対話型AIを搭載した小型ロボット。聖蹟桜ヶ丘駅では東口の改札内側に設置されています。
2019年春に京王電鉄の新入社員という設定で、下北沢駅に第1号機が配属されました。
とても優秀で、数か月で英語や中国語でも案内できるようになった成果を認められたそうで、同年9月に主任に昇進しました。
ところがインバウンド対応の活躍が期待されていた矢先、コロナ第一波が襲来。おそらく以前からの計画に基づいて、2号機、3号機…と主要駅に配備されていきましたが、肝心の観光客が激減してしまいました。
各種イベントと連携するなど活性化の試みが少し見られますが、全体としてあまりうまく行っていないようです。
機能も向上してはいるのでしょうが、率直に数年前と変わらない印象です。質問すると、まじめにきちんと教えてくれますが、正直言ってあまり面白くはありません。
世の中では、この数年間で生成AIが急激に普及しました。たいていのことはスマホでわかります。これから欧米などの観光客が戻ってきても、このロボットの利用を増やすのは難しそうです。
ここは柔軟な発想で、キャラを大きく変えてみたらどうでしょう。少し危なっかしいくらいがいいと思います。
コンプライアンスには留意しつつ、何の役に立つんだかわからない情報をぶちこむとか、意外な角度からズバズバ意見を言うとか、いろいろやらかしてくれたら楽しめそうな気がします。
(2023年8月)
ほかの駅はわかりませんが、聖蹟桜ヶ丘駅からは姿を消しました。2023年末までに撤去されたようです。
(2024年1月)