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営業キロ: | 76.9km(秋田〜小砂川) |
線路規格: | 交流20,000V電化単複 1,067mm |
単複詳細: | 秋田−下浜=道川−折渡=西目−仁賀保=金浦−小砂川 |
閉塞方式: | CTC特殊自動閉塞式 |
使用車両: | E653系1000番台[交直両用型電車](特急いなほ用)、701系[交流型電車](普通電車用) |
駅名: | 秋田、羽後牛島、新屋、桂根、下浜、道川、岩城みなと、[二古]、羽後亀田、折渡、 羽後岩谷、羽後本荘、西目、[出戸]、仁賀保、金浦、象潟、上浜、小砂川 |
※[ ]は信号場です。 ※駅名をクリックすると各駅の詳細な情報を見ることができます。 |
秋田 あきた
開業日:明治35年10月21日営業形態:JR直営 構内配線:4面10線(ホームは切欠式1、島式3) 接続路線:秋田新幹線、羽越本線 所在地:秋田市中通七丁目(北緯39度42分54秒 東経140度7分59秒) 乗降客数や発着番線数、列車本数その他すべてにおいて県内最大規模を誇る県都秋田市の玄関口です。平成9年の秋田新幹線開業に際して構内配線が変更され、駅舎も改築されました。また、平成11年1月19日からは新幹線自動改札機が、平成18年3月30日からは中央改札口に在来線自動改札機が稼働しています。すべての列車がこの駅を終点としています。ところで「秋田」の名称由来には諸説があり、洪水で氾濫する雄物川の河口に位置するため稲作に適さない土地(悪田)からきているとの説も有力です。 【最寄りの観光スポット】佐竹史料館、赤れんが郷土館、民俗芸能伝承館、千秋美術館 | |
羽後牛島 うごうしじま
開業日:大正10年7月31日営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人) 構内配線:1面2線(ホームは島式) 所在地:秋田市牛島西一丁目 かつては付近にあった工場へ貨物専用線が分岐していて、貨物の一大ターミナルの機能を持っていました。そのため、国鉄からJRに移行された後も駅業務はJR貨物が管轄していたという特殊な経緯を持っています。しかし現在では専用線はすべて廃止となり、貨物側線も大部分が撤去されてしまいました。それでも広い構内は健在で、ホームはまるで離れ小島のようになっているため、駅舎とは地下自由通路で結ばれています。 駅舎は昭和33年10月に改築されたものですが、駅業務の機能は平成4年2月からホーム上の待合室に移転しています。 なお、この駅の開業時は牛島町でしたが、大正13年に秋田市に編入されています。 | |
新屋 あらや
開業日:大正9年2月22日営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス](早朝夜間無人) 構内配線:1面2線(ホームは島式) 所在地:秋田市新屋扇町 この駅の開業時は新屋町でしたが、昭和16年に秋田市に編入されています。この駅もかつては工場地帯や食糧倉庫への専用線が延びていて構内には貨車がひしめいていました。なお、この駅までが秋田市の近郊区間で、秋田〜新屋間だけの列車が設定されています。 【最寄りの観光スポット】大森山動物園 | |
桂根 かつらね
開業日:昭和62年3月31日改称履歴:桂根信号場(昭和37年9月30日)→[駅に昇格] 営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:秋田市下浜桂根字浜添 もともと信号場だったところをJR移行時に駅に昇格させたものです。駅舎や待合スペースはなく、停車本数も極端に少なくなっています。駅昇格時は5メートルほどの短いホームが相対式で設置されていただけでしたが、その後ホーム長が延長されました。しかし、この駅での列車交換の必要性が低下したことにより、平成28年2月に下り線側のホームが撤去され、併せて上り線側のホームが一新され、現在の1面1線の単式ホームとなりました。 この駅周辺にある鉄道飛砂防止林は、大正10年10月に植えられた日本最古のもので、昭和37年10月14日には鉄道記念物に指定されています。 | |
下浜 しもはま
開業日:大正9年2月22日営業形態:無人 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:秋田市下浜羽川字下野 島式ホームの駅舎側線路は、貨物列車などの待避用としてのみ使用されています。無人駅ではありますが、駅舎は平成11年3月13日に改築されたもので、待合室スペースと券売機・トイレが設置されています。ここはもと下浜村だったところで、昭和29年に秋田市に編入されています。 | |
道川 みちかわ
開業日:大正9年2月22日営業形態:無人 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:由利本荘市岩城内道川字井戸の沢 無人駅ではありますが、駅舎は平成13年に改築されたもので、待合室スペースと券売機・トイレが設置されています。道川は国産ロケットの打ち上げ実験が初めて行われた地で、昭和30年に海岸でペンシルロケットが打ち上げられました。なお、この駅の開業時は道川村でしたが、昭和30年に亀田町と合併して岩城町となり、平成17年に周辺市町村と合併して由利本荘市となっています。 | |
岩城みなと いわきみなと
開業日:平成13年12月1日営業形態:無人 構内配線:1面1線(ホームは単式) 所在地:由利本荘市岩城内道川 道の駅「岩城」の開業に合わせて設置された駅です。 | |
二古 ふたご
開業日:昭和37年9月27日営業形態:信号場 所在地:由利本荘市岩城二古 列車行き違いのための設備で、駅舎やホームはなく、一般客の乗降はできません。本線側および副本線側双方に出発信号機を備えた1線スルー構造となっています。 | |
羽後亀田 うごかめだ
開業日:大正9年7月30日営業形態:無人 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:由利本荘市松ケ崎字高野 駅舎は開業当時からのものです。この地は、昭和30年まで道川町だったところで、江戸時代には岩城吉隆氏(秋田市の基礎を築いた佐竹義宣氏の甥)が治める亀田藩2万石の城下町でした。そのため、亀田集落の中を通ると、武家屋敷があった面影が随所に残っています。 【最寄りの観光スポット】天鷺村 | |
折渡 おりわたり
開業日:昭和62年3月31日改称履歴:折渡信号場(昭和32年9月28日)→[駅に昇格] 営業形態:無人 構内配線:2面2線(ホームは相対式) 所在地:由利本荘市岩城上黒川字泉田 もともと信号場だったところをJR移行時に駅に昇格させたものです。ホームは、しばらく鉄パイプで組んだ簡易な構造でしたが、平成28年秋頃に一新されています。駅周辺に人家はほとんどなく、停車本数も極端に少なくなっている上にバスでのアクセスもできないなど、秘境駅としても知られています。 | |
羽後岩谷 うごいわや
開業日:大正11年10月16日営業形態:無人 構内配線:2面3線(ホームは島式1、相対式1) 所在地:由利本荘市岩谷町字川端 駅舎は平成12年3月8日に改築されたものです。この地は昭和31年まで岩谷村だったところで、現在も駅周辺には市役所支所や郵便局、小中学校があります。また、地元で採れた野菜などの即売所を兼ねた道の駅「おおうち」も隣接しているため人通りは多く、地域の中核として活気があります。 | |
羽後本荘 うごほんじょう
開業日:大正11年6月30日営業形態:JR直営 接続路線:由利高原鉄道 構内配線:2面3線(ホームは島式2) 所在地:由利本荘市出戸町字西梵天(北緯39度23分4秒 東経140度3分40秒) 由利地方の中心都市として発展してきた由利本荘市(平成17年3月21日までは本荘市)の中心駅で、駅舎は令和3年8月5日に改築されたものです。ホームは4番線までありますが、JRは1〜3番線を使用し、由利高原鉄道が4番線を使用しています。かつては横荘鉄道がこの駅と横手駅を鉄道で結ぶ予定でしたが、途中まで建設が進んだところで挫折してしまいました。その路線を引き継いでいるのが現在の由利高原鉄道です。 ちなみに、なぜ駅名に「羽後」を付けているかというと、高崎線の本庄駅との混同を避けたためと言われています。 | |
西目 にしめ
開業日:大正11年6月30日営業形態:無人 構内配線:2面2線(ホームは単式1、島式1) 所在地:由利本荘市西目町沼田字弁天前 かつては2面3線でした。開業時からの駅舎は、老朽化と駅前再開発を理由に平成18年2月に解体され、今まで跨線橋のあった部分に接続する形で新駅舎が建築されています。この地は旧西目町だったところで、町制施行は昭和50年と比較的新しい町でしたが、平成17年3月の合併により由利本荘市の一部となり、30年の町の歴史に終止符を打っています。 | |
出戸 でと
開業日:昭和37年9月29日営業形態:信号場 所在地:由利本荘市西目町出戸 列車行き違いのための設備で、駅舎やホームはなく、一般客の乗降はできません。 | |
仁賀保 にかほ
開業日:大正11年6月30日改称履歴:羽後平沢→仁賀保(昭和43年4月1日) 営業形態:簡易委託[TDKサービス] 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:にかほ市平沢字清水 貨物扱いをしていた名残で、3番線の外側には側線跡があります。この地はもと平沢町だったところで、昭和30年の合併により仁賀保町となりました。その後も駅名は「羽後平沢」のままでしたが、昭和43年の明治100年記念行事の一環として駅名改称が行われました。平成13年6月には駅舎も改築されています。なお、平成17年10月には周辺2町との合併により「にかほ市」となっています。 | |
金浦 このうら
開業日:大正11年6月30日営業形態:簡易委託 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:にかほ市字十二林 平成10年3月に改築された駅舎は図書館との合築となっています。現在のにかほ市となる前は「金浦町」だったところで、明治35年の町制施行以来、一度も町の境界が変わらなかったという歴史の古い町でした。また、この地は日本人初の南極探検隊の隊長を務めた白瀬中尉の生まれ故郷であり、その名前は現在も南極観測船の名前となっています。 【最寄りの観光スポット】白瀬南極探検隊記念館 | |
象潟 きさかた
開業日:大正10年11月15日営業形態:業務委託[JR東日本東北総合サービス] 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:にかほ市象潟町字家の後 現駅舎は昭和41年11月に改築され、平成24年10月1日に一部リニューアルされたものです。「象潟」の地名からも分かるように、この辺りはかつて多くの小島が海に浮かび、宮城の松島に匹敵する景勝地と言われていましたが、文化元年(1804年)の地震による隆起によって消滅してしまいました。 【最寄りの観光スポット】象潟郷土資料館 | |
上浜 かみはま
開業日:昭和27年3月1日改称履歴:上浜仮乗降場(昭和26年4月1日)→[駅に昇格] 営業形態:無人 構内配線:2面2線(ホームは相対式) 所在地:にかほ市象潟町洗釜字砂山 駅舎は平成30年12月11日に改築されたものです。もとは「上浜村」だったところで、昭和30年に合併により象潟町(現:にかほ市)となっています。「上浜」とは浜辺の陸地側という意味が語源となっているようで、秋田市にある「下浜駅」とは関係がないようです。 | |
小砂川 こさがわ
開業日:大正10年11月15日営業形態:無人 構内配線:2面3線(ホームは単式1、島式1) 所在地:にかほ市象潟町小砂川字小田 駅舎は平成18年3月に改築されたものです。島式ホームの駅舎反対側にある3番線には架線が張られておらず、事実上使用されていません。駅は海岸のすぐ近くにあるのですが、羽越本線が1段高い位置を通っていることもあり、駅の標高は34.2メートルもあります。 |
◆ | 羽越本線のうち、JR東日本秋田支社は、秋田〜本楯間を管轄しています。 |
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