一日目
成田からローマへ
二日目
バチカン美術館
三日目
パラティーノの丘
フォロ・ロマーノ
コロッセオ
サンピエトロ寺院
カラカラ浴場
四日目
トレヴィの泉
アラ・パチス
スペイン階段
マッシモ宮
五日目
真実の口
オスティア・アンティカ
スペイン階段
パンテオン
>>フランス旅行記 |
食事 |
オスティアアンティカ観光を終え、現在の時間は午後1時です。うーん、まずはご飯を食べなくちゃ。一度ホテルに戻ろうかな、と親は考えていたのですが、やはり子供は若い!(当たり前)おみやげ物を買いたいと言い出しました。
お友達へのお土産は、選ぶのも観光のうち。楽しいものですもんね(^-^)
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娘はカルツォーネ |
では、昨日行ったスペイン階段のそばが一番お土産屋さんが充実していたし、ご飯を食べる所もいっぱい。直接向かう事にしました。
まずはスペイン広場駅へ。お腹ペコペコ、まずはご飯です。せっかくだからということで、イタリアらしいテラス席のあるお店でパスタとピザを食べる事にしました。あちこちのお店から声がかかります。どこで食べよう。お店の前にはメニューが掲示されていたり、ウエイターさんが持ってきて見せてくれたり。ボッタクリのお店もあると聞いていたのでちょっと不安でしたが、どこも15ユーロ程度と普通の値段でした。
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麺のモチモチ感がすごい! |
グリーンのテーブルクロスが可愛いお店に決定。早速注文します。母はパスタ、父と子供はピザを注文です。母のパスタはボルチーニ茸のフィットチーネ、茸の香りがとても強くて、パスタもモチモチ。これは間違いなく今まで食べた中でもかなり美味しいパスタです。父と娘のピザもまずまず、でも、息子のパスタはなぜか具が冷たい!?冷蔵庫から出してきてすぐみたいな、氷のような冷たさなんです。ピザを楽しみにしていた長男ガックリ。気の毒ー(^^ゞきっとなんかの間違いなんでしょうね。
結局初日のホテルのそばで食べた小さなお店のピザが一番美味しかったかも!
食べている間、道端で、男性がバイオリンを弾いていました。ステキなバックミュージックでした♪
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お土産探し |
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イケメン神父カレンダー |
この辺りの小道は両脇おみやげ物やさんと言う感じ。屋台のようなお店もあり、種類も豊富です。長男は大好きなカエサルの置物、娘はモノクロでローマの名所が印刷されているトランプを購入。このトランプ全て絵柄が違っていました。すごくステキです(^-^)
ここで気になったのがあちこちで見かける左のカレンダー。かっこいい男性が表紙になっていますが、この服装は・・・も、もしかして神父さん??(笑)
試しに中を見てみると、次々にとってもイケメンな神父さんのオンパレードでした。まさか本物?(^^ゞいやいや、モデルさんですよね??(^^ゞ
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時計屋さん |
ここで自宅用にステキな時計を買いました。シックな色合いでローマの遺跡が描かれています。
毎朝ホテルの窓から見たパラティーノの丘の遺跡みたい。いい思い出になりました(*^_^*) |
エンターテナーがいっぱい! |
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酔っ払って寝込んでいるって設定ですよね(笑) |
さらにふらふら歩いていると、道端に予想外な物が。銅像のようだけど、生きてますよね?(笑)でも、近寄ってみてもピクリともしません。すごいー、全身凝っちゃいそう。思わず足元の箱にお金を入れました。すると・・・どうなったかは右の写真にマウスを当ててみてね(^-^)
これ、楽しいパフォーマンスですよね〜。食事をしていた時にもバイオリンの人がきたし、広場でブレイクダンスを披露しているグループも見ました。日本ではこういうのってめったに見ないですものね。外国って感じ。ワクワクしますよね〜(*^_^*)
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みんな親切・・・ |
お土産も一通り購入、さて、次はどうしましょう。そうそう、先日行きそびれたパンテオンへ行ってみよう。
もう疲れきっているのでバスで行く事にしました。でもなかなかバス停が見つかりません。地図を頼りに行ったら工事していたり。あちこちウロウロ、かなり歩いてしまいました。
もうどうにもならないので、近くのバス停にいた若い女性にパンテオン行きのバス停はどこか聞いてみました。連れの男性とともにひとしきり悩んで、「この辺りだと直行のバスはないかも・・・うーんどうしたらいいかしら」と言う返事。
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イタリアの皆さんのおかげで到着! |
困っていると、突然、横にいた年配の女性がものすごい勢いでイタリア語で話し始めました。うわ〜〜、イタリア語全然わかんないよ〜(>_<)女性はある方向を指差し、怒涛の勢いで話しています。言葉の中にパンテオンという単語が混じるのでおそらくあちらの方と言っているみたい。「ごめんなさい、イタリア語は分からないの」と言ってみるも、むこうは英語が分からないらしく、まったく勢いが止まりません。
あまりにも一生懸命指差してくれるので、このまま説明し続けてもらうのも申し訳ないし、分かった振りをしてそちらの方向に向かってみることにしました(^-^;
そして、指差す方向にわずか100mほど歩くと・・・なんとそこにパンテオンが現れました!( ̄□ ̄;)!!
知らないうちにずいぶん歩いちゃってたんですね〜。あまりに近いので、バス便がなく、最初の女性は困っちゃったんでしょう。そして、あの年配の女性はおそらく「パンテオンなら近いから歩いて行け」と言ってくれてたんですね〜。
なんかとっても皆さん親切。みんな本当に一生懸命考えてくれるんです。いいところだなぁ、としみじみ思いました。イタリアに来ているのに、全くイタリア語が分からなくて、本当にごめんなさい(・_・、次来る時は少しでも分かるように単語だけでも覚えて来たいです。 |
リベンジ!パンテオン |
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扉の上部。 |
昨日は門が閉まっていたけど、今日はバッチリ開いています。やった!さっそく中へ入ります。
パンテオンの中は外と違って、キリスト教一色。608年にキリスト教の聖堂となり、そのおかげで現在までこのように大事に残されたということだそうです。
でも、門や床の大理石の意匠は、建設当時のものといわれているとか。すごいですね。なぜ錆ないんでしょうか。どっしりとして、高さのある門は威厳すら感じられます。
中に入るとびっくり、なんとミサ中で、男の人が賛美歌を歌っていました。ドーム内には美しいテノールの歌声が響き渡ります。サンピエトロ寺院に次いでまたまたステキな歌声を聴くことができました(*^_^*)
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重厚な内装です |
頂上にはオクルス(ラテン語で目の意) |
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ラファエロの墓 |
中を見ている間にもオクルスから差す光の丸い円がドームをゆっくり移動していきます。ミケランジェロがパンテオンを「天使の設計」と言ったそうですが、本当にすごいですよね。今はもう設計者の名前も残っていないのでしょうが、ローマの建築技術と美的感覚の素晴らしさに圧倒されてしまいます。
ここにはラファエロとヴィットーリオ・エマヌエーレ二世のお墓もあります。長いイタリアの歴史の中で、パンテオンに葬られているのは二名だけ。ものすごく名誉な事ですよね。 |
ローマ建国の地 |
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ジァーノ門 |
さて、これで今日の観光はほぼ終了。ホテルに向かいます。真実の口広場でバスを降りると、ジァーノ門が見えます。この門は4世紀頃、繁華街の十字路に待ち合わせ場所として建てられたものだそうです。この横を通って行くと、サン・ジョルジョ・イン・ヴェラブロ教会。ここはローマ建国の祖ロムルスとレムスが発見された場所と言われています。グーグルのマップでもこの教会の辺りに「ローマ建国の地」とプロットされていました。
でも、そのせいで、「ローマそのもの」として1993年爆弾テロの標的になっています。なんと、酷い話です。中の柱もその後の再建でしょうか、新しく見えました。そして、入り口部分。プレートの破片が貼り付けてあります。これも、もしかして、テロの後に残ったものを集めたのかな。6世紀に建てられた建物が、現代のテロであっという間に破壊されるなんて・・・、昔の人に対して、恥ずかしい気持ちです。 |
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教会内部 |
入り口 |
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セヴェルス帝一家の悲劇 |
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アルジェンターリのアーチ |
教会の横にはアルジェンターリのアーチがあります。これは裕福な両替商人によってセヴェルス帝と家族に献上されたもので、皇帝夫妻と息子のカラカラ(後の帝)とゲタのレリーフが彫刻されていたそうです。
しかし、後年、皇帝に即位したカラカラは共同統治者の弟ゲタを殺害し、レリーフも削り取ってしまったとか。この事件を契機にカラカラは2万人にも及ぶ大量虐殺を行いました。当然人気は低く、人気取りのために作ったのがカラカラ浴場です。うーん、不幸な話です。さらに詳しく知りたい方はウィキペディアへ |
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イタリア最高っス! |
さて、これでイタリア旅行は終了です。いよいよ明日はフランスへ。イタリア素晴らしかったです。もっとゆっくり見たかったなぁ。ローマだけなら4日もいれば十分だろうと思っていたけど、大間違いでした。また来たいです。そして、今回諦めた、小さな教会やボルケーゼ美術館、カピトリーノ美術館を見に行きたいです! |
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