駅から宮下通りを歩いていくと、左側にけやきの大木があり、その根元に「一ノ宮の渡し」を記念したモニュメントがあります。昔の多摩川の渡し場があったと伝えられています。
渡し場のモニュメントに並んで、明治時代の水道標識がおかれています。当時このあたりが神奈川県に属していたときの標識が残っているのです。
石の表面は風化していますが、よく見ると旧字体で「神奈川県庁」と書かれているのがわかります。
いにしえのころには、このけやきの木のあたりまで小野神社の境内が広がっていて、このあたりに一の鳥居があったそうです。
(2005年12月)