人魚の民話研究(仮公開中)
ヨーロッパの民話
やはり、人魚姫に代表されるように人魚と言えばヨーロッパですね。上半身が人間で下半身が魚という現在では当たり前の(ほんと?)姿は西洋の人魚の姿です。普通はこの姿を思い出しますね。
っで、決まって女性型で、男性型って言うのはあまりないです。
ここで紹介しているメロウと言うのは男性型なんですが、一説にはとても醜い姿をしているとか…。だから、人間のイイ男に恋して、水中に引きずり込むのだとか…(なんか直接聞いてきたかのようだ)
ここでは、そういう、魚人魚のほかにあざらし型人魚も紹介しています。こっちは普通の人間タイプがあざらしの皮を被って水中を行き来できるという姿です。
いろいろ話によっても違いますが、中にはあざらしの皮を脱ぐと、ちゃんとした正装しているなんていう波乱万丈のような(って意味わかる?)人魚もいます。
このあざらし型の話に共通するのが、天女型っていうか羽衣型というか、あざらしの皮を盗られてしまい、しかたなく人間と結婚すると言うパターンです。まあ、最後は逃げちゃうんですけどね。
『キュアリーの老人』
『ルティと人魚』
『メロウと魂の篭』
『人魚』
『人魚の三度の笑い』
『あざらし女房』
『ニルスの不思議な旅』の中から
日本の民話
日本の民話伝承と言うと、やはりいちばん多いのが八百比丘尼系の伝説ですね。人魚の肉を食べて、800才生きた尼さんの話です。
この話は北海道と九州以外の日本海側に多いと言われています。
ここから人魚の肉を食べると不死もしくは非常に長命になるという伝説が生まれたと思われます。まあ、裏には、中国からの漢方薬も絡んでいそうですけれど…。
ここでは、その系でない物を紹介します。
また、日本の人魚の民話については、最近出版された(1998年10月頃)「人魚の動物民俗誌」(吉岡郁夫著/新書館発行本体2400円)が詳しいので是非、目を通されることをお勧めします。
『ススキと人魚』
『うそつき人魚』
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