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2003年10月01日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day01

 8月末で閉店した行きつけの書店の跡地に新しい書店が入り、本日仮オープンとなった。午前中出かけるついでの覗いてみると、前の経営者だった奥さんの姿がある。話をしてみると、知り合いに経営を引き継いでもらったとかで、棚を揃えるのを手伝っていたらしい。
 まだどこか閑散とした店内を遠巻きに眺めてみた。如何にも一から売れ筋なんぞ揃えてみました、といった風情で、ホラー文庫と横溝正史作品がずらっと並んでいるのを見るとちょっと和む。
 ただ、成人向けの雑誌やDVDが棚の四割近くを占めていたり、ハードカバーの書籍類が店頭のほうの狭い棚にちんまりと収まっているのを見ると、ちと私には合わないような気がした。商品がまだ完全にそろっていない状態だったので、もうしばらく様子を見るつもりではいるが、はて行きつけの店の後釜に使えるかどうか。

 本日のお買い物
1,遠藤淑子『天使ですよ』 [bk1amazon]
2,坂田靖子『ライム博士の12か月』(1と2、白泉社文庫/白泉社) [bk1amazon]
3,クレイグ・ライス/山本やよい[訳]『マローン御難』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]

 1と2は完全にチェックから漏れていた。絵はともかく話作りは達者なふたりの文庫新刊である。
 3は新しい本屋で購入してみたもの。売れ筋ばっかり揃っている中でハヤカワ文庫はたった4冊、海外小説はこれ一冊だけでした。クラシック・セレクションの一環として刊行された、著者が最晩年に執筆したマローン弁護士シリーズのひとつ。

 映画サービスデーにつき、仕事のあと例によって銀座方面へ。鑑賞したのは、『ラウンダーズ』の脚本家コンビが監督した現代的ギャング映画ノックアラウンド・ガイズ』(日本ヘラルド・配給)、感想は後日、この辺に。現代的で妙に生々しい話でした。
 上映館は私が場末場末と言っている、橋の下で飲み屋と軒を連ねた妙な立地の銀座シネパトスである。現在改装中で、この『ノックアラウンド・ガイズ』の封切りを機に全3館を順次リニューアル・オープンしており、今週末で全館が稼働することになっている。
 私が鑑賞したのは改装が終わった2館の中で収容人数の少ない方だった。館内の構成そのものは以前と変わっていないが、設備の状態は格段に良くなっている。シートは当然のように新品だし、以前はなかったボトルストッカーもついている。スクリーンも音響も上質になった。が、何よりも嬉しいのは、鑑賞中に頭の上にある道路を通る車の音が響かなくなったこと。上映中以外は相変わらずどこどこどこ、というあり得ない音が聞こえるが、少なくとも鑑賞の妨げになるような騒音はシャットアウトされたようだ。唯一、座席の間隔が狭いせいで、座席の前を通るときボトルストッカーが足に当たるのがマイナスだが、敷地を拡大できないのだから致し方のないところだろう。ほぼ満足の改装である。
 ちなみに、改装終了した2館の大きい方は、先週から移動してきた『パイレーツ・オブ・カリビアン』に奪われていた。映画サービスデーだから、というのもあるだろうが、まだ並んでました。ついでに書くと、3週間限定公開となっていた『シモーヌ』も今週末からしばらくここで上映される模様ですので、興味があったのに見逃しそうだ、という方はこちらでどーぞ。

 月桂冠のテレビコマーシャルは最近の名作のひとつだと思う。


2003年10月02日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day02

 きのう鑑賞したノックアラウンド・ガイズ』(日本ヘラルド・配給)の感想は、「でもヴィン・ディーゼル主演じゃないしぃ」からどうぞ。

 昨晩、映画を観に行っているあいだに放映されていた特番を、試しにとパソコンで予約録画してみた。
 ……何故か、途中で止まっていた。
 何かのデバイスが検出されなくなり作業が停止した、とかそんなエラーが表示されていたが、いったい何が動かなくなったのか理解できない。ハードディスクの電源は止まらない設定にしてあったし、そもそもスタンバイ状態からでも録画が開始できるのだからデバイスの停止自体は問題にならないはず……だと思うのだが、どこに原因が隠れているか解らないのがWindowsの愛いところ(?)。
 そのあと、更に実験としてテレビ初放映の『陰陽師』も予約してみた。こっちは同時進行で作業したり、席を離れても三十分程度だったためか、問題なくエンディングまで録画できた。現象が再現できなければ問題解決の糸口も掴めないのだが、そのためには再び2・3時間ほど家を空けるタイミングで予約録画を試みるしかないか? あ、でも、それだと原因を特定するための材料も掴めないし。このためだけに2・3時間も、ディスプレイの前で何もせずに耐えてみるしかないのか。ああ面倒くさいったら。

 最近、パソコンソフトの大手企業はサポート連絡先を細分化していることが多いが、自分の疑問に対応してくれる部署が解らないことが多くて困る。
 今日、パソコン新調で出てきた問題を解決するため某所に問い合わせた(上のとは別の件)のだが、またしてもたらい回しにされてしまった。しかも最初にかけたところの対応がどーも微妙で、こちらに問い合わせてほしい、と言ったところにかけ直したら担当が違っていた。今回の場合は二度目にかけたほうの担当者が非常に親切で、そこの対応だけで完全に解決の目処が立ってしまった(しかも私にとってもいちばん望ましい形での決着だ)からいいのだけど……まあ、これに限らず、サポートに問い合わせたときの結果が担当者の優劣によるのはどこも同じなので、諦めるしかないか。

 本日は本業がてんやわんやでした……。出力するものも多かったが、とどめに問題のしちめんどくさいデータ入稿があって、どーにか終らせて一度家に帰ったあとで「データを開くとフリーズする」と言われて作り直し。また呼び戻されてはかなわないと、結果が出るまで職場で待機した。
 あとで聞いたところによると、発注元のほうで単純な誤解をしていたのが原因だったらしい……本当に疲れる。

 本日のお買い物
1,有栖川有栖・麻々原絵里依『臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート(4) 201号室の災厄』 [bk1amazon]
2,横溝正史・原作/JET・漫画『悪魔の寵児』 (すべて、あすかコミックスDX/角川書店) [bk1amazon]

 1は火村シリーズの漫画化4冊目にして2冊目の短編集。2は作画のJET氏の趣味で作品が決まっている気がしてならない、金田一耕助シリーズ最新刊。もう何冊目か解りません。


2003年10月03日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day03

 真夜中に何気なくテレビをつけたら、“5分で解るジョン・コルトレーン”なんてやっていて、思わず見入ってしまった。終ってみたらきちんとコルトレーンを通して聴きたくなってしまって困った。マイルス・デイヴィス絡みのを除くと『Giant Steps』と『至上の愛』しか持ってないんだよう。しかもパソコン新調のとき、MP3は頭になかったから保管してなかったんだよう。
 しかし、真夜中にどーいう番組をやってるんだか。生瀬勝久がここでもいい味出してました。

 本日のお買い物
1,橘 裕『ガッチャガチャ(3)』 [bk1amazon]
2,なかじ有紀『ビーナスは片想い(10)』(1と2、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]
3,山田貴敏『Dr.コトー診療所(11)』(ヤングサンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]
4,『デアデビル アルティメット・エディション』(20世紀フォックスホームエンターテイメント/DVD Video) [amazonamazon(通常版)]
5,John Coltrane『Ballads』(impulse!/UNIVERSAL JAZZ THE BEST/Universal Classics & Jazz/CD) [amazon]

 3はいつの間にかタケヒロ少年が随分と成長していた……って、コトーが赴任してきてからの時間を考えるとそんなに変でもないか、な最新刊。珍しくエピソードが途中で切られてます。
 4は『スパイダーマン』『X−MEN』と立て続けに映画化されているアメコミものの比較的最近公開された作品。正直、出来は他の作品よりかなり劣るのだが、訳あって試写会・劇場と二回鑑賞したにもかかわらず結構楽しめたので、DVDも買ってみました。通常版との違いは、ミュージッククリップなどの特典を収録したボーナスディスクが同梱されていること。……従って、特典映像にまっったく興味のない方は通常版をどうぞ。劇場鑑賞時の感想は「主演はマット・デイモンじゃなくてベン・アフレック」からご確認ください。
 でもって5は、冒頭のアレに乗せられて購入。ジャズをちょっとでもかじった方なら知っている、知らなかったらモグリと言われても当然な超のつく定番である。感想を書くことさえ烏滸がましい。

 暇をみて髪を切ってきました。どーしても三ヶ月はあいてしまう。


2003年10月04日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day04

 2日で言及したパソコン内蔵TVチューナーのトラブルの原因は、どーやらドライバと再生用ソフト双方のバグだったらしい。夜中にテレビを鑑賞しながらカバーかけしていたところ、何度も異常停止するので、メーカーのホームページを覗いてみたらそういうことだった、と。
 差分を導入したので、ふたたび実験してみる必要があるのだが――番組改編期のこの数日、試しにでも録画してみたいと思う番組がありません。衛星放送を入れていればまだありそうなものだが、私の部屋には受信機がないのです。
 ひとまずてきとーな番組を録画してみたところ、少なくとも今夜は問題なく済みました。しかし、まだ当分は様子を見ないと。

 本日は午後にオフ会の予定があったが、それまでは余裕があるので毎度のごとく映画鑑賞へ。久々にお台場はシネマメディアージュまで足を伸ばし、ジェリー・ブラッカイマー製作のアドベンチャーコメディ『カンガルージャック』(Warner Bros.・配給)を鑑賞。感想は「そういや前に観た映画もブルックリンが発端だったような」からどうぞ。
 その後神田三省堂まで移動。所用のため東京に来られていた政宗 九さんを中心に十人超でパセラの一室に陣取り、六時近くまで歌も歌わずのんびりまったりと話し込んだ。参加者のうち三名が高校生、つまり新本格誕生とほぼ同じ頃に生まれた人々とミステリ絡みの話をしている、という状況に、あとでかすかな目眩を覚えたり。

 いつもは仮眠をとる時間に起きていたため眠いです〜……ゆえに本日はこの程度で。オフ会の詳細はたぶん別の方が書いてくれると信じてっ。


2003年10月05日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day05

 あまりの眠さに今日は普通に起きられないだろうと諦めて、もし可能なら現地で合流しましょうと提案してくれた某氏に昨晩のうちに断りのメールまで送ったのだが、案外普通の時間に目が醒めたので、昼間に池袋へ。あの界隈へは電車で行くのが常だったが、この際にとバイクでの移動経路を身につけておくことにした。
 あっさりと着いた。迷うどころか、間違えようもなかった。なんで今まで避けてたんだ。
 ともあれ、サンシャインシティで開催されているコミックレヴォリューションに紛れ込む。こーいう場に顔を出すのが久々のせいか、非常に馴染みにくい。尤もヘルメット片手にうろついてる私が間違ってるような気もする。『月姫ストーリー』で挿絵を描いていただいた緋ノ丘終次さんによーやっとご挨拶して、そのあと何カ所か様子だけ見て退出する。
 せっかく池袋まで来たんだから、というわけでジュンク堂にも寄ってわさわさと買い込み、帰宅。バイクで簡単に辿り着けると解ってしまった……通い詰めそうだな、今後。
 一眠りしたあと、夕方に今度は電車で新宿へ。来月末頃開催の新耳袋ライブの前売りを購入するためである。なんでこんな半端な時期に、と首を傾げていたが、ロフトプラスワンの入り口で今夜の演目を確認して、よく解った。今夜は『新怪談残虐非道〜女刑事と裸体解剖鬼』なる、間違いなくマニアな人しか鑑賞しない映画を上映するイベントで、ゲストとして木原浩勝氏も参加していたのだった。私自身気になっていたタイトルで、ついでに客席を覗いてみれば別のイベントでも見かけたような顔がちらほら。内心そのまま参加したかったが、家族には帰ると言ってあるし昨日今日と動きすぎなので、チケット購入後大人しく家路に就いたのだった。ちくしょー、このイベントのことすっかり忘れてたよう……。
 ちなみに、池袋で合流するかも知れなかった某氏は、体調不良のため外出を断念していたそうな。ままなりません。

 本日のお買い物
1,『OutRider Vol.1 2003 SPRING』
2,『 同 Vol.2 2003 SUMMER』(1と2、立風ベストムック/立風書房)
3,笠井 潔『魔』(本格ミステリ・マスターズ/文藝春秋) [bk1amazon]
4,カーター・ディクスン/後藤安彦[訳]『青銅ランプの呪』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
5,山田風太郎『地獄太夫 初期短篇集 【山田風太郎妖異小説コレクション】』(徳間文庫/徳間書店) [bk1amazon]
6,大橋 薫『ポワゾンディナー』(YCコミックス/少年画報社) [bk1amazon]
7,天野こずえ『AQUA[新装版](1)』 [bk1amazon]
8, 同 『 同 (2)』(7と8、BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]
9,藤原ここあ『dear(2)』(GANGAN WING COMICS/SQUARE ENIX) [bk1amazon]

 1と2はツーリング愛好家から支持を受けながら昨年はじめに惜しまれつつ休刊となったバイクツーリング専門誌が復活したもの。年度初めから復活していたらしいが、全然気づきませんでした。齋藤純氏も寄稿している記事もさることながら、実は写真を眺めているだけでも楽しいのですこの雑誌。先月発売のVol.3だけ店頭になかったので、そちらは注文。
 3は本格ミステリ・マスターズ最新刊。『三匹の猿』『道』に登場する探偵飛鳥井が活躍する中篇二本を収録。何を今更、の4は綾辻行人氏の帯に惹かれて、確かこれは持ってなかったはず……と思い購入したのだが、自宅でデータを確認したら、在庫がありました……しくしく。5は山田風太郎の時代小説ばかりを集めたシリーズの一冊目。
 6は著者の名前だけで探してましたが、珍しい全編成人向けシチュエーションの短篇集でした。7と8は、ENIXで発売されていた単行本の新装版。例によって、単行本未収録のエピソードも収録されてます。しかし番外編とはいえ、『ARIA』以降から参加のキャラクターが登場する話をこっちに入れてしまうのはどーか。9は、……持っている限定版、どーにも封を切ったあとの管理に自信が持てなかったので、買い直しました。


2003年10月06日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day06

『イースVI―ナピシュテムの匣― DVD-ROM版』(falcom/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazonamazon(CD-ROM版)]をクリア。うわあ、RPGのエンディング見たのって何年振りだろう。
『FF』を筆頭とする長大かつド派手な演出に慣れた目には、シナリオは薄いし戦闘は単純。が、それ故に結構気楽に、ハマって遊んでしまったのも事実。スペックさえ高くしておけば、映像も音質も良好なので鑑賞にも適している。アイテムやサブイベントの類もふんだんにあるようなので、その気になれば何回も遊べそうだし、となかなかの良作でした。falcom作品は何本か買ったがいちどもクリアしたことがなく、システムや操作性の面でもどうかと思うことが殆どだったので、実のところかなり悪印象が強かったのだが、だいぶ改善したかも知れません。
 でも、出来ればメインシナリオをもーちょっと厚くして欲しかった。掘り下げようのあるサブキャラが何人かいたんだから、彼らにきっちり活躍させてあげるべきでしょう。特に、アドルが島に打ち上げられるきっかけになった海賊船の少女なんか、話的には彩りにもなってませんでした。

 京極夏彦『今昔続百鬼―雲』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]読了。感想はこちらから。陰摩羅鬼の前に、シリーズ関連書の読み残しを片づけようと思ったわけですが、諸事情からすぐには手をつけられず、またしばらく寄り道する予定。とほ。

 本日のお買い物
1,浅野りん『CHOKO・ ビースト!!(1)』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]
2,高雄右京『噺家探偵 菜ヶ島ゆう子』(Daito Comics/大都社) [bk1amazon]

 1は『AQUA』同様、ENIXで刊行されていた作品の復刻。全四巻まとめて出てますが、とりあえず一冊だけ。
 2は基本的に終らない作家、というイメージのある著者の作品集。従って大半尻切れトンボ、なのにどーして普通に読んでるか私も。表題作含めどっかで聞いたような名前が随所に。


2003年10月07日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day07

 お楽しみはこれからだ。<?

 本日のお買い物
1,浦賀和宏『透明人間 UBIQUITY』 [bk1(ISBN)amazon]
2,島田荘司『ネジ式ザゼツキー』(1と2、講談社ノベルス/講談社) [bk1(ISBN)amazon]
3,赤川次郎『白い雨』 [bk1amazon]
4,アレクサンドラ・マリーニナ/佐々洋子[訳]『無限の殺意 モスクワ市警殺人課分析官アナスタシア・シリーズ(2)』 [bk1(ISBN)amazon]
5,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第9巻 黒蜥蜴』 [bk1(ISBN)amazon]
6,都筑道夫『探偵は眠らない 都筑道夫コレクション《ハードボイルド篇》』(3〜6、光文社文庫/光文社) [bk1(ISBN)amazon]
7,浅野りん『CHOKO・ ビースト!!(2)』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]

 もういいかな、と一瞬思ったんですけどね。ちなみにほとんどフライング気味のため、リアルタイムで御覧の方はオンラインショップのリンクを辿ってもエラーが出るかと思いますのでご注意を。
 1は密室本以来となる講談社ノベルス登場。2は意外にも初の講談社ノベルス書き下ろしという新作。ページも開かずに購入して、帰宅後本文を見て吃驚。読みづらい。横書きと縦書きが混ざっていて、しかも大半横書きなのに右開きなのだ。筋立ては『眩暈』などで繰り返された手法のようで面白そうなのだが……しかし本当にいちばん驚いたのは、両方に入っていた投げ込みチラシの中身だったりして。
 3は先日話題に出たので購入。奥多摩渓谷に降り注いだ白い雨を浴びた人々が正気を失い、惨劇を引き起こすというホラー仕立ての作品。聞いた粗筋があまりにも面白そうだったので探し回ってました。
 4〜6は新刊。4はロシアで人気を得ているシリーズの邦訳2冊目……設定を見るとコーンウェルっぽいんだが、ひとまず揃えてみてます。5は表題作ほか『黒い虹』『人間豹』『石榴』を収録。


2003年10月08日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day08

 担当氏に確認しましたので断言。『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』、18日に刊行されます。価格は本体857円+税、ISBNコードは 4-78287-896-5 。ちゃんと出ますよ〜。

 何故か見始めると妨害が入って、これまで一度も通して鑑賞したことのなかったDVDを昨晩よーやっと攻略。コーエン兄弟の代表作のひとつ『ファーゴ』(Asmik Ace) [amazon]。なかなか観られなかった衝撃のラストにほんまに衝撃を受けて、勢い余って感想まで書いてみました。「amazonで検索をかけるとダーティハリー3のほうが上」からどうぞ。

 仕事の合間に、三津田信三『蛇棺葬』(講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]を読了。棺葬、違う、感想はこちらから。IMEが変なふうに覚えてしまった。

 本日のお買い物
1,浅野りん『CHOKO・ ビースト!!(3)』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]
 まだ2巻が読めてないのだが、今日は他に買うものがなかったので。

 手元のデータによると飛鳥部勝則『殉教カテリナ車輪』の発売は1998年になってます。……いや、ちょっと、なんとなく。


2003年10月09日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day09

 週末公開作品の広告があったため、やや残業。訂正項目は揃っていたのにどうしてなかなか原稿が届かなかったのかというと……なんか、作品とは直接関係のない文章を載せるか検討していたらしい。別枠に掲載してくださいそーいうのは。

 本日のお買い物
1,上田次郎『日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象 V・I・P用』(学習研究社) [bk1amazon]
2,夢枕 獏=文/村上 豊=絵『陰陽師 首』 [bk1amazon]
3,マイケル・スレイド/夏来健次[訳]『暗黒大陸の悪霊』(文春文庫/2と3、文藝春秋) [bk1amazon]
4,西澤保彦『依存』(幻冬舎文庫/幻冬舎) [bk1amazon]
5,栗本 薫『グイン・サーガ92 復活の朝』(ハヤカワ文庫JA/早川書房) [bk1(ISBN)amazon]
6,浅野りん『CHOKO・ビースト!!(4)』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]

 鮎川賞受賞作はまだ確認できず。
 なんじゃこりゃ、と店頭で呟いてしまった1は、ちょうど1年前に発売された本に新たに2章ほどの書き下ろしを追加、遊びに情けないサイン(むろん印刷)をつけてハードカバーで復刻したもの。来週から始まる第三シリーズを目前にしてのことだろう。相も変わらず読みづらい極太ゴチックだが、困ったことにこーいう遊びが嫌いではないのでまたしても購入。
 2は映画第二弾公開に合わせての発売でしょうか。『龍笛ノ巻』収録の短篇にイラストを添えた、絵物語版陰陽師第二巻。3は昨年話題となった『髑髏島の惨劇』に続く邦訳最新刊。解説と帯裏のアオリは法月綸太郎氏……絶対わたし好みの内容なんだけど。5はかなり速いペースでの文庫化ではないでしょか。

 さー、明日は(ある意味)お祭りだ。更新がやや遅い時間になるかも知れませんがご容赦を。その分弾けるかも知れず弾けないかも知れず。もう1年以上かけて覚悟を決めてしまったんで、何が来ても驚きはしないけどさ。


2003年10月10日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031001~.htm#Day10

 予想通り午前中は特に予定がなかったので秋葉原へ直行。まず本題のものを買ったあと、他のゲームをつらつらと眺めてみたり(『EVE ZERO』がCD・DVDともに980円だって……)、別の店のWポイントセールにかこつけて幾つか予約したり。
 そのあと、本題のものの発売記念イベントを覗いてみた。一緒に必要なものを買ったために手持ちがなく、グッズ類を買うことは出来ないので(仮に持っていたとしても買うかどうか)、目当ては購入時のレシートを提示するともらえるという栞だけ。
 ……が、これが手間取った。イベントで一定額以上購入するとくじ引きが出来るのだが、これと買い物の列が分かれていて、しかも栞のプレゼントはそちらの列でだけやっている。訳が解らん。先着順とは言っているが栞の数はそんなに少ないわけではなかろうし、翻って他のものは不要という私みたいな客だって沢山あると想像できただろうに、何故そんなふうに列を分ける。それ以前に、買い物が済んだ人から横に行ってもらって、そこでくじ引きをさせればそちらの列は統一できるだろーが。

 どーにも不本意な出来事があって凹んでいたが、今月から直販による定期購読をはじめた『コミックビーム』の通販限定付録を見て一発で回復。来月発売予定の『エマ ヴィクトリアン・ガイド』の描きおろしイラストの一部っ! 当時のイギリス上流家庭で働いていた人々の職名と服装を並べたものなのですが、見ているだけで和みます。やっぱりエマは“メイド・オブ・オールワークス”になるのね。

 本日のお買い物
1,『LOVERS 〜恋に落ちたら…〜』(18禁Jellyfish/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]
2,岩原裕二『いばらの王(2)』(BEAM COMIX/enterbrain) [bk1amazon]

 というわけで本題の1。たぶん内容的には、オリジナルである『LOVE ESCALATOR』の憂鬱なシナリオそのまんまだろうと察しつつ、多少は綺麗になっているだろうアニメーションと音声を確認したいだけに購入。しかし発売までにこれだけ時間をかけておいて、発売早々に差分を出すっていったい。なお、実際に遊ぶのはこの日記をアップしてからです。
 2は『コミックビーム』の付録を役立てるために追加購入しました。予測していたとおり、あとがきの温泉漫画を敷衍したカバーだったんですけど、これはこれで楽しい。粗筋まで大嘘になってるし。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)

本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。
09/27発売『月姫ごちゃまぜ!!2 幕の内』(宙出版)
本体価格1200円 ISBN 4-87287-893-0 [bk1amazon]
短篇「獅子心中」を寄稿しました。


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