鍼灸 咳 ぜんそく

出張専門はり・きゅう 水天宮鍼灸院
鍼灸 中央区

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○ 咳・ぜんそくによく効くツボ

咳 ツボ

・天突(てんとつ)・・・左右の鎖骨の真ん中のくぼみ。気道を緩めて、呼吸を楽にする。

・中府(ちゅうふ)・・・鎖骨の外端から1寸下。他に、肩こりや五十肩にも効果あり。

ぜんそく 鍼灸

・定喘(ていぜん)・・・第7頚椎棘突起と第1胸椎棘突起間の外5分の所。咳、ぜんそく、気管支炎の特効穴。

・肺兪(はいゆ)・・・第3胸椎のでっぱりの下、脊柱の左右外側1寸5分。

・膈兪(かくゆ)・・・第7胸椎のでっぱりの下、脊柱の左右1寸5分。横隔膜の機能を整える。

ぜんそく ツボ

・尺沢(しゃくたく)・・・肘を曲げてできる内側のしわで親指側。他に、腕の痛みやだるさにも効果あり。

・孔最(こうさい)・・・尺沢穴の下3寸。激しくせき込んだ時に押すと良い。

○ 東洋医学では、どのように考える?

東洋医学では、人間の身体の中には“気・血・水”の3種類が流れていると考えられています。“気”とは、人間の生きる生命エネルギーのようなもので、気力・精神力のもととなるものです。“血”とは、血液そのものです。“水”とは、体内の水分の流れやリンパの流れを指しています。津液(しんえき)ともいいます。

喘息 鍼灸

そして、この流れは人間にとって非常に重要で、この流れが滞ると新陳代謝が悪くなり、身体に老廃物がたまり、病気が引き起こされると考えられています。

具体的に、咳やぜんそくなどの気管支系疾患は「肺経・脾経・腎経」が主に関係しています。

“肺”は、全身の気や呼吸をつかさどり、宣発や粛降作用といった働きをします。宣発とは、気や津液を全身に巡らす作用です。粛降とは、呼吸で吸い込んだ気を腎に送ったり、不要になった水液を膀胱に降ろす作用をします。従って、肺経のツボをまずはファーストチョイスとして使います。

“脾”は、主に身体の水湿の運化をつかさどります。そのため、冷たいものや甘いもの・脂っこいものの過食などで、脾の機能が低下すると“痰”が生じます。従って、咳に加えて痰がでるという方は、脾経のツボもプラスして使います。

“腎”は、主に身体の水や津液をつかさどっています。従って、この機能が低下すると、身体の潤いがなくなり、体内で「乾燥」が発生し、それが肺に及ぶと特に、乾いた咳がでるようになります。このような時は、腎経のツボをプラスして治療します。

また、夜になって咳がでるという方もやはり、肺の津液が不足して乾燥しているか、肺に熱がこもっているのどちらかと考えられます。

他にも、冷えると咳がでるという方は、肺の陽気が不足しているため、梅雨時に咳がひどくなるという方は湿気が関係しているので脾経を使うなど、その都度ツボを使い分けします。

○ れんこん湯

また、食養学的には、レンコンがせき止めや喘息に良いとされています。レンコンは、非常に生命力が強い植物で古くからその薬効が知られています。

なので、このレンコン湯を1日1回服用すれば、咳・ぜんそく・気管支炎など呼吸器系疾患に効果大です。ただし、服用期間中の甘いもの(お菓子・果物等)は一切厳禁です。効力が半減します。

< 用意するもの >

れんこん  熱湯150cc  しょうが汁1or2滴  おろし金  塩または醤油 少々  ボウル くず粉 小さじ1杯強

< 作り方 >

①レンコンをボウルに皮をむかずにすりおろし、布でしぼり、レンコンのおろし汁をつくる(30~40cc)。

②そこへしょうが汁を1or2滴おとす。さらに、塩または醤油でうすく味つけする。

③くず粉(小さじ1杯強)を②の中に入れ、よく練る。

④熱湯(150cc)を注ぎ、透明になるまで手早く混ぜる。透明にならない時は、小鍋に入れて、火にかけてもよい。

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