1日目
(成田〜グアム
〜ケアンズ)

 
2日目
(ケアンズ散歩)
(ワクワク動物探検ツアー)

 
3日目
(乗馬)

 
4日目
(フィッツロイ島)

 
5日目
(フィッツロイ島)

 
6日目
(カヤック)
 

7日目
(グレートバリアリーフ)

 
8日目
(帰国)

ワクワク動物探検ツアー


 
この日は午後からワクワク動物探検ツアーに参加した。日本語ガイドによる、日本人向けのツアーだ。野生動物を見るといううたい文句だが、餌付けした動物が野生なのかどうかは微妙なところだ(笑)
まあ、そうは言っても野生動物を探して広いオーストラリアをウロウロするわけにもいかない。一日でカンガルーからカモノハシまで見れてしまうという、オーストラリアの自然を一日でざっと見てまわるにはコンパクトで便利なツアーという感じかなーと思い申し込んだ。

集合は1:30。時間ぴったりにラッセルさんがロビーに迎えに来てくれた。ほえー、外国で参加したツアーで時間通りに来たのって初めてかも(笑)

まずはバスの中で自己紹介だ。ラッセルさんが「名前と出身地、それからケアンズに来て一番驚いたことを話してください」と言う。乗っていた女性が「外人さんがとても上手に日本語を話すのに驚いた」と話した。するとラッセルさん、「私のようにですかぁー?でもあなた間違ってマース。ここはオーストラリアデース!外人は、あ・な・たたちですからーっ!」と波田陽区ばりの突っ込み。みんな大笑いだ。このガイドのラッセルさん、道々、まったく途切れなく上手に面白くオーストラリアの紹介をしてくれる。すごい。これは名人芸だ。まるで上手な漫才を聞いているようだ。日本に数年滞在し、英会話の先生をしていたことがあるらしい。さぞ面白い授業だっただことだろう(^-^)
 
レインフォレストステーション
 
最初の目的地キュランダまでカーブが続く結構ハードな道のりだったが、全く飽きずに到着することができた。
キュランダではレインフォレストステーションでコアラを抱っこして写真を撮ることができる。娘にやるように薦めたがあまり気が進まない様子。他のお客さんが写真を撮っているところをのぞくと、フワフワとかわいらしいコアラが見えた。
結局これがオーストラリアで見た最初で最後のコアラだった(笑)
おみやげ物やで撮影が終わるのを待つ。どう考えても日本人以外には意味が分からないと思われるお土産があった(^^ゞ
 
レインフォーレストステーション
中はおみゃげもの屋さん
こ、これは「見猿言わ猿聞か猿」?
日本人には以外には意味不明だ
 
アリ塚見学
 
15分程度滞在し、アリ塚見学へ向かう。
アリ塚って、日本では全く見られないから、かなり珍しいものなのかと思っていた。ところがなんとアリ塚見学に向かう途中にもあるわ、あるわ。それはもう道の両側にボコボコいっぱい立っている!
このアリ塚、なぜか上に全く草が生えないのだとか。理由は謎だけど、アリが何かそういう成分を出しているのだろうとラッセルさんが言っていた。草が生えないところを活かして、昔はクレイコート用の土に使われていたそうだ。それほど沢山あるということなのだろう。ここでラッセルさんドライバーを取り出し、巨大アリ塚に穴をあけ始めた。あけ終わるとそこら辺にあった木の枝を穴に突っ込む。これって、サルがやるアリの食べ方だなあ(笑)やはりこの方法が一番効率良くアリを取れるのか(^^ゞ
 
アリ塚のあちこちに
ドライバーで開けられた後が。
しばらくするとわらわらと
アリが出てきた。

しばらくして枝を引き抜くと、びっしりアリがついている。ここでラッセルさん、「みなさーん!せっかくオーストラリア来たんですから、珍しい体験したいですよねー?このアリ食べられマース!一人一匹食べましょー!」
げげげー!ま、まじですか?!しかしそういわれては食べないわけには行かない。一匹ずつ配られたアリを食べてみることにする。
 
170cm位あるアリ塚 体が2つのパーツに分かれている
ことに注目して欲しい。
 
「しっかりかまないと分かりませんよー」とラッセルさんに言われ、勇気を出して奥歯でかんでみる。プチッとした歯ごたえがあっただけで特に味はしなかった。
 
みんなが食べ終わったところでバスに帰る。ついに昆虫を食べてしまった。イナゴの佃煮もなんとか食べずにすんできたのに…と頭がクラクラする。
そこでラッセルさんが、アリ塚の解説を始めた。このアリ塚に住んでいるのは厳密にはアリではないらしい。よく見ると上の写真のように体が2パーツなのだ。昆虫なら3パーツに分かれているはずだ。
さて何だろうと思ったところで、ラッセルさんが答えを言う。
「シロアリはゴキブリの仲間でーす!みなさん、ゴキブリ食べたのでーす!」
ぎゃああああああ〜〜!!!死ぬほど嫌いなゴキブリを食べたなんて〜〜(T-T)
ゴキブリが世界で一番嫌いなママはこのショックから抜け出るのに30分程かかってしまった・・・(ToT)
(※もちろん食べるのを断ることもできます。ご安心を(笑))
 
マリーバのカンガルー

 
立派な尾羽だ。
恐怖のアリ塚見学を終え、次はマリーバへ向かう。ここのゴルフ場には野生のカンガルーが沢山集まっているらしい。
マリーバは高原にあるため、途中山道を進む。すると急にラッセルさんが車を止めさせた。
見ると脇の木に大きな鳥が止まっている。なんとワシらしい。早速カメラに収める。帰国して調べてみるとオナガイヌワシのようだ。翼を開くと2.3mにもなるらしい。すごい迫力だ。
 
ゴキブリ食いのショックからようやく立ち直り、マリーバのゴルフ場に到着した。ここは普通のゴルフ場なので、ゴルフの邪魔にならないように注意を受けたあと見に行く。
緑の芝生の上を見ると、いるいる、カンガルーが沢山いた!上手に尾を使い、両手を突いて、四つんばいのようにして歩いている。思いのほか近い!すごーい!こんなにいるなんて!
中にはおなかの袋に赤ちゃんがいるのもいる。物音に驚くと、びよ〜ん、びよ〜んと飛んで逃げる!イメージどおりだ!これこそまさにオーストラリアだ(笑)
 
すぐそばまで近寄れる 歩き方が「えっちらおっちら」って
感じでかわいいよ。
 
カンガルー見学を終えてバスに戻る。そこでラッセルさんが質問。「みなさんカンガルーの語源わかりますか〜?」夫が指名された。「わかりません(夫)」
するとラッセルさん、「当たりですーーっ!カンガルーは“わかりません”という意味なんで〜す!」
キャプテンクックがオーストラリアに上陸した時、見慣れない動物が沢山いた。そこでアボリジニに「あれはなにか?」と英語で尋ねたらしい。しかし英語が通じないアボリジニ、「カンガルー!(何を言ってるのか分からない!)」と答えたそうだ。なるほど〜!しかしその話も面白いが、ラッセルさんの話のつなげ方がもっと面白いよ(笑)
 
 動画も見てね!
マリーバで撮影したカンガルーの動画。ピョンピョン跳ねて逃げていく様子が分かるよ。
右の写真をクリックしてね。
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音声があるので注意してくださいね
WMVファイル(1MB)

 
ワラビーに餌付け♪

 
さて次はグラネット渓谷へ向かう。ここではなんとワラビーに餌付けができるのだ。エサをもらいに沢山のワラビーが集まってきているらしい。
エサ用の麦をもらい岩がごろごろした地点へ向かう。すると体長50cmほどのワラビーが20匹ほど集まってきている!
かわいすぎるよ!ワラビー!
我が家は餌付けが大好きだ。これは楽しそう!さっそく餌付け開始だ。
エサを持った手を差し出すとワラビーが小さな手を添えて手からエサを食べる。真っ黒な大きな瞳でこちらを見上げ、エサをねだる様子はもうむちゃくちゃかわいい!!
えさをやっている間なら、背中をなでても逃げないのだ。そっとなでてみると、まるで子猫のような手触り。ふわふわなのだ。
家族全員大歓声!これはいいっ!むちゃくちゃかわいい。
 
食べ過ぎないように一人ほんの一握りずつの麦を食べさせるのだが、あまりのかわいさにもっとやりたくなってしまう。みんな顔が崩れまくりだ。
100人いたら、100人かわいいと思うと断言できるぐらいかわいい!むちゃくちゃ楽しかった♪
 
あまりのかわいらしさに
さわりまくり(笑)
大きな岩がごろごろしている
手を添えて食べているところがかわいい! つぶらな瞳だ〜(^-^)
 
餌付けスポットのそばには小さな施設がある。ここでは傷ついた野生動物を保護し野性に戻す活動をしているそうだ。管理をしている女性がかわいいインコを連れてきてくれる。肩に乗せたりして記念撮影だ♪
ここで飲み物とお菓子を出され、ちょっと休憩。かわいい動物だらけなので、ジュースを飲みながらもニコニコしてしまう(^-^)
 
オーストラリアらしい
色鮮やかなインコ
アオジタトカゲ
すべすべしているよ♪
 
 動画も見てね!
むちゃくちゃ可愛いマリーバロックワラビーの餌付けの様子♪
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WMVファイル(1.2MB)
 
 
カモノハシを探せ!

 
ぬかるんだ道を通って川へ向かう
ここまででも十分動物満喫と言う感じだが、次は珍獣カモノハシ探しに出発だ。見れる確率は7〜8割と聞いていたので、あまり期待しないで出発だ。
ラッセルさんも見られない時は一時間近く待ってダメなこともあると言っている。例え見られてもはるか遠くにチラッと見られるだけかも。
 
赤土の道を通りカモノハシのいる川へ。カモノハシは音に敏感なので、たとえ出てきても音を出したり指差さないように注意を受ける。
川が見えてきて、さてじっくり待つかと思ったところでラッセルさんがなにやら合図をしている。
よく見るとなんともうすでにカモノハシが見えているではないか!全然待ってない(笑)到着して10分もたたないうちにカモノハシを見ることができた。なんかあっけないぞ(笑)探すまでもない(^^ゞラッキーだった♪
 
浮いたり潜ったりしている しかし変な動物だ
 
オーストラリアヅル
どこに浮かんでくるか分からないので、じっとシャッターを押す瞬間を待つ。20分ほどじっくり観察することができた。
カモノハシを見ていると、上の方に首の長い鳥が列を作って飛んでいくのが見えた。これはオーストラリアヅルだそうだ。遠目にも長い首が美しかった。
 
 動画も見てね! 
一瞬しか浮き上がってこないカモノハシの動画(笑)画面中央に注目!相当訳分かんないよ〜(^-^;)
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オージーバーベキュー!

 
黒いのがカンガルー、
白いのがワニの肉
盛りだくさんの一日だが、ようやく日が暮れてきた。今夜の食事はオージーバーベキューだ。森の中にある小屋で、スタッフが焼く厚切りのステーキをいただく♪
牛肉だけでなく、ワニとカンガルー(!)の串焼きまでついてきた。
さっき「かわい〜!」と見ていたカンガルーの肉を食べるのはちょっと抵抗があるが、折角だから食べてみる。
 
美味しいと日本でも注目されているワニ肉だが、鶏肉みたいな感じ。味は美味しいもののちょっと硬いなぁ。びっくりしたのがカンガルーの肉。美味しい…。
ごめんねカンガルー君。君はむちゃくちゃ美味しいよ(^-^;)
 
奥で肉を焼いてくれる
サラダはセルフサービス
厚切りで美味しかったステーキ

夜の熱帯雨林を探検!

 
まだ張り付いたばかりの
絞め殺しのイチヂク
食後は夜の熱帯雨林探検だ。手に手に懐中電灯を持ち、真っ暗な熱帯雨林の中へ入っていく。
周りは何の明かりもない。懐中電灯だけが頼り。冒険気分でワクワクだ。
途中でラッセルさんが懐中電灯を消すように言った。全員が電灯を消す。すると真っ暗闇だ。ためしに目の前に手をかざしてみたが、全く見えない。
そこでラッセルさんが突然明かりをつけた。そこには巨大な絞め殺しのイチヂクが聳え立っていた。中にあったはずの木はすでに朽ち果て、巨大絞め殺しのイチヂクだけが暗闇の中に立っていた。
思わず参加者から驚きの声が上がる。熱帯雨林ってなんか生命力にあふれている。すごい迫力がある。
 
写真に写っている部分だけで
10m位ある
絞め殺しと聞き、思わず絞め殺される
まねをする長男
 
さらに探検していくとポッサムやバンデクートなども見ることができた。ポッサムは餌付けされているらしく、触ることもできる。
うーん、なんて盛りだくさんに動物が見られるツアーなんだろう。たとえ餌付けされているにせよ、動物園で見られるのとは違い、自然の中で見られるのはやはりありがたいものだ。
 
餌場に集まるポッサム こちらはバンデクート
ちょっとボケちゃったよ。
 
最後のおまけ(笑)

 
探検を終えて、ようやく盛りだくさんのツアーが終了する。今日一日でいったい何種類の動物を見ただろう。どこも飽きるほど長くなく、効率よく野生動物を見てまわった感じだ。ラッセルさんの話術も素晴らしかったし、十分満足させてもらえたツアーだった。
しかしやはり疲れた(笑)後は帰って寝るだけだ、と思ってバスに乗車、出発を待った。
運転手がエンジンを掛ける。すると「シュルシュルシュル〜」という音が。うわーなんとなんと、バスがスタックしてしまったらしい。
ラッセルさんがバスを降り、男性の乗客にバスを押してくれるように頼む。「熱帯雨林の中でスタック」、なんとまあ、すごく冒険っぽい。
長男が加勢に行く。「スタックしたバスを押す」という行動に参加したかったらしい(笑)男性全員が掛け声にあわせて押す。しかしぬかるんだ泥にしっかりとはまってしまっていてバスが動かない。10分ほどがんばった後、あきらめて応援の車を要請することになった。20分ほどすると別の車がやってきて、ワイヤーでバスをつなげ引っ張る。これで帰れると思ったのもつかの間、ちょっと動いたと思ったらまた別の穴にはまってしまった。万事休すだ。
オーストラリア人スタッフが外であれこれ相談している。いったいどうなるんだろう…。ちょっと不安になってくる。バスの中であれこれはなしているうちに20分ほど過ぎた。
 
まるで映画のようだった
暗闇に光るトラクター!
するとその時外に巨大な光が見えた。まるでサーチライトのような強力な電灯を6つほどつけた巨大なトラクターがやってきたのだ!
なんかまるで怪物のような巨大さだった。この怪物のおかげであっという間にバスは穴から出ることができ、ホテルに戻ることができた。

最後まで冒険っぽかった(笑)こうして大変盛りだくさんな一日が終わったのだった。

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