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奥羽本線(南側)
沿革
明治36年10月1日奥羽北線として秋田〜和田間(13.3km)が開業
明治37年8月21日和田〜神宮寺間(32.4km)が開業
明治37年12月21日神宮寺〜大曲間(6.0km)が開業
明治38年6月15日大曲〜横手間(18.7km)が開業
明治38年7月5日奥羽南線として院内〜湯沢間(16.0km)が開業
明治38年9月14日奥羽北線として横手〜湯沢間(17.9km)が開業(全通)
明治42年10月12日奥羽本線に改称
昭和50年10月13日羽前千歳〜秋田間が交流電化
平成9年3月22日秋田〜大曲間の上り線が標準軌化され秋田新幹線として開業
平成11年12月1日大曲以南から優等列車消滅

新庄〜秋田〜青森の区間は明治23年に秋田鉄道(のちに花輪線を建設)が建設を計画したことに始まります。これは実現しませんでしたが、これとは別に当時の陸軍はかなり早い段階から奥羽本線の建設に関心を示していました。 当時、東北の縦貫線として敷設されていた日本鉄道(現:東北本線)は、八戸から海岸付近を通ることになるため、艦砲射撃により輸送路を断たれる危険があり、内陸部を通るルートが是非とも必要でした。 また、山形の歩兵連隊や弘前の師団を鉄道で結ぶことにより軍事物資や兵員の輸送も可能になるとの思惑もありました。そのため、明治25年公布の鉄道敷設法でも第1期線として建設が推進されることになりました。 奥羽本線は全線で485kmにもなる長大路線のため、建設は福島側と青森側双方から始められ、前者は「奥羽南線」と、後者は「奥羽北線」と命名されました。
秋田〜院内間のうち、秋田〜湯沢間が「奥羽北線」に含まれ、湯沢〜院内間が「奥羽南線」に含まれます。秋田県内は比較的地形に恵まれていましたが、玉川橋梁工事で時間がかかったことや、秋田〜和田間での洪水事故発生、さらには日露戦争勃発による工事の中断など、全通までには紆余曲折がありました。
開業後は、首都圏と秋田とを結ぶ重要路線に位置づけられ、特急つばさ号などの優等列車が設定されました。しかし、東北新幹線開業を機に状況が一変します。 首都圏との接続は奥羽本線ルートから田沢湖線ルートに移り、奥羽本線の使命は東北の都市間輸送へと変わります。さらに、平成4年の山形新幹線開業により線路自体が分断されてしまい、秋田県内においても大曲駅を境に北側は秋田新幹線として活況を呈している一方で、南側は優等列車が全廃されるなど完全なローカル線へと転落しています。

路線概要

営業キロ:104.3km(秋田〜院内)
線路規格:交流20,000V電化単複 1,067mm(秋田〜大曲間の上り線は1,435mm)
単複詳細:秋田=大曲−院内(秋田〜大曲間は事実上単線並列)
閉塞方式:CTC特殊自動閉塞式
使用車両:701系[交流型電車](普通電車用)、719系[交流型電車](普通列車用)
駅名: 秋田四ツ小屋和田大張野羽後境峰吉川刈和野神宮寺大曲飯詰後三年横手柳田醍醐十文字下湯沢湯沢上湯沢三関横堀院内秋田総合車両センター南秋田センター・秋田新幹線車両センター
※駅名をクリックすると各駅の詳細な情報を見ることができます。

【沿線紹介】
秋田駅を出ると線路は左にカーブし明田地下道を越えます。ここはかつて平面交差していましたが「開かずの踏切」として交通渋滞の原因となっていたため、昭和55年に地下道が建設されたものです。
秋田駅を出てしばらくは線路が3本の状態ですが、左端は秋田新幹線用で、右端は車両基地への引き込み線となっていて、奥羽本線の線路は真ん中になっています。右手に車両基地が見えてきて多数の留置車両の横を過ぎると車窓はたちまち田園風景となります。
秋田駅から大曲駅までは標準軌との並走区間で、時折こまち号とすれ違ったり、追い抜かれたりする光景が見られます。峰吉川駅から神宮寺駅までの区間は県内唯一の3線軌条区間で、秋田新幹線から見ると複線区間です。しかし奥羽本線の普通列車から見ると秋田〜大曲間はすべて単線区間で、各駅で上下列車が行き違うことができるにすぎません。
何の変哲もない小さな駅を次々と過ぎ、県内最長の玉川橋梁を渡ると左から大きなカーブを描いて田沢湖線が接近し、大曲駅に到着します。
大仙市は仙北地域の中核都市で、昔から交通の要衝でもありますが、大曲駅止めの列車は設定されておらず、すべて横手以南まで走ります。 なお、大曲駅から南端の院内駅までは全線が単線区間で、輸送力が低いためなのか、秋田以北の奥羽本線や羽越本線が次々と複線化されている間もこの区間だけは取り残されていました。
大曲駅を出ると2つ小さな駅を通過して横手駅に到着します。横手市は県南の中心都市で、東北本線に接続する北上線も分岐しています。また、かつては右手に羽後交通横荘線も分岐していましたが、昭和46年に廃止となっています。 さらに、この駅はかつて特急停車駅であり、ホームには乗降口を示す標識があって賑わっていたものですが、平成11年に特急は姿を消してしまい、今は普通列車のみが停車する寂しい駅になってしまいました。
横手駅を出て2つ駅を過ぎると十文字駅です。この駅もかつては特急停車駅でした。この駅を出て皆瀬川を渡ると湯沢市の市域に入ります。そして小さな無人駅を1つ過ぎると県南最南端の都市の玄関口である湯沢駅に到着します。この駅に到着する直前、かつては右手から羽後交通雄勝線が合流していましたが、昭和48年に廃止となっています。
湯沢駅からはしだいに地形が険しくなってきて、小さな駅を3つ過ぎると最南端の院内駅に到着します。この辺りは銀山で栄えたところで、江戸時代には秋田藩の重要な資金源となっていました。
この駅を出るといよいよ山が迫ってくるようになり、難所である雄勝峠へと向かいます。

各駅詳細

※画像をクリックすると関連する画像を見ることができます。
秋田駅
秋田 あきた
開業日:明治35年10月21日
営業形態:JR直営
構内配線:4面10線(ホームは切欠式1、島式3)
接続路線:秋田新幹線、羽越本線
所在地:秋田市中通七丁目(北緯39度42分54秒 東経140度7分59秒)

乗降客数や発着番線数、列車本数その他すべてにおいて県内最大規模を誇る県都秋田市の玄関口です。平成9年の秋田新幹線開業に際して構内配線が変更され、駅舎も改築されました。また、平成11年1月19日からは新幹線自動改札機が、平成18年3月30日からは中央改札口に在来線自動改札機が稼働しています。すべての列車がこの駅を終点としています。ところで「秋田」の名称由来には諸説があり、洪水で氾濫する雄物川の河口に位置するため稲作に適さない土地(悪田)からきているとの説も有力です。

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四ツ小屋駅
四ツ小屋 よつごや
開業日:大正6年8月16日
営業形態:無人
構内配線:1面2線(ホームは島式)
所在地:秋田市四ツ小屋小阿地字柳林

かつては2面3線でしたが、駅舎反対側のホームは撤去され秋田新幹線通過用となっています。また、駅舎はかつて食堂併設の木造平屋建てで駅業務も簡易委託されていましたが、現在はコンテナ形駅舎の無人駅となっています。なお、旧駅舎にあったトイレは改築に合わせ撤去されたため、平成16年に秋田市が駅舎横に公衆トイレを設置しています。ちなみに、この駅開業時は四ツ小屋村でしたが、昭和30年に秋田市に編入されています。
和田駅
和田 わだ
開業日:明治36年10月1日
営業形態:簡易委託(早朝夜間無人)
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:秋田市河辺和田字上中野

かつては2面3線でしたが、駅舎側のホームは撤去され秋田新幹線通過用となっています。木造平屋建てだった駅舎は平成15年2月1日に改築され、図書室や売店などで構成される「ふれあい交流館」との合築となっており、改札口は2階部分にあります。この駅からは、かつて岩見川に沿って森林軌道が延びていました。なお、この駅の開業時は和田村でしたが、昭和10年に和田町となり、昭和30年に隣2村と合併して河辺町となり、平成17年に秋田市に編入されています。
大張野駅
大張野 おおばりの
開業日:昭和25年2月1日
改称履歴:船岡信号所(大正10年11月10日)→船岡信号場(大正11年4月1日)→大張野信号場(昭和4年2月25日)→大張野[駅に昇格]
営業形態:無人
構内配線:1面1線(ホームは単式)
所在地:秋田市河辺神内字四国

かつては2面2線でしたが、駅舎側のホームは撤去され秋田新幹線通過用となっていて、現在は駅舎とホームが跨線橋でつながっています。駅舎は昭和62年3月に貨車改造型となり、平成18年4月に現在の簡易型となりました。ところで駅名にもなっている「大張野」ですが、開墾を意味する古代日本語「はり」に漢字の「張」を当てたもので、同じような成り立ちに名古屋の「尾張」があります。
羽後境駅
羽後境 うごさかい
開業日:明治37年8月21日
改称履歴:境→羽後境(大正8年7月1日)
営業形態:簡易委託[大仙市]
構内配線:1面2線(ホームは島式)
所在地:大仙市協和境字野田

かつては2面3線でしたが、駅舎反対側のホームは撤去され秋田新幹線通過用となっています。この地は旧河辺郡と旧仙北郡の境界に当たり、現在も秋田市と大仙市の境界になっています。また、国道13号線・46号線・341号線の分かれ目でもあります。現駅舎は、駅開業100周年を記念して平成16年2月に改築されたもので、能楽堂をイメージしています。
峰吉川駅
峰吉川 みねよしかわ
開業日:昭和5年6月21日
改称履歴:峰吉信号場(大正13年12月20日)→峰吉川
営業形態:簡易委託[大仙市]
構内配線:1面1線(ホームは単式)
所在地:大仙市協和峰吉川字半仙

かつては相対式2面2線でしたが、駅舎側のホームは閉鎖され秋田新幹線通過用となっていて、現在は駅舎反対側のホームのみ使用されています。隣の羽後境駅と同様、この駅の開業時は協和村でしたが、昭和44年に協和町となり、平成17年に合併により大仙市となっています。
刈和野駅
刈和野 かりわの
開業日:明治37年8月21日
営業形態:簡易委託[大仙市]
構内配線:1面2線(ホームは島式)
所在地:大仙市刈和野字愛宕下

かつては2面3線でしたが、駅舎反対側のホームは撤去され秋田新幹線通過用となっています。現駅舎は平成2年10月に改築されたものです。なお、この駅があった地はかつて西仙北町でしたが、平成17年の合併により大仙市となっています。
神宮寺駅
神宮寺 じんぐうじ
開業日:明治37年8月21日
営業形態:簡易委託[大仙市]
構内配線:1面2線(ホームは島式)
所在地:大仙市神宮寺字本郷野

ホームは2面3線でしたが、駅舎反対側のホームは撤去され秋田新幹線通過用となっています。駅名にもある「神宮寺」の由来は、大和政権時代に当時の文武天皇の勅を奉じて建立した「神宮寺副川神社」に始まるとされています。なお、現駅舎は平成20年7月20日に改築されたもので、駅開業以来からあった旧駅舎は、104年の歴史に幕を下ろしています。
大曲駅
大曲 おおまがり
開業日:明治37年12月21日
営業形態:JR直営
構内配線:3面5線(ホームは単式1、島式2)
接続路線:秋田新幹線、田沢湖線
所在地:大仙市大曲通町(北緯39度27分47秒 東経140度28分59秒)

奥羽本線は駅舎側の1・2番線を使用します。駅舎は秋田新幹線の開業に合わせて改築され、昭和34年8月改築の平屋建てから2階建てとなり、改札口も2階部分に設けられました。平成21年3月21日には在来線に自動改札機も導入されています。なお、3番線と11・12番線は標準軌となっているため、奥羽本線の電車は入線できません。ところで「大曲」の由来は、ここで雄物川の流れが大きく曲がるからとの説が有力で、昔から交通の要衝として発展してきました。

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飯詰駅
飯詰 いいづめ
開業日:明治38年6月15日
営業形態:簡易委託(早朝夜間無人)
構内配線:1面2線(ホームは島式)
所在地:仙北郡美郷町上深井字谷地中

駅舎は昭和17年4月に改築されたものです。貨物扱いをしていた名残で、構内には側線跡が残っています。この駅は、六郷と角間川の鉄道誘致合戦の末、両者の中間地点に設けられたため、どちらからも利便性の悪い駅となってしまいました。そのため、この駅から角間川までの連絡線(角六電気軌道)も計画されましたが、結局実現には至りませんでした。
後三年駅
後三年 ごさんねん
開業日:大正10年12月12日
営業形態:無人
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:仙北郡美郷町飯詰字東山本

駅舎は平成24年12月22日に改築されたものです。駅名は、この地が後三年の役(1083年〜1087年)の舞台となったことに由来しています。なお、この駅の開業時は飯詰村でしたが、昭和11年に仙南村となり、平成16年に千畑町・六郷町と合併し美郷町となっています。
横手駅
横手 よこて
開業日:明治38年6月15日
営業形態:JR直営
構内配線:3面4線(ホームは単式1、島式2)
接続路線:北上線
所在地:横手市駅前町(北緯39度18分27秒 東経140度33分50秒)

平鹿地方の中心都市として発展してきた横手市の玄関口です。現駅舎は平成23年9月26日に平屋建てから橋上駅に改築されたもので、併せて自動改札機も導入されました。かつては横荘鉄道が老方まで延び、5番ホームから列車が発着していましたが、昭和46年までに全廃となっています。ちなみに「横手」とは、盆地の横に位置している町、という意味が語源とされています。
柳田駅
柳田 やなぎた
開業日:大正15年11月7日
改称履歴:柳田信号所(大正10年12月10日)→柳田信号場(大正11年4月1日)→柳田[旅客化]
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:横手市新藤柳田字柳田

かつては有人駅でしたが、昭和50年に無人化された後もしばらく有人駅時代の名残がある駅舎でした。現在の駅舎は平成29年12月6日に改築されたものです。
醍醐駅
醍醐 だいご
開業日:昭和26年11月15日
営業形態:無人
構内配線:1面1線(ホームは単式)
所在地:横手市平鹿町醍醐字太茂田

国鉄末期に駅舎は貨車を改造したものとなりましたが、平成18年11月に現在の簡易型に改築されました。長大列車の停車を意識したのか、ホームが異常に長くなっています。この駅の開業時は醍醐村でしたが、昭和32年に平鹿町に編入され、平成17年に合併により横手市となっています。
十文字駅
十文字 じゅうもんじ
開業日:明治38年9月14日
営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人)
構内配線:2面3線(ホームは島式2)
所在地:横手市十文字町字羽場大道東

駅舎は昭和42年10月に改築されたもので、平成25年9月1日に一部リニューアルされました。かつて駅舎側にあったホームは大半が撤去されて使用中止となり、半分削られた3番線からの発着は1日1回しかありません。この駅はかつて十文字町に属していましたが、平成17年に横手市となっています。なお「十文字」の名は、この地で街道が十時に交差するところから名付けられたとされています。ちなみに、鉄道敷設法ではこの駅から成瀬川沿いに東成瀬村桧山台へ至る路線が挙げられていましたが、着工には至りませんでした。
下湯沢駅
下湯沢 しもゆざわ
開業日:昭和31年11月28日
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:湯沢市成沢上堤

駅舎は開業時からのものです。有人駅だった名残で駅舎には事務室スペースがあり、その後も委託職員が切符の販売を行っていましたが、平成21年3月で無人化されています。
湯沢駅
湯沢 ゆざわ
開業日:明治38年7月5日
営業形態:業務委託
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:湯沢市表町二丁目(北緯39度9分38秒 東経140度29分26秒)

雄勝地方の中心都市として発展してきた湯沢市の玄関口で、現駅舎は平成27年11月に改築されたものです。古代は「松沢」という地名だったのが、800年前に温泉が湧いたことに因んで改名されたとされます。その温泉は「湯ノ原温泉」として現在も湧き続けています。なお、かつては羽後交通雄勝線がこの駅から西馬音内まで延びていましたが、昭和48年までに全廃となっています。
上湯沢駅
上湯沢 かみゆざわ
開業日:昭和31年11月28日
営業形態:無人
構内配線:1面1線(ホームは単式)
所在地:湯沢市関口字堀量

現駅舎は昭和37年2月に改築されたものです。有人駅だった名残で駅舎には事務室スペースがあり、その後も委託職員が切符の販売を行っていましたが、平成21年3月で無人化されています。
三関駅
三関 みつせき
開業日:昭和5年7月1日
改称履歴:三関信号場(大正12年11月5日)→三関[旅客化]
営業形態:無人
構内配線:1面1線(ホームは単式)
所在地:湯沢市上関二ツ橋

駅舎は平成29年12月1日に改築されたものです。かつては相対式2面2線で跨線橋もありましたが、現在は駅舎反対側のホームは閉鎖され、跨線橋も撤去されています。駅業務は、平成21年3月で無人化されています。駅名は、付近にあった「関口」「上関」「下関」という3つ関の名の総称に由来しているとされています。
横堀駅
横堀 よこぼり
開業日:明治38年7月5日
営業形態:簡易委託
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:湯沢市小野字西堺

駅舎は昭和34年7月に改築されたものです。この地は、平安時代の女流歌人である小野小町の出身地とされ、晩年もこの地で過ごしたとされていますが、実際のところは謎だらけです。この駅と隣の院内駅は雄勝町に属していましたが、平成17年に合併により湯沢市となっています。
院内駅
院内 いんない
開業日:明治37年10月21日
営業形態:無人
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:湯沢市上院内字小沢

貨物扱いをしていた名残で、構内には多数の側線跡が残っていて、一部は保線用として現在も使用されています。駅舎は昭和63年2月に焼失したため、平成元年3月に院内銀山異人館との合築として再建されました。駅業務は、平成21年3月で無人化されています。ちなみにこの駅の標高は177.1mです。

秋田総合車両センター
秋田総合車両センター南秋田センター あきたそうごうしゃりょうせんたーみなみあきたせんたー
秋田新幹線車両センター あきたしんかんせんしゃりょうせんたー
開業日:昭和46年3月5日
改称履歴:秋田運転区→南秋田運転所(昭和62年3月1日)→秋田車両センター(平成16年4月1日)→秋田総合車両センター南秋田センター・秋田新幹線車両センター(令和3年4月1日)
営業形態:車両基地
所在地:秋田市楢山城南新町

秋田支社管内を走る車両を格納しています。
ここでは車両の点検・保留の他に「秋田総合訓練センター」が設けられていて、運転士・車掌の訓練などに利用されています。

開業直後のダイヤと運賃

上り
停車駅時刻(明治38年11月現在)時刻(明治39年4月16日現在)運賃
福島行 米沢行 院内行 横手行 横手発
福島行
秋田発
福島行
青森発
福島行
青森発
新庄行
青森発
横手行
青森から 秋田から
秋田 8:30 10:50 13:40 17:35 -- 6:15 11:56 16:13 19:23 1円70銭
和田 8:52 11:14 14:03 18:00 -- 6:37 12:16 16:36 19:45 1円79銭 14銭
9:?? 11:?? 14:?? 18:?? -- 7:08 12:40 17:05 20:12 1円88銭 ?銭
刈和野 9:42 12:11 14:57 18:52 -- 7:31 12:59 17:27 20:33 1円96銭 39銭
神宮寺 ? 12:?? 15:?? 19:?? -- 7:47 13:11 17:44 20:47 2円1銭 ?銭
大曲 10:14 12:45 15:28 19:22 -- 8:04 13:24 17:59 21:00 2円5銭 53銭
飯詰 10:?? ? 15:?? 19:?? -- 8:19 13:36 18:13 21:13 2円10銭 ?銭
横手 11:?? 14:?? 16:?? 19:57 -- 8:40 13:53 18:34 21:34 2円18銭 72銭
11:20 14:40 16:25 -- 5:50 9:09 14:04 18:50 --
十文字 11:?? ? 16:?? -- 6:12 9:30 14:22 19:12 -- 2円25銭 ?銭
湯沢 12:04 15:20 17:08 -- 6:30 9:50 14:38 19:32 -- 2円30銭 90銭
横堀 12:?? 15:?? 17:?? -- 6:56 10:15 14:59 19:57 -- 2円39銭 ?銭
院内 12:46 16:05 17:43 -- 7:08 10:27 15:10 20:09 -- 2円41銭 1円4銭

下り
停車駅時刻(明治39年4月16日現在)運賃
横手発
青森行
新庄発
青森行
福島発
青森行
福島発
秋田行
福島発
横手行
福島から
院内 -- 8:00 12:16 15:12 18:21 1円77銭
横堀 -- 8:10 12:24 15:22 18:56 1円80銭
湯沢 -- 8:34 12:42 15:48 19:27 1円88銭
十文字 -- 8:49 12:54 16:04 19:42 1円93銭
横手 -- 9:08 13:10 16:23 20:01 2円
5:40 9:18 13:19 16:46 --
飯詰 6:00 9:39 13:37 17:08 -- 2円8銭
大曲 6:15 9:56 13:51 17:26 -- 2円13銭
神宮寺 6:26 10:08 14:01 17:41 -- 2円17銭
刈和野 6:40 10:23 14:14 17:56 -- 2円22銭
7:04 10:48 14:34 18:21 -- 2円30銭
和田 7:29 11:14 14:56 18:47 -- 2円39銭
秋田 7:50 11:35 15:15 19:08 -- 2円48銭

※駅名の「境」は、現在の「羽後境」です。
※秋田〜上野間は、福島乗り換えで約23時間、4円80銭かかりました。
※運賃は3等車のもので、1等車の運賃はこれの3倍になります。

ミニ情報

奥羽本線の線路選定に当たってもっとも誘致合戦の激しかったのは横手付近で、当初は浅舞(後の平鹿町 現在の横手市)を通るルートに決まりかけていたそうです。
奥羽本線のうち、JR東日本秋田支社は、新青森〜院内間を管轄しています。

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