「9月30日閉店」とツイートされていましたが、その後も断続的に営業が続き、11月11日に完全閉店しました。
店のまわりの環境はともかく、中に入れば黒が基調の素敵なインテリア。手頃な価格でおいしい料理が堪能できる隠れた名店でした。最初は分煙でしたが数年前から完全禁煙になり、ますます評判がよくなりました。
それなのに閉店に追い込まれた?のはなぜでしょう。関係者でないので真相はわかりませんが、何回か行って、気になることはありました。
ひとつはマネジメント。特に人材確保ですね。小さな店なので、シェフとサービスの二人体制でしたが、シェフはオーナーでなく「雇われ」で、料理の評判が良くてもわりと短期で入れ替わっていました。サービス係はもっと定着せず、シェフひとりが大車輪で働いていることが時々ありました。
もうひとつは 、贔屓(ひいき)の引き倒し・・・とでもいいましょうか。ふらりと店に入ってきた人が、厨房の中に入り込むのを何度も見ました。常連のお客さん?が善意で店を手伝おうとしていたようです。
悪気がないにしても、飲食業の基本からはずれた所作は不快でした。むげにはできなかったのでしょうが、毅然として、お引き取りいただくべきでしたね。利益を支える客層を遠ざけてしまったように思います。
しばらく日をおいて、同じ場所に別の店がオープンする計画があるそうです。うまくいくことを祈っています。
(2015年11月)