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2003年01月11日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day11

 毎週末恒例の映画鑑賞、本日はあの井筒監督もお薦め、ケン・ローチ監督によるスコットランドの青春映画SWEET SIXTEEN』(cinequanon・配給)感想はこちらから。実のところ、井筒監督の讃辞そのものは、同監督の新作の製作配給が本編の配給元と一致しているため眉に唾を付けて聞いていたのだけど、讃辞通りの出来でした、と頭を垂れるほかない。

 本日のお買い物
1,生垣真太郎『フレームアウト』 [bk1amazon]
2,折原 一『倒錯の帰結』 [bk1amazon]
3,高田崇史『QED 竹取物語』 [bk1amazon]
4,森 博嗣『虚空の逆マトリクス』(全て、講談社ノベルス/講談社) [bk1amazon]

 ……新年早々「全部」でした。
 1は第27回メフィスト賞受賞作。ハードカバーはちょっと躊躇するが、ノベルスで刊行されたものはなるべくフォローしたい意向。昨日某所を覗いていた印象では、なかなかいい仕上がりのようだが。
 2はぶっちゃけた話、装幀にお金を払ったつもりでおります。いま、一体どういう風にカバーをかけたらいいのか思案の真っ最中。帯を外した方がいいような……。
 3は久々といった印象のQED最新作、4は犀川・萌絵のコンビ再登場作含む短篇集。
 解説が手抜き気味なのは勘弁してください。この上下の感想で精一杯です、いま。

 テレビで見てもさだまさしの『季節の中で』は笑えました。
 昨年末にお台場で鑑賞してきた、谷村新司・南こうせつ・さだまさし出演による『ミュージックフェア21』公開録画、本日前半放映(もし遅くなっている地方があったらごめん)。会場で見るのとはやっぱり気分が違う。会場では座席を動くことが出来ず同じアングルから眺め聴いていたわけだが、当然テレビでは各所に置かれたカメラの映像を取っ替え引っ替え見せているわけで。
 30分X2(残りは次週放映)のために二時間半近く収録したのだから、当然あれだけ面白かったトークもばっさばっさと切り落とされている。泉谷しげると松山千春を「ひとり外圧団体」(伏せ字にしてもロボットは拾うんだろうけど)と評した箇所が切られたのも、別に問題があるからじゃないと思われ。だって自分で認めてるんだし。
 何にせよ、第一夜のハイライトは案の定さだまさしによる『季節の中で』であることに変わりはなかった。悦に入った歌いっぷりとそれに対する谷村・南の反応、メドレー直後の興奮状態も極力残されていたうえ、番組終了の画面に採用されたのもこの歌のワンシーンだったのがその証明。
 しかし、現場にいた人間としていちばん可笑しかったのは、その『季節の中で』冒頭のさだまさしの映し方である。放映ではこの曲に入ったところでさだの眉あたりから首の線までを大写しにしていたのだが、これには多分理由がある。
 実はこの時、さだまさしは斜めやや後ろからのスポットライトを浴びて歌っていた。その為に、煌々と光っていたのだ――額が。何らかの配慮なのか純然たる技術的理由からなのか知らないが、敢えてそこだけを切り出しているのが何とも可笑しかった。
 三者の歌唱力と編曲の巧さについては今更言うこともなし。今週楽しめた方は是非来週も御覧下さい。来週はさだまさしのヴァイオリンがあのイントロを奏でます。


2003年01月12日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day12

 遠くに行きたい。


2003年01月13日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day13

 利用しているフリーソフト『原稿用紙カウンター』の「総文字数」が9999文字、となっているのに思わず見惚れ手を止めてしまう罠。

 ちなみに昨日の「遠くに行きたい」は永六輔作詞……とかいう問題ではなく、頭に「バイクで」というのがついたりするので微妙にニュアンスが違います>某氏 数年前の扉峠なみにインパクトのあるところに行きたい。ああ行きたいったら行きたい。なお、まったく単純かつ正直な心情吐露に過ぎないので、裏で何か問題が発生したというわけではありません念のため。
 ということを書くために、かつてジャストネットに置くつもりで書き、途中で挫折したツーリングレポートを手直しして、途中のまんま別のところにアップしなおしてみたり。で、ますます旅に出たくなるのだった……ただ、いま乗っているAX−1だと高速の風圧で無茶苦茶疲れて、行きはともかく帰りが地獄なのが悩みどころ。腕力と体力をつけないと危険だ。
 なお、件の途中で終わっているツーリングレポートですが、もー完璧に記憶がないので永遠に完成はしないと思いますのでそれを覚悟の上御覧下さい。非常に半端なところで終わってます。あまりに中途半端なのでコンテンツとしても登録しないし。

 何故か早めに目が醒めてしまったので、半分まで読み進んでいた本を一気に片づける。ローレンス・ブロック/田口俊樹・訳『冬を怖れた女』(二見文庫/二見書房) [bk1amazon]読了。感想はこちらから……と切り分けるほど書いてないんですが、いちおう。

 11時ちょっと前に自宅を出て電車に乗る。本題は午後3時からジュンク堂池袋店で行われる河内実加さんの新刊『渋柿信介の事件簿 歯なしの探偵』発売記念サイン会なのだが、連休の常どおりその前の時間を利用して映画鑑賞するため新宿へ。何故新宿かというと、池袋界隈の映画館ではもうかかっていなかったからだ、『火山高』が。
 新宿歌舞伎町にあるシネマミラノでかかっているのがちょうど初回11時40分に2回目2時、と理想的なスケジュールだということもあってこれに照準を合わせ、場内で軽い昼食を摂るため先にファーストフードに立ち寄り、いざ劇場に辿り着いてみると、受付にこんな札が下がっていた。
「日本語吹替版」
 しばし硬直する。下調べが足りなかった。しかし今更変更は利かないのでそのまま入場してしまう。
 というわけで改めて、本日鑑賞したのは韓国発の学園アクション映画火山高』(Amuse Pictures・配給)感想はこちら。結果的に、この作品に限っては日本語吹替版でも良かったらしい。林原めぐみと宮村優子が親友役、という設定が微妙。
 出掛けに新作映画のチラシをわしわし掴んで新宿を離脱。2時10分頃に池袋のジュンク堂に到着。開催までまだ間があるので、最近の新刊の取り漏らしを中心に手早く拾っていく。会計を済ませてなお30分ほど時間があったが、賑やかしにさっさと並び本を読みながら待機。
 3時ちょっと過ぎ、サイン会開始。最初のひとかたで何やら手間取っていたが、それからあとはスムーズに進んで15分頃には無事頂戴する。来店予定、とだけあったので眺めているだけかと思っていた原作者二階堂黎人さんもちゃんと河内さんと机を並べていて、お二人分のサインがいただけたのは思いがけない収穫だった。
 早起きが祟ってかなり眠気がひどかったので、帰り際たまたま近くにいた青木みやさんとちょっとだけお話ししてすぐさま退却。帰宅後、人の蒲団を占領した猫を退かして一眠りする。

 本日のお買い物
1,山田風太郎『コレデオシマイ。 風太郎の横着人生論』(講談社+α文庫/講談社) [bk1amazon]
2,今邑 彩『暗黒祭』 [bk1amazon]
3,尾之上浩司=編『ホラー・ガイドブック』(2と3、角川ホラー文庫/角川書店) [bk1amazon]
4,都筑道夫『退職刑事3』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]
5,ローレンス・ブロック/田口俊樹・訳『倒錯の舞踏』(二見文庫/二見書房) [bk1amazon]

 1は1996年から数回に亘って行ったロングインタビューを元に編集した一冊。角川春樹事務所から四六判で刊行されていたものを先月末に文庫化再刊したものである。購入予定に入れていたのだが近所で見つからず今まで延び延びにしていたのだった。
 2と3は今月のホラー文庫新刊、こちらも行き付けの店で発見できなかったので……最近そんなパターンばっかりだったり。2は『蛇神』『翼ある蛇』『双頭の蛇』と続いた『蛇神』シリーズの完結編。
 4は日本を代表する安楽椅子探偵シリーズ復刻版第三巻。個人的に次の巻がとても楽しみだ。
 5はここしばらく集中的に購入していたマット・スカダー・シリーズ、私にとって最後の一冊である長篇第九作。これに続く『獣たちの墓』まではなるべく早いうちに読んでおきたいのだが、さて。

 自サイトの更新以外はなるべく自粛する方向で活動中なので、政宗さんとかスズキトモユさんのサイトで予告チャットの企画があっても眺めるだけだったり眺めるのも危険なので敢えて避けて通ったり。ああ悔し。ちなみに『らいむいろ戦奇譚』ゲーム版はフルヴォイスです。そういう話だけは掴まえてみる。

 地味に激しい更新であった。


2003年01月14日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day14

 昨日書きすぎた反動で今日は何もないようです。大人しく作業してます。とりあえず祝『地上の星』130週目にしてオリコン一位獲得しかも四世代制覇(70年代・80年代・90年代・2000年代でそれぞれオリコン一位を獲得している)。

 最近PCのコンディションが悪化気味。そろそろフォーマットして中身を整理した方が良さそうなのだけど、始めたら二日ぐらいはかかるので躊躇しております。
 出来るものならPCそのものを新調したいところだけど……も。


2003年01月15日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day15

 今週は木曜が本業の山場と見た。
 暇潰しと念のためのメールチェックついでに「はてなアンテナ」でちょこちょこ巡回する。職場で冬野さんのサイトを見ると文章全部センタリングなのは何故だろう、ベニチオ・デル・トロのサイトのメニュー部分が本文を邪魔するのは何故だろう、と思いながら。ロートルかつ仕事用のパソコンなので、その辺の調査と改善にあんまりかまけていられずずっとほったらかしなのだけど。

 今日もあまり書くことがないので、ちょうど読み終える直前だった一冊を片づけて感想をアップしてみる。天藤 真『背が高くて東大出』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1amazon]感想はこちらから。唐突に天藤 真、しかも推理小説全集の16巻だったのは、1年半前に電車で移動するときに手をつけて、色々あってそのまま放置していた一冊だったから。つまるところ、先日の『日本探偵小説全集1』と同じく、ちょっと手をつけて放置していた本の消化キャンペーンの一環である。
 何にしても、短篇集の感想は、しんどい。

 本日のお買い物
1,篠田真由美/絵・加藤俊章『レディMの物語』(講談社文庫) [bk1amazon]
2,『IN☆POCKET 2003年1月号』(1と2、講談社) [amazon]
3,吉住 渉『ウルトラマニアック(2)』(りぼんマスコットコミックス/集英社) [bk1amazon]

 1は文庫書き下ろし、美麗な挿画つきの官能小説。しばらく前から著者が頻繁に自身の日記で触れていたので、楽しみにしてました。2は……連載が終わったら通して読むつもりなんですけど、いったいいつまで……
 魔法という、普段は使わないガジェットを取り込んでどーなるのかと思いきやわりといつも通りの話になっている気がする3。展開がひと段落していて次の巻でどうなるのか解りません。


2003年01月16日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day16

 事実今日が今週のピークだったらしいが、悩まされたのは量ではなく情報伝達の不備というのが腹立たしいったらありゃしません。お昼過ぎにメールで届く、と言われたデータが最終的に出揃ったのは四時近く。あいだに何人も挟まっているのがいけないと言えばそうなのだが、Illustrator形式のデータにtif形式のデータを四枚貼り付けているのに二枚送っただけで「以上です」とはいったいどーゆーことだしかも業を煮やして直接連絡して不足しているデータの名前を告げたのにうち一方しか送ってこないのは何故だ。その前にもデータが送り返された、とか言っていたらしいが、それはただ単に契約している通信回線の容量制限を把握していなかったとかいう理由じゃないのかというか送り返されたなら理由を調べてすぐに送り直せよこっちから連絡した時点でメール二通はちゃんと送信できてたんだからなんで送り方を変えてみるとかの努力をしないんだ?!
 ……つまり、そういう日でした。この世界、定期的にこういうのに行き当たるなあ……

 本日のお買い物
1,六道神士『アラハバキ(上)』 [bk1amazon]
2, 同 『 同 (下)』(1と2、ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ/集英社) [bk1amazon]
3,藤田和日郎『うしおととら(16)』(少年サンデーコミックスワイド版/小学館) [bk1amazon]

 1と2はこの作者には珍しいシリアスな伝奇アクションもの。しかし作者のコメント欄での発言通り、随所に他の作品と通底するテーマやシチュエーションが認められる。まだ読み始めたばかりだが面白そう――但し、アクション場面がちとごたごたしてるか。
 3は最終局面、とら誕生物語のちょうど真ん前まで。

 お買い物ののち、呼び戻されました。「門」の一字を「口」に直すためだけに。直しで呼び戻されることは珍しくないが、問題は普段の大手ではなく前述のデザイナーが手掛けたものに発見されたミスだったことであって。
 結局この一本のために都合四時間ほど無駄にした。ネタを提供してくれたことにだけは感謝しよう。

 昨日読み終えた『背が高くて東大出』を棚に仕舞っていたら、天藤真推理小説全集の他の巻が無性に読みたくなった。いまちょうど早急に目を通さないといけない資料にかかってしまったのでしばらく娯楽もの自体読めないのだけど……ひと段落ついたら、マット・スカダーと天藤真作品だけ交互に読んでみようかなぁぁ。

 日中あまりに待ちくたびれたためか眠くて眠くて仕方ありません。


2003年01月17日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day17

 お願いですから出力用のデータは作業用パスとか不要なチャンネルとかを全て排除して、極力データサイズを小さくしてから持ってきてください。出力に無駄な時間がかかるんです。B5にも満たないサイズの原稿が、なんで新聞の全ページ広告よりデータサイズ大きくなるんですかっ。

 本日のお買い物
1,あだち 充『KATSU!(6)』 [bk1amazon]
2,高橋しん『きみのカケラ(1)』 [bk1amazon]
3,藤田和日郎『からくりサーカス(26)』 [bk1amazon]
4,松江名 俊『史上最強の弟子ケンイチ(3)』(1〜4、少年サンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]
5,絵夢羅『Wジュリエット(13)』 [bk1amazon]
6,望月花梨『鍵 −かぎ−』 [bk1amazon]
7,山田南平『紅茶王子(19)』(5〜7、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1amazon]

 漫画ばっかり。毎月この日付あたりは仕方ないのです。
 2は高橋しん氏初の少年漫画。連載のほうを読んでいるときの手応えは正直いまいちなのだけど、単行本の形になったらまた印象が違うかも知れず、と思い購入。太陽を失った世界が舞台の――SFと言っていいんだろうか。
 3は過去の因縁、続き。未だに連載でこの話が続いている、というのはちと長すぎやしないか。やっと現代での戦いになりつつあるけど。4は相変わらずカバー裏におまけイラストつき。
 6は久し振りの印象がある短篇集。個人的にはこの作者は連載ものよりこーいう単発作品のほうが巧いと思う。

 昨年12/17に購入した坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子『フレドリック・ブラウンは二度死ぬ』(講談社漫画文庫/講談社) [bk1amazon]のbk1IDがようやく発行されたので追加。また1ヶ月もかかってる……

『平成狸合戦ぽんぽこ』(ジブリがいっぱいCollection/ブエナビスタホームエンターテイメント/DVD Video) [amazon]をちょこっと鑑賞する。もうテレビなどで何回も観ているからほぼBGVとしてかけているだけなのだけど、それ故に妙な小細工に気づいてしまった。
 狸たちが多摩丘陵の宅地造成工事計画を知り、ナレーションがそれを解説している場面。やけにムードのあるBGMが流れていると思ったら、小坂明子『あなた』のメロディだった。♪もしもわたしが家を建てたなら♪……微妙に黒い。


2003年01月18日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day18

 今日の映画鑑賞には松本楽志さんも引っ張り出してみた。絶対に興味を持っているだろうと思ったら案の定だったわけである。ロバート・ゼメキスとジョエル・シルヴァーらによるホラー映画専門制作会社ダーク・キャッスル・エンタテインメントの第三回にして初のオリジナル作品『ゴーストシップ』(Warner Bros.・配給)感想はこちらから。しかし、邦題は『幽霊船』で良かったんじゃなかろーか、やっぱり。
 観賞後は、上映館である東劇の真向かいに新築された築地松竹ビルの妙な雰囲気に引き寄せられて、その一階にあった夢吟坊なるうどんとむぎとろの店で昼食を摂る。新しい店だからなのか店員がひとり頻繁にボケをかましていたが、味も雰囲気も悪くない。ただ、暖かいうどんを食したあと汗が出るくらい暖房が効いていたのはちょっと困りものだと思う。
 食後すぐに楽志さんと別れて、軽く買い物をしたあとさっさと帰宅する。休息をとり、これを書き上げたらまた作業に戻るつもり。目途は立ったが早く仕上げるに越したことはなし。

 本日のお買い物
1,『es [エス]』(Pony Canyon/DVD Video) [amazon]
2,江戸川乱歩・原作/JET・作画『黒蜥蜴』(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス/朝日ソノラマ) [bk1amazon]
3,井上和郎『美鳥の日々(1)』 [bk1amazon]
4,椎名高志『一番湯のカナタ(3)』(3と4、少年サンデーコミックス/小学館) [bk1amazon]

 1は劇場公開時ミステリ系サイト各所でも話題となった映画のDVD。かつて現実に行われた心理学実験に基づくサイコサスペンスである。出来不出来はさておき個人的にどー考えても見ておかないと拙いとずっと感じていた一本だったが、タイミングが合わず劇場で鑑賞することは叶わなかったため、迷うことなく購入。
 2は金田一耕助シリーズの漫画化を手掛けたJET氏による黒蜥蜴。今回はパスしようかと思っていたのだが、店頭で手に取ってみたら異様に雰囲気があったので思わず持ち帰ってしまった。短篇『人でなしの恋』を併録している。
 3は局地的に有名なサンデー連載作品の第一巻。明らかに某ゲームキャラを意識したと思しい大技を駆使した短篇『葵ディストラクション』といい本書といい、基本は一発ネタなのだがなんか好きで読んでます。しかし……どう終わらせるんだろう、この話。
 4は最終巻、てゆーか打ち切り。『MISTERジパング』に較べるとテンポが良くなっていたので今度は長続きしてくれるんじゃないか、と思っていたらその半分以下でした。うーん。

 何にしても早くテレビぐらい買いなさい。


2003年01月19日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day19

 自宅で講読している新聞にて、内田康夫氏が長篇『化生の海』の連載を今年から開始した。
 内田康夫氏が何度か長篇を新聞連載で発表しているのは知っていたが、地方紙だったり全然手にしたことのない新聞だったりで、連載の形で目にしたことは今までなかった。
 よっぽど計画性に富んだ書き手でもない限り、連載されたままの形で単行本化することはないので、単行本で読めば充分――というのが普段の考えなのだが、好きな作家が自宅で講読している新聞で連載を始めた、という経験がなかったので、折角だから新聞連載の状態で読めるようにしておこう、とスクラップを始めた。
 1ページに5日分、ようやく4ページ目に入ったところだが、まだ貼り方に悩んでいる。1日分が横長なので1ページに入らず、毎回1/3くらい折って貼っているのだが、折った部分がページの喉にかかると反対側ページの邪魔をするし、はみ出すようにするとスクラップブックの持ち方次第でだらーんと折った部分が飛び出して戻すのが鬱陶しい。
 結局、拡げて全ての文章が見られる状態のほうが好ましいだろうと、外側にはみ出す格好で貼るよう統一することにしたのだが、そうすると題名の部分を折って隠さなければならないのがなんとなく悔しい。どうしたらいいのだ自分。
 さて、完結まで何ヶ月かかることやら。ちなみに浅見光彦はもう登場してます。早。

『みすらぼ日記』本日付のメモ、あるいは孫引き(だからこれは曾孫引きぐらい)。
『ぼのぼの クモモの木のこと』名作ですがあの尺で4800円は高い。同じぐらいの長さがある『フォロウィング』は2800円なのだから、同レベルは困難でも3800円の海外新作と同水準ぐらいにして欲しいところ――尤も、日本映画の新作が未だ6000円あたりから落ちていない現状だと、これでもまだ安いということになるのだろうか。
 ――まあ、どっちにしても私は買ってしまいそうです。amazonで検索してみたところ予約商品で一本ひっかかりましたが、これは1993年発表の作品。当然フルCGではなくセルアニメ。


2003年01月20日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20030111~.htm#Day20

 月曜日はほんまに暇だ。一時代を画した横綱が土俵を去ろうが某グループにとうとう平成生まれが加入しようが(むしろ彼女と名前の字が同じというのが一人いたことのほうに吃驚)特に反応もなく、たんたんと平常運営。
 衝動的にメセニー・グループのDVD『WE LIVE HERE Live in Japan 1995』のレビューをちょこっと書いてみたりしたが、完成には至っていないのでアップはしません。てか、本当にするのか。

 第60回ゴールデングローブ賞決定。以下、邦題が解っているものは邦題で、そうでないものは原題にて表記。
作品賞・ドラマ部門――『The Hours』
    コメディ・ミュージカル部門――『シカゴ』
主演男優賞・ドラマ部門――ジャック・ニコルソン(『About Schmidt』)
      コメディ・ミュージカル部門――リチャード・ギア(『シカゴ』)
主演女優賞・ドラマ部門――ニコール・キッドマン(『The Hours』)
      コメディ・ミュージカル部門――レニー・ゼルウィガー(『シカゴ』)
助演男優賞――クリス・クーパー(『Adaptation』)
助演女優賞――メリル・ストリープ(『 同 』)
監督賞――マーティン・スコセッシ(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
脚本賞――『About Schmidt』
作曲賞――『フリーダ』
オリジナル歌曲賞――『The Hands That Built America』(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
外国語映画賞――『Talk To Her』(スペイン作品)
 以下、テレビドラマやミニシリーズはもうわけわからんので略……って、ジェニファー・アニストンがコメディ部門の主演女優賞取ってるぞ。折角子作りに納得したばっかりだというのに大丈夫か
 前にも書いたとおりゴールデングローブはアカデミー賞の前哨戦と捉えられがちだが、その意味では却って事態を混沌とさせるだけの結果となったような。作品賞と主演二部門を制覇した『シカゴ』やや優位という印象だが、監督賞を色々物議を醸す『ギャング・オブ・ニューヨーク』が獲得していること、ドラマ部門作品賞と主演女優賞(これは素直に拍手を贈りたいニコール・キッドマン待望の受賞である)を押さえた『The Hours』、主演男優賞と脚本賞という通好みの並びとなった『About Schmidt』も気に掛かってきて、もう予測のしようがない、といった印象。
 何はともあれ、そこまで出来はいいのか、という疑問が日本人として消せないものの、この期を逃したら次はいつになるか解らない、という消極的理由から『千と千尋の神隠し』がアカデミー賞アニメーション部門を獲得してくれると嬉しい、と思う今日この頃。

 本日のお買い物
1,フレデリック・ボワレ高浜 寛『まり子パラード』(Ohta Comics/太田出版) [bk1amazon]
2,城平 京・水野英多『スパイラル〜推理の絆〜(8)』(ガンガンコミックス/ENIX) [bk1amazon]

 1のフレデリック・ボワレは、津原泰水氏監修の『十二宮12幻想』の挿画を手掛けたフランス出身の漫画家。日本的な空気を描写することに長けた描き手だが、個人的にはあまりに容赦がなさ過ぎて苦手意識があった。が、本書はボワレ氏の作品を繋げるストーリー部分を、『ガロ』などで活動する高浜 寛氏が作画しており、柔らかなタッチがボワレ氏の絵柄と上手に溶け合って馴染みやすい雰囲気になっている。なんにしても、こんな如何にも「売れそうにない」作品が店頭に並んでいるだけでも嬉しくなる。予定表ではやや迷いつつ入れてあったが、店頭で実物に一目惚れして購入。
 2は……とりあえず、死んだミステリ脳はそー簡単には再生しませんよ、と言ってみたり。

※ブラッド・ピット夫人である。ずっと子作りを主張してきた彼にとーとー根負けして、代表作『フレンズ』を10シリーズ目で降板することが決定していた。


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