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2003年10月11日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day11

『LOVERS 〜恋に落ちたら…〜』(18禁Jellyfish/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]やってます。……生理的に辛いです。鬱陶しい地の文、あまりに時代錯誤なキャラクター、必要と不必要のバランスの狂った会話、意味のない3DCG……いずれも別の部分で補えばリズムの一部として、或いはギャグとして成立するのに、ことごとく偏っているため拒絶反応が起きる。特に主人公の友人が脇谷を筆頭にことごとく煩わしい。出てくるな、出てきてもいいけど喋るな。女の子ひとりとの会話やイベントだけでほぼ話が成立してしまうシナリオもどうかと思うが、支えるべき脇役がこれではまだ「ふたりだけの世界」状態のほうが楽。
 結局のところ、主人公(&脇谷)が頭からしっぽまでダメすぎるのが、ゲームとしてもお話としても虚心に楽しめない原因である、という点が原作である(というかリメイク前の状態である)『LOVE ESCALATOR』とまっっったく同じ。グラフィックが綺麗になろうが音声がつこうが、肝であるシナリオがこうも無反省なままでは……
 あと10ヶ月ぐらい残ってますが、早くも辟易してます。せめて、せめてあの鬱陶しくて殆ど役に立たない脇役から無駄な要素や会話を取り除いて、他の部分に重点を置く程度の改稿ぐらいして欲しかった。てかさあ、今日日長崎まで修学旅行、もとい、研修旅行で行くのに電車はないと思うぞー……却って旅費が嵩張るだけだと思うぞー……

 上田次郎『日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象 V・I・P用』(学習研究社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから……感想書くほどのもんだったか?

 週末恒例の映画鑑賞。本日は他になければハシゴでもするつもりだったが、とある理由から某氏(別に伏せなくてもいいはずなんだけど)を呼び出して本日初日のものを鑑賞。本当にアクションやって大丈夫かショーン・コネリー、でお馴染みのリーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い』(20世紀フォックス・配給)。感想は、……今日はちょっと疲れたので、後日この辺に書き留めておきます。まー、「脳みそすっからかんにすればもう充分に楽しめるぞ」と言えば済むんですけど。
 その後某氏と昼食を摂り、近くの三省堂書店で悪態をついたりしたあとでお別れして私は帰宅。夕方にもう一度出かけたが、戻ってみたら異様に疲れていた……なんでだろう。大して動いてないのに。

 本日のお買い物
1,加門七海『江戸・TOKYO陰陽百景』(講談社) [bk1amazon]
2,『ミュージック・フロム・ムーランルージュ!2』(Universal International/CD) [amazon]

 1は店頭で見つけて衝動買いしました。『TOKYO★1週間』に連載されていた、オカルト風味の東京名所ガイドブック。あまりにもよく知っている場所が沢山出てくるので思わず……っていうか、家に帰ってよくよく見たら、うちのまわりがまるで坩堝のようになっていた……
 2は非常に今更ですが、突然無性に聴きたくなったので。バズ・ラーマン監督のハイテンション・ミュージカル映画『ムーランルージュ!』のサウンドトラック第二弾である。作中ではジョン・レグイザモが歌っていた『Nature Boy』をデヴィッド・ボウイが歌い直していたり、カンカンの場面で使われていた『Because We Can』を作曲者のファットボーイ・スリム自らリミックスしたりとか細部に手の入っていた1枚目に対して、こちらは全体に映画で使われていたままのヴァージョンを収録している。が、だからといって何の問題もない。出資者を必死こいて説得する場面で使われる、無数の人々が入れ替わり立ち替わり掛け合いを披露するテクニカルかつ狂騒的な『The Pitch』に、たぶんオリジナルを歌うマドンナが夢想だにしなかった野郎だけによる『Like a Virgin』(名演!!)、数少ないオリジナル楽曲でありユアン・マクレガーとニコール・キッドマンの美声が堪能できる『Come What May』と、切り出しても聴きたかったものばかり選んで収録されているのだ。ほか、既にカヴァーも登場している『One Day I'll Fly Away』のリミックスに、必要以上に長いエンドロールとともに流れる『Bolero』を若干縮めた形で収録している。個人的には、DVDに収録されていた『Come What May』のポップスっぽいヴァージョンも収録されてると嬉しかったのだが、まーこれでも充分素敵です。


2003年10月12日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day12

『LOVERS 〜恋に落ちたら…〜』(18禁Jellyfish/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]継続中。しんどい。
 いまどき海辺でバーベキューやって、しかも明らかに彼氏のいる後輩に手を出すような男を「洗練されてる」とは呼ばないだろ。それを許容する程度の脳味噌で「人を見る目がある」と思いこんでいる眼鏡娘も根本的に駄目。まーその辺は登場人物の本質的な「若さ」と考えれば普通は許容できるんだが、あまりに主観的で無自覚なので苛立つのですな。すべてを完璧に客観的に説明できるような人物がまわりにひとりいれば……って、それがあの娘のつもりなのかもしかして。だとしたらもう、根っこから駄目。
 キャラクターの出来が悪いとは思わない(惹かれるかどうかはともかく)ので、設定のみ受け継いでゲームシステムとシナリオを全く違う形にするべきだったんじゃないかなあ。そこまでやれば、むしろアニメーションなどは大半塗り直しでも認められたような。
 どんどんしんどくなって、昨晩は途中からCtrlキーを押す機会がやったら増えました。

 ほかのやる気まで削がれて、日中はだらだら。何とかリーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い』(20世紀フォックス・配給)の感想だけ書き上げる。「オスカー・ワイルドも自作がこんな扱いを受けるとは思わなかっただろうなー」からどうぞ。


2003年10月13日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day13

 ぢつは蔵書の記録はちゃんとつけているので目録ぐらいなら発行可能な深川です。並の本屋より沢山あるのは確実。

 もうほとんど文章を読まずにイベントCG回収のためだけにゲーム進行中。いちばん改善して欲しいポイントは完璧に『LOVE ESCALATOR』のまんまで、要らないものばかり増えているのがよーく解ったので。そーやって割り切るしか遊び方がありません。
 いちおう一回り終らせてエンディングも見ましたが……もう、完璧にリニューアルの力点が間違ってるとしか。オープニングとエンディングに使ったエネルギーを均等に配分するだけでもっとトータルの質も向上しただろうに……

 連休は最低二本鑑賞。妙に蒸し暑く、怪しい空模様の中を有楽町まで移動して、陰陽師II』(東宝・配給)を鑑賞した。感想は後日、この辺に。本日は夜から所用があるので、感想を書く時間がちと足りません。
 帰途、寄り道してちょこっとだけ買い物をしようと思っていたが、ぱらぱらと雨が降ってきたので慌てて家に戻る。自宅付近の店で昼食を済ませ、微睡んでいるうちにどんどん雨脚は激しくなり、再び目醒めていたときには快晴になっていた。まあ、なんて目まぐるしい一日。こんな日に運動会をしていた人々に同情します……というか、やっぱり10日じゃなきゃ駄目だろ。


2003年10月14日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day14

 昨晩、日記をアップしたあと、新宿にて茗荷丸さんら主催のアニソン限定カラオケ大会に参加。殆どの方は徹夜コースだったようだが、私はいちおう今朝も普通に出勤しないといけなかったので、十一時で撤退。カラオケは久々だったので、堪能してきました……が、色々と未練が残ってます。やっぱり連休の真ん中あたりにしてくれると有り難かったよう。

『LOVERS〜恋に落ちたら…〜』半分くらいのエンディングを確認。もうシナリオほとんど読まず延々と飛ばしまくり。PC98版のときはメインヒロインを一回攻略しただけで気力が尽きて他のキャラクターの話まで見なかったが、どーせここまで激しく飛ばすなら同じだ、と初見の文章だけ真面目に読んであとはやっぱりCtrlキーに依存しつつ。
 ……いやな、メインヒロインだけならまだ話は解るの。こんなぐずぐずな脇役のシナリオもそのまま放置してたの? そりゃ片方については、当時としてはかなり目新しかったかも知れないが、こういうひねり技はもはやそう珍しいものではなくなった。もうひとりのヒロインはあまりに有り体すぎて見るべきところがないし、そもそもふたりともメインヒロインのシナリオに合わせて語る必然性がない。例えば、このふたりと接点を多く持っていると、最終的にメインヒロインの話と絡み合って異なった展開になる、というならまだ解る。が、サブヒロインふたりにばかり関わっていると、途中でメインヒロインは完全に舞台から退いてしまい、以後登場することはない。当時から、「親友の好きな女の子と内緒で付き合う」というテーマでなぜサブヒロインが必要なのだ? と思っていたが、実際に話を読んでみてその感想は強まるばかりだった。
 それに加えて、こんなに長いゲーム期間を辛抱して進めて、サブヒロインのエンディングにようやく辿り着いたと思ったら、オチはやたらと手短でスタッフロールの表示もない。プレイヤーの苦労がまるで報われていない――そういうゲームも珍しくはないけれど、ここまで「酷い」と感じさせる例は稀だ。
 あとは、見る気もしないハズレエンドいくつかとCGを回収するだけ……こうなったら全部回収しますけどさ、ゲームとしてもお話としてもとことん駄目だった、という意見は翻しようもなく。

陰陽師II』(東宝・配給)の感想を脱稿。「プログラムによると、ちゃんと「日美子吹替」っていう役名の人がいるんだよな」からどうぞ。……や、解る人だけ解って。

 江戸川乱歩『何者 乱歩傑作選15』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。わざわざ光文社文庫版を後回しにしてるのに、結局同じものを読んでる……

 本日のお買い物
1,浅暮三文『ダブ(エ)ストン街道』 [bk1amazon]
2,京極夏彦『塗仏の宴 宴の始末 文庫版』(すべて、講談社文庫/講談社) [bk1amazon]

 遂に出ました。かなり前から入手困難といわれ一時期は古本屋でも発見できないという声が上がりいつの間にやら幻呼ばわりされていた浅暮氏のデビュー作が、復刊ドットコムの投票に『石の中の蜘蛛』の推理作家協会賞受賞という後押しを受けてようやくの復刊。今月の講談社文庫は他にも気になるものがあるのですが、とりあえず1と蒐集対象である2のみ購入。

 先週から始まったドラマ『あなたの隣に誰かがいる』(CX系)を録画しつつ鑑賞してます……が、早くも食傷気味。なんか昼ドラに『ツインピークス』を足して3で割ったような感じで、初回は妙な迫力があったが2回目にして早くも展開がもたついている。依然本筋に絡んでこないいかりや長介の足取り次第で急に面白くなりそうな予感はあるんだが、ホラー部分が今のところすべて肩透かしで終っているのがマイナス。隣人たちが妙にエキセントリックなのだが、それが怖い方にではなくギャグに傾きがちなのも、サスペンス・ホラーとしての興趣を削いでいる。
 優柔不断な夫役のユースケ・サンタマリアや、ヒロインの過去を触発する隣人を演じる北村一輝などが悪くないだけに、判断に苦しんでます。とりあえず、もう一回ぐらいは様子を見るかー?

 ……って、結局昨晩は徹夜じゃなかったのか。


2003年10月15日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day15

 アニメーション回収中……どう考えてもあと一回りはしないと無理です。んなところで凝るなよう。

 本日のお買い物
1,アガサ・クリスティー/矢沢聖子[訳]『スタイルズ荘の怪事件』(クリスティー文庫) [bk1amazon]
2,T・ジェファーソン・パーカー/七搦理美子[訳]『コールド・ロード』(ハヤカワ・ノヴェルズ/1と2、早川書房) [bk1amazon]
3,森谷明子『千年の黙 異本源氏物語』 [bk1amazon]
4,鮎川哲也『クイーンの色紙』(創元推理文庫/3と4、東京創元社) [bk1amazon]
5,小松左京『午後のブリッジ 小松左京ショートショート全集(5)』(ハルキ文庫/角川春樹事務所) [bk1amazon]
6,CLAMP『XXX HOLiC(2)』(YMKCDX) [bk1amazon]
7,『IN☆POCKET 2003年10月号』(6と7、講談社) [amazon]

 1はepi文庫などと同じ、通常の文庫よりやや大きい(故に一部の書店にとって地味に迷惑な)判型に変更し、シリーズ・刊行順にナンバリングした新装版。一部ながら新訳となっていて、デビュー作にして代表作である本書もその一つ。初回配本十冊がずらーっと並んでいる中、とりあえず一冊ぐらい買ってみようかと悩んだ挙句に、旧訳ながら読んだものをまず選んでしまいました。やっぱり基本からでしょ。2は著者がマグロ漁に出た兄(!)のエピソードから着想を得たという最新長篇。
 もっと早く買うつもりが諸事情から遅くなりました、の3は鮎川哲也賞受賞作。平安時代を舞台とした作品で、随分前から楽しみにしてました。早く読みたいなあ(願望)。5はショートショート全集完結巻。巻末にインタビューを収録してます。
 6は出来事がリンクしている『ツバサ』と同時発売……なのですが、迂闊にも『ツバサ』第一巻を愛蔵版で買ってしまった私は、二巻の愛蔵版が発見できるまでそちらは購入できません。さすがに出来たての本屋には、あんな回転率の悪そうなものは入ってなかった。


2003年10月16日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day16

 アレの発売間近です。なお、もー殆どの方はお忘れでしょうが、10万Hit記念企画のB賞に当選された方には、やや遅くなるかも知れませんが必ずお送りいたしますので、無理に買いに行ったりなされませぬよう。

『LOVERS〜恋に落ちたら…〜』、アニメーションはすべて回収しました。CGモードがふたつばかり埋まってませんが、両方とも運と理不尽な手間とを強いられる気配濃厚なので、もういいです。これにて終了。
 アニメーションやキャラクター造形で色濃さを出そうとした、オリジナルの精神は買うものの、その原画を流用して塗り直したこと、ミニゲームの追加のみで誤魔化したリメイクの精神は全く評価できません。
 当時としては珍しかったネガティヴな物語も今となっては寧ろ凡庸だし、過程にゲーム性がない――一歩退いてインタラクティヴな小説と捉えたとしても、エピソードひとつひとつにプレイヤーの関われる部分がなく、終始他人事にしか感じられないのは問題がある。
 そもそも、私の記憶が間違っていなければだが、製作者は「エロとしても使い物になりうる」作品を志していたはずだ。だが、そこまで言うならば、Hに至るまでの過程にもまた神経を配るべきではなかったか。こんなに鬱屈したシナリオを延々見せられて、それを前提としたエッチシーンで本当にユーザーは興奮できるのか――? というところまで突っ込んで考えるべきではなかったのか。
 オリジナルの原画の質やアニメーションの出来はそれなりに評価するものの、元々さほど上質でなかったシナリオを含めて、リメイクとしては落第に近い。初見であれば、最初の一回ぐらいは楽しめるでしょうが、二度目以降、またオリジナルを知っている人間が楽しめるかどうかは甚だ疑問。割り切って、アニメーションや一部の出来のいいCGを鑑賞するものだと捉えたほーがいいかも知れません。

 本日のお買い物
1,『マトリックス・リローデッド 特別編』(Warner Home Video/DVD Video) [amazon]
 来月公開の『〜レボリューションズ』に備えての復習というところです。何だかんだ言って、異様なヴィジュアルは(人に勧めたいと思うかは別として)好きなので、ちゃんと確保しておく次第。

 待望の『TRICK』第三シリーズ本日より開幕。なんか予算が増えてそうです。無駄なところが更に凝りまくってます。石原役の方が役者廃業した、という噂は聞いていたが、別の人になっているところを見ると本当だったらしい。残念ではあるが矢部(生瀬勝久)と新しい部下・菊池(姜 暢雄)とのコンビネーションもなかなか悪くありません。
 トリックのひとつひとつはもう相変わらずとなってしまって新味に欠くのだが、キャラクターの暴走っぷりはパワーアップしているので問題なし。この時間帯に「カワカムリ」なんて毒物を出してくるあたり、もはや怖いものはありません。ミステリとしては疑問ながら、ドラマとしては今回も存分に楽しませてくれそうです。
 注目は冒頭、恒例の山田里見(野際陽子)紹介の場面で子供達が書く文章である。途中、こんな一文が。
「こうなったら年一」
 いいねえ。

 あとで気づいたんだが、玄奘(森本レオ)の秘書の鬼頭理三(矢島健一)という役名、確か同じ名前の助監督が堤組にいたような……?


2003年10月17日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day17

 読書はしてるのに話が進みません。250ページも読んだのに未だ。

マトリックス・リローデッド 特別編』(Warner Home Video/DVD Video) [amazon]を美味しいところのみつまんでます。例のスミスX100の場面が意外とポリゴン臭を放っているのが気になったり、果たしてジェット・リーはどのキャラクターでオファーされていたのか首を傾げたり(普通に考えると、預言者の護衛役だろなー……出番少なすぎるが)。しかし何より気になったのは特典ディスクに収録された、MTV Movie Awardと題された映像のヘボさと寒さ。パロディにしたって、もうちょっと丁寧にやれよう。世界観壊すぐらいにぐたぐたやん。

『ALMA〜ずっとそばに…〜』小説版の見本が届きました。ぱらぱら眺めてうひゃーなどと呟いてます。なにせ、神藤みけこさんの挿絵も実物で初めて拝見するのです。うひゃあああ。
 なんとなく不吉な予感を覚えて確認したところ、案の定というか、ここに記載していたISBNが間違っていたことに気づいたので、訂正いたします。 4-78287-896-5 ではなく、  4-87287-896-5 でした。ああ微妙。どっちにしても17日17時現在、bk1amazon.co.jpともにまだ登録されてません。

 本日のお買い物
1,司城志朗『秋と黄昏の殺人』(講談社文庫) [bk1amazon]
2,CLAMP『ツバサ RESERVoir CHRoNiCLE 愛蔵版(2)』(SHONEN MAGAZINE COMICS/1と2、講談社) [bk1amazon|通常版:bk1amazon]
3,中条比紗也『花ざかりの君たちへ(21)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]

 1は所謂スナッフ・フィルムをテーマにしたハードボイルド。そういう組み合わせにとことん弱いのです、私は。
 2は早くも登場の二巻、やっと愛蔵版を見つけました。既にかなり話が進んでいる模様ですが、『XXX HOLiC』にしても本書にしても、どうやって話を回収するやら。3はそろそろ佳境です。まだ三巻は続きそうですが。


2003年10月18日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day18

 週末恒例の映画鑑賞、せっかくネタにしたんだから世紀の対決を初日から観てみようかと思ったのですが、到着が遅くなってしまったため別のものを選択。リドリー・スコット監督、ニコラス・ケイジ主演、というより『鉤爪』シリーズのエリック・ガルシア原作といったほうがミステリファンにはインパクトがあるよーな気がするマッチスティック・メン』(Warner Bros.・配給)。感想は「サム・ロックウェルはいつでも犯罪者」からどうぞ。往路でかなり苛立つことがあったのに観ているあいだそれを忘れていた、ということは掛け値無しに面白い、と断言してもいいと思われ。急に鑑賞を決めたため、予習できなかったのがちと悔やまれます。
 帰り道、日比谷までちょこっと足を伸ばして、シャンテシネへ。シャンテシネクラブという、映画好きのためにあるようなクラブの入会手続きをした。通常の会員であれば鑑賞券とプログラム交換券を3枚ずつにシャンテシネでのみ割引のきく会員証が、特別会員で申し込めば鑑賞券+プログラム交換券5枚にシャンテシネ+銀座界隈の東宝直営劇場で割引の利く会員証が貰える、というもの。……察しの通り、後者で申し込んできました。どこまでドツボに嵌る気だ私ゃ。
 会期は今年の10月09日から来年10月08日までの一年間。この間、いつ入ってもその日で会期が切れる。今からなら確実に元が取れます、私の場合は。

 本日のお買い物
1,青山剛昌『名探偵コナン(43)』 [bk1amazon]
2,あだち充『KATSU!(9)』 [bk1amazon]
3,安西信行『MAR(3)』 [bk1amazon]
4,井上和郎『美鳥の日々(4)』(1〜4、少年サンデーコミックス) [bk1amazon]
5,高橋留美子『人魚シリーズ(一) 人魚の森』 [bk1amazon]
6,皆川亮二『D-LIVE!!(4)』(5と6、SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL/すべて、小学館) [bk1amazon]

 見事に漫画のみです。近所の本屋にしか行けなかったもので。
 5はアニメ化に合わせて判型を変えての再刊。親本を持っているのですがかなり深いところに埋まっているので購入してみました。改めて眺めると……私、このシリーズからは無茶苦茶影響を受けているようです。

 350ページになっても話が進んでないようおうおうおう。

 夜更けに映画感想ともども文章をちょこっと調整。それだけでアンテナに拾われるのも何なのでちょっとだけ追記。
 たまーにいい特集をやっているCX系の番組『if』、本日は「名探偵」がテーマ。……が、内実は三十分に無理矢理押し込んだ推理パズルだった。トリックは初歩的だし現実にやったら確実に証拠残るし。まあ、たまにはこんなこともあるだろう。それより出演者、揃いも揃って2時間ドラマを基準に推理するんじゃない。


2003年10月19日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day19

 遠出は止めて自宅近くでのんびり……と思ったら、どーやら昨晩もわが家のある界隈がテレビで紹介されていたようで、妙に人手が多い。たまたまいきつけのうどん屋が空いているときに通りかかったので、そこで昼食を摂ったが、席に着いた途端またたく間に満席になってしまう。商店には有り難いだろうけど地元民としてはいまいち落ち着けない。

 本日のお買い物
1,近藤史恵『南方署強行犯係 狼の寓話』(TOKUMA NOVELS/徳間書店) [bk1amazon]
2,柄刀 一『シクラメンと、見えない密室』(JOY NOVELS/実業之日本社) [bk1amazon]

 1は著者初の警察小説書き下ろしというふれこみ、だがざっと眺めた感じではベースは変わっていない気がする。2は短篇6本を書き下ろしの1編+プロローグ・エピローグで繋げた連作。


2003年10月20日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031011~.htm#Day20

 土曜日の不快な出来事を引きずって少々カリカリしてます。自分にとってもこういうテンションは望ましくない。どーにかならんものか。
 低めのテンションのまま、郵便を出したり手続きをしたりと用を済ませる。

 本日のお買い物
1,館山 緑/ケロQ・原作『モエかん リニア編』(Heart Novels/宙出版) [bk1amazon]
2,飛鳥部勝則『ラミア虐殺』(カッパ・ノベルス/光文社) [bk1(ISBN)amazon]
3,田中貢太郎/東 雅夫・編『伝奇ノ匣6 田中貢太郎 日本怪談事典』(学研M文庫/学習研究社) [bk1amazon]
4,木原浩勝、市ヶ谷ハジメ、岡島正晃『都市の穴 [増補版]』(双葉文庫/双葉社) [bk1amazon]
5,秋田禎信『魔術師オーフェン・無謀編(13) これで終わりと思うなよ!』(富士見ファンタジア文庫/富士見書房) [bk1amazon]

 1は今年頭に発売されたゲームのノベライズ。2は書き下ろしの、かなり凶悪なシチュエーションで展開する「吹雪の山荘」もの。
 旧刊と比べるとやや人道的な厚みになった気がする3は、大正から昭和初期頃まで活動した作家が蒐集した怪談から全百話を選りすぐったひとり百物語。怪談好きとしては買うしか。いっぽう、現代を代表する怪談蒐集家のひとり木原氏の名前も並んだ4は、2年前に刊行された同題書籍に30ページの増補を施したもの。5は短篇シリーズの完結編。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)

本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん
09/27発売『月姫ごちゃまぜ!!2 幕の内』(宙出版)
本体価格1200円 ISBN 4-87287-893-0 [bk1amazon]
短篇「獅子心中」を寄稿しました。挿絵は騎劉たかひささん


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