オバマ候補の政策 オバマ氏とヒラリー氏の違い

オバマ候補の政策の訳 イラク戦争を終わらせる為に

戦争を終わらせる為のオバマの政策 オバマ候補の公式ホームページより

  1. イラクの戦争を終わらせる。月に1ないし2連隊の軍隊を撤退させる事によって。
  2. 最終的に、タリバンとの戦いを終える。アルカイダを根絶する。アフガニスタンとパキスタンの人々に投資する。条件付きでパキスタン政府に援助をしつつ。
  3. 核兵器の拡散を阻止し、すべての野放しの核物質の世界への拡散を安全にする為に積極的に行動する。
  4. 対外援助を2倍にし、極度の貧困を半分に削減する。
  5. クリーンなエネルギーの将来に投資し、外国の石油から離れさせる。グローバルな気候変動の脅威に対して世界の先頭に立つ。
  6. 兵士、海兵隊、特殊部隊の数を増やし、軍事力を再構築する。十分な訓練と部隊の配備の合間の休息時間を要求する。
  7. 友人と話をするだけでなく、敵とも話をし、アメリカの外交を更新する。国務省外交局や平和部隊の人数を増やす。アメリカの声の部隊を創設する。

マケイン候補のイラク政策

オバマ、ヒラリー、マケインの誰が大統領になっても、イラク撤兵は始まる。

  1. オバマ候補は、「就任直後から毎月1、2個旅団をイラクから引き揚げ、16か月以内に撤退を完了させる」と主張。
  2. ヒラリー候補は、「就任60日以内にイラク撤兵を開始する」としている。
  3. マケイン候補は、「2013年1月までに米兵の大半を帰還させることになる」と述べた。

マケイン候補、任期中のイラク撤退を初めて表明 YOMIURI ONLINE読売新聞
マケイン上院議員は15日、イラク駐留米軍の撤退問題について、「2013年1月までに米兵の大半を帰還させることになる」と述べ、当選した場合は1期目の任期中に主要部隊を撤退させる方針を初めて表明した。
マケイン氏はこれまで撤退期限の設定は、テロリストを有利にすると強く反対してきており、事実上、軌道修正した。
11月の本選を意識し、イラク戦争に批判的な有権者を取り込む狙いがあると見られる。民主党の有力候補バラク・オバマ上院議員(46)は「マケイン氏はイラク戦争を100年続けてもいいと言っている」などと攻撃している。

オバマ候補の政策の原文 to end the war

Barack Obama:Change We Can Believe In. Barack's plan to end the warより

  1. End the war in Iraq, removing our troops at a pace of 1 to 2 combat brigades per month;
  2. Finally finish the fight against the Taliban, root out al Qaeda and invest in the people of Afghanistan and Pakistan, while making aid to the Pakistani government conditional;
  3. Act aggressively to stop nuclear proliferation and to secure all loose nuclear materials around the world;
  4. Double our foreign assistance to cut extreme poverty in half;
  5. Invest in a clean energy future to wean the U.S. off of foreign oil and to lead the world against the threat of global climate change;
  6. Rebuild our military capability by increasing the number of soldiers, marines, and special forces troops, and insist on adequate training and time off between deployments;
  7. Renew American diplomacy by talking to our adversaries as well as our friends; increasing the size of the Foreign Service and the Peace Corps; and creating an America's Voice Corps.

オバマ氏とヒラリー氏の違い

オバマ氏は草の根民主主義。党員集会が行われる州を重視する。
オバマ候補と若者とネットの力

オバマ氏とヒラリー氏のイラク政策の比較

現実味欠くイラク政策:米大統領選挙 YOMIURI ONLINE読売新聞
オバマ氏は、大統領に当選した場合、「就任直後から毎月1、2個旅団をイラクから引き揚げ、16か月以内に撤退を完了させる」と主張。クリントン氏は、撤退完了の時期こそ明言は避けつつも、「就任60日以内に撤兵を開始する」としている。

イラク政策に関しては、オバマ氏とヒラリー氏の違いは小さい。

オバマ氏とヒラリー氏の個人献金の違い

  • オバマ氏が上限の2300ドルの個人献金に頼る割合は23%
    小口の200ドル以下の献金に頼る割合は42%
  • ヒラリー氏が上限の2300ドルの個人献金に頼る割合は38%
    小口の200ドル以下の献金に頼る割合は26%

アメリカ大統領選挙の個人献金の上限は、1人当たり2300ドルである。オバマ氏は大口の個人献金よりも、小口の個人献金の割合の方が大きい。ヒラリー氏は逆であり、オバマ氏とヒラリー氏の違いが明確に現れている。
ネット献金の違いによると思われる。

オバマ氏とヒラリー氏の個人献金の違い。
オバマ氏の個人献金 ヒラリー氏の個人献金
200ドル以下 42% 26%
201〜2299ドル 35% 36%
2300ドル上限 23% 38%
オバマ氏の個人献金の割合 ヒラリー氏の個人献金の割合

小口献金 長期戦に有利 YOMIURI ONLINE読売新聞
大詰めを迎えた民主党予備選の資金集めでは、ヒラリー・クリントン上院議員に対するオバマ氏の優位が明確になってきた。昨年は5月以外の月でクリントン氏がオバマ氏以上の献金を集めたが、今年に入ると3か月連続でオバマ氏がクリントン氏を圧倒している。

オバマ氏躍進の最大要因が小口献金だ。ロビイストの影響排除をうたうオバマ氏は、企業や利益団体が献金のためにつくる「政治行動委員会」(PAC)からの資金は受け取らないと宣言、100%が個人献金だ。民間調査機関「応答する政治センター」によると、中でも200ドル以下の小口献金者が40%を占め、クリントン氏の23%を大きく上回る。

オバマ氏とヒラリー氏の経済政策に関する違い

オバマ氏はガソリン税の免除に反対で、ヒラリー氏は賛成。

ガソリン税論議が焦点に、大統領選候補指名争い
YOMIURI ONLINE読売新聞
基本的に大きな相違のない両候補の経済政策で最近、大きな焦点として浮上しているのが「連邦ガソリン税の一時免除」だ。
1リットル当たり約5セント(約5円)のガソリン税を免除し、値下げを図るべきだという提案で、クリントン氏が共和党候補に確定しているジョン・マケイン上院議員(71)とともに訴えている。
オバマ氏は真っ向から反対だ。減税効果が1世帯当たり約30ドルにとどまる免税措置を、大衆受け狙いの「まやかし」と呼び、税収減少で社会資本整備が遅れ、雇用にも悪影響が出ると指摘している。

オバマ大統領候補に関連するリンク

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