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グラフィックボードの基礎知識

 ここでは、グラフィックボードの基礎知識に関してご説明します。

グラフィックボードとは

 取り扱い時は、基板上の部品を静電気で破損しないように気をつけましょう。
また、ファンのついている物は、部品やファン等を壊さないように気をつけながら、定期的に掃除をしましょう。

 グラフィックボードを購入するかどうかは、自分がどのような事にパソコンを使おうとしているのかが重要になります。
大体ですが以下のような事を判断材料にしてみてください。

  • 購入するマザーボードのグラフィック機能の有無。
  • 3Dゲームをするかどうか。
  • 写真・動画の編集をするかどうか。
  • パソコンで絵を描いたりするかどうか

パソコンを使用する時、ディスプレイに映像を映し出す作業をするのがこの部品ですが、マザーボードにオンボードされたグラフィックチップ(マザーボード自体にディスプレイに映像を写す機能)があるのなら、絶対必要な部品と言うわけでもありません。
逆に、マザーボードにグラフィック機能が無く、どの程度パソコンを使用するか分らない場合は、安い物を購入して使い始めるのも良いでしょう。
仮に新たに高性能なグラフィックボードを購入したとしても、故障等の時に緊急用として利用する事が出来ます。
とはいえ、壊れたら即パソコンが動かなくなる部品は他にもありますので、どうしても2枚必要と言うわけでもありませんので、あまり神経質になる必要はないかもしれません。
ちなみに、管理人の場合は、2枚のグラフィックボードを連続で半年以内に壊してしまい、メーカー保障期間内の修理を受けています。
最初の故障の際はグラフィックボードを1枚しか持っていなかったため、あわてて買いに行きました。
 グラフィックボードの主なGPUは、CPUの場合と同じように、2社が製造・販売しています。
その2社と言うのが、「nVIDIA」と「ATI」です。
ちなみに、「ATI」はCPUの製造・販売を手がけている「AMD」(本社アメリカ)に買収されました。
GPU自体の製造は行わないものの、これらを購入してグラフィックボードを製造・販売している会社の数は更に多く存在します。

台湾

「GIGABYTE」・「MSI」・「Leadtek」・「AOpen」・「ALBATRON」・「ASUSTeK」

カナダ

「MATROX」・「ATI」 ※(ATIはアメリカのAMDに買収されています)

アメリカ

「eVGA」

中国(殆どの場合は香港)

「GALAXY」・「HIS」・「Sapphire」・「ZONTAC」

ドイツ

「ELSA」

日本

「BUFFALO」・「IO-DATA」・「玄人志向」 ※(BUFFALOと玄人志向はメルコ系列)

 この分野での日本勢は非常に少なく、最新のGPUを使用したり、静音用の高機能ファンレスグラフィックボードを販売しているのは、台湾の会社が多い印象を受けます。
私自身も今まで使用したグラフィックボードは5枚ありますが、1枚は日本のIO-DATAですが、後は全部台湾の会社が製造したものです。
蛇足にはなりますが、海外製のグラフィックボードのBIOSアップデートなどを行う場合は言葉の壁に苦労することもありますが、殆どの場合は日本の代理店を通して販売されますので、修理などは購入した店舗に持っていくなどの方法でサポートが受けられます。
これらの会社の製品についての説明は、あまりにも数が多く、また新製品の販売に更新が追いつきませんので、大変申し訳有りませんが割愛させていただきます。

 これだけ多くのグラフィックボードを販売する会社がある中で、先にも述べましたがGPUを製造・販売する大手の会社は、2社だけです。
この2社に関してどのような会社なのかを知っておくと良いでしょう。

主なGPUメーカー

nVIDIA

 GeForceシリーズを製造・販売しています。
デスクトップ・ノートモデル双方へのグラフィックチップを供給しており、オンラインゲーム推奨のグラフィックボード用チップセットにも指定されています。
本社はアメリカのカリフォルニア州、サンタクララにあります。
グラフィックボード以外にもマザーボード向けチップセットの性能・販売も行っています。
2枚の同じグラフィックボードを使用して性能を上昇させる機能を持つシリーズもあり、nVIDIAでは「SLI」と呼ばれています。

ATI

 RADEONシリーズを製造・販売しています。
デスクトップ向けグラフィックチップと、グラフィック機能を内包したノートモデル向けマザーボード用チップセットの供給もしていて、オンラインゲーム推奨のグラフィックボード用チップセットにも指定されています。
本社はカナダの、オリエンタにあります。
nVIDIAと同じように、同じグラフィックボードを使用して機能を上昇させる機能を持つシリーズもあり、ATIでは「CrossFire」と呼ばれています。

これらの会社以外にも、GPUを製造・販売している会社もありますが、皆さんが主に見かけるのは上記の2社でしょう。