1913年(大正二年)小津 安二郎 10歳の時、小津一家は深川から父母の故郷伊勢の国へ居を移しました。
それからちょうど10年間、安二郎は伊勢の国ですごす事になります。

ところで、松阪生まれである管理人は、子供の頃より映画好きの父親から、小津 安二郎が松阪育ちである事実を知らされていました。
ところが、大人になり小津映画のファンとなってからも、その事実について思いをめぐらす事はほとんどなかったのです。

不思議な事に管理人は、小津家が元々松阪の出であり、居をかまえていた事について、ほとんど関心がなかったのです。
小津さんを思うとき、彼が愛した鎌倉に憧れを抱き、思いをめぐらす事はあっても、自分自身の故郷である松阪と小津を結びつけて考えた事は一度もなかったのでした。

なぜでしょうか、考えてみると自分でも本当に不思議です。
子供の頃からの既成事実としての ”あたりまえ的” 認識が災いして、逆に思いをめぐらすにはいたらなかったのでしょうか。

2004年師走、現在愛知県在住の管理人は、帰省のついでに何気なく20数年振りの故郷松阪を訪れました。
それは人生の折り返した年齢に差し掛かった平凡な懐古趣味だったでしょうか?

変わり果てた故郷の町並みを歩き、感慨にふけっていたその時、ふと目にしたショーウインドのポスター・・・・・・。

「松阪の生んだ巨匠 小津 安二郎 映画祭・・・」
・・・・・・その時、体の中を電気が走りました。

「そうか、小津 安二郎は松阪に居たのだ!」 


・・・・・・・「小津のゆかりの地を歩きたい」。


あの日からだったような気がする。



無常迅速 もう一度 松阪へ 帰りたいなぁ ・2004年 12月 取材  管理人20数年振りに故郷へ帰る。
・2006年 5月 取材  小津途中、徳和駅で降りる。
・2006年 8月 取材  乾訪れて遊んだ。
無常迅速 もう一度 伊勢へ 帰りたいなぁ ・2005年 1月 取材  旧制宇治山田中学校跡を訪ねる。
2005年 5月 取材  浅熊山へ行く
・2006年 5月 取材  勢田川にて大いに遊ぶ。
・2007年 5月 取材  鯨江堂、浅熊山登山
無常迅速 もう一度 津のお祖母さんのうちへ 行きたいなぁ ・2006年 8月 取材  安二郎、お祖母さんに会う
無常迅速 もう一度 宮前村へ 帰りたいなぁ ・2004年 5月 取材   小津、代用教員となる。
無常迅速 戦争は嫌いだよ馬鹿な奴がいばって 久居 33連隊かぁ ・2005年 1月 取材   小津、兵隊となる。