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Infuse-a-Port Patient Manualの英訳


植え込みポートに関する潜在的問題 (Page-7)


長期の血管へのアクセス装置の使用及び維持管理には、潜在的な 問題または合併症状が起こりうる。
下記リストに、より一般的な合併症の兆候を挙げてある。
これらの兆候、またはその他いかなる異常な兆候が表れた場合、医師または看護士に直ちに知らせなければならない。

患者の症状

考えられうる理由

血液採取不可能または通常の圧力でのポート及びカテーテルの洗浄が不可能。

カテーテルの閉塞または詰まり。
静脈血栓症−カテーテルの周辺部いずれかの静脈内での血液凝固。

肩、首または腕のうずきによる不快感、腫れまたは痛み。
ポート部位上部または周辺の痛みまたは赤み、発熱または切開部位からの異常な液漏れ。

ポートポケットまたは針挿入部位の感染。

薬剤注入の際のほてり感。
ポート部位付近の皮膚の水ぶくれ、または腫れが生じうる。

溢血・浸潤−ポート周辺の上皮への薬物の漏れ。

その他のまれな合併症を以下に記すが、ここに制限するものでない。


●カテーテル「圧迫→鎖骨と第1肋骨間におけるカテーテルの圧迫
→カテーテル剪断変形が生じ、カテーテル破損の原因となる。
●ポートを所定の位置にしっかりと縫合していなかったり、過度に縫合すると、装置が回転、または移動する。
●自然発生的にカテーテルの回遊が生じ、別の血管に位置してしまう。
●カテーテルがポートから分離してしまうカテーテルの断絶。
●注入の際にチューブが離れてしまうと、循環系統に空気が入り、空気塞栓症が生じうる。
●ポートの部位の上部皮膚が浸食しうる。
●手術に関連する合併症。
●装置に対する患者の身体の拒否反応。