平成２１年第９回神石高原町議会（１２月定例会）

　１２月定例会は、１２月１５日から、２１日まで開かれました。

　今回の定例会（第９回）では、平成２１年度一般会計・特別会計補正予算（１２月補正）、をはじめ教育委員会委員の任命の同意、神石高原町地域情報通信基盤整備事業分担金の徴収に関する条例の制定など２３議案、また地域の暮らしを守るための国の予算執行及び予算編成を求める意見書など議員発議４件など２７案件をそれぞれ原案のとおり可決承認しました。

その、主なものは、

＜報告事項＞

１）議会産業建設常任委員会　調査研究報告　H21.11.29〜30　耕作放棄地対策
　　　　　　H21.11.29（木）☆長崎県東彼杵郡波佐見長役場、「峠有機百笑会」
　　　　　　H21.11.30（金）☆佐賀県唐津市役所七山支所、「�竃ﾂ神の庄」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　委員長；佐伯　卓師

２）神石高原町地域医療を見守る特別委員会　現地調査報告　H21.11.18〜19
　　　　　　H21.11.18（水）☆兵庫県丹波市「兵庫県立柏原病院」
　　　　　　H21.11.19（木）☆京都府福知山市「医療法人財団新大江病院」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　委員長；松本　彰夫

３）議会広報広聴調査特別委員会　議会クイズ応募状況など報告

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　委員長；木野山　孝志

４）監査委員　会計収支報告


＜教育委員会委員の任命の同意＞

　☆中岡氏　任期満了（2期目）　☆山本氏　横山氏の辞任に伴う

＜工事請負契約の変更について＞

１）

☆ボーリングの結果、設計段階では軟岩の予定だったが中硬岩が現出。作業方法を変更。

２）

☆国道182線交点より500m地点で盛土が崩壊。90m間3m掘下げる地番改良工事を行う。

３）

☆残土運搬箇所の変更により距離が短縮され安価となった。

４）

☆販売を有利にするために、１工区、５工区の場内道路のコース変更をおこない、販売区画を97区画から77区画に変更する。


＜条例の制定・改正＞

○地域情報通信基盤整備事業分担金の徴収に関する条例

分担金は別表に通りです。

○廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正

　＊平成22年度から、粗大ごみの収集方法が変更となり直接搬入となりました。それに伴い処理手数料が変更されました。（月・水・金・日・クリーンセンターへ直接搬入）
　「直接搬入によるもの」と「指定袋によるもの」の２区分になりました。
「指定袋によるもの」は従来と変更ありません。

＊指定処理施設へ直接搬入されるごみ　10kg当たり50円が150円に値上がりします。

○後期高齢者医療に関する条例の一部改正
○介護保険条例の一部改正
　＊ともに、延滞金の利息は1ヶ月間年7.3％年以降14.6%だったのを年7.3％を3ヶ月間延長する。


＜財産の取得＞

（１）

（２）

＜平成２１年度補正予算（１２月度）＞

　　☆別紙のとおり（Ｈ２１補正予算）


＜議員提出議案＞

○　地域のくらしを守るための国の予算執行及び予算編成を求める意見書の提出
　　　　　　　　提出者　寄定　秀幸　　　　賛成者　小川　清治

○　電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書の提出
　　　　　　提出者　村上　克朗　　　　賛成者　橋本　輝久

○　障害者自立支援法の完全廃止を求める意見書の提出
　　　　　　提出者　木野山　孝志　　　賛成者　片山　元八郎

○　非核三原則の早期法制化を求める意見書の提出
　　　　　　提出者　松本　彰夫　　　　賛成者　村上　克朗

平成２１年第８回神石高原町議会（１１月臨時会）

　平成２１年度第８回臨時会（１１月）は、１１月２日（月）に開かれました。

　工事請負契約など、４案件をそれぞれ原案のとおり可決承認しました。


＜報告＞

財産の取得の専決処分

＜工事請負契約＞　議案第163号

＜財産の取得＞　議案第164号

　神石高原町立病院コンピュータ断層撮影装置（CT）購入
　H21.10.21（業者選定委員会）県内17業者　13社辞退
　H21.10.26（物品購入仮契約）

是正改善を要する事項⇒　☆特に指摘すべき事項はない。

〇平成２０年度決算資金不足比率審査意見書の報告（神石高原町監査委員）

是正改善を要する事項⇒　☆特に指摘すべき事項はない。


＜平成２０年度決算認定＞

　９月定例会に提案された平成２０年度各会計決算は、新町として４年目の通年予算のもとで予算執行されたものです。町長、議会とも、前半の８ヶ月は１期目、後半の４ヶ月は２期目となります。

　一般会計をはじめとする各会計の歳入歳出決算の認定については、監査委員の意見書をそえて提案されました。平成２０年度の予算について、適正に執行され、目的を達成できたかを主眼に慎重に審議し、本会議にて採決の結果、全員の賛成で各会計の歳入歳出決算を認定しました。

　決算総額は、歳入で１５６億２，９４６万円、歳出で１４９億７，０７９万円となりました。平成１９年度の決算と比べて歳出で１３億３７０万円の減少（▲８％）となっています。次年度に繰越し執行する事となった１億８８万円（明許繰越）を除き、５億５，７８０万円が平成２１年度会計へ繰り越されました。

　各会計の歳入歳出決算の状況は、表のとおりです

　☆平成２０年度決算指標

　★一般会計賛成討論（議会を代表して総務文教常任委員会委員長が討論）


＜人権擁護委員の候補者の推薦＞

 ＜平成２１年度補正予算（9月度）＞

　この度の９月補正予算は、一般会計で２６億３１３万２千円、特別会計で２４４６万８千円の増額となりました。

　本町の重要課題である「情報通信基盤整備事業」また、国の補正予算に関連した「学校教育環境整備事業」、平成２０年度に引き続き「長期債元金繰上償還経費」が計上されました。

　主なものは一般会計では、歳出で、「情報通信基盤整備事業」に２０億７１７４万５千円、「学校教育環境整備事業」に６０２４万円、「長期債元金繰上償還経費」に、３億６２３８万７千円などが追加補正されました。

　歳入では、「普通交付税」２億９８０５万６千円、「地域情報通信基盤整備推進交付金」５億６５００万円「地域活性化・公共投資臨時交付金」６億６７５０万円、「安全安心な学校づくり交付金」２４２４万円、「町債」１０億３９７０万円などが増額補正されました。

　特別会計では、総合開発特別会計にて、井関定住団地事業推進費、モデルハウス兼事務所用地購入費が５９０万円追加、簡易水道特別会計にて、落雷被害・漏水修理などに５１３万３千円追加、飲料水供給施設事業特別会計にて、漏水修理費などに、４０万円追加、農業集落排水事業特別会計にて、老朽設備修繕費などに３６５万８千円追加、合計で２４４６万８千円が追加補正されています。

　　☆平成２１年９月度補正予算


＜議員提出議案＞

○　神石高原町議会傍聴規則の一部改正

　　　　　提出者　藤田　晃己　　　　賛成者　小林　貢

○　教育予算の拡充を求める意見書の提出

　　　提出者　松本　彰夫　　　　賛成者　小林　貢

○　県立高等学校再編整備計画の慎重な取組みを求める意見書の提出

　　　提出者　小林　貢　　　　賛成者　松本　彰夫

○　安心社会実現のため平成２２年度予算の確保を求める意見書の提出

　　　提出者　寄定　秀幸　　　賛成者　木野山　孝志

＜工事請負契約＞

＜財産の取得＞

平成２１年第５回神石高原町議会（６月定例会）

平成２１年度第５回定例会は、６月１２日から２５日まで開かれました。

　平成２１年度各会計補正予算（６月補正）、神石高原町特別職非常勤職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定など２０議案、第3セクター経営状況5件、繰越事業計算書報告３件、新たな過疎対策法の制定に関する意見書の提出など議員発議３件など３１案件をそれぞれ原案のとおり可決承認しました。

＜報告３〜５＞

○繰越明許費繰越計算書の報告

（一般会計）

単位：千円

 
（簡易水道事業特別会計）

単位：千円

＜平成２１年6月補正予算＞

　この度の（６月度）補正予算は、一般会計で９億９８万円、特別会計で４億９８０万円の増額となりました。国の「経済危機対策」、「雇用促進対策」などに呼応し、多くの新規事業が計上されました。

　主なものは、一般会計では、歳入で「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」6億810万円、「広島元気づくり緊急交付金」9,000万円、「緊急雇用関連補助金」1,972万円、などが増額補正され、歳出では、公的介護施設など整備事業に6,853万円、一般廃棄物収集処理事業に3,150万円、商工会育成事業500万円、町道維持補修などに1億894万円、学校教育環境整備事業1億1,100万円、統合小学校建設事業費2,855万円などが追加補正されました。

　特別会計では、井関定住団地簡易水道施設整備・修繕などに1億5,050万円、井関定住団地農業集落排水施設整備に5,300万円、総合開発特別会計にて井関定住団地関連の事業推進費、整備開発事業費として9,990万円が追加補正されました。

　また病院事業会計にて交際費など140万円が追加補正されています。

　なお、全体で人件費について、給与の定率減額分2,226万円、3月末職員退職分減額4,169万円、期末手当などの減額1,420万円、合計で7,815万円が減額補正されています。

　一般会計繰越額3億6,305万円の内、半額を越す額（2億円）を財政調整基金に積立て予定です。

　★平成２１年６月補正予算明細票のとおり
　
　　◎緊急雇用対策事業・雇用創出基金事業・経済危機対策臨交付金（国）　・元気づくり交付金（県）に対応する補正予算


＜人権擁護委員の候補者の推薦＞

＜字の区域及び名称の変更＞

○H19年度地籍調査が完了した地区の字の区域及び名称の変更

　→笹尾のうち城地・平郡・妙楽寺谷・船子谷・荒日山の一部が一筆地調査完了


＜工事請負契約＞

＜議員提出議案＞

○　新たな過疎対策法の制定に関する意見書の提出

　　　　　提出者　村上　克朗　　　　賛成者　佐伯　卓師

○　地方財政の充実・強化を求める意見書の提出

　　　　　提出者　松本　彰夫　　　　賛成者　村上　克朗

○　天皇陛下御即位二十年並びに天皇皇后両陛下御大婚五十年を奉祝する賀詞の決議について

　　　　　提出者　片山　元八郎　　　賛成者　木野山　孝志

＜財産の取得＞

★指名競争入札

★平成２１年度一般会計予算明細票（比較表）＆特別会計・病院事業会計（PDF）

３月度　＜条例制定・改正＞　主なもの

�@非常勤特別職の報酬・費用弁償の一部改正

�A常勤特別職及び教育委員会教育長の給与・旅費の特例の一部改正

�B神石高原町国民健康保健税条例の一部改正→限度額の引上げにより負担額を軽減。

�C　〃　直営診療所設置管理条例の一部改正→町立病院の手数料に合わせる（３％程度値上げ）

�D神石高原町介護保険条例の一部改正→介護保険料の値上げ

★H21〜23→第4期高齢者ﾌﾟﾗﾝによる介護報酬基準値の増額に対して保険料を値上げ
�E神石高原町町営バス条例・町営バス料金条例→町営バスの運行（H21年4月〜）
　　　★一律300円とする。

�F神石高原町源流の里条例→地域力の維持・再生を目指し、必要な措置を総合的・計画的におこなう。
　　★対象：1)集落の戸数が20戸未満で、高齢化率が60%以上の地域
　　　　　　2)集落の戸数が10戸未満で、高齢化率が50%以上の地域
　　　　　　3)その他町長が必要と認める地域
　　★地域支援員の選任→10名（T3,Y3,J3,S1、報酬：120,000円／週3日）

�G神石高原町廃棄物の処理・清掃に関する条例の一部改正→特定家庭用機器の種類・区分の改正

�H神石高原町農林事業等分担金徴収条例の一部改正→草地林地一体的利用総合整備事業を加える
　　★和牛の里団地開発に伴い制定：受益者から負担金30%を徴収

�I神石高原町道路占用料徴収条例の一部改正→道路法施行令改正による；値下げ

�J神石高原町立病院運営資金貸付基金条例→指定管理者に町立病院運営資金を貸付ける
　　★金額：1億円以内、期間：1年以内、利率：2.2%／年

�K公益的法人等への神石高原町職員の派遣に関する条例→県職医師を陽正会へ派遣

�L神石高原町農村公園設置・管理条例の一部改正→野呂川農村公園（下豊松）を加える

�M神石高原町の公の施設における指定管理者の指定について
　　★新たに30施設が、更新20施設が指定管理されました

�N神石高原町過疎地域自立促進計画の変更
　　★農産漁村活性化ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ支援交付金事業＝牧地区整備→1,500万円
　　★情報通信基盤（CATV）整備事業　　　　　　　　　→1億400万円

�O神石高原町長期継続契約を締結することができる契約を定める契約→電気・ガス・水道・警備等
　　○負担付贈与の受納→県から病院に関する、土地・建物等・構築物を譲り受けた（議決）

＜制定・改正された条例＞　主なもの

�@神石高原町こども医療費支給条例　→小学校1年生から中学校3年生まで医療費の助成を行なうもの。（H21･3/3〜H25･3/31まで）
　　☆自己負担＝入院500円／1日（月14日まで）、外来500円／1日（月4日まで）所得制限ナシ

�A神石高原町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例→介護従事者処遇改善臨時特例交付金（介護保険料上昇分の半額相当分）を基金に積立てる。（H21･3/3〜H24･3/31まで）
　　☆保険料軽減措置・保険料軽減の啓発等に使用する。

�B神石高原町総合開発事業特別会計を設置　→井関地域総合開発整備のため（H21･3〜）

平成２１年１月２７日

平成21年第1回臨時会（平成20年度（平成21年1月）補正予算）

＜平成21年1月補正＞

　平成21年第1回臨時会は、平成21年1月27日開かれ平成20年度1月度一般会計、簡易水道特別会計補正予算の審議が行われ提案どおり可決されました。

　一般会計では井関地域定住団地整備事業、病院会計開設事業につき補正されました。

井関地域定住団地整備事業の主体的役割を担っていたLLP（元気なまち造り有限責任事業組合）が平成21年1月16日の臨時総会にて、公共事業の減少や景気の変動により、残りの500万円の追加出資が困難であることを理由に解散しました。

井関地域定住団地整備事業はLLPの出資する資金で行う予定であったが、解散により資金活用が不可能となりました。

この度、政府の景気活性化対策として、神石高原町に対し地域活性化・生活対策臨時交付金４億8,364万4千円の交付が予定されています。財源の振替を行い予定通り事業を実施します。

○事業総額6億6,100万円の事業規模変更は無し。

○調整池、平成21年度予定額3,200万円を今年度で予算化する。調整池整備については今年度事業実施が困難なため、平成21年度実施の繰越事業とする。（平成20年度既予算額4,300万円を加え7,500万円を繰越事業とする。）

○団地場内整備としての場内道路・水路の工事は、当初はLLP出資金にて整備予定であった（平成20年度5,000万円、平成21年度5,000万円、平成22年度7,000万円）が、財源を変更し、平成21年度9,000万円、平成22年度8,000万円の工事予定とし、この度平成21年度予定分9,000万円を今年度で予算化し平成21年度の繰越事業とする。

○平成21年度事業予定であった調整池整備3,200万円、団地場内整備の9,000万円の合計額1億2,200万円（実額1億2,191万1千円）に地域活性化・生活対策臨時交付金を活用する。（平成20年度事業として予算化し、平成21年度繰越事業とする）

町立病院開設準備事業　1億3,660万円（工事請負費5,000万円、器具費3,000万円、システム整備委託料5,000万円、建物管理委託料160万円）

保健・医療・福祉支援事業基金　▲4,970万円（システム整備分）

地域活性化・生活対策臨時交付金　8,000万円

○医事会計システムを導入する。（レセプト請求をオンライン化する）平成20年度事業。

○地域活性化・生活対策臨時交付金が交付される事となったために、12月補正にて減額した改修部分を平成20年度事業として予算化し、新たに医療機器CTスキャン3,000万円を購入する。

○新たに補正した改修費及び医療機器の購入は平成20年度事業として予算化するが、事業は平成21年度の繰越事業とする。

簡易水道特別会計では、おもに井関地域簡易水道事業の補正で、8,450万円追加補正されました。この補正も地域活性化・生活対策臨時交付金を活用するもので、平成21年度への繰越事業となる予定です。