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◇はじめての施術
臨床実習の期間は、部分的に施術を任せて貰うわけではなく、開業後に必要となる施術院の業務をほとんど全て任せて貰って、施術院を運営して行きます。
施術院の運営に必要なものとしては、電話対応、予約獲得から実際の施術。他にも、院内外の掃除、備品調達、書類管理、ホームページの管理などです。
はじめての施術の際も、電話応対でご予約をいただくところからスタートです。
私が初めて施術させていただいた患者様は、チラシをご覧になってご来院くださいました。50代の男性の方で、症状は慢性的な腰痛でお悩みとのことでした。とても緊張する中、患者様の症状の詳細をお聞きし、しどろもどろになりながら症状の原因、どうしたら改善するのか等を一生懸命お話させていただきました。
患者様は私の緊張を察したらしく、次回のご予約をいただくことが出来ませんでした。
初めて患者様に施術させていただくまでに、家族や友人、同期の仲間にたくさん施術の練習をしていましたので、大丈夫!と思っていましたが、実際のふがいない結果に私自身、大きく落胆したのを鮮明に覚えています。そして何より貴重なお時間を割いてご来院下さった患者様には本当に申し訳ないと思っていました。
今の自分のレベルでは、本当に困っている患者様にご迷惑がかかる、もっと練習して自分のレベルを上げていかなければ!と強く思う出来事でした。
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失敗から学んだこと
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