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愛称名: | 十和田八幡平四季彩ライン |
営業キロ: | 47.0km(大館〜湯瀬温泉) |
線路規格: | 非電化単線 1,067mm |
閉塞方式: | CTC特殊自動閉塞式 |
使用車両: | キハ110系[気動車] |
駅名: | 大館、東大館、扇田、大滝温泉、十二所、沢尻、土深井、末広、十和田南、柴平、鹿角花輪、陸中大里、八幡平、湯瀬温泉 |
※駅名をクリックすると各駅の詳細な情報を見ることができます。 |
大館 おおだて
開業日:明治32年11月15日営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス] 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 接続路線:奥羽本線 所在地:大館市御成町一丁目(北緯40度17分7秒 東経140度33分34秒) 列車は主に3番線から発着します。大館駅は鉱山から産出される鉱石の集約駅として賑わっていましたが、鉱山の閉山とともにかつての賑わいは失われ、広かった構内もすっかり整理されてしまいました。大館市と言えば忠犬ハチ公の生まれ故郷として有名で、比内地鶏を使った鶏めし弁当も全国的にも高い評価を得ています。 【最寄りの観光スポット】秋田犬の里 | |
開業日:大正3年7月1日 改称履歴:停留場→季節停留場(昭和4年12月4日) 廃止日:昭和9年6月1日 所在地:大館市片山 秋田鉄道時代に停留場として設置されましたが、乗降客数が見込みより延びなかったため、国鉄買収時に廃止されました。 左の画像は推定地ですが、この場所の住所が「大館市片山町一丁目1番」となっていること、右側の林付近が空地となっていること、高台の道路からこの空地に歩行者用の通路が接続していること、などの状況から、ここが片山停留場であった可能性は高いと思われます。 | |
東大館 ひがしおおだて
開業日:大正3年7月1日営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは島式) 所在地:大館市字盤木町 かつては島式1面2線の直営駅でしたが、平成11年4月1日に1番線が撤去されるとともに委託駅となり、令和2年3月14日にみどりの窓口廃止に併せて無人化されています。駅名は、この地がかつて東大館町であったことによります。 | |
開業日:大正3年7月1日 改称履歴:停留場→季節停留場(昭和4年12月4日) 廃止日:昭和9年6月1日 所在地:大館市池内 秋田鉄道時代に停留場として設置されましたが、片山停留場と同様、国鉄買収時に廃止されました。 左の画像は大館自動車学校付近の推定地ですが、すぐ近くに大館市上川沿出張所(旧上川沿村役場)があることから、この付近にあったと思われます。 | |
扇田 おうぎた
開業日:大正3年7月1日営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは島式) 所在地:大館市比内町扇田字土中島 ホームは島式1面2線でしたが、平成11年12月4日に駅舎側の線路が撤去され、同日に直営駅から委託駅に変更されました。その後、平成15年4月1日に無人化されています。かつては駅の南側に広大な貯木場があり、秋田営林局の森林鉄道が接続していたほか、東北開発や丸善石油の専用線も分岐していたなど、貨物取扱いの盛んな駅でした。 | |
開業日:大正4年1月19日 改称履歴:停留場→季節停留場(昭和4年12月4日)→駅(昭和9年6月1日) 休止日:昭和19年11月11日 所在地:大館市比内町扇田 秋田鉄道時代に需要の掘り起こしを目論んでバス停留所並みに短い駅間距離で設置した駅の1つです。しかし思ったほど乗降客は増えず、終戦間際に営業休止となりました。ただし、法的に「休止」扱いとなっているだけであり、実際には駅舎やホームは完全に撤去されており、復活の可能性は皆無です。 なお、左の画像は地名およびバス停の位置を基に推測した駅跡地です。 | |
大滝温泉 おおたきおんせん
開業日:大正4年1月19日営業形態:無人 構内配線:1面2線(ホームは島式) 所在地:大館市十二所上川代 平成11年12月4日に直営駅から無人駅に変更され、平成17年11月には駅舎が縮小しています。駅前通は桜並木となっており、見頃は絶景です。なお、駅名にもなっている大滝温泉は、約1,100年前の八幡平焼山の噴火によって湧出したとされ、秋田藩主の湯治場にもなっていました。 | |
十二所 じゅうにしょ
開業日:大正4年12月25日改称履歴:十二所(貨物)→十二所(大正5年1月5日) 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは島式) 所在地:大館市十二所字荒町 かつては島式1面2線の委託駅でした。しかし平成11年のCTC化に伴い無人駅となり、平成17年11月には簡易駅に改築されています。駅がある地域は十二所町だったところで、昭和30年に大館市に編入されています。ところで「十二所」とは、熊野権現十二所(紀伊熊野の12人の神)をこの地に分祀したことに由来しています。 | |
沢尻 さわじり
開業日:昭和3年7月11日改称履歴:沢尻(季節停留所)→[休止](昭和19年11月11日)→[復活](昭和37年2月1日) 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:大館市十二所字川端 駅舎はありません。駅名にもなっている「沢尻」とは、沢を流れる小川の入口(尻)であることに由来していて、実際にこの地で3本の支流が米代川に合流しています。 | |
土深井 どぶかい
開業日:大正4年12月25日改称履歴:尾去沢(貨物)→[客扱開始](大正5年1月5日)→土深井(昭和17年4月1日) 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:鹿角市十和田末広土深井字下向 駅前が不自然に広くなっていますが、この駅はもともと島式ホームで、尾去沢鉱山用の貨物ホームもあった名残です。貨物の機能が陸中花輪駅に移ってからはホームと駅舎は撤去され、島式ホームの部分まで埋め立てられたため、このような不自然な空間となったものです。 | |
末広 すえひろ
開業日:大正4年12月25日改称履歴:毛馬内(貨物)→[客扱開始](大正5年1月5日)→末広(大正9年5月1日) 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは島式) 所在地:鹿角市十和田末広字向平 かつては島式1面2線の有人駅でしたが、平成11年に無人化され、平成17年11月に簡易な駅舎に改築されています。ちなみにこの駅は、開業から5年間は秋田鉄道の終点でした。 | |
十和田南 とわだみなみ
開業日:大正9年7月4日改称履歴:毛馬内→十和田南(昭和32年6月1日) 営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人) 構内配線:1面2線(ホームは島式) 所在地:鹿角市十和田錦木浜田 貨物側線があった名残で、駅本屋からホームまで離れています。構造上すべての列車がここでスイッチバックとなります。平成11年12月4日には直営駅から委託駅に変更されました。かつては駅舎内に売店があり、駅弁「錦木おこわ」弁当の販売もありましたが、現在は廃止されています。 | |
柴平 しばひら
開業日:大正12年11月10日営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:鹿角市花輪字柴内堰口 その名のとおり、ここは柴の群生する台地だったところです。 | |
開業日:昭和4年4月5日 改称履歴:停留場→季節停留場(昭和4年12月4日) 廃止日:昭和9年6月1日 所在地:鹿角市 現在の鹿角市役所付近にあった季節停留所です。 左の画像は地名およびバス停の位置を基に推測した停留所跡地です。 | |
鹿角花輪 かづのはなわ
開業日:大正12年11月10日改称履歴:陸中花輪→鹿角花輪(平成7年12月1日) 営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス] 構内配線:1面2線(ホームは島式) 所在地:鹿角市大字花輪下中島(北緯40度11分10秒 東経140度47分20秒) 鹿角市の玄関口で、国鉄に買収される前の秋田鉄道の終点でした。尾去沢鉱山の貨物扱いをしていた名残で、構内には多くの側線跡が残っています。その尾去沢鉱山は昭和53年に閉山となりましたが、その後観光施設化されています。なお「花輪」は、川に沿った階段状の1段高い土地を表す「塙」からきています。 【最寄りの観光スポット】史跡尾去沢鉱山 | |
陸中大里 りくちゅうおおさと
開業日:昭和35年12月1日営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:鹿角市大字八幡平字大里永田 ホーム上に待合室はありますが、駅舎はありません。駅名に付いている「陸中」とは岩手県の旧国名であり、この地がかつて岩手県に属していたことを物語っています。現在の鹿角市が秋田県に属したのは、戊辰戦争の際に秋田県が官軍側に付いたことによる恩賞と言われています。 | |
八幡平 はちまんたい
開業日:昭和6年10月17日改称履歴:小豆沢→八幡平(昭和32年4月1日) 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:鹿角市大字八幡平字小山 かつては相対式2面2線で、使用されなくなったホームは今でも残っています。しばらく簡易委託により乗車券の販売を行っていましたが、平成26年5月31日に無人化されています。旧駅名の「小豆沢」とは「土砂崩れした沢」という意味で、駅付近の地名にもなっています。 | |
湯瀬温泉 ゆぜおんせん
開業日:昭和6年10月17日改称履歴:湯瀬→湯瀬温泉(平成7年12月1日) 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:鹿角市八幡平字湯瀬 かつては相対式2面2線の直営駅でしたが、平成11年12月4日に駅舎反対側の線路が撤去されて委託駅となり、令和3年12月1日には無人化されています。 湯瀬温泉街へは車で3分という距離にあり、列車時刻に合わせて駅前には各旅館の送迎バスも停まっています。なお、ホームには桜の木が植えられており、開花時の構内は絶景です。 |
◆ | 平成19年3月18日から使用車両がキハ110系となりました。(それまではキハ28/58系) |
◆ | タブレットからCTC制御となったのは、平成11年12月4日からです。 |
◆ | 花輪線は、JR東日本盛岡支社が全線を管轄しています。 |
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