ハードディスクの接続方法の違い
自作に使用されるハードディスクの接続方法はいくつかありますが、ここでは現在主に使用されているパラレル接続とシリアル接続の違いに関して説明します。
部品\内容 | パラレル | シリアル | 備考 |
---|---|---|---|
転送ケーブル | 太い | 細い | 幅が広いとケース内のエアロフローに影響しやすい。 |
台数/コネクタ | 2台 | 1台 | パラレルは2台接続できる。しかし、片方の機器の転送速度が遅いと、両方ともその速度になってしまう。 |
台数/コネクタ | 100MB/s 133MB/s |
150MB/s | 転送速度の差よりも、シリアルはデータロスが少ない。 |
電源ケーブル | 共通 コネクタ |
専用 コネクタ |
シリアルHDDでは、電源のシリアルHDD用コネクタ数に注意しなくてはならない。 |
接続時の設定 | 必要 | 不要 | パラレルにはHDDにジャンパがあり、何台目のHDDなのか設定する必要がある。 |
簡単に言うと、以上のような違いがあります。
ちなみに、データ転送速度に多少の差はありますが、速度自体はそんなに重要ではないと考えています。
これは実際にハードディスクに書き込みを行う速度に対してデータ転送速度が速すぎるのではと考えられるからです。
その為、備考欄にはデータロスが少ない事がメリットであると記載しました。
以上のことから、シリアルATAは今までのハードディスクに比べケーブルの取り回しも接続方法もシンプルで、パラレルATAに比べると初心者向きと言えるかもしれません。
またマザーボードの持つコネクタも今後はパラレルの物よりシリアルの物が増えていくのではと思いますので、皆さんも必然的に目にする機会が増えると思います。
では、初心者以外にはシリアル接続でのメリットが無いのか?と言うと、そんな事もありません。
私の持っている知識ではパラレルATAに対するシリアルATAのメリットはあまり説明できませんが、シリアルATAIIが登場して新たな機能が追加されました。
その中でも以下の二つはメリットが大きいので紹介したいと思います。
NCQ(Native Command Queuing)
ハードディスクから情報を読み出す方法です。
従来では1・2・3・4と並んだ情報を取り出す時、その順番のまま情報を探して取り出していました。
NCQでは、1・4・3・2の順番の方が効率よく情報を取り出せる時は、順番を変えて取り出します。
ハードディスクでのデータの読み出しや書き込みは他の部品に比べ時間がかかる為、このような機能は今後の高速化に寄与するのではと思います。
スタッガードスピンアップ
ハードディスクの電源利用方法。
ハードディスクを複数台使用しているパソコンの場合、電源を入れると同時に起動して一気に消費電力が増加する事で、電源に負担をかけます。
そのような事が起こらないように時間差をつける事で消費電力の極端な上昇を抑えます。
ただ注意していただきたいのは、この機能を備えていればシリアルATAIIである、と言えない可能性がある事です。
各製品によっては、もっと機能を備えているものもありますし、その逆もあるようです。