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秋田新幹線
沿革
昭和57年6月23日東北新幹線(大宮〜盛岡)が開業
平成7年5月16日秋田新幹線車両保有(株)が設立
平成8年3月31日特急たざわ号廃止(秋田〜盛岡間の標準軌化工事開始)
平成9年3月22日秋田新幹線開業、E3系5両「こまち号」による運転開始
平成10年車両を順次6両編成へ増結
平成14年12月1日盛岡での併結をやまびこ号からはやて号へ変更し、全席を指定席に
平成22年4月1日秋田新幹線車両保有(株)が解散
平成26年3月15日全列車をE6系7両編成に置き換え

昭和48年に奥羽新幹線の基本計画が決定されましたが、国の財政悪化や鉄道輸送の低減化などにより実現の可能性はゼロに等しい状態でした。 そこで、建設費を低く抑えて時間短縮や乗換解消を図ることができる手法が考えられました。それがミニ新幹線方式です。 これは、在来線の線路幅を新幹線と同じくするだけで電車を直通運転させることができるもので、用地買収や新たな設備設置は基本的に行わずに済むことから、フル規格新幹線を建設するより費用対効果が大きいというメリットがあります。 しかし、線形の悪い区間や踏切もそのまま残ることになるためスピードアップが望めず、ダイヤ設定に柔軟性がないというデメリットもあります。 この方式を最初に採用したのは山形で、平成4年に福島〜山形間が開業しました。それから遅れること5年、盛岡〜秋田間でもこの方式が採用され、「秋田新幹線」と名付けられました。 ただし、この呼称はあくまでも愛称であって、正式には田沢湖線と奥羽本線です。
開業以来、航空機の乗客を奪うくらいの盛況ぶりですが、線形の悪さがネックとなっていて、東京〜盛岡間が確実にスピードアップが図られているのに対し、盛岡〜秋田間は開業時からほとんど変わっていません。

路線概要

営業キロ:87.2km(秋田〜田沢湖)
線路規格:交流20,000V電化単線 1,435mm(峰吉川〜神宮寺は複線)
閉塞方式:CTC特殊自動閉塞式
使用車両:E6系7両編成(川崎重工・日立製作所)
停車駅名: 秋田大曲角館田沢湖
※駅名をクリックすると各駅の詳細な情報を見ることができます。

【沿線紹介】
発着点である秋田駅は、改札もホームも在来線とは分かれています。改札には自動改札機が設置されていて、ホームは基本的に発車が12番線、到着が11番線となっています。
秋田〜大曲間は複線(一部単線)だったものを、上り線を秋田新幹線が、下り線を在来線が別々に使用することとしたため、701系電車をこまち号が併走しながら追い抜くという珍しいシーンが見られます。
大曲駅も改札とホームが在来線と分かれています。なお、田沢湖線は秋田とは反対方向に接続しているため、ここからは進行方向が逆になります。秋田新幹線開業当初はわざわざ座席を反対にするという光景が見られましたが、今は秋田駅を出発する時から座席を反対にしています。
田沢湖線は全線が単線で、線路も普通電車と共用しているため、所々で列車行き違いのための停車があります。また、線形も軽便線時代とほとんど変わっていないのでスピードも極端に遅くなります。
線内の停車駅は角館・田沢湖・雫石ですが、雫石には数本しか停車しません。田沢湖駅から隣の赤渕駅までは18.1kmもあり、途中には2つの信号場と3,915mの仙岩トンネルがあります。
左に岩手山が見え、奥に東北新幹線の高架橋が近づいてくるとまもなく盛岡駅です。すると線路が突然高架に上がり、盛岡駅に進入すると先に到着して待っていたはやぶさ号と連結し、最高320km/hで東京へと向かいます。

停車駅詳細

※画像をクリックすると関連する画像を見ることができます。
秋田駅
秋田 あきた
開業日:明治35年10月21日
営業形態:JR直営
構内配線:4面10線(ホームは切欠式1、島式3)
接続路線:奥羽本線、羽越本線
所在地:秋田市中通七丁目(北緯39度42分54秒 東経140度7分59秒)

もともとあった7・8番線ホームの南半分を改造した11・12番線が秋田新幹線の発着番線です。線路は行き止まりとなっているため、到着した電車は駅の南側に設置された車両基地(秋田車両センター)まで回送されていきます。駅改札口は在来線とは分かれており、改札口と在来線乗換口には自動改札機が設置されています。

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大曲駅
大曲 おおまがり
開業日:明治37年12月21日
営業形態:JR直営
構内配線:3面5線(ホームは単式1、島式2)
接続路線:奥羽本線、田沢湖線
所在地:大仙市大曲通町(北緯39度27分47秒 東経140度28分59秒)

新設された11・12番線を使用します。11番線が上りで、12番線が下りです。駅舎は秋田新幹線の開業に合わせて平屋から2階建てとなり、改札口も2階部分に設けられました。また、在来線乗換口には秋田駅同様、自動改札機が設置されています。なお、構造上スイッチバックとなっているため、こまち号はこの駅で進行方向が反対になります。

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角館駅
角館 かくのだて
開業日:大正10年7月30日
営業形態:JR直営
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
接続路線:秋田内陸縦貫鉄道
所在地:仙北市角館町中菅沢(北緯39度35分21秒 東経140度34分29秒)

上りは駅舎側の1番線を、下りは島式ホーム上の2番線を使用します。駅舎は昭和51年3月に武家屋敷をイメージしたものに建て替えられ、秋田新幹線開業時に若干改築されました。みちのく小京都として有名な武家屋敷群は駅から徒歩で10分ほどの距離にあります。なお、秋田内陸縦貫鉄道へ乗り換えるにはいったん改札を出る必要があります。

【最寄りの観光スポット】武家屋敷
田沢湖駅
田沢湖 たざわこ
開業日:大正12年8月31日
改称履歴:生保内→田沢湖(昭和41年10月1日)
営業形態:JR直営
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:仙北市田沢湖生保内字男坂(北緯39度41分51秒 東経140度43分33秒)

下りは駅舎側の1番線を、上りは島式ホーム上の2番線を使用します。駅舎は秋田新幹線開業に合わせ近代的な鉄筋2階建てとなりました。なお、田沢湖の湖岸までは駅前バスターミナルからバスで10分の距離にあります。

【最寄りの観光スポット】田沢湖

ミニ情報

E6系は、投入され始めた平成25年3月16日から全列車が置き換わった平成26年3月14日まで「スーパーこまち」の愛称が付けられていました。
こまち号最初の車両であるE3系は、秋田県が出資して設立した「秋田新幹線車両保有(株)」が保有し、JR東日本にリースするという形態をとっていましたが、平成22年3月31日をもって解散しました。
こまちは全席指定ですが、自由席料金と同額の「特定特急券」も発売されていて、座席が空いている場合に限って座ることもできます。
平成31年3月15日限りで秋田〜盛岡駅間の車内販売が終了しました。
列車愛称名として候補に挙がったのは、1.おばこ 2.たざわ 3.あきた 4.たざわこ 5.おが 6.みのり 7.みちのく 8.やまどり 9.はやて 10.こまち です。
秋田〜田沢湖駅間でこまち号が行き違いできる駅は、和田・大張野・大曲・羽後四ツ屋・羽後長野・角館・神代・刺巻の各駅と峰吉川駅〜神宮寺駅間(3線軌条)です。

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