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2003年12月21日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day21お買い物にも出かけず、軽めの本を読んで過ごす。元田隆晴・編著『病怨 医療関係者、心霊体験告白!!』(竹書房文庫/竹書房) [bk1/amazon]を読了、感想はこちらから。もう一冊読み終わりそうなのですが、テレビで『グリーン・デスティニー』を観はじめてしまったので中断してます。
2003年12月22日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day22昨晩テレビでやっていた『グリーン・デスティニー』……個人的には好きだが、よくアカデミー賞外国語映画部門賞が取れたよなー、と思う。詰め込みすぎで話が支離滅裂になってるやん。
映像は美しいし、戦闘場面の華麗さは絶品なのだが、話は週刊誌連載漫画のダイジェストを見ているようでついていけなくなる箇所が多い。なんだか実力のほどが定かでなく、ただ出番を用意されただけ、という風情のキャラもちらほらと存在する――特にあの彼氏、実力があるんだかないんだかさっぱり解らない。
ヴィジュアルへのこだわりがメインで、話のうえではチョウ・ユンファの貫禄と、チャン・ツィイーの覆しようのない愛らしさだけが際立った作品。アクションの完成度と説得力は『HERO』より上だが、筋書きの深さではあちらに軍配が上がる。少なくとも、2時間足らずの尺で伝えるべきものは完璧に伝えている、という点で。
……でも私は好き。いかにも中国らしい、スピードと力強さの備わったアクションと、ある意味お約束をすべて裏切るようなクライマックス。ヴィジュアルの美しさも含めて、ある種の頂点を示した作品であるのも事実でしょう。こないだの『エリン・ブロコビッチ』同様、DVDは特別価格の期間が終了して、3800円になってます。ちくしょー。山田奈緒子『超天才マジシャン山田奈緒子の全部まるっとお見通しだ!』(ワニブックス) [bk1(ISBN)/amazon]読了。感想はこちらから。なんでこんなんで必死に感想書いてるんだ私は。
本日のお買い物
1,城平 京・木村有里『ヴァンパイア十字界(1)』 [bk1/amazon]
2,城平 京・水野英多『スパイラル〜推理の絆〜(10)』(ともに、ガンガンコミックス/SQUARE ENIX) [bk1/amazon]
城平作品二本立て。1は新人漫画家さんとのコンビによる新シリーズ、題名から一目瞭然の吸血鬼テーマもの……最近とみに多いな。2は長かった鍵……もといカノン編終了。でもまだ先が見えません。年末のスペシャル番組はいまいち観る気がおこらんなあ、などと思っていたら、何気なく点けた『ブラックジャック』をまともに観てしまった。シナリオも作画もシンプルだが、それが却って面白かったり。
2003年12月23日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day23いまDVD−BOXを買うとしたら、私の場合『怪奇大作戦』ではなく『古畑任三郎 1st Season』なのです。でも悩んでます。買ったが最後、次のシーズンも買わないとあかんようになるもんなー。
三津田信三『百蛇堂 怪談作家の語る話』(講談社ノベルス/講談社) [bk1/amazon]読了。感想はこちらから。購入後早いうちに手をつけたのに、あいだに資料だ怪談だ企画ものだと挟んでいたらこんなに時間がかかってしまいました。本書の場合はそーいう読み方は止めた方がいいです。個人的には『蛇棺葬』単体でも充分に面白かったのですが、本書と併せて読むと更に素敵。感想の方でも書いてますが、これから読まれる方は是非とも二冊揃えて、立て続けに読むことをお薦めします。
正月を控えて上映作品がほとんど入れ替わってしまい、観たい作品がまた貯まってきました。休日も無駄に出来ません。そんなわけで本日鑑賞したのは、この時期大量に登場する「アカデミー賞最有力」作品のひとつ、アイルランドからアメリカに移住した家族の物語『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』(20世紀フォックス・配給)。感想は、「それでも時々サマンサ・モートンがプリコグに見えてしまいました」からどうぞ。皮肉な書き方しましたが、完成度の高い秀作です。
本日のお買い物
1,志村貴子『ぼくは、おんなのこ』(BEAM COMIX/enterbrain) [bk1/amazon]
著者の『コミックビーム』初登場短篇を表題作とした短篇集。まるで『放浪息子』のプロトタイプのような表題作はじめ、その後の連載作品に通じるテイストの作品が並んでます。
2003年12月24日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day24『TRICK』第三シリーズ全話のDVD化終了。これで四月の発売まで繋げられるぞ、と。
ついでにepisode5を見直してみる。……やっぱり、ノヴェライズや山田本と内容が微妙に違う。無理に脚本に合わせるよりはずっとあのスタッフらしいけど。買い物に出ず、今日までに読み終えて感想をアップするつもりだった『ポアロのクリスマス』もまだ半ばぐらいなので、特に書くことなし。
2003年12月25日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day25アガサ・クリスティー/村上啓夫[訳]『ポアロのクリスマス』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]読了。感想はこちらから。やー、満足満足。でもそろそろ田園ミステリに倦んできました。
今夜の『アンビリバボーSP』は聖夜の恐怖特集。わーい、久々にネタに出来るーっ!
……と思ったのに、拍子抜け。前ふりがやたらと長くて、その長さにほとんど意味がない。映像そのものは誤解のしようがない、少なくとも疑いの余地を容れないなかなかの出来のものばかりなのだが、検証やあおりが長すぎて段々苛立ってくる。しかも、出てきた不可解な代物をあれの霊か、いやこれの霊だ、などと過去の出来事に無理矢理当てはめようとしすぎて、映像そのものの不気味さを却って相殺している。
映像自体はかなりの代物が多いのだから、余計な因縁話など短めにしてこれでもかとばかりに映像を見せればいい。二時間半にだらだらと引き延ばすのではなく通常の一時間枠、譲っても一時間半程度で片づけたほうが、遙かに迫力があったはずなのである。相変わらず『アンビリバボー』のスタッフはこーいう恐怖ものの処理が駄目だなぁ、と溜息を吐きながらも、それはそれで嬉しい、という妙な気分を味わうのでありました。本日のお買い物
1,山田貴敏『Dr.コトー診療所(12)』(ヤングサンデーコミックス/小学館) [bk1(ISBN)/amazon]
2,近藤みゆき・訳注『和泉式部日記 現代語訳付き』 [bk1/amazon]
3,原岡文子・訳注『更級日記』(2と3、角川ソフィア文庫/角川書店) [bk1/amazon]
4,アガサ・クリスティー/羽田詩津子[訳]『アクロイド殺し』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
5,田中芳樹『タイタニア<2> 暴風篇』(EX NOVELS/SQUARE ENIX) [bk1/amazon]
6,『テープ』(アミューズソフト販売/DVD Video) [amazon]
7,岡村と卓球『The Album』(Ki/oon Records/CD) [amazon]
1はこの手の作品にしては珍しく、着実と年月を重ねていることを感じさせる最新刊。ドラマ版では島の職員という設定になっていた、星野さんの父親が初登場。
恒例の資料目的である2と3のあとは、12月発売の新訳である4。解説は笠井潔氏です。5は復刻版の第二巻。
6は劇場で観て惚れ込んだ一本。モーテルの一室、たった三人の登場人物が繰り広げる、ある意味極限のサスペンス。『キル・ビル』の復讐する花嫁役で高い評価を受けるユマ・サーマンが夫イーサン・ホークと共演したことでも知られてますが、その後作品を地でいくようなゴタゴタもあったよーです。劇場鑑賞時の感想はこちら。
7は昨年末に一枚だけマキシシングルをリリースした贅沢きわまりないユニットが、これっきりと宣言してふたたびリリースしたアルバム。お約束のリミックス以外に、『ウキウキWATCHING』なんてのまで収録されてます。
あと、あるゲームを買おうか迷っていたのですが……もうちょっと悩ませてください。さすがに原作読んでないからにゃあ……
2003年12月26日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day2625日に籍を入れる人って多いんだなあ。しみじみ。
昨晩の更新時点では、『アンビリバボー』鑑賞で忙しくて聴いている暇がありませんでした。その後、作業しつつ岡村と卓球『The Album』(Ki/oon Records/CD) [amazon]を聴いたので、簡単に感想など。
『NO PLAN』はふた廻りで飽きが来た(でも聴いてる)。岡村と卓球は、えんえん回しっぱなしでも飽きが来ない。それが差。
一時代を築いたふたりが、互いのスタイルを大幅に崩さず馴染ませながら組み立てた、職人芸とも言えるアルバムでした。喘ぎ声は入ってるわ『funky pink rotor』なんて曲があるわ(「だろ?」が素晴らしすぎる)、テクノ版『ウキウキWATCHING』なんて序の口に過ぎません。
基本は石野卓球のスタイルに則ったアレンジだが、ラストに収録された、唯一のシングル『come baby』の岡村靖幸リミックスのみ、まさに彼らしいアレンジ。突然世界が紫色に変わります。
どちらか一方のファンであればまず確実に満足のいく仕上がり……だと思うんだが、それ以外の人にはどうなんだろう。濃すぎるかもなあ。本日のお買い物
1,アガサ・クリスティー/加島祥造[訳]『ナイルに死す』(クリスティー文庫) [bk1/amazon]
2,デニス・ルヘイン/加賀山卓朗[訳]『ミスティック・リバー』(ハヤカワ文庫HM/1と2、早川書房) [bk1/amazon]
3,『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]
1は中近東ものの代表作のひとつ。さだまさしがアルバム『夢回帰線II』のライナーノートで名前を挙げていたことから、個人的にはクリスティーと言われて何よりも先に思いつく作品となっていたり。そのわりに未読となっていたのは――『そして誰もいなくなった』などと比べると、「一般受け」という先入観があったから。昨日は「倦んできた」などと書きましたが、まだまだ読む気は満々なので、早いうちに着手したいところ。
2は今度のアカデミー賞で冗談抜きに最有力視されているクリント・イーストウッド監督作品の原作。親本も持ってるんですが、映画の素材を利用したカバーが良かったので購入してしまいました……とほ。手軽なので、予習はこれで済まそうかな。来年1月10日公開。
3は本格的なミステリ・ゲームとして好評を博したシリーズの続編を、18禁ゲーム業界老舗のエルフが製作したもの。旧作二本のベタ移植版も同梱しているとあって、評判を聞きながら手をつかねていた私には渡りに船の一本。メーカー通販にて購入しました。第一作から順にゆっくり遊ぼうっと。あと、こんなんも届きました。
4,京極夏彦『掌篇妖怪草紙巻之一 川赤子』(講談社/非売品)
『姑獲鳥の夏 愛蔵版』の応募者全員プレゼント。ちゃんと本の体裁を取ってますが、どっちかというと「読むことも出来る小物」。
2003年12月27日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day27早速『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]をインストール。まずは操作と作品世界に慣れるため、第一作のベタ移植版、しかも練習用のエピソードから始めてみる。
……いいねえ。
あくまで練習のためのシナリオだろうから、折角の謎が充分解かれてないぢゃん、というツッコミは抜きにしよう。コンシューマー版のときに購入を躊躇した理由である“推理トリガー”というシステムが思ったよりも解りやすく、ゲーム性の向上に役立っていた。大正時代の雰囲気もそれなりに出ている。悪くない。あとは、物語の冒頭でそれぞれの章題を掲げるとか、その手の外連があってもいいように思うくらいで、今のところは好感触。
第一作本編になだれ込みつつ、ついでに『新・御神楽〜』のほうもちょっと進めてみる。elfのスタイルとオリジナル版スタッフのスタイルが混淆しているような感じで、塗りやアニメーションはいかにもelfっぽくなった一方で、セーブ・ロードポイントが制限されていたり、システムが従来のelf作品と比べて微妙に違う。立ち絵のアニメーションが無くなったのが、並行して遊んでいるとちょっと寂しいが、まああれはPSのシステムだからこそ出来た(いい意味でも悪い意味でも、ね)ことであり、概ね納得できる変更。
とまあ、今のところ不満材料はほとんど出てきていないので、ゆっくり楽しめそうです。本日の映画鑑賞は梯子、しかも双方の距離は山手線八駅分。
まず最初は日比谷にて、15人の監督によるオムニバスのうち八本を収録した『10ミニッツ・オールダー イデアの森』(日活・配給)。感想は「10かける8で上映時間の総計が80分(+オープニング&エンディング)できかないのはどーしてでしょ。」からどうぞ。
観賞後、慌ただしく駅に戻って今度は恵比寿へ。軽く食事を摂ったあとに鑑賞した二本目は、同じオムニバスの残り七本を収録した『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』(日活・配給)。感想は「同じくこちらは10かける7なのに92分……?」からどうぞ。こんな馬鹿な梯子をするのは相当な物好きだろうな、と思っていたら、同じ有楽町駅から山手線に乗り込み、しじゅう映画の話を続け、同じ恵比寿駅で降りた二人組が近くにいて苦笑した。劇場でまでは確認しなかったが、たぶんいたんだろーなぁ。
非常に濃い内容だったうえに、ふたつとも駅から劇場まで妙に距離があったため、精神的にも肉体的にも疲れたものの、充実した一日でした。でもたぶん明日はきっと筋肉痛。『めちゃイケSP』が放送事故だー。こんなん久々に見たー。なんか普通の番組よりよっぽど楽しいー<悪魔
本日のお買い物
1,山田正紀『サイコトパス』(光文社) [bk1/amazon]
2,『ななみとこのみのおしえてA・B・C』(Studio Ring/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]
どちらもamazon.co.jpでの注文。1はSFシチュエーションを導入した最新作。2……深く追求しないでください。なんかやたらと目について、気づいたら注文してました……。
2003年12月28日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day28疲れのせいか、昨晩はいつもより早めに就寝した。ために、あの危険なゲームは……多少進めた。でもちょっと引いた。こんな会話、私には無理です……システムは(台詞がいちいち再生できない不良はあるが)まあまあの出来、音楽もCGも丁寧な部類なので、仕上がりにそれほど文句はないのだけど……さすがにちょっと、付き合うのは大変そうです。
きのう「明日はきっと筋肉痛」と書いておきながら、今日も今日とて電車でお出かけ。コミケ――ではなく、たぶん今年最後となる映画鑑賞である。舞台挨拶に行くのを諦めたときからこのタイミングを狙っていた気がする待望の一本、さだまさし原作『精霊流し』(日活、東北新社・配給)。感想は「田中邦衛と高島礼子の夫婦という取り合わせって冷静に考えると凄いぞ」からどうぞ。期待通りで大満足。
劇場は今回初めて訪れる、新宿は高島屋にあるテアトルタイムズスクエア。テアトル系ということであんまり期待していなかったのだが(失礼な)、なかなかどうして、いい劇場でした。レイアウトはミニシアター風、出入り口からの光がスクリーンに影響しないようになっており、座席は急傾斜になっていて、前列の人の動きが気にならない。舞台挨拶などに使用する舞台は客席より更に低い位置に、柵で仕切った格好で配されており、スクリーンそのものはやや奥の高い位置に設定されていて、ほぼどの席からも均等に全体が眺められるよう配慮されている。音響もほどよく、座席の座り心地も上々。前後の間隔がやや狭く、ときどき後ろのじーさんが身動きするたびに背凭れを蹴っていたのが難だったぐらいで、あとは文句なし。今後かかる予定の作品も『アドルフの画集』『ぼくは怖くない』など良さげなものが並んでいて、贔屓の劇場になりそうな予感がします。しかし、窓口の奥に全く別のテナントである美容室がある、という構成はどーにかならなかったものか。変で面白かったけど。今年後半はホラー映画があんまりかからなかったなー、などと思っていたら、年明け以降香ばしそうなのが次々と始まるようです。先日の新耳袋で「ホラー専門の興行会社になるんか」とまで言われたArt Portが『ドラキュリアII』、『悪霊喰』を立て続けに配給する(後者は正確にはフォックスなんだけど)ほか、一月末に韓国産のホラー『REC』(バイオタイド・配給)が、二月あたまには『怪談新耳袋』第二シリーズにも参加している新鋭・堀江 慶監督作品『渋谷怪談』(ビターズエンド・配給)が控えてます。特に最後のなんか一挙二本同時公開(笑、って笑いごとかホンマに)です。早速前売り券を買ってしまったぞ。
本日のお買い物
1,『Ten Minutes Older Original Motion Picture Soundtrack』(Sony Music Direct Inc./CD) [amazon]
2,那州雪絵『魔法使いの娘(1)』(WINGS COMICS/新書館) [bk1/amazon]
3,宇仁田ゆみ『楽楽 宇仁田ゆみ作品集』(JETS COMICS/白泉社) [bk1/amazon]
4,田中ユタカ『初夜【ヴァージン・ナイト】』(竹書房漫画文庫) [bk1/amazon]
5,福谷 修『渋谷怪談』(竹書房文庫/4と5、竹書房) [bk1/amazon]
6,森岡浩之『月と闇の戦記(三) 神様はしらんぷり。』(角川スニーカー文庫/角川書店) [bk1/amazon]
7,アガサ・クリスティー/宇野輝雄[訳]『教会で死んだ男』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
8,『ジャーロ No.14 2004. WINTER』(光文社)
昨日鑑賞した映画のサントラを翌日、別の映画館のそばで買う。1は『10ミニッツ・オールダー』各作品のタイトル部分とオープニング・エンディングで演奏される曲を収録したもの。出来れば作中の曲も収録して欲しかったが、権利がややこしくなるので無理だったんでしょーね。どちらかというと『人生のメビウス』のトランペットの方が好きですが、『イデアの森』も渋くて良し。
2は最近新書館での新作が多い著者、久しぶりの巻数付きシリーズ。題名からは想像できないが、陰陽師の話である。現代に生きる本職の陰陽師に育てられた女の子の色々と鬱屈した生活を、ひねりを加えて描いていてなかなか面白い。3はこないだフェアにつられて購入した最新作品集がツボに入ったので購入。三年前に刊行された初期作品集です。4は親本がこの手の作品集としては異常な回転を続けるのを目の当たりにしていて興味を持っていたのですが、当時は買わずにそのまま。最近になって文庫化されたと不意に聞いて、買ってみました。
5は上に記した映画の、脚本家自らによるノヴェライズ。正直、小説としての出来には色々と不安材料があるのですが、ものは試しということで。6はシリーズ完結編。じわじわ集めている7は、ポアロものを中心にしたア・ラ・カルト作品集。8は……近所で何故か見つからず購入が遅れてました。
2003年12月29日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day29本当は昨日読み終えていたのですが言及する暇がなかったのでここで触れます。芦辺 拓『殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳』(カッパ・ノベルス/光文社) [bk1/amazon]読了。いま手をつけているものがけっこう厄介なので、恐らく今年最後の一冊となるでしょう。感想はこちらから。
本日のお買い物
1,Bela Fleck & The Flecktones『Ten From LITTLE WORLDS』(Sony Music Japan International Inc./CD) [amazon]
2,『初恋のきた道』 [amazon]
3,『ミッドナイト・エクスプレス』(2と3、Sony Pictures Entertainment/DVD Video) [amazon]
4,アガサ・クリスティー/鳴海四郎[訳]『白昼の悪魔』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
5,『ミステリ系音楽会の夕べ―ミステリ系サイト管理人古今東西―』
6,『ALMANAC―暦―2004』(Bonbee!)
7,『モエてん』(ケロQ/Windows98・Me・2000・XP対応ソフト/18禁)
年の瀬になっても買い物は止まらない。
1は世界的にも珍しい、バンジョー奏者が中心となったジャム・バンド久々のスタジオ録音盤。買ってから知ったのだが、日本では発売されていない三枚組のマニア向けアルバム『LITTLE WORLDS』というのが存在し、これはその中から完成度の高い10曲を選んで別に発売したものだとか。バンジョー主体というだけでも特異なのに、その曲調も他に類を見ないもので、前のスタジオ盤を繰り返し聴いている私には無視することなどとてもとても。
2と3はSPEの期間限定特別価格シリーズより。前者は『グリーン・デスティニー』『HERO』で圧倒的な存在感を見せつけたチャン・ツィイー主演のラブストーリー。あちこちの評判を聞いて、いつか見よういつか見ようと念じ続けていたもの。3は今年公開された映画のなかで特にお気に入りの一本『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』の監督アラン・パーカーがキャリア初期に手がけた代表作。なぜか一日一冊ずつ買っている4は、これで10月分コンプリートとなりました。……先は遠い。
実はコミケもちょっと覗きに行ってました。5から7のものを買い、企業ブースをてきとーに眺めて離脱しましたが。5は読んで字のごとく、内容はこの辺を参照のこと。6はノヴェライズを担当させていただいた『ALMA』の、イラスト書き下ろしカレンダー。買ったあとで、……30X30ってこんなにでかいんだ、と言葉を失ってしまった。7はイベント限定販売、『モエかん』の書き下ろし新作シナリオにドラマCD、マウスパッドに壁紙集を同梱したファン向け商品。そんなわけで、日中はビッグサイトをちょこっと覗き、お台場メディアージュにある蕎麦屋で昼食を摂ったあと、混雑する道をふらふらと堪能しながら帰宅。昨日・おとといに比べるとだいぶのんびり動き回っていたつもりだったが、やっぱし疲れました。年末は運転の下手なドライバーが多い。
2003年12月30日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day30本日も、入場規制が解かれる頃合いを狙ってビッグサイトを眺めに出かける。何せチェックどころかカタログじたい買っていないので、昨日のうちに確認できたところだけ神速の勢いで巡って離脱した。知り合いに挨拶とか考える余地もなし。
本日のお買い物
1,緋ノ丘終次『がけっぷち』(翼)
2,国樹由香『Three Years 〜こたくんといっしょスペシャル』(こたくんといっしょ)
3,犬上すくね+鈴木風太郎『全身焦燥家』(ワーカホリック+少年翁)
4,カーター・ディクスン/宇野利泰[訳]『赤後家の殺人』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1/amazon]
5,アガサ・クリスティー/桑原千恵子[訳]『五匹の子豚』(クリスティー文庫/早川書房) [bk1/amazon]
なんでこんなのを今頃突然、と思われるかも知れませんの4。お台場方面からの帰途、書店に立ち寄ったときに突然カーが読みたくなり、これは読んだ、あれは読んでないけど持ってる、と悩んだ挙句に手に取ったのが4だったのです。幸いにして重複はしてませんでした。
5は12月の新刊より。千街氏の解説によれば通好みの作品なのだそうだ。
2003年12月31日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20031221~.htm#Day31『新・御神楽少女探偵団』(elf/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁) [amazon]、まずは第一作第一話『幽鬼郎』、第二話『太白星』終了。
温い。ってゆうか、名探偵引っ張り出さなくても現場をもっと真面目に調べれば解るやろ。特に前者。まず最初に怪しいと思うだろそこ。突然意味不明のアクション場面があって、ぼんやり眺めてたら必要なところでクリックしなかったかどでゲームオーバーにされてもうた。なんじゃそりゃああ、と叫びつつも今度は無事にやり過ごす、が結局昏倒させられてる。おいおいやっぱり駄目じゃん、と思っていたら今度はゲームオーバーになるような目に遭わされた娘が何故か五体満足で帰されている。……私にはあなたの考えていることが解りません。行動一貫させてください。結末で示された理由からすると、どっちにしても無事だったんじゃんあれ。
“推理トリガー”というシステムは遊ぶ側に緊張感を齎すもので、それ自体は評価できるのだけど、移動できる場所が絞り込まれていなかったり調べられる箇所が解りづらかったりする場面が幾つかあって、そのへんを遊んでいるときの感覚は従来のコマンド虱潰し型AVGと大差なく、ちょっと失望した。ゲーム性を高めるなら、例えば同じような証言だけどポイントに違いがあるとか、複数の証言を積み重ねていくと点数が違うとか、そうした合わせ技をなるべく選択肢を絞った形でやって欲しかった。昔のパソコン用AVGのように選択肢が無尽蔵にあって結局何をしていいんだから解らない、というレベルではないので途中で投げ出す、というところまではいかないものの――ただそれも、ある程度はネタが読めるからなんだけど――もうちょっと配慮が欲しかった。
雰囲気作り、そして詰めに至るまでの自然な筆運びは優秀。でも、それを全体として眺めると、乱歩の通俗長篇をライトに描いたような感覚どまり。いわゆる探偵小説の雰囲気はよく出ているけれど、本格ミステリとかパズラーと呼ばれる段階には達していない。翻って、その軽さがゲームとして受け入れやすいバランスを保っているとも言えるのだけど。
と、少々きつい論調で記してはいるけれど、おおむね楽しんでいるし、もっと遊んでみたい気にはさせられる。好印象であることにそんなに変わりはなかった。一月いっぱいくらいかけてゆっくりゆっっっくり遊びます。ついでに今年最後の映画感想。このあいだDVDで購入してきた、チャン・ツィイー主演『初恋のきた道』(Sony Pictures Entertainment) [amazon]。感想は「でもHEROのときの可愛さには達していないような……」からどうぞ。
本日のお買い物
1,『ラストシーン [デラックス版]』(Pioneer LDC/DVD Video) [amazon]
今年最後のお買い物は、『女優霊』『リング』の中田秀夫監督が2002年に発表した作品。映画人による映画人のための映画であり、密かに優れた怪談でもあったりします。発売が八ヶ月も前の作品をなぜ今頃買ったかというと――これ、販売店のセールなんだと思うのですが、本数限定で1905円(つまり税込み2000円)で売っていたのを発見して、飛びついてしまいました。劇場鑑賞当時の感想はこちらから。ちなみに、同じ店の別の棚ではほぼ定価の値札をつけて売ってました。では、良いお年を。
宣伝とかお薦めとか告知とか。
お薦め品
CD
村上“ポンタ”秀一『30YEARS ANNIVERSARY “MY PLEASURE”』 (3 views/Victor Entertainment) [amazon]
マイルス・デイヴィスが名指しでライブへの参加を要請したドラマー・村上“ポンタ”秀一デビュー30周年記念アルバム。ゆず、福山雅治、槇原敬之、角松敏生&南佳孝、吉川晃司、武田真治、ゴスペラーズ、Kiroro、Tina、Keiko Lee、ブレッカー・ブラザーズ、ジョン・スコフィールド、坂本龍一……綺羅星の如きゲスト・ミュージシャンが結集した、贅沢でヴォリューム満点の一枚。2003年12月03日発売。
DVD
アラン・パーカー監督『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』 (Universal Pictures Japan) [amazon]
死刑執行前、三日間を費やした一対一のインタビュー、そこから導かれる衝撃の結末――2003年11月28日発売。→深川の感想
リチャード・リンクレイター監督『テープ』 (アミューズソフト販売) [amazon]
安モーテルの密室、僅か三人の会話のみで展開する記憶の迷宮。2003年12月26日発売。→深川の感想
宣伝
10/18発売
Bonbee!・原作/深川 拓・文『小説版 ALMA〜ずっとそばに〜』(Heart Novels/宙出版)
本体価格857円 ISBN 4-87287-896-5 [bk1/amazon]
2003年05月に発売され好評を博した美少女ゲームのノベライズ。挿絵は神藤みけこさん。
当サイトは、bk1のブリーダープログラム、及びamazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加しております。
「本日のお買い物」の後ろにある[bk1/amazon]という項目をクリックすると、当該商品の購入画面にジャンプいたしますので、ご利用ください。
bk1については、こちらで検索も出来ます。
2003年12月中旬
2004年01月上旬
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