2000年6月下旬の日常
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2000年6月21日(水)
今月5日に盗まれたという叔父の自転車が今日発見されたそうだ。場所は、職場近くのコンビニの前。店の前の植え込みに二週間近く放置されているのを気にした店主らが、昨日になって車道側に移動し見つけやすくしたところ私の母が目に留めたらしい。
……盗まれた……?
ふと当時の日記を眺めると……あ、伏線が張ってある。ちなみに盗まれたということが発覚した日、叔父は釣りに行っていた。だとすれば、その支度で寄ったときだろう、……置き忘れて帰ってしまったのは。本日のお買い物
・岩崎正吾『探偵の秋あるいは猥の悲劇』(東京創元社・創元推理文庫)
・『こみっくパーティー コミックアンソロジーVol.3』(スタジオDNA)
・彩胡ジュン『白銀荘の殺人鬼』(光文社・カッパノベルス)
小説二冊は早めに読みたい、特に後者、せめて知り合いの誰かが著者当てについて完璧な推理をしてしまう前に……。色々あって今日も殆ど手付かず。文章ばっかり書いているとお絵描きへの渇望が時としてぶり返してくる。自らの欲望を意のままに操れれば完璧だと思うのだが。
2000年6月22日(木)
仕事をしたという実感はある。しかし数があって絶え間なく忙しいというならともかく、総数は少ないのに何故か忙しいというのは辛い。特に、一度訂正した部分を直しが挙がった直後に元に戻すのは勘弁して欲しい。あれがなければ定時で帰れたのに。
纏まった暇が見つからなかったので、切れ目は作業に費やさず読書で埋めた。止まらない。有栖川有栖『幽霊刑事』(講談社)、続いて早見裕司『ルームメイトノベル 佐藤由香の場合』(メディアワークス・電撃G's文庫)を読了。前者はサイン会までに読み終えようと決意していたのだが前後の天候不順で勢いが衰え、間にプロンジーニを挟んだりしてやたら時間がかかってしまった。面白いのだが前半は波が乏しいため勢いをつけないといつまでも先に進まないタイプの作品。昨日と今日で200頁以上読んでいるので、一旦テンポを掴めば一気に読める良品でした。後者は……ああんやっぱり肯定しかできない。ちなみに私も柊あや派だ。私にもくれー!本日のお買い物
・紺野たくみ『悠久幻想曲3 Perpetual Blue(2)』(メディアワークス・電撃G's文庫)
・園田健一『砲神エグザクソン(3)』(講談社・アフタヌーンKC)
・すがやみつる『愛蔵版ゲームセンターあらし(3)』(太田出版)
エグザクソンって、話が始まってから一体何時間経ったんでしょう。
2000年6月23日(金)
まだ暫く淡泊めの日記が続きます。いつまでかかるんだろうね。私が訊きたいよ。
梅雨明けから夏の間に一度バイクで遠出しようかと思っているのだが、懸念が一つ。昨年10月に実施した一泊ツーリング、帰途の悩みとなったのが腕から先の筋肉痛だった。風雨の中を長時間高速走行し続け、緊張が絶え間なかったこともあるが、つまりは握力が足りないのである。対策としてハンドグリップを購入してきた。握りの部分がスポンジのものを選ぶべきだったと後悔しつつ、漫画或いは小説片手ににぎにぎにぎにぎ。
本日のお買い物
・西澤保彦『依存』
・森 博嗣『女王の百年密室』(幻冬舎)
・岩本隆雄『星虫』(朝日ソノラマ文庫)
・あかほりさとる『サクラ大戦 巻の三』(富士見ファンタジア文庫)
・渡瀬悠宇『思春期未満お断り 完結編』(小学館・フラワーコミックス)
待望のものが二冊。『思春期未満〜』は待望、というより「まだ終わってなかったんかい!」というのが率直な印象。
2000年6月24日(土)
投票日前日。だが生憎の陽気の所為かはたまた続いた弔事の所為か、いつもに較べれば静かと感じた。職場で片付けをしていた母も同様の感想を抱いていた。ただ一人、ゴルフに出かけていた親父だけが「煩かった」と。周辺の民家は疎らで、頭上は果てしなく拓けている。フルボリュームの音声が遮るものなく響くのだ。或いは、自分とは関係ない地区の声だから余計に騒音じみて聞こえるのか。
雨は嫌いではない、とはいえその中をわざわざ合羽を着てバイクに乗るのも距離を思えば馬鹿馬鹿しい、自転車はこういう曖昧な降りが一番濡れるものだ。秋葉原まで電車で向かう。着いてみると大した降りではなかったように思えてくるのもいつものこと。
秋葉原ではかつてビラ配りという行為はあまり歓迎されていなかった覚えがあるのだが、最近風潮が変わってきたらしい。駅の出入口と交差点付近でV○IOが袋入りのパンフレットを突きつけ、駅の改札前ではドリ○ムネットが某アイドルのプレミアポスターをちらつかせて盛んに通行人にアピールする。どちらにも興味がない人間にはただひたすら鬱陶しいだけだった。
交通手段が変わろうと寄る店はいつも通り。DVD売場で、売り切れる危険のある新作を2つ予約する。『踊る大捜査線 THE MOVIE』は問題なかったのだが、もう一本、『ビクトル・エリセBOX』は単品しか店のデータベースに登録されていなかったらしく店員が困惑していた。時間はかかってもいいと告げ、取り敢えず手続を済ませて一階下へ。洋楽関係のフロアで21日発売したライル・メイズと今日発売したジェシ・ヴァン・ルーラーとを探すも、何故か見つからない。店員に訊けば前者は品切れでうまくすれば今日中に入荷するとのこと。では後者は? 店員は棚、データベース、先輩店員、在庫担当と探し回るが、入荷本数だけ判明して何故か肝心の商品が見つからない。「ライル・メイズと一緒にお取り置きしておきますので」と言うので伝票に名前と電話番号を記入していたら、別の店員が問題のものをひとかかえ、入荷本数通り持ってきた。……店頭に出し忘れていたらしい。
そのあと一階の日本人アーティストのフロアであちこち渉猟し、衝動買いを含め二枚購入する。成果は以下の如し。
・Jesse van Ruller『herbs, fruits, balms and spices (邦題:モーニング・フルーツ)』(blue music)
・矢野顕子『TWILIGHT 〜the best "LIVE" of Akiko Yano〜』(Epic Records)
・人間椅子『怪人二十面相』(meldac)
さて衝動買いはどれでしょう。一目で解りません?「音匣」ページの方針を若干変更した。全部のレビューを書こうとすると負担になるので、基本はCDのプロデューサー・演奏者・曲目などのデータとアルバムの内容を大まかに記すのみ、気が向いたときだけ感想を添えることにした。そもそも日記上で簡単な感想を書くことが多かったので、今後は日記で書いたことをそのまま転載することもあり得る。元々自分のライブラリのデータベース代わりに利用するつもりでいたので、このぐらいの方針が一番丁度いいのだと思う。どんな具合になっているのかは、上の『モーニング・フルーツ』『TWILIGHT』のリンクを辿ってご確認下さい。データの記述が意外と疲れるので、結局五月雨式の更新になるような気もするのだが。
2000年6月25日(日)
選挙は行った、先日。両親は引っ越しの手伝いに行ったが私はひたすらだらだらと……だらだらと……
あとちょっとなんだがなぁ……。今週、結構疲れが溜まっていたからかなぁ……。
2000年6月26日(月)
私のいる小選挙区及び比例区はもろに私の思惑通りの結果に終わりました。さようならF大臣。思惑通り、というよりあの人が掌を返した段階でほぼ決着はついていた気がするが。当人はきっとそんな自覚もないままのうのうと政治家やり続けるんだろうね。
先日扱ったデータに、恐らくIllustratorの扱いにまだ慣れていない人間が作ったと思われるものがあった。文字のみで説明するとややこしいので詳細は省くが、Illustratorにおけるデザインの仕方を十分に理解しないまま安易に組み立てたと思しいデータで、かなりの部分を私が手直しした上で出力した。仕事としてはこれで終りだったのだが、今日になってそのデータを寄越した取引先が、私が修正した方のデータを譲って貰えないか、という相談を社長にしてきたらしい。件のデータはあるホラー映画の新聞用広告なのだが、私たちのところで扱ったのは関東のみを対象にしたもの。これが近々大阪圏でも公開されることが決まったとかで、同じサイズの広告を用意する必要が出来たようだ。
私の職場はあくまでも「製版屋」であって「出力屋」でも「デザイン屋」でもない。この要望は明らかに本来の職掌を逸脱している。だが、元となったデータの状態から推すに、取引先でもまともにデータを作成できる者がいない(或いはまともなところに発注する予算がない)という事情があると思われ、無碍に断ることもできない、というかせっかくの商談を断る理由もなく、空いたMOにデータを完全な状態でコピーして渡した。私は自分の仕事がそれなりに認められたということで別に不満はないのだが、社長は色々と戸惑いがある模様。何より困っているのは、これによる手数料はどの程度請求すればいいのか、ということらしい。私は相場なんか知らない。よーーーーやっと懸案の代物のテキスト部分が完成。あー長かった。結局これだけでほぼ一ヶ月を費やした勘定になる。しかし実際にはこのあとに、図版と挿画を作成し、更にそれらをIllustratorで見栄え良く構成するという作業が残っているのだが、兎に角漸くひと段落である。
この作業が終わったら辺りから、少しずつこのホームページのリニューアルをする予定。他にも山ほどある懸案を片付けながらなので正式に公開するのはきっと当分先だろうが。
2000年6月27日(火)
昨晩、その舌の根も乾かぬうちにホームページのリニューアルに着手してしまった。課題となっていた箇所を全て修正する必要があるため、結構難物である。基本的なデザインはほぼ固まったので、その線でいちページいちページ直しているのだが……面倒くさいんだが、これが始めると止まらなくなる。その気になれば数日で完成しそうなのだが明らかに優先順位が間違っているので、適当なところで止める。
ここでちょっと困ったのが、この日記の処置であった。今までの日記ページはソースの記述に無駄が多かったので、最優先でデザインを変更しソースを調整したのだが、作業に時間がかかるとなると、今後も暫く旧来のデザインで過去ログが生産されることになる。それをリニューアルの時にまた記述を修正していくのは手間ではないか、と。そこで、取り敢えず日記ページのデザインのみ、リニューアル版に準じた形で先に変更してしまうことにした。こうすれば、過去ログのhtmlだけをリニューアル版を作成しているフォルダの同じ位置にコピーしてしまうだけで移行手続が済む。
故に、突然見た目がこんな風に変わってしまった訳である。壁紙の導入も検討しているが流石に今は作っている余裕がない。ちょっと眩しすぎるような気がするので、異論や御意見ありましたらメールかフォームでお送り下さい。ただ、イメージカラーはこんな感じで作っておりますので、基本的な色合いは変えられませんが。未表示リンクの色合いを柔らかくするとか、そんな感じの変更しかできませんので悪しからず。いや、不評極まりなかったら大幅に変えます。やーーーーっとペン入れをしている……各種CGの。ついでにリニューアル版のトップ絵も。一枚ぐらいは今週中に公開できるようにしたいなあ……出来るかなあ……
本日のお買い物
・丹沢 恵『トラブルカフェ!(1)』(竹書房・BAMBOO COMICS)
・浅野りん『平成バンパイアの逆襲』(エニックス・ガンガンウイングコミックス)
エニックスって少年誌でも女性作家の比率が高いような気がするんだが。特に入れ込んでいるつもりはないのに気がつくと買ってしまっている浅野りん。
・HI-POSI『そなえよつねに』(CONTEMP RECORDS/HEAT WAVE)
来月20日発売のニューアルバムの前哨戦。ギタリストが抜け一人(と一匹)のプロジェクトとなってから初めてのシングルでもある。しかし表題曲にはちゃんと抜けたギタリストも参加していたり。
・木原浩勝・中山市朗『新耳袋 現代百物語 第五夜』(メディアファクトリー)
やっと出たねえ。先日のライブで聴いた話を思い出して北叟笑みつつ読んでます。
・ワセダミステリクラブ『PHOENIX No.128』
先のMYSCONで注文したワセミスの力作会報。届くことは覚えていたんだがその分のお金をストックするのをすっかり忘れていた……どないしよ。
2000年6月28日(水)
漫画を書くときの必需品の一つが、ティッシュペーパー。ペンを休める前に付着したインクを拭う(錆を抑えるため)のもそうだが、最大の用途は、躰の油分が原稿に染み込むのを防ぐことにある。手の油は原稿用紙に染みついても視認できないのだが、その上にペンを入れたりベタをかけると、指紋や手の皺がくっきりと浮かび上がるのだ。そのため、ペン入れの時に限らず、下書きの段階から原稿と原稿に触れる躰の間にティッシュを挟む。それを手の脇でぐいぐい押し動かし、原稿に油が付かないよう常に気を払うのである。
そのティッシュペーパーの質が、最近、心なしか悪くなっている気がする。今開けているものの前に使っていたティッシュは、普段買っているものがなかったため間に合わせに仕入れたものらしいのだが、これを手の下に敷いていると、手を動かすときティッシュが張り付いて鬱陶しい。何故鬱陶しいと感じるのか、と考えると、普段使っている製品は手の油分で張り付くことがないからだ。取り敢えずひと箱我慢して使い切り、まだその商品のパックは残っていたのだが、併せて親が新しいパックを買ってきていたので、そちらを開けて使用することにした。が、これもいざ使ってみると手についてうざったい。私が記憶を美化しすぎたのか、はたまた危惧したとおり製品が粗悪になっているのか。本来の用途は果たしているのだから、あまり高望みをするべきではないか。数日お絵描きに関する豆知識のエッセイまぶしがこの日記の主な内容となります。今のうちに覚悟を決めておいてください。
木原浩勝・中山市朗『新耳袋 現代百物語 第五夜』(メディアファクトリー)読了。相変わらず丁寧な作りだが、先日のライブで聴いた裏話などを合わせると興趣は更に深まった。行間のなんと深遠なことか。
本日のお買い物。久々の土砂降りもあって二冊だけ。
・北村 薫『ターン』(新潮文庫)
詳細はリンクから書評をご覧下さい、と。帯に拠れば、今秋に映画化されるらしい。主演牧瀬里穂というのに特に異存はないが、あの静かな世界を如何に映像で表現するか。
・小池田マヤ『マイペースゆず☆らん(2)』(双葉社・アクションコミックス)
他のどの作品よりも伸び伸びしているように見えるのは関西人の血故か。
2000年6月29日(木)
物心ついた頃にはコマを割って漫画を書いていた、その割には私はペン入れが苦手である。長年鉛筆書き中心で培ってきた描き方は線を幾つも重ねて全体像を積み上げていくもので、ラフや下書きの段階ではかなりのクオリティに見えても、ペンで線にしてみると存外にあっさりとしてしまったり、また長い線が引けないという弱点故にぎこちなさが目立ってしまったりと、散々なものになることが多く、「ペン入れ」という作業に対して苦手意識が強い。それでも流石に年季だけは積み重ねているので、ある程度なら誤魔化しは利くようになったのだが。しかし、最近は自分に対して誤魔化しが利かなくなってきた。読む漫画の量が増え触れる絵柄も多岐になり、理想までもが徒に高まってしまったため、妥協の最低線も自ずと引き上げられてしまったが故である。
ここ数日、久し振りにお絵描きに真剣に取り組んでいるのだが、この機にちょっとした自己診断めいたことをしている。どのペン先が一番私の理想に近いか。以前から使っていたGペン、丸ペンの他に、職場の近所で一番大きい文具屋に何故かそれだけ置いてあったカブラペンを一緒に試してみる。Gペンは線の太さが自在に調整できるのだが、それ故に慣れが必要であり、また私のように筆圧が高いとすぐペン先がいかれる。丸ペンは細く均一な線をかなり長く書けるのだが、これも私のように筆圧が高いと傷みが早く、傷むと線の荒れ方も尋常ではない。そこでカブラペン。丸ペンより太くだが均一な線。これが、強いて言うなら一番私の理想に近い。ペン先の寿命が不明なので絶対的な結論ではないが、そんなわけで現時点ではカブラペンを中心にペン入れをしている次第。
ただ、道具が変わろうと、ペン入れが下手なのは相変わらずなのだった。本日のお買い物
・臣士れい&ゆうき未来『Kick Up!』
ストーリー展開もコマ割りも散漫で、主旨が掴めないまま話が終わってしまった。はずれ。
・石田敦子『からくり変化あかりミックス(2)』(以上、角川書店・カドカワコミックスエース)
・桜 玉吉『幽玄漫玉日記(3)』(enterbrain・BEAM COMIX)
・『稲川淳二の最新・超怖い話(1)』
・『コミック奇跡体験!アンビリーバボー[恐怖編]』(以上、角川書店・ザ・ホラーコミックス)
・『ビクトル・エリセBOX』(東北新社・DVD Video)
待望。須藤真澄氏が『天国島より』収録のコミックエッセイで「見れ」と書いているのを目にして以来ずっと気に懸けていた映画作品「エル・スール」と、同監督のデビュー作「ミツバチのささやき」をセットにして更に最新のインタビューを収録した特典ディスク付のBOXセット。嬉しい。
・『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom(4)』(Vap・DVD Video)
・Lyle Mays『SOLO -IMPRIVISATION FOR EXPANDED PIANO-(邦題:ソロ-残響)』(wea japan)
なんだか詳述している余裕がないので、ライル・メイズのアルバムなどについては後日また触れます。今日はここまで。
2000年6月30日(金)
今年も半分終わってしまいますか。はあ。すみませんね今月は下旬淡泊でした。まだ暫く続きそうです。
昨日は相当焦っていたのか、彩胡ジュン『白銀荘の殺人鬼』(光文社・カッパノベルス)を読み終えたのを記述し忘れていました。……まあ、忘れるのも宜なるかな、という出来ではありましたが。詰まらなくはないし「気鋭の作家」が著したためかよく纏まってはいるけれど、手垢の付いた素材を手垢の付いたまま応用してそのまま、という作りなので、作品としての価値も合作としての意義も大したものではない。行楽の暇潰しに読むぐらいが適当で、極端な期待をすると肩透かしを食らいます。結局「二人の著者当て」という企画があるからこそ注目された作品であり、それ以上にはなれない代物。
著者当てについては政宗九さんの説以上に説得力のあるものが現時点では思いつかないので、一旦回避。いつか面白い推論を思いついたら書くかも書かないかも。唯一無二の正解だと思ったら多分ここには書きません。四ヶ月分の新刊は心底欲しいのだ。いま作っているもののために必要なキャラクターの絵は六人分。それぞれ立ちポーズだけでは物足りないので、ちょっと気取ったり捻ったりしたポーズ、それと各々の顔を大きめに書いたもの、以上をそれぞれペン入れが納得のいかない出来になることも想定して二種類ずつ描く。6x3x2、で36枚……と計算して眩暈がしてきた。こういうときこそ妥協が必要となる。何しろ実際にはこれに扉用の単独イラストや要所要所に挿入するイラストも用意しなければいけないわけだから。まだ先は長い。というか少し減らそうよ俺。
本日のお買い物
・北森 鴻『パンドラ'S ボックス』(光文社・カッパノベルス)
・しかくの『僕と爺さんの事件帖(1)』
成り行きで買ってしまったははは。でもここ暫くのミステリ漫画の中ではクリーンヒット。真知子が好きだ。くれ。
・有栖川有栖・麻々原絵里依『人食いの滝 臨床犯罪学者火村英生のフィールドノート(1)』(角川書店・あすかコミックスDX)
こちらは……うん、原作はちゃんと消化しているのだが……美化しすぎ。
・佐々木倫子『Heaven?(1)』(小学館・ビッグコミックススペシャル)
・伊豆平成『快刀乱麻 雅 道場主の条件』(角川スニーカー文庫)
・日向章一郎『電撃娘163センチ 南青山激笑編』(集英社・コバルト文庫)
挿し絵目当てで買うのは止めよう。ちなみに谷川史子。
・新世紀「謎」倶楽部『前夜祭』(角川書店)