せきど観音(その1)

せきどかんのん

東京都多摩市関戸5-31-11
(TEL) 042-375-7432

写真

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(なで観音)

聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩約16分
または 聖蹟桜ヶ丘駅からバス
「関戸」停留所下車 徒歩約1分


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慈眼山(じげんさん)観音寺(かんのんじ)。真言宗豊山派のお寺です。

旧鎌倉街道から脇道を少し登った崖の上にあります。歴史は古く、鎌倉時代の初期に創建されたと伝わっているそうです。

崖地のため、狭い境内の大部分を本堂が占め、まわりにさまざまな仏像が祀られています。

古びた石仏のそばに、アニメ風のお顔の観音像が鎮座していました。その名は「なで観音」。きょとんとした表情です。
目が点になっているのは、願い事が多すぎて、さばききれないからでしょうか?


さて話は変わって、鎌倉時代の末期のこと。
上野国(群馬県)の御家人、新田義貞は倒幕のために挙兵し、現在の多摩市関戸付近で、北条氏の軍勢を打ち破りました。鎌倉幕府の滅亡を決定づけたとも言われる合戦です。

壮絶な戦いだったらしく、多摩市内の旧鎌倉街道沿いのあちこちに、戦死者の墓や石碑が残っています。

観音寺では、今も幕府軍と倒幕軍の両方の戦死者の供養を続けています。毎年5月16日に法要が行われます。今年はかもきちも参加しようと思っています。

(2017年5月)


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