聖徳太子の謎 お札と教科書
聖徳太子の肖像画は日本のお札から消え、聖徳太子の名前は教科書から消えつつある。
日本のお札の聖徳太子の肖像画
10000円札、5000円札、1000円札には聖徳太子の肖像画が使われていた。
- 10000円札。昭和59年まで、使われていた。10000円札日本銀行の資料
- 5000円札。昭和59年まで、使われていた。5000円札日本銀行の資料
- 1000円札。昭和38年まで、使われていた。1000円札日本銀行の資料
教科書の聖徳太子と厩戸皇子
日本史の教科書の記述は聖徳太子から、厩戸皇子に変わりつつある。手元にある日本史の教科書を調べてみた。
- 30年前の私の記憶では厩戸皇子という記述はなかったと思う。
- 山川出版 詳説日本史(平成14年)
p34、聖徳太子(厩戸皇子)の順番となっている。巻末の索引には、聖徳太子も厩戸皇子も載っている。 - 清水書院 高等学校日本史B(平成19年)
p32、厩戸皇子(聖徳太子)の順番となっている。巻末の索引には、厩戸皇子は載っているが、聖徳太子は載っていない。
聖徳太子の正式名、厩戸皇子
聖徳太子は後世につけられた尊称であり、(厩の前で生まれたと『日本書紀』に書かれているので)本来は「厩戸皇子」と言います。 厩はうまやと読みます。馬屋。聖徳太子は高貴な生まれですから、ふさわしくない名前です。
聖徳太子とキリストの関係
TVのドラマで見たんですが。聖徳太子かそのお母様が、景教(キリスト教ネストリウス派)の影響を受けていた。そうです。うまやと言えば、世界の常識では厩うまやで、生まれたキリストを連想しますね。
「聖徳太子の母の穴穂部間人皇女は救世観音が胎内に入り、皇子を身籠もった」という伝説があります。キリストの場合は、天使ガブリエルがマリアの前に現れ、受胎を告げます。詳しくは聖徳太子とキリスト
ダヴィンチコード キリストの子孫も見てください。
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