WinampCCフォルダ内のWINAMPCC.EXEを利用します。

1:WinampCCフォルダの中にあるWINAMPCC.INIをメモ帳等で開きます。

○WINAMPCC.INIの表示内容の一部



2:機能名とCommandIDが記述されています。英語表記ですが内容は難しくありません。

 このうち、表示例で使用している機能の設定に必要なものは次のとおりです。必要に応じて追加できます。

 StartPlay=40045; // Play button 演奏(再生)
 NextTrack=40048; // Next track button 次の曲へ
 PrevTrack=40044; // Previous track button 前の曲へ
 StopPlay=40047; // Stop button 停止
 PausePlay=40046; // Pause/Unpause button 一時停止
 OpenFile=40029; // Open file dialog ファイルを開く
 CloseWinamp=40001; // Close Winamp Winampを閉じる

3:Samurizeの設定画面のデザインエリアで右クリックし「文章(A)」を選択します。




4:表示された文章メーターを選択した状態で右側の「ツールと選択」内の「メーターの編集」タブ中の「入力」タブをクリックして「入力コントロール」にチェックを入れます。

5:「アクションタイプの選択:」で「リンク」を選択します。

6:「リンク先:」に「
WINAMPCC.EXEのパス 機能名」というように入力します。
 演奏の場合は、
 「C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE StartPlay」を指定します。




機能別リンク先の記述
  • 演奏(再生)
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE StartPlay
  • 次の曲へ
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE NextTrack
  • 前の曲へ
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE PrevTrack 
  • 停止
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE StopPlay
  • 一時停止
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE PausePlay
  • ファイルを開く
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE OpenFile
  • Winampを閉じる
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\WINAMPCC.EXE CloseWinamp

 ちなみに、「Winampを閉じる」はWinampのアイコンをクリックすると機能するよう配置してあります。



単機能EXEを使用する場合の設定方法

 リンク先に、使用する機能に対応した
単機能EXE(実行ファイル)のパスを設定します。 各EXEの機能については下記の対応表を参考にしてください。




○単機能exe機能対応表
実行ファイル 機  能
WA_NEXT.EXE 次の曲へ
WA_PAUSE.EXE 一時停止
WA_PLAY.EXE 再生
WA_PREV.EXE 前の曲へ
WA_STOP.EXE 停止
HIDEWA.EXE Wiampをトレイに収納
SHOWWA.EXE Winampをトレイから復帰


 表示例では、「Winampをトレイから復帰」と「Wiampをトレイに収納」の機能について単機能EXEを利用しています。

機能別リンク先の記述
  • Winampをトレイから復帰
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\SHOWWA.EXE
  • Winampをトレイから復帰
    C:\Program Files\Samurize\WinampCC\HIDEWA.EXE


Winampの起動ボタンを作る

 Winampを起動させるためには、上記のリンク先にC:\Program Files\Winamp\winamp.exeを設定すれば可能です。


操作ボタンを貼り付ける

 上記の文章メーターがリンクを設定したメーターとなります。このメーターと別に操作ボタンの画像を作成し、重ね合わせることで、Samurizeで表示したデスクトップ上のボタンをクリックするとWinampのコントロールが可能になります。(ただし、Winampが起動した状態でないと機能しませんので注意してください。)

1:リンクを設定した文章メーター(操作ボタンに合うよう適当な大きさに調整してください。)と操作ボタンの画像メーターを別々に作成します。





2:文章メーターにはそのままだと「The text of your choice...」という文字が入っていますので「表示」タグを選択して、「テキスト:」を空欄にします。

○ 修正前



○ 修正後





○大きさを調整した後



 これによりボタンに重ねるリンクを貼った文章メーターが透明になって、重ねても支障なくなります。


3:2つのメーターを重ね合わせます。


以上で設定は終了です。

インジケーターを表示する


 Samurizeはデフォルトの状態でWinampの各種情報を表示する機能を備えています。
 例として「演奏中の曲の経過時間(プログレスバー)」で解説します。




1:Samurizeの設定画面のデザインエリアで右クリックし「メディア(M)」及び「Winamp(W)」を選択します。




2:表示されたメーターを選択した状態で右側の「ツールと選択」内の「メーターの編集」タブ中の「情報」タブを選択して「書式」に「%prc」を入力します。入力欄右の?マークををクリックすると書式一覧が表示されます。



○Winampの書式

表記 表   示
%b 改行
%wp 演奏中の曲のタイトル (Winampのプレイリスト中の書式表示)
%wt 演奏中の曲のトラック情報 (タイトル & アーティスト - old style)
%min 演奏中の曲のトラック長 (分)
%sec 演奏中の曲のトラック長 (秒)
%pm 演奏中の曲の経過時間 (分)
%ps 演奏中の曲の経過時間 (秒)
%prc 演奏中の曲の経過時間 (%) (プログレスバーで利用すると便利)
%sr 曲のサンプリングレート (例. 44 kHz)
%r 曲のビットレート (例. 128 kbps)
%pl プレイリストの長さ (トラック数)
%pp プレイリスト中の演奏中の曲の位置 (トラック番号)
%prp プレイリスト中の再生済みの割合
%ch 演奏中の曲のチャンネル (ステレオ or モノラル)
%f 演奏中の曲のフルパス


ID3タグ情報:

表記 表   示
%t タイトル
%ar アーティスト
%c コメント
%al アルバム
%y 西暦
%g 形式
%nt トラック番号
%cmp 作曲者
%e エンコーダー
%u URL
%cpr 著作権
%oa 原作者



3:次に、「ツールと選択」内の「メーターの編集」タブ中の「一般」タブをクリックして「表示タイプ」で「プログレスバー」を選択します。

4:「値監視機能」にチェックを入れ、値監視機能を設定します。
「通知のタイミング」に「値を上回る時に」、「値:」に「80」を設定し、通知色を選択します。これで演奏時間が残り20%を切るとプログレスバーの色が変わって通知してくれます。




5:プログレスバーの大きさを整えます。別途用意したグラフィックメーターと組み合わせると見栄えが良くなります。

以上で設定は完了です。
他のインジケーターも同様の手順で設定することができます。



    



項目一覧
  ■ DesktopCustomizeManual ■