「咲-Saki-」舞台探訪

−長野県内編 その5−



舞台探訪者の心得
 ・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
 ・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
 ・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
 →協賛サイト:舞台探訪ルール

 ('10.01.31 内容を少し整理しました)
 長野市内の鶴賀学園関係の物件が増えたため、ページを分けました。



 第3巻 P193に出て来た駅前らしい光景、どこかで見た記憶があって、「こんな大画面のオーロラビジョンがある駅前というと、東京の立川駅だったかな〜?」とか考えていたのですが、その正体は…、

「ついに副将戦を迎えます!!」(第3巻 P193)

 長野市のJR長野駅善光寺口駅前でした。正面は、私もよくお世話になっている書店、平安堂長野店さんです。
 [地図で見てみる]

 実際にはオーロラビジョンじゃなくて、回転式の広告板だったという。
 作品中では、まるで駅前のコンコースのように見えますが、実は歩道橋の上です。
 地方の県大会の中継を全国放送するとも思えないので、地元の街角の風景という設定でしょうか?

  ('09.09.21 追加)
「しかもまた嶺上開花!」(第7巻 P48)

 その後、第53局[勝利]で再登場しました。

  ('10.08.22 追加)
蒲原「パブリックビューイングとかいうやつだなー」(第8巻 P107)

 その後、第67局[応援]でも再登場しました。
 この場所は、駅前で人通りが多い上に、すぐ横がバス停のため、撮影しているとまさに「パブリックビューイング」状態を味わえます(笑)

  ('09.11.01 追加)
第7巻 P5

 第51局[迷乱]の冒頭に登場した時計台は、↑の広告板と駅をはさんで反対側の東口にあります。時計の周りの意匠は、長野県の特産品のリンゴだそうです。
 [地図で見てみる]

第32局[先輩] 扉絵(第4巻 P149)

 まずは第32局扉絵から、モモと加治木先輩が立っている街角の背景。
 場所は、長野市権堂町の権堂東入口。
 二人の影が西に延びているところからすると、朝の登校中という設定でしょうか?
 [地図で見てみる]

 中央に見えるのは権堂町商店街のアーケード。作品を見て、権堂町だという事は気づいたのですが、一般的には「権堂町商店街」というと西の反対側にある市の中央通りに面している方が繁華街でして、最初はそっちへ行ってしまいました。どうしてこっち側をモデルにしたのだろう?…

  ('08.08.11 追加)
 ここから100mほど北に歩くと…、

第38局[結託] 扉絵(第5巻 P85)

 モモと佳織が描かれた、第38局[結託]の扉絵の場所があります。
 [地図で見てみる]

  (以下、'08.04.19分)
 そして今度はここから100mほど歩いて、イトーヨーカドー長野店の横まで行くと…、

モモ「その時間が楽しいこともある」(第4巻 P166-167)

 はい、モモと加治木先輩のデート(?)シーンの背景ですね。
 ここは、長野市権堂町の秋葉神社です。
 [地図で見てみる]

  (以下、'08.08.11 加筆修正)
 さて、どうしてこの一帯がこんなにも鶴賀学園メンバーが登場する『鶴賀スポット』なのか?
 その疑問に対するヒントが、実は、↑の地図の中にありまして…、

 ここは、長野市大字鶴賀権堂町なのです。
 信じられないが、本当だ。

 あまりにも出来すぎた話なので、正直、第32局の時は半信半疑でした。
 しかし、それから4話後の第36局になって再びこの場所を背景に選んだという事は、これはもう意図した背景セレクトとしか考えられません。
 ふつうの読者には絶対に分からない、ステルスモモ級のネタ。それをこんな風にさりげなく仕込んでいるとは、小林立先生、素晴らしすぎます。

 −謎が謎を呼んで次回へ続く−

  (以下、'09.09.21 追加)
 …と、以前に書きましたが、本当にその後も続いてます(笑)

「県予選決勝二度目の数え役満!」(第7巻 P48)

 ここは、長野市権堂町のパーラーGOD(すごい名前だw)の屋上駐車場。
 塩尻市でも2ヶ所の屋上駐車場から撮影された背景がありましたが、どうも小林先生は屋上駐車場好きなようです(笑)
 一般の有料駐車場として利用できますので、お店の迷惑にならないよう、念のため車で行って駐車場を利用しましょう。
 [地図で見てみる]

 第44局[咆号]で描かれた風越女子のキャプテンと華菜のきずな。それは飯田市風越山山麓を舞台とした映像的なシーンでした。
 そして、それに対応するかのように描かれるのが、第45局[解放]での鶴賀学園のかじゅ先輩とモモのきずな。それは、長野市を舞台とする映像的なシーンだったのです…。

ゆみ「…今さらの質問だな」
桃子「3年生は秋の選抜には出られないんすよね」
(第6巻 P56 上段)

桃子「私と先輩が一緒にいる意味ってなくなっちゃうんすっか?」
ゆみ「…それは…」
(第6巻 P56 下段)

ゆみ「………」
桃子「こんな時間もなくなっちゃうんすかね」

(第6巻 P57)

桃子「頑張るっすよー!!」(第6巻 P58)

 2話続けての映画的場面展開も凄いですが、さらにその2話が、それぞれ約150kmも離れた飯田市と長野市を現地取材して作られていたというのは、本当に驚きですね。

 ところで、以前に↑で「『鶴賀学園』は本当に“長野市大字鶴賀”にある」という推測を書きましたが、これを見ると、作品中の設定では、善光寺近くの箱清水周辺のようです。
 たしかにこのあたりには学校が多く、モデルの設定としてごく自然です。
 こちらに歩いて降りて来ているという事は、かじゅ先輩とモモは長野電鉄の善光寺下駅から通っているのでしょうか?
 [地図で見てみる]

  (以下、'10.05.31 追加)
 WoderGOOの第7巻特典カードの場所も、この近くにあります。

第7巻特典カード(WonderGOO)

 かじゅ先輩とモモの下校シーンらしき絵ですが、やはり善光寺下駅を目指しているようですね。
 この場所は、mixi「咲-Saki-」舞台コミュの方であさまさんに教えていただきました。どうもありがとうございました!
 [地図で見てみる]


 (以下、'09.03.29 追加)
 そしてここから1kmほど西に移動したところに…、

第45局 扉絵(第6巻 P53)

 同じく、第45局の扉絵の背景のモデルがあります。(探索の経緯については、ブログの方で)
 [地図で見てみる]

 (以下、'10.05.31 追加)
 この場所が、第63局の扉絵として再登場しました。

第63局 扉絵(第8巻 P38-39)

 作中のモモの笑顔がいいですね。
 第45局扉絵の中では、かじゅ先輩が描かれていません。その雑誌掲載時のアオリは、「最後まで、あなたを信じて待ってます−」と、かじゅ先輩を待っているモモが表現されていました。そして、第63局では笑顔のモモの奥にかじゅ先輩。そう、この2つの絵は同じ場所を使って、モモのビフォー/アフターを表現している対絵になっているのですね。
 この場所を訪れる方は、ぜひ原作の第6巻とヤンガンの第63局掲載号を持って来て、比べてみて下さい。

 この付近は住宅地です。もし来訪される場合はくれぐれも住民の方の迷惑にならないよう、静かに探訪しましょう。
 大人数,多数の車での探訪を避け、少人数・なるべく少ない台数で移動しましょう。


 第55局[随想]の鶴賀学園が集合している扉絵は…、

第55局 扉絵(第7巻 P71)

 長野市大字茂管にある、飯縄神社前でした。
 比較的簡単に場所を特定出来ましたが、これは『鶴賀の背景=長野市内』という、誰が気づくとも思えないネタを仕込み続ける、小林先生のこだわりがあればこそです。県外から取材に来られて、さらに背景のモデルにこれだけの“縛り”をかけるのは並大抵の苦労ではないはずで、「そこまでこだわる必要はないのでは?」、とも思ってしまいますが、その制作姿勢には頭が下がります。
 少し市街地を外れますが、車で探訪される方はぜひ、作者のこだわりが感じられるこの舞台に足を延ばしてみて下さい。
 [地図で見てみる]

 '10年1月29日発売の増刊ヤングガンガン掲載の番外編「つるがいでん」に、一挙にたくさんの長野市内の舞台が登場しました。
 ぜひ作品を片手に、現地とマッチした映画的場面展開をお楽しみ下さい。

蒲原「ワハハ」(第7巻 P181)

 冒頭の蒲原・佳織ペアの登場シーンは、城山公園付近から。作品中だと緑が多く描かれていますが、実際には善光寺付近の開けた場所です。
 [地図で見てみる]

 この付近は観光地である善光寺の周辺ですが、学校が集中している地区でもあります。撮影には注意しましょう。
 特にこの撮影ポイント自体は公道ですが、撮影方向が小学校のプール方向です。開校日や夏休みのシーズンには注意しましょう。


佳織「どうしたの 智美ちゃん」(第7巻 P181)


蒲原「モモの匂いがするぞーッ!!」(第7巻 P182-P183)

 ↑の構図はものすごいローアングルで、カメラの液晶画面を見ながらの撮影必須。
 この場所でベンチに座ったモモを想像しながら撮影する小林先生のローアングラーっぷりを想像すると、ちょっと楽しいですね(笑)
 [地図で見てみる]

モモ「よくわかったっすね…」(第7巻 P184)

モモ「今日は大事な用があるとかで…」(第7巻 P185)

蒲原「自分の過去すら曖昧なのに‥」(第7巻 P186)

「2年前−」(第7巻 P188)

 ↑の蒲原の回想シーンは、少し離れて冒頭の城山公園方面に戻った場所です。

蒲原「風下から登場かー」(第7巻 P190)

(第7巻 P192)

睦月「それでお互いを認め合ったんですね」(第7巻 P192)

蒲原「仲良くはなったなー」(第7巻 P192)

モモ「麻雀部ができたのはそのあとっすか…」(第7巻 P194)

蒲原「もう夏が一生こなくてもいいってくらい」(第7巻 P196)

 番外編での風越女子,第57局での龍門渕に続く、この「つるがいでん」で、県予選決勝戦のライバル校メンバーのエピソードがフォローされた事になりました。
 鶴賀メンバーの過去編を交えた読み応えのあるエピソードと、凝った現地取材による本作品は、県予選会編のクロージングを飾るにふさわしい話だったと言えるでしょう。

 全国編に入ったら鶴賀メンバーの出番がなくなり、鶴賀の舞台も打ち止め…、と思っていたら、どっこい上京した鶴賀メンバーが合流。それにともなって、長野市内の舞台が再び登場しました。

蒲原「あとは食事の心配だけだなー ワハハ」(第8巻 P93)

 第66局[休息]中での鶴賀メンバーの会話シーンに登場するのは、城山公園と城山動物園の間の橋の上から。車で来て鶴賀関係の舞台を回る方は城山公園の駐車場が便利ですが、その駐車場のすぐ横になります。
 [地図で見てみる]

鶴賀メンバーの出発シーン(第8巻 P97)

 そして、鶴賀メンバー上京の出発シーンは、善光寺のすぐ横の交差点。一見、横断歩道の真ん中で危険そうですが、ここは左側が一方通行のため、信号が青の間は車が通らないので見張り役がいなくても大丈夫。とはいえ、撮影時は十分に周囲に気をつけましょう。
 この場所は、mixi「咲-Saki-の舞台に行こう!!」コミュメンバーの長官さんに教えていただきました。どうもありがとうございました!
 [地図で見てみる]


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