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2004年01月01日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day01

 あけましておめでとうございます。一見暢気そうでも内側はこの三ヶ月ぐらい切羽詰まりっぱなしなので絵とか企画ものとか用意する余裕もなく。年賀状も昨晩デザイン作ったんだものあはははは。

 でもゲームはやっている『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]、第一作第三話『夢男』『蘇る夢男』終了。『夢男』のトリックは小粒ながら効いている。ただ、折角悪くない仕掛けなのにそんな解り易いところに証拠残しちゃ駄目だろ。惜しいなあ。“夢男”という怪人の背景や、噂となったときどういう風に人々の口に膾炙してどんな風に恐れられていたのか、といった説明がなかったため、人死にが頻発してからの展開は兎も角、それ以前に“夢男”が恐れられていた理由がまるっっきり探偵側には見えてこないのも残念。せっかくサブタイトルに冠したんだからもっと描いてあげなくては。
 このエピソードの見どころは女の子たちの活躍ではなく、小林少年的役どころの蘭丸がわざわざ女装して舞台となる別荘に侵入するモチーフ。このくだりは非常に楽しいのだが、反面せっかく女の子が三人も探偵事務所にいる意味を無くさせているよーな気もする。確かに彼女たちの立場は事務所からあまり遠離ることが出来ないのだけど、殺人が起きたあとは捜査のために乗り込んで何日も滞在しているわけで、ほとんど言い訳になってないような。殺人が起きたわけじゃない、と言われたって、どっちにしたって探偵の仕事やん。あからさまに差をつけてどうする。
 ……まあ、ツッコミにあまり悪意が入っていないあたりでご理解いただけるでしょうが、こういうツッコミ自体非常に楽しんでます。他が概ねよくできているので。昨日挙げたような欠点は相変わらずあるんですけど。
 ちなみにここで第一作分は終了。PS版の攻略を載せているサイトではあと一話存在することになっていて首をひねったのだが、第二作冒頭の一本と繋がっていたためか、第二作のほうに収録されているらしい(これを書いている時点で未確認)。別売りだったオリジナル版と違い、同梱が前提になってるんだから、そんなところで再編する必要はなかったよーな。

 元旦、それはすなわち映画サービスデー。
 先月はうっかりして見送ってしまい一本分不意にした恨みがあるので(あの日行ってれば年間100本突破出来たんだよー……)、本日は半ば意地で出かける。新年早々殺伐としたものはあんまり観たくなかったので、スウェーデン産の一風変わったホームコメディエヴァとステファンとすてきな家族』(Bitters End・配給)を鑑賞。感想は「役者のひとりとして顔も名前も知らない映画ってけっこう気楽でいいです」からどうぞ。


2004年01月02日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day02

 突然『黒死館殺人事件』を再読したくなった。二回は読んでるはず。ちなみに『ドグラ・マグラ』も『虚無への供物』も最低二回は読んでます。我ながら何が楽しいのか。……楽しいよね。ねえ。

『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]、二作目の第一話『猟奇同盟』終了。オリジナルではこれが第一作の最終話だったのか……リアルタイムでやってなくて良かった。たぶん烈火の如く怒ってたわ私。話は第二話『続・猟奇同盟』に続いていて、ネタなどを判断する段階ではないので、詳しい感想は後日送り。それにしても、いったいいつになったら肝心の最新作に辿り着くのか。

 本日のお買い物
1,『古畑任三郎 1st season DVD-BOX』(フジテレビ映像企画部Pony Canyon/DVD Video) [amazon]
2,『FINAL FANTASY XI』(SQUARE SOFT/SQUARE ENIX/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]

 今年最初のお買い物は大物です。1は待望の古畑シリーズDVD化。中森明菜が犯人役のいきなりのダイイング・メッセージもの『死者からの伝言』から菅原文太が貫禄を示す『最後のあいさつ』までのオリジナルシリーズと、間もなく放映されたスペシャル版『笑うカンガルー』までを収録した全五枚組。ばら売りのディスクと並べるとやけにケースが薄いと思っていたが、箱を開けてみたら薄目のデジパック五つに収めてありました。
 早速鑑賞してますが、色々と発見があります。初期作品は記憶していたより丁寧でマニアックな作りになっていたとか、今泉は後年よりもやや渋めで二枚目寄りの演技をしていた(あくまで比較問題でね)とか。いちばん吃驚したのは第一話、車の故障と雨で立ち往生した古畑が中森明菜演じる小石川ちなみの別荘に雨宿りし、電話で遅れる旨を連絡している際、「幡随院の取り調べは明日以降で〜」云々と言っていたこと。幡随院という人物は第四話で笑福亭鶴瓶が演じるミステリー作家の名前である。……同一人物のことじゃないよね、普通に考えたら。
 一方、非常に今更の感がある2は、某店で新春特別セールとして1280円で売っていたので、試しに買ってみました。拡張ディスクと一緒に買っても同梱版より安く上がるので、一緒に買っても良かったんですが、とりあえずどんな感じか試してみたあとで。相変わらず複雑なマニュアルをある程度把握してから始めるつもりですが……U氏あたりに一緒に遊んでもらおうかのう。


2004年01月03日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day03

 HDの空きが3GB程度になってしまったので、慌てていらないゲームを削除し、貯まった録画ファイルをDVDに移す。いちいち一般のプレイヤーで観られる形に保存し直していたが、手間がかかりすぎるので、そうする必要がない限りは手を入れずに保存することにしたわけです。どんどんディスクを消耗していくけど、HD買い足すよりはまし。

『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]第二作第二話『続・猟奇同盟』終了。……うーん、褒めていいやら貶していいやら。
 推理ゲームとしては大変優秀だと思う。ほどほどに難しく、ゲームらしい緊張感がある。反面、些かすれたミステリ読みにはどうにも軽すぎる。ぶっちゃけた話、登場した時点で「あ、こいつが犯人だ」と解ってしまったし、終盤で明かされる目的はもろに乱歩の世界お湯割気味。そして、探偵団最大の敵と言っておきながら非常にあっさりと片が付いてしまった(ように見える)のはお座なりもいいところ。最大の敵なら逃げてみせろやそして再び少女探偵を悩ませてみろや、或いは美しく散って永遠に少女達のトラウマになってみせやがれってんだ。
 反面、前述の通り推理ゲームとしてのバランスを保ちながら、乱歩風の世界観を実現してみせて破綻していない点は称賛に値する。終わってみると(ミステリ読みとしては)拍子抜けでも、途中のワクワク感はまさしくゲームに求められるべきもの。これを満たしていないAVGが氾濫しているなかでは大変優秀な部類だろう。
 引き続き第三話『蜃気楼の一族』も完結。いちばん大きなネタがかなり早い段階で読めたため、「なんで気づかないんだ君らわぁっ?!」と延々ツッコミながら進めてました。暗号まで登場して話の入り組み具合はシリーズ随一だが、目玉となる密室トリックがちょっと荒っぽすぎるように思った。糊塗するための細工があまりに杜撰じゃないかなあ。

 三が日だけど習慣は崩さない。週末恒例の映画鑑賞へ。おととい「新年早々殺伐としたものはあんまり観たくなかった」と記したのは、この作品が念頭にあったから。ずいぶん前から期待していた誘拐サスペンス、コール』(GAGA-HUMAX・配給)。感想は「少なくともダコタ・ファニング主演じゃないと思う」からどうぞ。
 予告編上映中に、映写機のトラブルとゆーものに初めて遭遇しました。ちょうど『キル・ビル Vol.2』の香ばしい予告編が終わった直後、画面が鏡像になって、音声がまともに出なくなった。次の作品の予告編も同様で、最後には画面は暗転、音もノイズのみという有様に。いったん劇場の照明を戻して、数分後に本編からの上映となったものの、内容とは別の理由でずーっとヒヤヒヤし通しでした。
 ついでに帰り道、箱根駅伝に道を塞がれるという事態にも遭遇。しばし日本橋あたりを迷走する。楽しい一日だ。

 本日のお買い物
1,『鋼の錬金術師 ―翔べない天使―』(SQUARE ENIX/PS2対応ゲーム) [amazon]
2,Miles Davis『TUTU』(wea japan/CD) [amazon]

 1は最近の漫画でも出色の大ヒット作を原作とする、3Dアクションと2Dアニメーションが目玉のアクションRPGゲーム。原作を買っても読んでもいないのに購入したのは、知人が関わっていると知ったから。
 2はしばらくぶりに購入したマイルス・デイヴィス作品。ワーナー移籍後初のアルバムであり、現在も活躍するマーカス・ミラー(b)がプロデュースに編曲、更にほとんどの楽器の演奏を手がけた、一種のデュオ・アルバムとも呼べる一枚。『10ミニッツ・オールダー』のサントラを聴いたことがきっかけでにわかにトランペットを堪能したくなったのです。

 昨日DVD−BOXを購入してしまったのでやや興奮が冷めてしまった嫌いはありますが、それでも嬉しい久々の古畑任三郎最新作『すべて閣下の仕業』。堪能。
 最後の“落とし”に使われるネタは相変わらず少々悪ふざけ気味だが、そこまでの過程は相変わらず巧い。並のコロンボ作品などよりずっと緊張感があるし、癖のある役者陣をそれぞれ活かしていて見応えがある。個人的にはせっかく唯一旧シリーズからの再登場となった八嶋智人のキャラクターから、古畑を食いかねない直感力の持ち主という一面がやや失われていたことがちょっと残念だった。立場上、従来の今泉や西園寺の役割を果たさねばならない都合もあったからだとは思うのだけど。俳優として同じくシリーズ再登場の津川雅彦が別人を演じていたのは、まー深く追求するまい。ちなみに公式サイトには八嶋智人演じる花田の履歴書が載ってます。
 なお、今回登場しなかったレギュラー陣は、深夜の別枠でちゃんと活躍する模様。


2004年01月04日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day04

 ……なんで、向島巡査までついてきてたの?

 三が日ずっと出歩いていたので、本日は自宅でゆっくりと読書したりゲームしたり色々と。
 今年最初の読了本は、カーター・ディクスン/宇野利泰[訳]『赤後家の殺人』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]でした。感想はこちらから。……『弓弦城殺人事件』買ってこようかな。クリスティー全集も乱歩全集も既刊分が片づいていないのに更に手を広げるか私ゃ。

『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]第二作第四話『闇の手触り』終了。少女達ではなく、温厚なネロ・ウルフの風情があった探偵所長御神楽時人と助手蘭丸、時人の憧れの人美和が調査する閑話休題的な軽いエピソード……軽すぎるという気はする。だって、(ネタバレのため伏せ字)題名で犯人割ってるんだもん(ここまで)。
 犯行の動機やその見せ方、解き方などは短いぶん他のエピソードより地に足のついた印象があって好感が持てるのだが、いかんせん上記の欠点があるので素直に認めづらい。残り二話で訪れる(はず)のクライマックスを控えて御神楽時人の人柄を伝えるようなエピソードを持ってきた構成の巧さも、本当なら評価したいところなんですけど〜……

 今日の『鉄腕DASH』は凄かった。


2004年01月05日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day05

 世間的には今日あたりから仕事始めのはずですが、私はま明日まで休みの予定。……仕事の性質上、水曜日まではたぶん私のすることはない、という判断もあったりする。
 せっかくだから今日も映画を、と思ったが、なんだかめぼしい作品がかかっている劇場は月曜休館だったり、明日ぐらいまでは正午近くにスタートする予定が立っていて、私のリズムと合わない。一時ぐらいから私の集中力は半減します。
 そんなわけで、郵便物を出しに行ったり(例のものよーやく投函しました。二・三日うちに届かなかったり状態不良だった場合はご一報ください>某氏)尽きたDVD−R補充ついでに本を買ったりした以外はほぼ引きこもりの一日。

『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]第二作第五話『生き人形』終了。これはまた勿体ない。ある段階までのアイディアは非常にいいのだが、そのあとの処理が一本調子で、波乱もなければ意外性もない。解決編に至って何かものすごいどんでん返しがあるのかと思いきや、かなり早い時点で予想したとおりの決着になるし。ここでも御神楽探偵の人の好さが滲む展開があるのだが、その人の好さと終盤の稚気が噛み合っていないのも気になるところ。
 一般の名探偵シリーズものが、本来ならいずれ正対しなければならないテーマは着眼だが、それを活かすべきもう一本の軸が単純すぎたのが問題だったようだ。ゲームとしては相変わらず面白いんですけど。
 そしてクライマックス、第六話『さ・よ・な・ら』終了。……先に最新作冒頭をやっていたため、ネタの一部がいきなり見えてしまった……とほ。だってあんなこと言ってりゃ最後に何が起きたのか予想つくってば。
 話としてはシリーズ随一の出来かも知れない。やっぱりトリックは単純だし、特にふたつめの密室トリックは細工の一部に重大な欠陥があるのだが、謎の複雑さと緩急に富んだ展開、そして(概ね読めていたとはいえ)意外な結末はかなりのインパクトがある。むしろ、個人的に問題だと思うのは、『生き人形』の話と並べるべきではなかったのではないか、という点。理由は実地にやっていただいた方でないと説明しづらいのだが、いっそ『生き人形』の話は第一作あたりで片づけるなど、エピソードの順番にちょっと工夫が欲しかったような。
 そして、これだけよく練り込まれた最終話のわりにはエピローグがやや陳腐だったのも残念。実はもうひとつ重大な疑問があって、その答も(たぶんこうだろう、と予測は出来ても)出来れば提示して欲しかった。
 全体に難点ばかり羅列したが、しかし「推理」というものをメインに持ってきた「ゲーム」としては間違いなく優秀な一本。ある程度の難易度と親しみやすさを共存させたバランス感覚はお見事でした。あと願わくば、せっかくのヒロインたちのキャラクターがもう少し作中で活きていれば、というのはあるが、高評価も納得の二作品。
 ……そして遂に最新作『新・御神楽少女探偵団』本編に突入。が、第一話『殺サレルベキ男』前編捜査編之二でいきなり18禁シーンが出て来てしまったため、ちょっとばかし先送り。どうやら『新〜』は四話しかないようなので、一日一本ずつぐらいのペースでじったりやっていきましょう。急に絵が綺麗になるわフルヴォイスになるわで、システムと音楽が同じせいで余計に妙な違和感を覚えてます。
 なお、行きつ戻りつの遊び方に疲れてしまったため、しばらく前から攻略サイトを活用してます。……そうそう、ゲーム性の演出という意味では優れた「推理トリガー」ですが、うまくツボを捉えた質問の仕方よりも、答を知っていてその上でどの台詞が正解に近づくため必要か、という選び方をしなきゃいけない箇所が多いのはちょっと問題。例えば、答を知らなければどう考えたって奇妙な行動、怪しい呟きなどをチェックしても、だいたい空振りに終わってしまう、というのは微妙に推理ものの本質から外れていると思うのですが。ポアロじゃありませんが、可能性をきちんと省いていかなければ、真相には辿り着けないものです。だから、「推理トリガー」というシステムがやっぱり少々肌に合わない気がしたのは錯覚ではなかったらしい……と回りくどく攻略サイトを利用することの弁解をしてみたり。

 本日のお買い物
1,カーター・ディクスン/加島祥造[訳]『弓弦城殺人事件』(ハヤカワ文庫HM) [bk1amazon]
2,アガサ・クリスティー/ 同 [訳]『葬儀を終えて』(クリスティー文庫/ともに、早川書房) [bk1amazon]

 訳者が同一人物だったのはただの偶然です。自宅に戻るまで気づきもしなかった。
 予告通り購入の1は、カーター名義での第一作。両名義をそれぞれ代表する探偵役フェル博士とH・M卿の原型とも言われるジョン・ゴーント博士が活躍する、古城に幽霊、そして密室殺人といかにもな要素盛り沢山の長篇。
 2は葬儀の席での些末な一言がきっかけで起きる殺人を捜査する、ポアロもの25本目の長篇。

 ムービーデータ退避作業を進める。一枚では収まらない、規格上そのままでは保存できないデータを自己結合可能なデータ形式にして、何枚かに分けて収録したり。鑑賞したりDVD Video化したりするためには一旦ハードディスクに戻して解凍しなきゃならず手間が増えるが、保存のために画質を落とすよりはまだまし、と思える録画データもあるのでやむなし。
 そんなこと言いつつ既に15枚も使い切ってます……うきゃあ。

 あ、くだんのブツは午前中に届きました>某氏 ありがとーございます。


2004年01月06日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day06

 もう別ファイルに切り出した方が早いような気がしてきた『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]、最新作第一話『殺サレルベキ男』終了。
 うおおお、こいつぁいいぞ。時人捜索というテーマと並行せねばならないため、殺人事件のほうが前半お座なりになっている印象はあるが、コンシューマーの制約が解かれたぶん犯罪の猟奇性、出来事のあくどさが強まって、より乱歩的世界に迫っている。PSでは後編事件編で発見される時人の姿など描けなかったでしょう。両腕を切り落とされた屍体というあたりで既にちょっと感激していたが、時人を発見したときは思わず拍手しそうになってしまった。
 ――が、終盤はちょっと弛んだ印象。こと、それぞれの事件の結末は見え見えすぎて、あとはその手のシーンが見たいか見たくないか、ハッピーエンドがいいかそーじゃないのかぐらいの興味しかなくなっている。第一の事件の真相は後編に入ったぐらいにはだいたい見通しがつきますし、第二の事件については言わずもがな。
 まあどっちにしても、旧作のムードを受け継ぎながらより大人っぽく、濃密な雰囲気を演出しており、18禁で出した意味は充分にあったと思われます。
 しかし気の毒なのは、ほとんどサービスシーンのためだけに登場させられたような女の子約一名。彼女のその後は、少なくとも本編ではまったく触れられてないし……作品の趣旨からして、安易にめでたしめでたしとはいかないのは間違いなくても、ちょっとぐらい仄めかしてくれても良かったんじゃ。それともあとで登場するのか?
 でもって第二話『呪香』もついでに終了。後編の捜査編之一冒頭でいきなり巴がメタかつ原理主義的な言動をしているのに思わず喝采。よく言ったー! その通り、絵で表現したことを嘘にするのは本来、推理ゲームでは厳禁の反則技なのです。ただ、そこまで言うなら問題の場面にもうひとりふたり第三者を介入させて状況を限定しろよ、と。
 本編の展開は、御神楽探偵の復活によって第一作・第二作あたりの安定志向な雰囲気を思わせる。少々、犯人を特定するための手がかりが限られているきらいがあるが、推理ゲームとしてのバランス感覚は向上している。エッチシーンの織り込み方も、『殺サレルベキ男』よりちょっと、ほんのちょっと自然になっているし、その辺の犠牲者の後日談もわりあい明るそうなものだと想像が出来るので良し。トリックは小振り、ミステリとしても少々インパクト不足だが、丁寧な仕上がりに好感の持てる一本でした。
 ……ああ、推理パートはこれであと一話だけか。いまのうちに続編希望、と言っておこうかな。完成度が不安極まりないアニメ版なんぞに手をかけるぐらいなら、日本に舞台を戻しての続編をっ!


2004年01月07日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day07

『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]、最新作第三話『百舌』そして後日談、おまけシナリオまで完了。
 御神楽時人復活とともに、収録した旧作までひっくるめて大団円と呼ぶに相応しい幕切れ。実に雰囲気のある作品でした……が。
 相変わらず犯人が微妙に間抜けです。そこでそんなことしなきゃ無事逃げられただろうに、そこまでして最後の目的を果たしたかったか。ラストシーン、ある人物の台詞からするとどうやら別に大きな目的があり、それが瀬戸際で頓挫したような気配があるが、そちらのためにはもう一つの目的は邪魔だったはず。そこに固執してしまうあたり、やっぱりこのシリーズの犯人には「詰めの甘さ」が目立つ。いまいち大物になりきれないのだ。彼らと比べれば、第一話の脇に登場したある人物のほうが遙かに迫力がある。
 御神楽探偵事務所大陸編とも呼ぶべき最新作のエピソードすべてを内包する壮大な冒険譚、のはずなのだが、最後に辿り着く犯人のその妙な矮小さのためにどーしても最後で尻すぼみになった感は否めない。旧作において私が指摘したある問題を、恐らくは制作者自身も気に留めていたのであろうと思われる筋書き、その精神は高く評価するものの、やっぱり完全に払拭するには至らなかった、というところか。もし次を考慮しているなら、いっそもうひとまわり上の素材を用意してほしい。
 後日談は、それぞれのエピソード終わりのほうの選択肢で贔屓したキャラクターとのラヴシーン。全部押さえておくと選び放題だが、けっきょく一箇所しか行けない……まあ、事前にセーブして繰り返しリロードすれば三回で回収できるんですけど。どうせ後日談と銘打つなら、キャラひとつずつにもうひとつの軽い謎解きを挟んで、完全な形で御神楽時人の復活を謳うぐらいの色気が欲しいところだった。
 いずれにしても、文字通りの大団円はシリーズ続編に大いに期待を持たせます。応えてくれる日をゆっくりと待ちましょう。

 それにしてもそれにしても、本当に彼女たちはアレの正体に気づかなかったのでしょうか。あんなあからさまだったのに。そもそもあの人はいったい何をするために現れたのか……

 陰でこそこそと『ななみとこのみのおしえてA・B・C』(Studio Ring/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]もきっちり終わらせた(別に書くほどの感想はなし)ので、よーやくこないだ安売りで購入した『FINAL FANTASY XI』(SQUARE SOFT/SQUARE ENIX/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]を始め……ようとするが、いかんせん前段階が長い。インストールに時間はかかるしメンバー登録のための手続きは煩雑、でもないのだけどソフトそのものに不備があるようで必要項目の登録にやたら手間取るし、ようやく登録が終わったと思ったら膨大な量のアップデートファイルが落ちてきて、再起動なんて古い手続きまで踏まされるしで、本題である『FFXI』の起動にすらなかなか辿り着かない。実はこの日記のここらあたりまでの文章は、待ち時間のあいだに記したものだったり。
 ……などと書いていたら、バージョンアップの残り時間に10時間なんて数字が表示されてげんなり。やがて就寝しないとあかん時間になってしまったため、更新もいったん断念。確かに仮定の数値だろうけど、ふつうこんなん見たら遊ぶ気にならなくなるだろ……対策講じようよう。いったんアップデートが始まると、順次データは保存されていくので、接続するごとに所要時間は短くなっていくんですが、そんくらいは当たり前なわけで。就寝前、試しにもう一回繋いでみたところ、残り七時間半くらい……無理だってば。出勤時間だってば。
 出勤後の空き時間に問い合わせしようとしたらマニュアルに載っている電話番号が「現在使われておりません」になっていて、Play Onlineのホームページで番号を調べてから連絡。どうやら膨大な差分をCD-ROMなどの別手段で供給するという準備はないとのことなので、それはどうよ、というのと、ついでに幾らなんでも「現在使われておりません」はないだろーという意見を伝えて切る。
 そして帰宅後、すぐさまプレイオンラインビューアーを起動して、バージョンアップのみのためにゲーム画面に接続する。と、昨晩の段階では7時間近く残っていたはずの予想所要時間が、2時間半程度に激減していた。たぶん、混み合う時刻かそうでないかの違いだとは思うが……違いすぎます。どっちにしたって、まだ実際に遊び始めるまでには時間がかかりそうなのでした。

 今月あたりから急激にホラー映画の公開予定が立っていてたいへん楽しみにしているのは前に記したとおりですが、それ以外で期待しているのは、『ミスティック・リバー』『解夏』など分かり切った大作・期待作を除くと――ジョン・キューザック主演『アドルフの画集』。なんかやばげな題名だ、ぐらいにしか思っていなかったのですが、劇場で予告編を観たあたりから急激に期待が高まってます。
 およそ推察できるとおり、時代はナチス台頭以前のドイツ。ジョン・キューザック演じる画商が若く力もないただの画家だったころのヒトラーと出会い、彼を盛り立てるために奮闘するが……といった話のようだ。ポイントはこの若き日のヒトラーをノア・テイラーが演じていること。部品は似ているけど全体的な造作は違う、しかし演説術を教え込まれた以降の迫力はまさに実物そのもの。理想に燃える若者だったヒトラーが変貌していくさまを描いているようで、重厚なドラマが期待できそう。

 本日のお買い物
1,香納諒一『幻の女』(角川文庫/角川書店) [bk1amazon]
2,岩川 隆『殺人全書』(徳間文庫/徳間書店) [bk1amazon]
3,江戸川乱歩『江戸川乱歩全集第14巻 新宝島』 [bk1(ISBN)amazon]
4,ミステリー文学資料館・編『甦る推理雑誌(10) 「宝石」傑作選』(3と4、光文社文庫/光文社) [bk1(ISBN)amazon]
5,和月伸宏『武装練金(1)』(少年ジャンプコミックス/集英社) [bk1(ISBN)amazon]
6,『怪談新耳袋 ―近づく編―』(KING RECORDS/DVD Video) [amazon]

 1は推理作家協会賞受賞作。調べてみたら持っていなかったので購入。実はけっこう思い入れのある作家だったりします。2は光文社文庫から刊行されていた大部のノンフィクション。いつか買おういつか買おう、と思っているうちに店頭から姿を消してしまったので、個人的に幸いな復刻でした。……でも、bk1でもamazonでもまだちゃんと取り扱いしてるな。
 毎月恒例の3は表題作と『智恵の一太郎』の少年もの二本に、『偉大なる夢』の合わせて三長篇を収録。シリーズ最後となる4は帯にもあるとおり“真打ち”の登場。やや通好みの作品群に、いまだ現役を貫く山沢晴雄氏のエッセイなどを併録。
 5は『るろうに剣心』の和月氏久々の新作。題名といいモチーフといい全般に既視感を覚えるつくりだが、筋運びは丁寧な印象なのでちょっと継続して読んでみましょう。しかし、あとがきなどの文章は相変わらずネガティヴだにゃー。
 こちらもちょっと久々となる6は、昨年夏に放送された『新耳袋』映像版第二シリーズのソフト化。『血を吸う宇宙』の佐々木浩久に『渋谷怪談』の公開を控えた堀江 慶、『真・恐怖体験』の太田隆文という三人の監督による作品全七本を収録。さっそく二本鑑賞しましたが、『現場調書』がちょっといい感じ。この映像化は全体に要素を足しすぎて失敗している傾向があるんですが、はて他の作品はいかなものか。ただ、ホラーとしての出来はさておき、私はこのシリーズの自主製作というかミニシアター向けというか、そのチープな味わい自体がけっこう好きだったりするのです。


2004年01月08日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day08

 年明けてからこっちゲームのことばっかり書いている気がしますがまあ深く考えまい。『FINAL FANTASY XI』(SQUARE SOFT/SQUARE ENIX/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]、どうにかバージョンアップ終了。
 早速キャラクターを作って動かしてみる……が、これがなかなか掴みにくい。視点やメニューなど幾つもの項目があり、それらのキーボードに対する割り当てが感覚的に理解しづらい。結局、ゲームパッドと併用した方が扱いやすそうなのだけど、そうすると会話などにいちいちキーボードに戻らねばならないわけで……まあ、そのくらいの不便は仕方ないか。
 現在、慣らしとして単独でNPCに話しかけまくったり、野うさぎいぢめたりしている最中。そのうちにずいぶん前から嵌っているらしい某氏にお付き合いいただく予定だが、それまでにもーちょっと操作に慣れておきたいところ。

 諸般事情により本日はお買い物なし。


2004年01月09日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day09

『FINAL FANTASY XI』(SQUARE SOFT/SQUARE ENIX/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム) [amazon]、練習中。いちどキャラを潰して、また仕切り直してみる。今夕、某氏からワールドパス(知人友人と同じサーバで遊ぶために必要なパスワード。ゲームの中で発行される)を頂戴したので、読書とか色々片づいた深夜くらいに、本格的に始めてみるとしよう。

 本日のお買い物
1,梅川和実『ガウガウわー太(8)』(BUNCH COMICS/新潮社) [bk1amazon]
2,太田忠司『新宿少年探偵団 大怪樹』 [bk1amazon]
3,高田崇史『QED 龍馬暗殺』 [bk1amazon]
4,森 博嗣『四季 秋』(2〜4、講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]
5,カーター・ディクスン/中村能三[訳]『爬虫類館の殺人』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
6,ピーター・ラヴゼイ/山本やよい[訳]『最期の声』(早川書房) [bk1amazon]
7,『ウェイキング・ライフ』(20世紀フォックスホームエンターテイメント/DVD Video) [amazon]

 一ヶ月遅れの1は、まだ続いていた誘拐編のおしまい。このあといったいどうなるんでしょう。2はシリーズ八冊目、残すところあと一冊、だそうです。3は次回MYSCONのゲストに決まった著者の最新作。4は……あれ? 結局、犀川も出てくるんですか??
 5は突如として、ほとんど外的要因なしに集めはじめているカーの作品より、第二次世界大戦下のロンドンを舞台に繰り広げられる爬虫類づくしの殺人事件を描いた長篇。久々という気がする6はダイヤモンド警視シリーズ最新作、原題は“Diamond Dust”。警視の愛妻が殺され、しかも警視がその殺人容疑を受けるというショッキングな内容。何処へ行くんだこのシリーズ。
 7は発売を待ち焦がれていたDVDのひとつ、『恋人たちの距離』『テープ』のリチャード・リンクレイター監督の挑戦的実験的作品。実写で撮影したものを、場面ごとに受け持ちのクリエイターに渡して、それぞれの手法でデジタル・ペインティングさせた、異色のアニメーションなのです。劇場で観たかったのだが、当時はまだ恵比寿まで縄張りを広げていなかったため、手をつかねているあいだに上映が終わってしまった。それから一年以上、最近の作品としては珍しいブランクを置いてようやくの発売なのです。早速頭だけちょこっとつまんでみる。――凄いぞ、これは。間違いなく、観たことのない映像空間がそこにある。


2004年01月10日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20040101~.htm#Day10

 デニス・ルヘイン/加賀山卓朗[訳]『ミスティック・リバー』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1amazon]読了。感想はこちらから

 週末恒例の映画鑑賞は、先週訪れたばっかりの丸の内プラゼールへ。また映写機トラブルが起きやしないかヒヤヒヤしつつ、本日初日、アカデミー賞最有力と噂されるクリント・イーストウッド監督最新作ミスティック・リバー』(Warner Bros.・配給)を鑑賞。感想は「“とどめなく”ってわざと言ってますよ、たぶん」からどうぞ。まさにこのために昨晩原作を読み終えたばかりだからこそ断言できる、この映画化は完璧です。何も文句がつけられません。

 本日のお買い物
1,ジェイムズ・エルロイ/佐々田雅子[訳]『わが母なる暗黒』(文春文庫/文藝春秋) [bk1amazon]
2,あざの耕平『Dクラッカーズ7−2 王国-a boy & a girl-』(富士見ミステリー文庫/富士見書房) [bk1amazon]
3,桜野みねね『まもって守護月天! 再逢(3)』 [bk1amazon]
4,浅野りん『天外レトロジカル(3)』(3と4、BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1amazon]
5,『戦場のピアニスト [初回限定プレミアムBOX]』(東芝デジタルフロンティア、Amuse Pictures/DVD Video) [amazon]

 1はエルロイの自伝的小説だが、主眼は彼が十歳のときに殺害された母の話。未だに解決していない事件を巡る著者の葛藤と、再捜査の過程を描いた作品とのこと。文庫化を待ち焦がれてました。2は遂に完結……一巻しか読んでないので、そのうち一気に読もうかな。
 3と4はさておき、発売からだいぶ経った5は、自分で観たいのもあるがそれ以上に両親に見せてあげたかったので。今日はWポイントの日だったし。劇場鑑賞時の感想はこちら

 本日より放送開始の『ほんとにあった怖い話』を試しに観た。
 あまり評価していない鶴田法男氏の演出だが、尺の制約もあってかナレーションや説明じみた台詞が少ないおかげで、再現シーンの出来はそれなり。稲垣吾郎が司会を務めるスタジオ収録部分で変なオカルト解釈の講義なんかしたりしなければもっといいんだけど。
 とは言え、スタジオ部分は集まった子供達の新鮮な反応と、開き直ったようにチープな演出が却って妙なほのぼの感を醸し出していて、色々と割り切った上でならけっこう楽しめた。『新耳袋』とか『超怖い話』などのことをまったく知らないビギナーが怪談やホラーに嵌るきっかけぐらいにはなりそうな雰囲気はある。
 ……但し、つっつきどころも少なくないので、スタッフにそれなりの覚悟がないと早々に撤退させられると思いますが。隣にはけっこう安定志向の番組が並んでることだし。

 昨晩・今晩と二夜連続で放送された『Dr.コトー診療所 特別編』、撮り下ろし場面は少ないだろうと察していたにも拘わらず、ぜんぶきっちり鑑賞してしまった。改めて出来のいいシリーズだったと思う。僅かな撮り下ろし部分も、シリーズ本編で拾い損ねていた原作の美味しいところをちゃんとラストで採りあげていて、仕事ぶりは悪くない。続編も期待したいところだが……キャストが売れっ子揃いなので、難しいだろうなー。

 本日の更新は『ミスティック・リバー』づくしでお届けしました。


宣伝とかお薦めとか告知とか。

お薦め品
CD
村上“ポンタ”秀一『30YEARS ANNIVERSARY “MY PLEASURE”』 (3 viewsVictor Entertainment) [amazon]
マイルス・デイヴィスが名指しでライブへの参加を要請したドラマー・村上“ポンタ”秀一デビュー30周年記念アルバム。ゆず、福山雅治、槇原敬之、角松敏生&南佳孝、吉川晃司、武田真治、ゴスペラーズ、Kiroro、Tina、Keiko Lee、ブレッカー・ブラザーズ、ジョン・スコフィールド、坂本龍一……綺羅星の如きゲスト・ミュージシャンが結集した、贅沢でヴォリューム満点の一枚。2003年12月03日発売。
DVD
アラン・パーカー監督『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』 (Universal Pictures Japan) [amazon]
死刑執行前、三日間を費やした一対一のインタビュー、そこから導かれる衝撃の結末――2003年11月28日発売。→深川の感想
リチャード・リンクレイター監督『テープ』 (アミューズソフト販売) [amazon]
安モーテルの密室、僅か三人の会話のみで展開する記憶の迷宮。2003年12月26日発売。→深川の感想
宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)

本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん


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2003年12月下旬
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