Q:
初めてレイキを受講する場合、能力の高いマスターから受けた方がよいという人がいる反面、あまり関係ないという人もいて迷っています。回路を開くマスターによって、霊気の能力や質に変化は出るのでしょうか。それとも伝授(霊授やアチューンメント)を受ける側の器や霊性によるところが大きく、マスターは関係ないのでしょうか。
A: 「伝授によって、霊気エネルギーの回路を開く」というのは、一般の人に理解して頂くための便宜的説明です。
正式には、伝授は「内在しているが、機能させていない能力を目覚めさせ、活性化させるシステム」です。
もともと存在しないところに新しいシステムを構築するのであれば、マスターの能力によっては失敗することもあるでしょうが、そのような心配がないのは「使われていなかった機能を使える状態に整備し、スイッチオンにする」だけからです。
例えば、ここに、 FM電波の受信装置があるとします。
長く使っていなかったので、スイッチがさび付いて音楽を聴くことが出来ません。(これは、レイキエネルギーを受信できなくなっている状態と同じです)
そこで、技術者に調整して貰います。もともと優れた装置なので、少し手を加えれば聴くことができるようになります。(この調整が、マスターによる伝授に相当します)
優れた技術者(マスター)は、「聴きたい音楽にキチンとチャンネル(波長)が合うように」調整してくれますが、レベルの低い技術者(マスター)は「音楽は受信できるが雑音だらけ」ということになるでしょう。
このように、伝授を受けた直後の状態は、マスターによって差が生じることは否定できません。
では、伝授を受けて1ヵ月後の状態を、検証してみることにしましょう。
Aさんは、優れたマスターから完璧に調整してもらいましたが、イライラしたり、腹を立てたりすることが多く、その度に少しずつ受信装置のバランスが狂い始めました。
レイキエネルギーは、人の高い意識に共鳴する性質を持っています。意識が下がると、愛と調和の波長に合わなくなり、意識に見合った低レベルの音楽(雑音だらけのもの
)を受信してしまいます。
Bさんは、免許取立ての新米マスターから伝授を受けました。何とかエネルギーは受信できますが、別のエネルギーも混入しているようです。
しかしBさんは、心を安らかに保つよう心がけながら「レイキによってすべてが調和に導かれるように」という思いを持って、ヒーリングを実践しました。これによってレイキとの共振度が高まり、エネルギーはどんどんクリアになって行きました。
伝授を受けた直後に比べ、 1ヵ月後の2人の状態は逆転してしまったのです。
このように、マスターは受信装置を整えますが、将来に亘って性能を保証するものではありません。
「回路の開通はマスターの責任」「維持向上は本人の責任」ということになります。
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