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奥羽本線(北側)
沿革
明治32年6月21日奥羽北線として碇ヶ関〜白沢間(17.8km)が開業
明治32年11月15日白沢〜大館間(6.5km)が開業
明治33年10月7日大館〜鷹ノ巣間(18.0km)が開業
明治34年11月1日鷹ノ巣〜能代(現:東能代)間(29.5km)が開業
明治35年8月1日能代〜五城目(現:八郎潟)間(27.9km)が開業
明治35年10月21日五城目〜秋田間(28.8km)が開業
明治42年10月12日奥羽本線に改称
昭和46年8月5日前山〜二ツ井間のルートが変更
昭和46年8月25日青森〜秋田間が交流電化

新庄〜秋田〜青森の区間は明治23年に秋田鉄道(のちに花輪線を建設)が建設を計画したことに始まります。これは実現しませんでしたが、これとは別に当時の陸軍はかなり早い段階から奥羽本線の建設に関心を示していました。 当時、東北の縦貫線として敷設されていた日本鉄道(現:東北本線)は、八戸から海岸付近を通ることになるため、艦砲射撃により輸送路を断たれる危険があり、内陸部を通るルートが是非とも必要でした。 また、山形の歩兵連隊や弘前の師団を鉄道で結ぶことにより軍事物資や兵員の輸送も可能になるとの思惑もありました。そのため、明治25年公布の鉄道敷設法でも第1期線として建設が推進されることになりました。 奥羽本線は全線で485kmにもなる長大路線のため、建設は福島側と青森側双方から始められ、前者は「奥羽南線」と、後者は「奥羽北線」と命名されました。
秋田〜陣場間は奥羽北線に含まれており、北から順に建設が進められました。この区間は地形的には恵まれていて、ルート選定や米代川橋梁工事で時間がかかったことはありましたが、特に大きな事故もなく、明治32年の着工から3年後には全線が開通しています。 ただ、開通はしたものの、輸送力は奥羽本線の中でもっとも低く、戦前までは優等列車が走っていませんでした。それは現在でもあまり変わっておらず、列車本数は少なく、秋田新幹線への接続も考慮されていないなど、まるで別路線のような扱いになっています。

路線概要

営業キロ:117.8km
線路規格:交流20,000V電化単複 1,067mm
単複詳細:秋田=追分−羽後飯塚=八郎潟−鹿渡=森岳−鶴形=前山−鷹ノ巣=早口−大館=陣場/土崎−秋田港
閉塞方式:CTC特殊自動閉塞式(土崎〜秋田港は連動閉塞式)
使用車両:E751系[交直両用型電車](特急つがる号用)、701系[交流型電車](普通列車用)、キハ110系[気動車](普通列車用 大館〜鷹ノ巣間の1往復のみ)、GV-E400系[気動車](普通列車用 秋田〜東能代・男鹿)
駅名: 秋田泉外旭川土崎上飯島追分大久保羽後飯塚井川さくら八郎潟鯉川鹿渡森岳北金岡、 [南能代]、東能代鶴形富根二ツ井前山鷹ノ巣糠沢早口下川沿大館白沢陣場秋田港秋田総合車両センター
※[ ]は信号場です。
※駅名をクリックすると各駅の詳細な情報を見ることができます。

【沿線紹介】
秋田新幹線が開業してからは県北と県南を結ぶ列車はなくなり、秋田以北は羽越本線の延長のようなダイヤ設定となっています。

秋田駅から追分駅までは、貨物駅や工場、貨物支線に男鹿線と、線路がめまぐるしく右に左に分かれていきます。追分駅から羽後飯塚駅までは単線ですが、追分駅を出てからしばらく男鹿線が左に並走するので、複線区間と見間違います。
防雪林が途切れると一面に田園風景が広がります。左奥には大きな川のような水面が見えますが、これが八郎潟です。かつては全国第2位の広さを誇った湖でしたが、昭和39年の干拓事業によってその姿を失いました。
羽後飯塚駅から八郎潟駅までは複線区間で、平成7年にはこの区間に井川さくら駅が設置されました。

なお、本来は奥羽本線全線を複線とすべく工事が進められたようですが、用地買収の不調などで工事が遅れ、その間に国鉄の財政自体が悪化したことから工事が中断し、結果現在のような「まだら状態」になってしまいました。

車窓が田園風景から湿原風景に変わるとそこは米代川の沖積平野で、進路が右に変わると左から非電化単線の五能線が合流し、東能代駅に到着します。能代といえばバスケット全国制覇が最多の能代工業高校が有名で、ホーム上にはそれを象徴するようにバスケットのゴールポストが設置されています。

東能代からは米代川に沿って進みます。鶴形駅からは再び複線区間となり、富根駅を過ぎると上下線が分かれて、どちらも大きく左へカーブし米代川を渡ります。そして下り線は小さなトンネルをくぐり再び上下線が合流します。二ツ井駅を出ると短いトンネルをくぐった後、長いトンネルに入りますが、これは昭和46年に新線付け替えによって生じた太平トンネルです。

前山駅からは水田の中をまっすぐ進み、しばらくすると右奥に北秋田市の市街地が見えてきて、右側から秋田内陸縦貫鉄道の線路が弧を描いて近づいてくると鷹ノ巣駅に到着します。
糠沢駅を過ぎると早口駅です。この駅は旧田代町の中心駅でしたが、平成17年6月に大館市に吸収合併され、大館市西端の駅となりました。

下川沿駅を過ぎて田園地帯の中を進んでいき道路の高架橋と花輪線の築堤をくぐると突然大館の市街地が広がります。そして広い構内をゆっくり進むと大館駅に到着します。大館市は鉱山の集約地として繁栄した街ですが、今ではそれも過去のもので、すっかり寂れてしまいました。

大館駅を出ると両側に山が迫ってくるようになります。そして白沢駅を出ると上下線が大きく分かれて、上り線は直進しますが、下り線は川を越えると長い松原トンネル(2,404m)に入ります。これは、複線化に際して上り線の勾配を抑えるために迂回ルートとしたものです。
次の陣場駅が県内最北端の駅で、陣場駅を出るとほどなく昭和46年に貫通した矢立トンネル(3,180m)に入り、線路は青森を目指します。

各駅詳細

※画像をクリックすると関連する画像を見ることができます。
秋田駅
秋田 あきた
開業日:明治35年10月21日
営業形態:JR直営
構内配線:4面10線(ホームは切欠式1、島式3)
接続路線:秋田新幹線、羽越本線
所在地:秋田市中通七丁目(北緯39度42分54秒 東経140度7分59秒)

乗降客数や発着番線数、列車本数その他すべてにおいて県内最大規模を誇る県都秋田市の玄関口です。平成9年の秋田新幹線開業に際して構内配線が変更され、駅舎も改築されました。また、平成11年1月19日からは新幹線自動改札機が、平成18年3月30日からは中央改札口に在来線自動改札機が稼働しています。すべての列車がこの駅を終点としています。ところで「秋田」の名称由来には諸説があり、洪水で氾濫する雄物川の河口に位置するため稲作に適さない土地(悪田)からきているとの説も有力です。

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泉外旭川駅
泉外旭川 いずみそとあさひかわ
開業日:令和3年3月13日
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:秋田市泉菅野二丁目

請願駅として旧秋田操車場跡地に開業しました。

 

土崎駅
土崎 つちざき
開業日:明治35年10月21日
営業形態:JR直営
接続路線:奥羽本線支線(貨物)
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:秋田市土崎港中央六丁目

駅舎は大正15年10月に建てられたものですが、駅内部に当時の面影はありません。平成18年3月30日には自動改札機が導入され、平成24年12月7日には駅舎がリニューアルされています。この駅の開業時は土崎港町でしたが、昭和16年に秋田市に編入されています。この駅からは秋田港駅までの貨物支線が分岐しており、イベント時のみ旅客列車が乗り入れています。ただし、令和3年3月12日で秋田臨海鉄道の運行が終了したことにより、貨物列車の運行は事実上廃止されています。

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上飯島駅
上飯島 かみいいじま
開業日:昭和39年2月10日
改称履歴:上飯島信号場(昭和19年9月28日)→[廃止](昭和24年7月11日)→[復活](昭和29年4月1日)→上飯島
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:秋田市飯島鼠田

奥羽本線では唯一駅舎がありません。単線時代に信号場として設置された経緯があるため、踏切をはさんで上下線ホームが分かれているという珍しい形状になっています。なお、この駅が信号場として設置された時は飯島村でしたが、昭和29年に秋田市に編入されています。

 

追分駅
追分 おいわけ
開業日:明治35年10月21日
営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人)
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
接続路線:男鹿線
所在地:秋田市金足追分字海老穴

下りが1・2番線を、上りが3番線を使用しています。3番線の外側には4本の側線が設けられていますが、外側3本には架線が張られていらず、一部はレールが撤去されています。平成18年3月30日からは自動改札機が導入されました。ところで「追分」とはその名のとおり、羽州街道と男鹿街道の分かれ目であることを示しています。ちなみに、この駅の開業時は金足村でしたが、昭和30年に秋田市に編入されています。

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大清水信号場
大清水 おおしみず【廃止】
開業日:昭和39年9月28日
営業形態:信号場
廃止日:平成25年9月27日
所在地:潟上市昭和大久保

列車行き違いのための設備で、本線側および副本線側双方に出発信号機を備えた1線スルー構造となっていました。列車本数の減少により平成23年から使用が停止されていました。

 

大久保駅
大久保 おおくぼ
開業日:明治35年10月21日
営業形態:簡易委託[潟上市]
構内配線:2面2線(ホームは単式1、島式1)
所在地:潟上市昭和大久保字下虻川境

現駅舎は平成27年12月26日に改築されたものです。かつては島式ホームの駅舎反対側も待避線として使用されていましたが、一部を除き現在はレールが撤去されています。地名でもある「大久保」は「大窪」の変化したもので、この付近から八郎潟の東側に沿って進みます。ちなみに、この駅の開業時は大久保村でしたが、大正13年に大久保町となり、昭和17年に昭和町に編入され、平成17年に天王町・飯田川町と合併して潟上市となっています。

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羽後飯塚駅
羽後飯塚 うごいいづか
開業日:昭和2年11月17日
営業形態:簡易委託
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:潟上市飯田川飯塚字樋ノ下

小玉醸造の請願によって設置された駅で、現駅舎は開業時からのものです。開業後はこの地域の中核として乗降客も多かったのですが、隣に「井川さくら駅」が開業してからは乗降客数が激減し、一時は普通列車の一部も通過するようになってしまいました。現在でも快速列車は通過します。ちなみに、この駅の開業時は飯田川村でしたが、昭和10年に飯田川町となり、昭和17年に大久保町と合併して昭和町となりましたが、昭和25年に飯田川町として独立し、平成17年に再び天王町・昭和町と合併して潟上市となっています。

 

井川さくら駅
井川さくら いかわさくら
開業日:平成7年12月1日
営業形態:簡易委託[井川町]
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:南秋田郡井川町浜井川字新堰

奥羽本線が通っていながら駅がなかった井川町の請願によって設置された新駅で、ホーム間は地下道でつながっています。乗降客数は一つ手前にある羽後飯塚駅の約3倍あります。ちなみに駅名は、全国の桜が植えられている日本国花苑が町の東側にあるのを強く意識して付けられました。

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八郎潟駅
八郎潟 はちろうがた
開業日:明治35年8月1日
改称履歴:五城目→一日市(大正15年11月1日)→八郎潟(昭和40年6月1日)
営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人)
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:南秋田郡八郎潟町字中田

この駅までが秋田市の近郊区間で、秋田〜八郎潟間の区間運転も設定されています。奥羽本線を敷設するとき、五城目ルートと八郎潟ルートが比較検討され、五城目の鉄道反対運動もあって結局八郎潟ルートに決まったという経緯があります。そのためか、開業当初は「五城目駅」を名乗っていました。ちなみに現駅舎は昭和40年12月に建て替えられたものです。なお、この駅から五城目まで秋田中央交通の鉄道線が分岐していましたが、昭和44年に廃止となっています。ところで「八郎潟」の由来については、龍になった八郎という男が住み着いたという伝説が有名ですが、潮の干満が激しい湖という意味の古代日本語「ハ・チラウ」に由来しているとの説もあります。

 

鯉川駅
鯉川 こいかわ
開業日:昭和25年2月1日
改称履歴:鯉川信号場(昭和19年9月30日)→鯉川[旅客化]
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:山本郡三種町鯉川字大深根

昭和25年に信号場から旅客駅に昇格した駅で、現駅舎は平成19年7月に建て替えられたものです。この駅は以前は琴丘町でしたが、平成18年に山本町・八竜町と合併して三種町となりました。この駅は高台にあることから、昔は干拓前の広大な八郎湖が見渡せました。

 

鹿渡駅
鹿渡 かど
開業日:明治35年8月1日
営業形態:簡易委託
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:山本郡三種町鹿渡字東二木柳

この駅は以前は琴丘町でしたが、平成18年に山本町・八竜町と合併して三種町となりました。駅舎は、平成7年10月にミニシアターが併設したものに改築され、1階には売店も設けられましたが、現在は閉鎖されて閑散としています。ところで「鹿渡」とは、冬に男鹿半島から八郎潟の氷上を鹿が渡ってきたことに由来するとされていますが、伝説の域を出ていません。

 

森岳駅
森岳 もりたけ
開業日:明治35年8月1日
営業形態:簡易委託
構内配線:2面2線(ホームは単式1、島式1)
所在地:山本郡三種町森岳字町尻

この駅は以前は山本町でしたが、平成18年に琴丘町・八竜町と合併して三種町となりました。かつては2面3線でしたが、中線は撤去されました。なお、この地はじゅんさいの生産量が日本一となっていますが、これには、減反政策で他に転作できる作物が乏しかったためという皮肉な経緯があります。また、駅からバスで10分ほどのところには、昭和27年の石油採掘中に突然湧出して以来、秋田の奥座敷として有名となった森岳温泉があり、その源泉の塩分濃度の高さから「日本一しょっぱい温泉」として知られています。

 

北金岡駅
北金岡 きたかなおか
開業日:昭和27年2月25日
改称履歴:金岡信号場(昭和19年6月1日)→北金岡[旅客化]
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:山本郡三種町志戸橋字新田

昭和50年代までは木造の駅舎で、その後、貨車改造の駅舎となっていましたが、老朽化が激しくなったことから、平成18年2月に現在の簡易駅舎となっています。また、しばらくは簡易委託駅だったのですが、利用客減少(1日平均86人)のため平成17年5月から無人化されています。ところで駅名に「北」が付いている理由ですが、設置当時既に国鉄阪和線に「金岡駅」があったことから、混同を避けるために付けたものです。もっとも、阪和線の「金岡駅」は昭和40年に「堺市駅」となっています。

 

南能代信号場
南能代 みなみのしろ
開業日:昭和40年10月1日
営業形態:信号場
所在地:能代市河戸川

列車行き違いのための設備で、駅舎やホームはなく、一般客の乗降はできません。本線側および副本線側双方に出発信号機を備えた1線スルー構造となっています。

 

東能代駅
東能代 ひがしのしろ
開業日:明治34年11月1日
改称履歴:能代→機織(明治42年11月1日)→東能代(昭和18年6月15日)
営業形態:JR直営
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
接続路線:五能線
所在地:能代市鰔淵字下悪戸(北緯40度11分20秒 東経140度4分9秒)

駅舎は昭和33年1月に改築されたもので、上りは1番線を、下りは2番線を使用します。かつては製材工場への専用線があり、3番線の外側に貨物側線が広がっていましたが、現在は専用線は廃止となり、側線もかなり撤去されています。ところで「能代」は、もと「野代」と書いていましたが、「町が野に代わる」という不吉な意味に通じるとして江戸時代中期に改名したとされています。

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鶴形駅
鶴形 つるがた
開業日:昭和27年1月25日
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:能代市鶴形字草沢

線路が築堤上にあるため、駅舎は奥羽本線でも珍しい高床式になっています。この地は、昭和30年4月に能代市に編入されるまで鶴形村に属していました。

 

富根駅
富根 とみね
開業日:明治41年1月25日
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは島式1、単式1)
所在地:能代市二ツ井町飛根字町頭

駅舎側のホームが島式という変わった配線となっていますが、かつては1番線と2番線の間に待避・通過線がありました。また、JRとなってからは駅舎にJA運営のコンビニエンスストアが入り、切符の販売の委託も受けていたのですが、平成18年2月28日をもって閉鎖され、駅も無人化されています。駅名は開業当時の富根村に由来しますが、昭和30年に周辺1町2村と合併して二ツ井町となり、平成18年に能代市と合併し能代市となっています。

 

二ツ井駅
二ツ井 ふたつい
開業日:明治34年11月1日
営業形態:簡易委託
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:能代市二ツ井町太田面

3番線までありますが、2番線からの発着はなく、通過線として使われています。次の前山駅までの区間は昭和46年まで太平山の南側を通っていました。この駅の開業時は二ツ井町でしたが、平成18年に能代市と合併し能代市となっています。なお「二ツ井」とは、比井野村と薄井村という2つの「井」が明治9年に合併したことに由来しています。

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七座信号場
七座 ななくら【廃止】
開業日:昭和40年10月1日
営業形態:信号場
廃止日:昭和46年8月5日
所在地:能代市二ツ井町小繋

輸送力増強を目的に設置されましたが、二ツ井〜前山間の複線化に伴うルート変更により放棄され、その実働期間はわずか6年足らずでした。

 

前山駅
前山 まえやま
開業日:昭和26年3月1日
改称履歴:前山信号場(昭和4年8月27日)→前山[旅客化]
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:北秋田市前山字網前

駅舎は平成20年7月に改築したものです。鶴形駅から複線区間でしたがこの駅から隣の鷹ノ巣駅までは単線となります。この地は、羽州街道の宿場町として栄えた前山村だったところで、明治22年に合併により七座村となり、昭和30年に鷹巣町に編入され、平成17年に森吉町・合川町・阿仁町と合併して北秋田市となっています。

 

鷹ノ巣駅
鷹ノ巣 たかのす
開業日:明治33年10月7日
営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人)
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
接続路線:秋田内陸縦貫鉄道
所在地:北秋田市松葉町(北緯40度13分46秒 東経140度22分22秒)

平成17年3月に誕生した北秋田市の玄関口で、貨物扱いをしていた当時は広い構内に貨車が多数留置されており、蒸気機関車用のターンテーブルも設置されていました。ところで奥羽本線を敷設するとき、鷹巣町ルートと綴子村ルートが比較検討されたようですが、結局前者が選択され、代わりに国道7号線が綴子村(昭和31年に鷹巣町に編入)を通っています。ちなみに「鷹巣」の由来ですが、鷹が巣作りをしていたという説がありますが、米代川によって運ばれてきた土砂が高く堆積した土地(高州)が転じたとする説も有力です。

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糠沢駅
糠沢 ぬかざわ
開業日:昭和31年12月3日
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:北秋田市綴子字糠沢下谷地

開業当初は有人駅でしたが昭和45年に無人化され、その後も事務室スペースの残った駅舎がありましたが、国鉄からJRへ移行した昭和62年に貨車改造の駅舎に置き換えられ、平成21年7月1日には世界一の大太鼓で有名な綴子大太鼓をイメージした駅舎に改築されています。この駅の乗降客数は極端に少ないため、普通列車の半分はこの駅を通過します。ちなみに、この駅の開業時は綴子村でしたが、昭和30年に鷹巣町に編入され、平成17年に北秋田市となっています。

 

早口駅
早口 はやぐち
開業日:明治33年10月7日
営業形態:簡易委託[大館市]
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:大館市早口字弥五郎沢

現駅舎は昭和29年6月に改築されたものですが、その後左側部分が解体されています。かつては秋田営林署の木材を扱う貨物側線が多数あり、森林鉄道も分岐していましたが、現在はほとんどが撤去されており、駅北側にあった貯木場敷地も現在は宅地となっています。また、以前は特急停車駅でしたが、現在はすべて通過しています。なお、駅の北側にある山には木々を使った「田代」の文字が浮かび上がっていますが、これはこの駅がかつて田代町(昭和31年までは早口町)にあったことによるものです

 

下川沿駅
下川沿 しもかわぞい
開業日:昭和29年5月1日
営業形態:無人
構内配線:2面2線(ホームは相対式)
所在地:大館市川口字隼人岱

駅舎は平成18年7月に改築したものです。開業時の下川沿村(昭和30年大館市に編入)は「蟹工船」で有名な作家小林多喜二の生誕地で、駅前には記念碑が建っているほか、ホーム上にも案内板が設置されています。

 

大館駅
大館 おおだて
開業日:明治32年11月15日
営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス]
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
接続路線:花輪線、小坂製錬(貨物)
所在地:大館市御成町一丁目(北緯40度17分7秒 東経140度33分34秒)

主に上りが1番線を、下りが2番線を使用しています。かつて大館駅は鉱山から産出される鉱石の集約駅として賑わっていましたが、鉱山の閉山とともにかつての賑わいは失われ、広かった構内もすっかり整理されてしまいました。なお、大館市と言えば忠犬ハチ公の生まれ故郷として有名で、駅前にはハチ公の銅像が建っています。また、県内では数少なくなった駅弁の販売もしており、比内地鶏を使った鶏めし弁当は全国的にも高い評価を得ています。

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白沢駅
白沢 しらさわ
開業日:明治32年6月21日
営業形態:無人
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:大館市白沢字白沢

駅舎は平成4年11月30日に改築したものです。開業時は有人駅でしたが、昭和59年4月に無人化されています。また、この駅ではかつて釈迦内鉱山の貨物扱いをしており、構内には多くの側線がありました。昭和62年の閉山に伴い側線が撤去された後もしばらくは機関庫が残っており、秤量器の上に載ったままの機関車も放置されていましたが、現在はすべて撤去されています。

 

陣場駅
陣場 じんば
開業日:明治32年6月21日
営業形態:無人
構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1)
所在地:大館市長走字相染台

現駅舎は昭和45年11月に建てられたものですが、平成21年7月に駅舎右側部分が解体されています。島式ホーム駅舎側に中線がありますが、事実上使用されていません。この駅から隣の津軽湯の沢駅までの区間は難所である矢立峠を急勾配で越えていましたが、昭和46年に矢立トンネルを通るルートに変更され旧線は放棄されました。ところで「陣場」の名称ですが、戦国時代の津軽藩主である津軽為信が、大館比内への侵攻に備えてこの地で陣を構えたことに由来しています。

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秋田港駅
秋田港 あきたこう
開業日:平成30年4月18日
営業形態:臨時
構内配線:1面1線(ホームは単式1)
所在地:秋田市土崎港西一丁目

旅客船の乗客の2次アクセス確保を目的として、貨物専用線の土崎〜秋田港間に第2種鉄道事業許可を取得し、期間限定の臨時駅として設置されました。
秋田竿燈祭りや各種イベントなどに併せて運行する予定で、基本的に一般客は乗降できません。

秋田総合車両センター
秋田総合車両センター あきたそうごうしゃりょうせんたー
開業日:明治41年5月
改称履歴:土崎工場→土崎工機部(昭和17年9月1日)→土崎工場(昭和27年8月1日)→秋田総合車両センター(平成16年4月1日)
営業形態:車両工場
所在地:秋田市土崎港東三丁目

土崎駅の南側にあるJRの工場で、敷地まで専用線が分岐しています。工場では車両の修理や改造、開発などを行っていて、秋田支社以外の車両も入線します。

開業直後のダイヤと運賃

上り
停車駅時刻(明治39年4月16日現在)運賃
大館発
秋田行
青森発
福島行
青森発
新庄行
青森発
横手行
青森発
大館行
青森から
陣場 -- 8:06 11:27 15:00 18:07 70銭
白沢 -- 8:18 11:43 15:15 18:22 75銭
大館 -- 8:28 11:55 15:27 18:34 84銭
5:45 8:38 12:10 15:38 --
早口 6:04 8:55 12:30 15:57 -- 92銭
鷹ノ巣 6:22 9:10 12:48 16:15 -- 1円
二ツ井 6:47 9:30 13:13 16:40 -- 1円11銭
能代 7:16 9:54 13:42 17:09 -- 1円25銭
7:26 10:04 13:57 17:19 --
森岳 7:48 10:22 14:19 17:40 -- 1円34銭
鹿渡 8:03 10:34 14:34 17:54 -- 1円40銭
五城目 8:27 10:55 14:59 18:19 -- 1円50銭
大久保 8:46 11:08 15:15 18:34 -- 1円56銭
追分 9:00 11:20 15:30 18:48 -- 1円61銭
土崎 9:15 11:30 15:46 19:01 -- 1円65銭
秋田 9:27 11:41 15:58 19:13 -- 1円70銭

下り
停車駅時刻(明治38年11月現在)時刻(明治39年4月16日現在)運賃
青森行 青森行 青森行 大館行 大館発
青森行
横手発
青森行
新庄発
青森行
福島発
青森行
秋田発
大館行
福島から 秋田から
秋田 6:00 9:30 13:00 16:40 -- 8:00 11:50 15:30 17:20 2円48銭
土崎 6:16 9:47 13:17 16:57 -- 8:16 12:07 15:42 17:37 2円53銭 8銭
追分 6:27 9:59 13:28 17:08 -- 8:27 12:19 15:52 17:48 2円57銭 14銭
大久保 6:?? 10:?? 13:?? 17:?? -- 8:42 12:33 16:04 18:01 2円61銭 ?銭
五城目 6:59 10:31 14:00 17:40 -- 9:00 12:52 16:20 18:20 2円67銭 30銭
鹿渡 7:?? 10:?? 14:?? ? -- 9:22 13:14 16:38 18:41 2円73銭 ?銭
森岳 7:36 11:08 14:37 18:17 -- 9:37 13:29 16:50 18:55 2円77銭 48銭
能代 7:?? 11:?? ? 18:?? -- 9:57 13:49 17:07 19:15 2円83銭 59銭
8:06 11:40 15:10 18:53 -- 10:10 14:02 17:17 19:25
二ツ井 8:?? 12:?? 15:?? 19:?? -- 10:41 14:33 17:42 19:55 2円92銭 ?銭
鷹ノ巣 9:03 12:38 16:08 19:49 -- 11:06 14:58 18:02 20:19 2円99銭 88銭
早口 9:?? ? 16:?? 20:?? -- 11:24 15:16 18:17 20:36 3円4銭 ?銭
大館 9:?? 13:?? 16:?? 20:26 -- 11:43 15:35 16:33 20:55 3円9銭 1円4銭
9:50 13:25 17:06 -- 8:00 11:59 15:52 18:43 --
白沢 10:?? 13:?? 17:?? -- 8:19 12:15 16:08 18:56 -- 3円13銭 1円?銭
陣場 10:25 14:00 17:41 -- 8:39 12:35 16:28 19:15 -- 3円17銭 1円15銭

※駅名の「五城目」「能代」は、それぞれ現在の「八郎潟」「東能代」です。
※運賃は3等車のもので、1等車の運賃はこれの3倍になります。

ミニ情報

平成22年12月4日のダイヤ改正により、485系1000番台3両編成の特急かもしか号と秋田以北のいなほ号が廃止され、485系3000番台4両編成の特急つがる号が秋田〜青森間に1日4往復、大館〜青森間に臨時便が1日2往復設定されました。その後、秋田〜青森間の列車が平成23年4月23日にE751系4両編成に変更され、平成26年3月14日で大館〜青森間の臨時便が廃止されています。
奥羽本線のうち、JR東日本秋田支社は、新青森〜院内間を管轄しています。

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