メモリに関する基礎知識
取り扱い時は、静電気・取付時の無理な力によるねじれや破損、端子へ触る事での腐食等に注意しましょう。
CPU内部には記憶装置があります。
しかし様々な処理を行う上で、その容量だけでは限界があります。
その為、パソコンにはCPUの情報を一時的に保存する記憶装置が必要になります。
それが、ここで説明するメモリです。
メモリは、CPUの性能に大きなかかわりを持つ重要な部品です。
製造する会社も多く、その用途も様々な物があります。
その為、同じ性能であるはずの製品でも、メーカーにより価格に差がある場合もあります。
メモリを実際に購入する場合、選択できる範囲は先に選んだCPUとマザーボード(チップセット)に左右される場合が殆どです。
CPUやチップセットの説明内に対応メモリと言う言葉があったかと思いますが、そこに記載してあった内容の製品が適応するわけです。
では、何を基準にメモリを選ぶかと言う事になりますが、
- メーカー品で、保障や製品チェックがしっかりされた製品を使用する。
- バルク品で、価格を抑えた製品を購入する。
- 中古品で、価格を抑えた製品を購入する。
- ノーブランド品で、価格を抑えた製品を購入する。
などの手法があります。
では、それぞれの特徴をご説明します。
メーカー品
メーカー品の最大のメリットは、購入者が間違った使い方さえしなければ、3年や5年保障だけではなく、永久保証の物まで存在します。
不良品であれば交換も出来ますし、安心して購入できます。
しかし価格が高いのがデメリットです。
バルク品
バルク品は、価格が通常のメーカー品(ボックス品とよく言われます)と同じ製品を低価格で購入する事が出来ます。
バルク品とは、メーカー製パソコンを製作する等の理由で大量に業者に出荷した物が、何かしらの理由で部品のみで流通してしまった物です。
その為メモリの品質は高いです。
しかし、メモリを製造したメーカーが意図しない方法での販売の為、殆どの場合保証が無いのがデメリットです。
中古品
中古品は、価格が安く品揃えの多さが魅力です。
しかし中古品は、販売するお店によって保障等に差があるので、購入する時には見極める目が必要になります。
メーカー自体の保障があるかどうかは、保証書の有無やメーカーの規定にも左右されてしまいますので、注意が必要です。
ノーブランド品
ノーブランド品は、価格が安いのが魅力です。
性能が高い物もあり、取り扱いをしているお店も多いです。
しかし、どこで製造されたメモリか分らないので、実際に記載されている性能が出ない場合もありますし、信用度が低めなのがデメリットです。
販売しているお店によっては、そのデメリットを回避する為に努力している所もあると思いますので、すべてが悪いと言うわけでもありません。
購入方法は一長一短で、どれが最適と言う答えはありません。
今後もこのような問題はあちこちの部品で皆さんを悩ませると思います。
出来る事なら、選択に苦しむのではなく楽しんで、選ぶ時間と心に余裕を持って臨んでもらえればと思います。