メモリの種類
 ここでは、主に自作パソコンで使用されるSDRAMメモリに関しての説明を中心にします。
        まずメモリには、二つの呼び方がありますので、お互いの関係がどのようになっているのかを説明します。
        PCでの表記は、そのメモリの最大データ転送速度を基準にしています。
        これに対してDDRでの表記は、最高対応メモリクロックを基準にしています。
        例えば、PC3200は最大データ転送速度が3.2GB/s(3200MB/s)で、DDR400なので400MHzまでのメモリクロックに対応している事になります。
メモリの表記と転送速度
以下に、メモリの各表記ごとの転送速度などを記載します。
| PCでの表記 | DDRでの表記 | 備考 | 
|---|---|---|
| DDR2 SDRAMメモリ | ||
| PC2-6400 | DDR2-800 | 最大転送速度6.4GB/s。 メモリクロック800MHz。 | 
| PC2-5300 | DDR2-667 | 最大転送速度5.3GB/s。 メモリクロック667MHz。 | 
| PC2-4200 PC2-4300 | DDR2-533 | 最大転送速度4.2GB/s。 メモリクロック533MHz。 | 
| PC2-3200 | DDR2-400 | 最大転送速度3.2GB/s。 メモリクロック400MHz。 | 
| DDR SDRAMメモリ | ||
| PC-4800 | DDR-600 | 最大データ転送速度4.8GB/s。 メモリクロック600MHz。 | 
| PC-4000 | DDR-500 | 最大データ転送速度4.0GB/s。 メモリクロック500MHz。 | 
| PC-3200 | DDR-400 | 最大データ転送速度3.2GB/s。 メモリクロック400MHz。 | 
| PC-2700 | DDR-333 | 最大データ転送速度2.7GB/s。 メモリクロック333MHz。 | 
| PC-2100 | DDR-266 | 最大データ転送速度2.1GB/s。 メモリクロック266MHz。 | 
| PC-1600 | DDR-200 | 最大データ転送速度1.6GB/s。 メモリクロック200MHz。 | 
| SDRAMメモリ | ||
| PC-133 | 最大データ転送速度1GB/s。 メモリクロック133MHz。 | |
| PC-100 | 最大データ転送速度800MB/s。 メモリクロック100MHz。 | |
| PC-66 | 最大データ転送速度500MB/s。 メモリクロック66MHz。 | |
現在主流になっているメモリはDDRとDDR2ですが、SDRAMは参考までに乗せておきました。
  これらのメモリで気をつけなければならないのは、SDRAMと同じ名前がついていますが、互換性がありません。
  例えば、DDR   SDRAMが使用できるコネクタには、DDR2 SDRAMは使用できません。

