上皇と右大臣の娘との間に生まれた第二皇子。しかし最近では第三皇子と判明。 恵まれた環境でありながら、常に政略の渦の中に立たされていた少年です。 まあ今では立派な帝と四児の父となっていますが……(^^;) その少年は元服まで母方の邸に住んでいるのですが、そこが嫌いでたまりません。 一刻も早く元服をして東宮御所に移りたいと思っていました。ところが内裏である少女と出会い―― ここでは帝(元東宮)の過去のお話を書いていきます。千景篇で見れなかった部分も出てくる予定です。
第壱章 初恋
第弐章 垣間見
第三章 運命
第四章 助け舟
第伍章 恐怖
第六章 子供
第七章 兄弟論争
第八章 呪詛と産気
第九章 幸せ
第拾章 即位
第拾壱章 罪人
第拾弐章 罪人の子と自分の子